最新モデルPixel 10登場! 発売日や価格、スペックなど最新情報を解説します!
- 2025年08月22日
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国内でスマートフォンといえばiPhoneがメジャーですが、Androidを使用する人も少なくありません。
Googleが展開しているGoogle Pixelシリーズも、コスパの良さが魅力的なAndroidを代表するシリーズです。
そんなPixelシリーズも、2025年発売の最新モデルで10世代目を迎えます。
Pixel 10シリーズは、どのようなモデルなのでしょうか。
この記事では、Pixel 10シリーズに関する最新情報をまとめ、解説していきます。
スマホの買い替えを検討している方は、ぜひ次のスマホ選びの参考にしてください。
目次
pixel 10シリーズの発売日
最新モデル発売のスケジュールは例年概ね決まっていて、発売の前にGoogleの新製品発表イベントが開催されます。
イベント後に予約が開始され、約1週間後に発売開始となります。
実際のスケジュールは事前に予想されていた通りで、Pixel 10は8月28日(木)に発売が開始されます。
発表日 | 2025年8月20日(水) ※日本時間21日午前2時~ |
---|---|
予約開始日 | 2025年8月21日(木) |
発表日 | 2025年8月28日(木) |
歴代Pixelシリーズの発売日
Pixelシリーズは、日本では3世代目のPixel 3から販売されています。
当初こそ10月後半から11月頭とほぼ同じタイミングに発売されていましたが、現在では8月末となっています。
変化があったのは前年のPixel 9シリーズで、それまでの傾向より1ヶ月以上も早いタイミングで発売されました。
これには、対抗するiPhoneシリーズの発売時期が影響していそうです。
iPhoneの最新モデルは基本的に毎年9月後半に発売されるため、これより先に発売することで少しでも販売数を伸ばす狙いがあるものと思われます。
予約開始日 | 発売日 | |
---|---|---|
Google Pixel 3・3 XL | 2018年10月10日 | 2018年11月1日 |
Google Pixel 4・4 XL | 2019年10月16日 | 2019年10月24日 |
Google Pixel 5・5 XL | 2020年10月1日 | 2020年10月15日 |
Google Pixel 6・6 Pro | 2021年10月19日 | 2021年10月28日 |
Google Pixel 7・7 Pro | 2022年10月7日 | 2022年10月13日 |
Google Pixel 8・8 Pro | 2023年10月4日 | 2023年10月12日 |
Google Pixel 9・9 Pro XL | 2024年8月14日 | 2024年8月22日 |
Google Pixel 9 Pro・9 Pro Fold | 2024年8月14日 | 2024年9月4日 |
Google Pixel 10・10 Pro・10 Pro XL・10 Pro Fold | 2025年8月21日 | 2025年8月28日 |
Pixel 10シリーズの価格
Pixel 10シリーズの販売価格は、基本的には前年Pixel シリーズと同額の据え置きとなっています。
ただし、Proモデルでは128GBのモデルが無くなり最小のストレージが256GBとなったため、最低価格は上昇しています。
また、折りたたみ型のPixel 10 Pro Foldに関しては、前年より10,000円値上がりとなりました。
Pixelシリーズは、2023年発売のPixel 8シリーズ、2024年発売のPixel9 シリーズで、立て続けに大幅な値上げがありました。
iPhoneなどと同等のハイエンドクラスのスマホの価格帯に並んだため、これ以上の大きな値上げはないだろうと想定していましたが、据え置きとなり一安心というところです。
128GB | 256GB | 512GB | |
---|---|---|---|
Pixel 10 | 128,900円 | 143,900円 | – |
Pixel 10 Pro | – | 174,900円 | 194,900円 |
Pixel 10 Pro XL | – | 192,900円 | 212,900円 |
Pixel 10 Pro Fold | – | 267,500円 | 287,500円 |
歴代のPixelシリーズの価格
据え置きだったとはいえ、Pixel 10シリーズの価格は12万円台からと高額です。
この価格帯はいわゆるハイエンドクラスのもので、iPhoneシリーズと同等となっています。
元々Pixelシリーズは5万円前後のミドルレンジクラスのモデルとして登場しました。
iPhoneをはじめとするメジャーな高性能スマホが高額化し10万円以上することが当たり前となる中、高い機械処理の能力によって、これらに匹敵する性能を持ちながら価格が安いという”コストパフォーマンスに優れるスマホ”として人気を集めました。
そのため、この数年の大幅な値上がりは、大きな方向転換だといえます。
コスパの良さでPixelを好んでいた人からすると、Pixelシリーズの目指す路線が明確に変わったと感じられます。
AI機能など、優れた性能に目を向けて選んでいく必要が出てきそうです。
モデル名 | 価格 |
---|---|
Google Pixel 6 | 74,800円 |
Google Pixel 6 Pro | 116,000円 |
Google Pixel 7 | 82,500円 |
Google Pixel 7 Pro | 124,300円 |
Google Pixel 8 | 112,900円 |
Google Pixel 8 Pro | 169,900円 |
Google Pixel Fold | 253,000円 |
Google Pixel 9 | 128,900円 |
Google Pixel 9 Pro | 159,900円 |
Google Pixel 9 Pro XL | 177,900円 |
Google Pixel 9 Pro Fold | 257,500円 |
Pixel 10シリーズのデザイン
気になるPixel 10の見た目ですが、Pixel 9から大きな変化はありません。
Pixelシリーズのの特徴である背面のカメラ部分のデザインも同じようです。
今回はマイナーアップデートで、デザインはほぼ変わらず中身が進化したものということになります。
とはいえ完全に同じというわけではなく、側面にちょっとした変化があります。
Pixel 9の側面はフラットエッジと呼ばれる平らな面となっていますが、端の部分が若干湾曲していて指にフィットしやすく持ちやすさが向上しています。
スタイリッシュなデザインを生かしたまま使い勝手をあげるという変化は、小さいながら嬉しいポイントといえるかもしれません。
Pixel 10シリーズのサイズ
サイズに関しては、Pixel 9シリーズとほぼ同じです。
Pixel 10とPixel 10 Proでは、厚さが0.1mm増加していますが縦横のサイズは同じなので、サイズ感は変わらないといっていいでしょう。
Pixel 10 Pro Foldは、厚さが少し増した一方で幅が少し小さくなっており、よりスマートになっています。
ただし、搭載されるパーツには変化があると思われるので、重量は多少変化することになりそうです。
現時点では具体的な情報は出ていないようですので、続報を待ちたいところです。
モデル名 | ディスプレイ | 本体サイズ |
---|---|---|
Google Pixel 10 | 160mm | 152.8mm x 72mm x 8.6mm |
Google Pixel 10 Pro | 161mm | 152.8mm x 72mm x 8.6mm |
Google Pixel 10 Pro XL | 171mm | 162.8mm x 76.6mm x 8.5mm |
Google Pixel 10 Pro Fold | 171mm | 155.2mm x 76.3mm x 10.8mm 155.2mm x 150.4mm x 5.2mm |
モデル名 | ディスプレイ | 本体サイズ |
---|---|---|
Google Pixel 6 | 6.4インチ | 158.6mm x 74.8mm x 8.9mm |
Google Pixel 6 Pro | 6.7インチ | 163.9mm x 75.9mm x 8.9mm |
Google Pixel 7 | 6.3インチ | 155.6mm x 73.2mm x 8.7mm |
Google Pixel 7 Pro | 6.7インチ | 162.9mm x 76.6mm x 8.9mm |
Google Pixel 8 | 6.2インチ | 150.5mm x 70.8mm x 8.9mm |
Google Pixel 8 Pro | 6.7インチ | 162.6mm x 76.5mm x 8.8mm |
Google Pixel 9 | 160mm | 152.8mm x 72mm x 8.5mm |
Google Pixel 9 Pro | 161mm | 152.8mm x 72mm x 8.5mm |
Google Pixel 9 Pro XL | 171mm | 162.8mm x 76.6mm x 8.5mm |
Google Pixel 9 Pro Fold | 171mm | 155.2mm x 77.1mm x 10.5mm 155.2mm x 150.2mm x 5.1mm |
Pixel 10シリーズのカラー
カラーラインナップは各モデル4色展開で、折りたたみのPixel 10 Pro Foldのみ2色となっています。
特徴的なのは、スタンダードモデルであるPixel 10からPorcelain(白)が無くなったことでしょうか。
白色・黒色はスマホのカラーとしては標準的な色ですが、Proモデルには初登場のPixel 6 Pro以降常に採用されているものの、スタンダードモデルに関しては白がなく黒のみが採用されるということも何度かあります。
ちょうどPixel 6、Pixel 8、そして今回のPixel 10と1世代おきになっているため、白系のカラーは隔年で採用する方針なのかもしれません。
今回はIndigo(青)やFrost(紫)など、青系の新色が複数採用されています。
Proモデルのカラーは、名称は異なるもののグレー・緑とこれまでにもよく採用されているカラーであり、Pixelらしい色ではあるものの真新しさはないラインナップとなっています。
モデル | カラー |
---|---|
Pixel 10 | Indigo(青) Lemongrass(黄緑) Frost(紫) Obsidian(黒) |
Pixel 10 Pro | Moonstone(グレー) Jade(緑) Porcelain(白) Obsidian(黒) |
Pixel 10 Pro XL | Moonstone(グレー) Jade(緑) Porcelain(白) Obsidian(黒) |
Pixel 10 Pro Fold | Moonstone(グレー) Jade(緑) |
Pixel 10シリーズのスペック
Pixel 10のスペックや機能についてみていきます。
Google Tensor G5の搭載
チップはスマホの性能を決定づける基幹的なパーツです。
現在Pixelシリーズには、Googleが独自開発したチップ「Google Tensor」が搭載されています。
Pixelシリーズの性能を効率よく引き出し高いパフォーマンスを発揮します。
前世代Pixel 9シリーズに搭載された「Google Tensor G4」が順当に進化し、次世代の「Google Tensor G5」が搭載されています。
Tensorシリーズとしては初の3nmプロセスで設計されており、前世代よりもCPUは平均34%、GPUは最大60%も高速化し、パフォーマンスの向上が図られています。
Pixelシリーズの魅力の1つである様々なAI機能を動作させるために必要な、高性能なチップとなっています。
スタンダードモデルにも望遠レンズを搭載
これまでProモデルの特権だった望遠レンズが、スタンダードモデルにも搭載されています。
背面のカメラもこれまでの2眼から3眼になることになります。
もともとカメラの性能はスタンダードモデルとProモデルでよく差が出るポイントの1つで、望遠レンズはProモデルの特権といえるものでした。
スタンダードモデルでも高性能な望遠機能が使えるのであれば、スタンダードモデルで十分と判断する人も少なくないかもしれません。
カメラの手振れ補正機能が大幅強化
Google Pixelにはすでに高性能な手振れ補正機能が搭載されていますが、さらに大幅な改善が見込まれるそうです。
その性能は”ジンバル”並だとか。
ジンバルとは、垂直水平を保ち手振れを抑えて撮影することができるようにする安定機のことです。
スタビライザー付きの自撮り棒をイメージしてもらうとよいかもしれません。
情報通りであれば、通常通り片手でスマホをもっているだけでも、ほとんど手振れで悩むことがない安定した撮影が楽しめそうです。
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Pixel 10シリーズの新機能
Pixelシリーズの魅力の1つは、なんといってもAIを使った画期的な機能にあります。
Pixel 10シリーズで登場した新たな機能について紹介していきます。
マジックサジェスト
マジックサジェストは、メッセージアプリや音声通話アプリを使用している際に、必要となる情報を先回りして教えてくれるアシスタント機能です。
特定のアプリ上で機能するものではなく、端末全体で機能するものだそうで、LINEや通話といった普段から使用しているコミュニケーションツールをより便利にしてくれます。
例えば、LINEのやりとりの中で行き先やお店の予約時間などを聞かれた際には、予約メールなどの情報を元にその答えを表示してくれるのです。
いちいちアプリを切り替えて確認する手間を省くことができ、スムーズにやりとりすることができるようになります。
これまでできなかったことができるようになるというものではないので地味な印象はありますが、活用される場面は少なくなさそうなので期待も大きい機能です。
リアルタイム通訳
通訳機能について、とうとうここまで来たかという印象です。
通話中に相手が話していることを翻訳してくれるだけでなく、それを通話相手の声で聴くことができるそうです。
この機能があれば、言語の異なる相手と自然に会話することが可能です。
通訳にも精度があるはずですので、何でも好きなように話せるわけではないと思いますが、丁寧な話し方を心がければ十分やりとりができるのではないかと考えられます。
まとめ
デザインにほとんど変化がなかったことは残念ですが、マジックサジェスト・リアルタイム通訳といった新機能は分かりやすく便利だと感じられます。
スタンダードモデルの望遠機能も地味に大きく、Proモデルを選ばない選択肢もより広がったのではないでしょうか。
今回は値上がりもなかったため、前世代よりも間違いなくコスパは良好になっているといえます。
ぜひPixel購入時の参考になればと思います。
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