iPhone 16に保険は必要? iPhone 16の修理料金やAppleCare+以外の保険サービスについて解説します!
- 2024年11月26日
- その他
2024年9月に最新のiPhone 16シリーズが発売されました。
AIを軸に更なる進化をとげており、購入を検討している人や既に手に入れている人も多いのではないかと思います。
iPhoneは今や、日常生活を送る上で最も大切なアイテムだといっても過言ではありません。
しかしそんな必需品でありながら価格は高く、最新シリーズでは最も安価なものでも10万円以上かかってしまいます。
安心して使用するためには、保険で事故に備えておくことが望ましいでしょう。
本記事では、iPhone 16に保険が必要かどうか、修理費用やAppleCare+以外の選択肢について解説をしていきます。
iPhone 16購入の際は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
iPhone 16シリーズの購入価格
まずはiPhone 16シリーズの価格を確認してみます。
現在のiPhoneは、Apple Storeなどで購入できるSIMフリー版と、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルそれぞれが展開するキャリアモデルとがあります。
キャリアモデルは、キャリア独自のアプリがインストールされているなどの違いはあるものの、現在ではそのキャリアのSIMしか利用できなくなってしまうSIMロックもかかっていないため、機能的には大きな差はありません。
各キャリアが展開するキャンペーンや特典を利用できる可能性がありますが、そもそもの販売価格はSIMフリー版より数万円高くなっているため、必ずしもオトクになるとは限りません。
比較をする際にはトータルの費用で比べる必要があります。
iPhone 16 | iPhone 16 Plus |
iPhone 16 Pro |
iPhone 16 Pro Max |
|
---|---|---|---|---|
128GB | 124,800円 | 139,800円 | 159,800円 | – |
256GB | 139,800円 | 154,800円 | 174,800円 | 189,800円 |
512GB | 169,800円 | 184,800円 | 204,800円 | 219,800円 |
1TB | – | – | 234,800円 | 249,800円 |
iPhone 16 | iPhone 16 Plus |
iPhone 16 Pro |
iPhone 16 Pro Max |
|
---|---|---|---|---|
128GB | 145,200円 | 168,410円 | 192,830円 | – |
256GB | 172,810円 | 190,080円 | 218,790円 | 236,940円 |
512GB | 211,640円 | 231,000円 | 255,090円 | 273,680円 |
1TB | – | – | 291,830円 | 299,310円 |
iPhone 16 | iPhone 16 Plus |
iPhone 16 Pro |
iPhone 16 Pro Max |
|
---|---|---|---|---|
128GB | 146,000円 | 166,200円 | 188,600円 | – |
256GB | 169,500円 | 187,600円 | 214,700円 | 233,000円 |
512GB | 209,700円 | 228,000円 | 251,300円 | 269,800円 |
1TB | – | – | 288,200円 | 296,500円 |
iPhone 16 | iPhone 16 Plus |
iPhone 16 Pro |
iPhone 16 Pro Max |
|
---|---|---|---|---|
128GB | 145,440円 | 167,760円 | 188,640円 | – |
256GB | 171,360円 | 189,360円 | 218,160円 | 236,160円 |
512GB | 211,680円 | 229,680円 | 254,160円 | 272,880円 |
1TB | – | – | 288,000円 | 295,920円 |
iPhone 16 | iPhone 16 Plus |
iPhone 16 Pro |
iPhone 16 Pro Max |
|
---|---|---|---|---|
128GB | 141,700円 | 155,800円 | 181,800円 | – |
256GB | 161,800円 | 180,800円 | 205,800円 | 224,800円 |
512GB | 201,800円 | 219,800円 | 242,800円 | 260,800円 |
1TB | – | – | 278,800円 | 286,800円 |
iPhone 16の修理料金
iPhoneが故障してしまった場合には、メーカーであるAppleやAppleの正規修理サービスプロバイダ、街のスマホ修理店で修理を受けることができます。
店舗に持ち込んで端末を預け後日修理を終えた端末を受け取るという流れが一般的ですが、近年は郵送修理の仕組みも整ってきているので店舗に行かずに修理をすることも可能です。
iPhone 16シリーズは、販売価格がiPhone 15シリーズから変わらず据え置きだったため、大部分の修理料金はiPhone 15シリーズと同じです。
カメラ性能が高くなったProモデルの背面カメラ修理、Pro Maxモデルの本体交換修理など一部は引き上げられています。
AppleにおけるiPhone 16シリーズの修理価格は下の表の通りです。
街の修理店はこれより安価なことがほとんどですが、低質なパーツを使ったり処理が雑だったりと劣悪なお店も存在するため、お店選びは慎重に行う必要があります。
iPhone 16 | iPhone 16 Plus |
iPhone 16 Pro |
iPhone 16 Pro Max |
|
---|---|---|---|---|
画面割れ | 42,800円 | 50,800円 | 50,800円 | 56,800円 |
背面ガラス割れ | 25,900円 | 29,800円 | 25,800円 | 29,800円 |
背面カメラ | 23,800円 | 23,800円 | 38,800円 | 38,800円 |
その他の修理 | 87,800円 | 96,800円 | 105,800円 | 123,800円 |
バッテリー交換 | 15,800円 | 15,800円 | 19,400円 | 19,400円 |
iPhone 16シリーズに保険は必要?
修理自体は、保険に入っていなくても行うことができます。
よって保険に入るのは、iPhoneが故障してしまった時にかかってしまう、修理代や買い直し費用といった想定外の損失に備えるためということになります。
しかし備えるとはいっても、その保険自体にも利用料金が掛かるため、利用するべきかどうか判断に迷う人も少なくないのだと思います。
ここではiPhone 16シリーズの保険の必要性をどのように考えるべきか、ポイントを整理していきます。
保険の目的は安心を得ること
保険は損失を補填するものなので、性質上どうしても金銭が絡みます。
そのため利用料金と修理時の負担金や補償金額といった金額を計算して、損得で判断をしようとしてしまいがちです。
ただそもそも保険は、得をするためのサービスではありません。
あくまで損失を補填して生活が困らないようにするためのもので、儲けを得るためのものではないのです。
そのため「保険金としていくらもらえるか」という見方は適切ではありません。
保険の本質は安心を得ることであり、保険の費用はその安心を得るための対価と考えるのが適切だといえます。
カバーできる範囲とその安心の対価の比較で判断するのがよいのではないでしょうか。
保険のカバー範囲が適切かどうか
保険が備えるのは未来のトラブルですが、どのようなトラブルが起きうるのかはその時点では分かりません。
どのような事態に陥ったとしても補償してもらえるよう、カバー範囲は広いに越したことはないでしょう。
ただし、カバーする範囲が広がれば、その分保険の費用は高くなります。
補償範囲にまず起きることがないようなトラブルが含まれていた場合、その補償範囲は過剰だという見方が出来ます。
このような過剰な補償が少なく過不足のないサービスを選ぶことができれば、いわゆる費用対効果が高く理想的といえるでしょう。
iPhone 16の故障リスクをどう見るか
リスクの大きさというのは万人で共通したものではなく、人によって様々です。
例えば、iPhoneにカバーを付けていれば、iPhoneが壊れる可能性は低くなるでしょう。
屋外でも、ポケットやカバンに入れていることが多ければ壊れづらく、逆に取り出す機会が多かったり常に手に持っていたりすれば事故が起きる可能性は高くなります。
iPhoneそのものの使い方、普段の生活の仕方、環境などによってリスクの大きさは変わってくるのです。
保険の加入を検討する際は、自分のリスクの大きさをしっかりと振り返ることが望ましいです。
リスクが大きければ保険を利用する可能性も高いため、その費用が高くても利用する意義が高くなってきます。
また、いずれにしても十数万円するものを日常的に持ち歩いていることには変わりありません。
金額と使用頻度を考えれば、万が一に備えておく方が無難といえるのではないでしょうか。
メーカーの保証サービス「AppleCare+」
iPhoneの保険としてまず候補に挙がるのが、AppleCare+(アップルケアプラス)です。
メーカーであるAppleが提供するもので、公式の保証サービスといえるでしょう。
iPhoneにはそもそも、1年間の限定保証がついています。
いわゆるメーカー保証にあたり無償で修理や交換を受けらることができますが、この対象となるのは初期不良や自然故障に限られます。
落としたりぶつけたりといった事故・過失による故障は対象外なので、これらに備えるためにはAppleCare+の利用が必要となります。
修理には本体交換という対応方法があるため、原形をとどめないほどの大損害でない限りはサポートを受けることができます。
利用回数の上限も数年前に撤廃され、迅速に交換機を手配するエクスプレス交換サービスも利用できるので、保証内容は充実しているといえます。
しかしその一方で、利用料金が高いことが欠点となっています。
保証対象であるiPhone本体が高額化するにつれて料金が上がり、現在Proモデルでは月額1,500円以上もかかってしまいます。
修理・交換を受ける際も無料ではなく、安価とはいえ費用負担が必要となります。
何度も壊してしまいサポートを利用する機会が多くなるのであれば問題ありませんが、起きるか分からない事故の備えとしては利用しづらい料金設定といえます。
AppleCare+でできること
・事故や過失による故障でも保証を受けられる・保証期間を延長する
・劣化したバッテリーを無償で交換する
・エクスプレス交換サービスを利用する
AppleCare+に加入していると、事故や過失を含むあらゆる故障が対象となり、修理か本体交換を受けることができるようになります。
保証期間も延長となり、一括払いであれば2年、月額払いであれば料金の支払いを停止するまで利用できます。
また、バッテリーが一定基準まで劣化した場合、無償で交換を受けることもできます。
iPhoneのヘビーユーザーであれば2年前後で基準を満たすことが多く、有効に使えます。
エクスプレス交換サービスは、故障した際に端末を預けて修理してもらうのではなく、新しい端末を郵送してもらい故障した端末と引き換えに受け取ることができるというものです。
データ移行などの対応は必要ですが、iPhoneを使えず不自由する期間を極力短くすることができます。
AppleCare+の料金
AppleCare+はモデルによって料金が異なります。
廉価モデルであるiPhone SEシリーズを除くと、現行のモデルは月額1,000円以上となっており比較的高額です。
上位モデルの場合には1,500円を越えるので、利用する際は慎重に検討したが方がよいでしょう。
支払方法は2年間の一括払いか月額払いの2種類から選ぶことができます。
一括払いを選択した場合にも、2年経過するタイミングで月払いに変更して継続することが可能で、さらに2年以内に解約をした場合にも利用期間に応じた返金を受けることができます。
結果としてデメリットがなく、1ヶ月あたりの料金が安くなるため、AppleCare+を利用するのであれば一括払いを選択する方がおトクです。
モデル | 月払い | 一括払い |
---|---|---|
iPhone 16 | 1,180円/月 | 23,800円 |
iPhone 16 Plus | 1,380円/月 | 28,800円 |
iPhone 16 Pro | 1,580円/月 | 31,800円 |
iPhone 16 Pro Max | 1,580円/月 | 31,800円 |
サポート利用時の料金
AppleCare+の修理サポートを受ける際には、一定金額の負担が必要となります。
AppleCare+に加入していても、あくまで安価になるだけで修理費用が掛からなくなるわけではありません。
画面修理 | 3,700円 |
---|---|
背面ガラス修理 | 3,700円 |
背面カメラ修理 | 12,900円 |
その他修理(本体交換) | 12,900円 |
通信キャリアが提供する補償サービス
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルといった通信キャリアも、スマホの補償サービスを提供しています。
ドコモ以外の3キャリアの補償は、AppleCare+をベースにしたサービスとなっています。
AppleCare+に、代替機の貸し出しや遠隔サポートといったキャリアならではのサービスを追加した内容となっており、AppleCare+以上に充実した補償サービスといえます。
ただ、その分利用料金も高くAppleCare+以上となるため、利用するのであればサポート内容を重視したいところです。
キャリアの補償を利用するメリットとしては、窓口となるキャリアショップが全国各地にあることが挙げられます。
補償サービスは、残念ながら実際に利用するという段階になるまでサービスの詳細を把握できていないことも多く、加入時に調べたとしても利用時までに忘れてしまうことも少なくありません。
“とりあえずキャリアショップに持ち込んで相談する”ことができるので、どんな人でも安心して利用することができます。
サービスの理解や手続きに不安がある人には適しているサービスといえそうです。
各サービスの料金
au・ソフトバンク・楽天モバイルの補償はAppleCare+をベースとしているため、それ以上の高額となっています。
唯一ドコモのみAndroidと同じ独自の補償サービスを利用できるようになっていて、比較的安価に使うことができます。
サービス名 | iPhone 16 | iPhone 16 Plus | iPhone 16 Pro | iPhone 16 Pro Max |
---|---|---|---|---|
Smartあんしん補償 (ドコモ) |
880円 | 880円 | 1,100円 | 1,100円 |
故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+ (au) |
1,580円 | 1,780円 | 1,980円 | 1,980円 |
あんしん保証パック with AppleCare Services & iCloud+ (ソフトバンク) |
1,340円 | 1,540円 | 1,740円 | 1,740円 |
故障紛失保証 with AppleCare Services+ (楽天モバイル) |
1,310円 | 1,490円 | 1,650円 | 1,650円 |
補償適用時の負担金額
キャリアの補償も修理サポートを受ける際には費用負担が必要です。
AppleCare+をベースとした3キャリアのサービスは、AppleCare+と同じ金額がかかります。
こちらもドコモは他のキャリアより安価となっています。
キャリアを補償サービスで選ぶということはないかと思いますが、料金面ではドコモが圧倒的です。
サービス名 | 画面修理 | 背面ガラス修理 | その他修理 |
---|---|---|---|
Smart補償サービス (ドコモ) |
5,500円 | ||
故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services (au) |
3,700円 | 3,700円 | 12,900円 |
あんしん保証パック with AppleCare Services (ソフトバンク) |
3,700円 | 3,700円 | 12,900円 |
故障紛失保証 with AppleCare Services+ (楽天モバイル) |
3,700円 | 3,700円 | 12,900円 |
保険会社が提供する「モバイル保険」
「モバイル保険」はさくら少額短期保険株式会社が提供する保険サービスです。
スマホをはじめとするモバイル機器向けの少額の保険で、AppleCare+やキャリアの補償と同様にiPhoneの故障に備えることができます。
保険であるためメーカーやキャリアと違って修理自体を行うのではなく、修理費用を補償するサービスです。
トラブルにあってiPhoneが故障してしまった場合には、修理自体はAppleやキャリアで修理を行い、その後に必要な申請を行うことで修理にかかった費用が保険金として支払われます。
モバイル保険の特徴
・Wi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信機器全般に使える・同時に3台まで補償できる
・修理時の費用負担がない
・バッテリー交換は対象外
モバイル保険は、スマホ以外の機器も同時に補償できることが特徴です。
補償の対象となるのはWi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信機器全般で、これらを1契約で最大3台まで登録できます。
iPadやAirPods、ノートパソコン、ゲーム機などの身の回りの機器をまとめて補償したり、子どものスマホを一緒に補償したりといった使い方ができます。
また修理費用は、年間の上限額の範囲内であれば全額補償されます。
AppleCare+やキャリアの補償のように修理時に別途費用が必要となることがないため、月額料金の支払だけでトラブルに備えられることになります。
注意したいのはバッテリー交換には対応していない点です。
消耗品であるバッテリーは、使用していればいずれ必ず劣化をして交換が必要になります。
このような経年劣化や自然消耗による不具合は、偶発的なトラブルに備える保険では対象外となってしまいます。
モバイル保険の料金
モバイル保険の料金は補償対象として登録している機器に関わらず、一律で月額700円となっています。
補償対象を最大の3台登録して使っている場合は、1台あたり233円で使えることになります。
月額料金 | 700円(非課税) |
---|---|
補償金額 | 年間最大10万円まで |
修理時の負担 | 0円 |
どの保険がオススメ?
リスクは人によって様々なので、保険が必要かどうかはもちろん、どの保険が適しているかもまた違ってきます。
最終的には自身に最も合ったものを選ぶのが一番ですが、その前提でオススメをするのであればモバイル保険です。
理由はシンプルで、利用料金の差が多いためです。
AppleCare+はスタンダードモデルでも月額1,180円で、3年で機種変更すると考えてもそれまでに4万円以上かかります。
さらに修理をしてもらう際には3,700円~12,900円の追加費用がかかるため、トータルではそれなりの金額がかかります。
よく壊してしまう人には適していますが、1回壊すかどうかという人が万が一のお守りのようなイメージで利用するには高価です。
費用も抑えて安心を得たいのであれば、月額700円で利用できるモバイル保険が使いやすいかと思います。
iPhone 16以外の機器もまとめて補償できるので無駄になりづらく、複数の補償を1つにまとめるという使い方も可能です。
修理自体はメーカーやキャリアで正規のサービスを受けられるので、安心して利用できるのはないでしょうか。
まとめ
iPhone 16の保険の必要性についてまとめました。
最終的な判断は個人によって異なると思いますが、現在のiPhoneの高さと日常生活における依存度を考えれば、リスクは小さくありません。
保険で万が一に備えておくことをオススメします。