【2024年12月最新版】AirPodsを買うならどれがオススメ? AirPods 4とPro 2の違いを分かりやすく比較!
- 2024年12月12日
- その他
AirPodsはAppleが展開するワイヤレスイヤホンです。
スタイリッシュなデザインで、iPhoneと一緒に使うのであれば最適なイヤホンといえます。
ただAirPodsには無印とProモデルと2つのシリーズがある上、新モデル登場のタイミングも不定期なので、モデルの区別がつきづらいのではないでしょうか。
どれが最新モデルなのか、モデル間の違いはどうなっているのかなど、気になるポイントは少なくないと思います。
そこで本記事では、AirPodsのモデル選びの参考となるよう、現行モデルを分かりやすく比較していきます。
目次
AirPodsとは
AirPodsは、Appleが多数展開している製品群の1つで、ワイヤレスイヤホンのブランド名です。
2016年9月にiPhone 7と同時に発表され、同年12月に販売が開始されました。
2~3年おきに新モデルがリリースされており、第2世代が発売された2019年には、半年遅れてAirPods Proも登場しました。
ノイズキャンセリング機能の有無やコネクタの規格など、世代によってはモデルが数種類あることもあります。
ワイヤレスイヤホンのメーカーは多数ありますが、AirPodsはトップクラスのシェアを誇ります。
スタイリッシュなデザインや性能の高さもさることながら、同じApple製品であれば連携も強化されより便利に使えるという点も魅力です。
イヤホンと一緒に使うことになるスマホやタブレット、ノートパソコンなどをApple製品が席巻しており、AirPodsが人気となるのも当然といえるでしょう。
モデル | 発売日 |
---|---|
AirPods | 2016年12月13日 |
AirPods 2 | 2019年3月26日 |
AirPods 3 | 2021年10月26日 |
AirPods 4 | 2024年9月20日 |
AirPods Pro | 2019年10月30日 |
AirPods Pro 2 | 2023年9月22日 |
カナル型かオープンイヤー型か
ワイヤレスイヤホンを選ぶ上で大きな検討ポイントとなるのが、イヤホンの形状のタイプです。
大きく分けてカナル型とオープンイヤー型とがあり、使用感が異なるので好みも分かるところです。
AirPodsの場合、無印のAirPodsシリーズがオープンイヤー型、AirPods Proシリーズがカナル型なので、形状にこだわりがある場合にはどちらのシリーズを選ぶべきか自ずと決まってくることになります。
カナル型イヤホンの特徴
カナル型は、イヤホンの先に取り付けられたイヤーピースを耳の奥に入れ込んで使うデザインです。
現在のイヤホンで主流となっており、特に高性能なイヤホンはほとんどがカナル型です。
耳をふさぐような形になるため外部の音が入りづらく、低音も聞き取りやすくなります。
周囲の音に邪魔されることなく高い音質を楽しむことでき、ライブ会場にいるかのような迫力のある音楽鑑賞が可能です。
ただ、音源が近いため耳への負担が強く、長時間の使用では疲労を感じることも少なくありません。
オープンイヤー型イヤホンの特徴
耳を塞ぐカナル型に対して、耳を塞がないデザインがオープンイヤー型のイヤホンです。
イヤホン本体を耳の穴のくぼみに引っ掛けるようにして装着します。
カナル型に比べて耳の負担が少なく、長時間の使用も十分可能です。
外部の音も聞き取りやすいので、「ながら聴き」に適しています。
一方で音漏れしやすいので、周囲や音量に気を配る必要があります。
カナル型とオープンイヤー型、どっちがいいの?
カナル型とオープンイヤー型とでは、イヤホンとしての性質が異なるといってよいかと思います。
いわゆる上位互換のようなものではなく、一方の長所はもう一方の短所というような関係性です。
自分の使い方に適しているものを選ぶのが適切です。
「音を聴く」というイヤホン本来の性能としては、カナル型の方が優れているといえます。
イヤーピースとノイズキャンセリング機能により周囲の余計な音を極力遮断し、再生音に集中させてくれます。
低音の描写などにも優れ、高い音質を楽しむことができます。
しかし一方で、いくつかのリスクがある点に注意する必要があります。
1つが耳への負担で、鼓膜の近くで音が鳴るため難聴を引き起こす可能性があります。
音量に気を付ければある程度負担は軽減できますが、イヤーピースによる装着も圧迫感があり疲労を感じやすいです。
さらに屋外では、遮音性の高さから事故につながる危険性もあります。
実際に起きた事例として、救急車の接近に気づかず横断歩道を渡ろうとしてひかれてしまったものや、踏切の遮断機が下りて立ち止まったのが内側の線路上だと気づかずに電車にひかれてしまったというものなどがあります。
歩きスマホなども要因ですが、五感の1つを塞ぐのはそれなりのリスクを伴うことはしっかりと意識しておくべきでしょう。
主に移動中に使用したいのであれば、リスクの大きいカナル型は向かないかもしれません。
オープンイヤー型は、カナル型の特徴の逆です。
外部音も聞き取りやすいので、疲労感やリスクが小さくなりますが、音は聞き取りづらいことがあります。
AirPods 4のアクティブノイズキャンセリング
アクティブノイズキャリングとは、周囲の環境音をマイクで取り込み、これと逆の位相となる音をぶつけて相殺することで、ノイズを軽減する技術のことです。
AirPods Proには第1世代から搭載されている機能で、AirPods 4にはこの機能が搭載されたモデルも登場しました。
アクティブノイズキャンセリングは、高い効果を出すためには、ノイズとなる周囲の音を的確に拾う必要があります。
しかしイヤホンという小型の機器においては、スピーカーとマイクの距離が近いため再生音が混ざりやすいという課題がありました。
そのため、技術自体は古くからあるものの、搭載されるのはヘッドフォンやカナル型のイヤホンが中心でした。
今回オープンイヤー型でありながらこの機能が搭載されているのは、画期的なことだといえます。
さすがにAirPods Proには劣るものの能力は十分で、あるとなしではしっかりと違いを感じます。
ノイズキャリング機能の性能を表現するのは難しいものの、感覚的にはAirPods Pro 2の半分ぐらい低減されるという評価が多いようです。
装着感やながら聞きの用途を優先してオープンイヤー型を選択したいユーザーでも、ここぞという時には高音質を楽しむことができるようになるので、Air Pods 4はよい選択肢となるのではないかと思われます。
AirPods Pro 2の外部音取り込みモード
AirPods Proには第1世代より外部音取り込みモードが搭載されています。
イヤホンの外向きのマイクを使って周辺の環境音を取り込み、音楽などの再生音と一緒に聞くことが出来るようになります。
外部の音が聞こえづらいというカナル型のリスクを対策した機能といえます。
AirPods Proでは、アクティブノイズキャンセリングモードと外部音取り込みモードの機能を切り替えることが出来るようになっています。
安全な環境で周囲の音を聴く必要がない場面ではアクティブノイズキャンセリングモードを、移動中など周囲に気を払う必要がある場面では外部音取り込みモードを使用することで、1つのイヤホンでリスクの排除と高音質の視聴が可能となります。
さらにAirPods Pro 2では、適応型オーディオという新たなモードが追加されました。
アクティブノイズキャンセリングモードと外部音取り込みモードを組み合わせたもので、周囲の状況に応じて音量などを自動で調整してくれます。
相反する2つのモードをうまく組み合わせたモードで、雑音をある程度除きつつ聞くべき音は聞き取りやすくなっています。
会話検知機能をオンにすることで、会話をする時には自動で再生音のボリュームを落とし外部音を聞き取りやすくしてくれるので、ストレスなく便利に使うことができます。
AirPods 4 とAirPods Pro 2はどちらがオススメ?
今回、AirPods 4にアクティブノイズキャンセリング搭載モデルが登場したことで、AirPodsシリーズとAirPods Proシリーズの差は縮まったといえます。
機能的には大きな差はないので、比べるポイントはおそらく2点です。
1つは「カナル型とオープンイヤー型のどちらがよいか」、もう1つは「ノイズキャンセリングと外部音の取り込みのどちらを重視するか」になると思われます。
カナル型・オープンイヤー型の欠点はある程度解消されており、使い方に合わせて選ぶ必要性も薄くなっているため、着け心地などの好みで選んでも問題はないでしょう。
ノイズキャンセリングを重視する場合は、当然カナル型がオススメです。
ただ基本的に移動中などは外部音をしっかりと聞くべきで、ノイズキャンセリングを使うのは危険です。
自宅などの静かな場所ではそもそもノイズキャンセリングが不要であるため、これを活用できるのは、移動中の電車内や喫茶店など「屋外だけど動く必要がない」場面に限られてくるように思います。
活用する場面が多いかどうか、その際の遮音性の高さが自分にとって重要かどうかで判断することになるでしょうか。
- 移動中に使うことが多い
- 長時間使用することが多い
- 音質にこだわらず雑音が気にならない
- 安い方がいい
- 喫茶店や電車内での使用が多い
- 音質にこだわり、低音もしっかりと聞きたい
- カナル型の装着していてもあまり疲労感を感じない
AirPodsの購入価格
現在Appleの公式HPでは、最新のAirPods 4とAirPods Pro 2を購入することができます。
つい先日まで最新モデルだったAirPods 3はラインナップから既に外れていますが、2024年10月時点ではAmazonでAppleが出品しているものを購入が可能です。
AppleStoreや家電量販店などでも、在庫がなくなるまでは購入できるかと思います。
価格はやはりAirPods Proの方が高額です。
価格差が大きいので、AirPods 4の方がコスパがよいという印象です。
また、アクティブノイズキャンセリング非搭載のAirPods 4は、前世代のAirPods 3よりも安価です。
販売店の割引キャンペーンなどを適用すれば格安で手に入ることがあるかもしれませんが、新しくて安い第4世代を選ぶ方が無難といえそうです。
モデル | 購入価格 |
---|---|
AirPods 4 | 21,800円 |
AirPods 4 アクティブノイズキャンセリング搭載モデル |
29,800円 |
AirPods Pro 2 | 39,800円 |
【参考】AirPods 3 (Amazon) |
26,667円 |
AppleCare+の価格
AppleCare+はAppleが自社製品の保証サービスとして展開しているサービスで、端末が故障してしまった場合に安価で修理・交換をしてもらうことができます。
イヤホンは小さく、落としてしまうことも少なくありません。
iPhoneなどに比べれば安価とはいえ数万円かかるものですので、何らかの保証サービスに加入して
利用料金 | 4,600円(2年一括) |
損傷時の修理・交換 | 3,700円 |
バッテリー | 39,800円 |
【参考】AirPods 3(Amazon) | 26,667円 |
iPhoneと一緒に使うならモバイル保険もオススメ
基本的にイヤホンは単独で使うことがなく、再生する音声を管理する別の機器を使用することになります。
iPhoneはその代表といえるでしょう。
他にもMacbookやiPadなどでの利用も考えられます。
これらの機器はAirPods以上に高価であり、万が一壊れてしまった際の損害は小さくありません。
こういった場合に備えるならば、モバイル保険がオススメです。
オススメする理由は大きく2つあります。
1つは、モバイル保険が1契約で3端末までカバーできるサービスであること。
対象がWi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信機器全般と広いため、iPhoneやAirPods、Macbook、iPadなども一通り対応しています。
これらを1つの契約でまとめて補償でき、対象機器の変更も可能なので、使いやすいサービスとなっています。
もう1つは利用料金が安価であることです。
メーカー公式といえるAppleCare+は高額で、iPhoneの場合スタンダードモデルでも月額1,180円、AirPodsとまとめて利用しようとすると月額1,400円相当かかることになります。
修理・交換サービスを受けるときにも費用が発生するため、実はそれなりの金額がかかってしまいます。
これに対して、モバイル保険は月額700円で、年間10万円までという上限をこえなければ全額補償されます。
複数のApple製品を利用しているのであればオトクに利用できるので、ぜひ検討してみてください。
まとめ
AirPods 4とAirPods Pro 2の比較をしていきました。
性能差はありますが機能的な差は縮まっており、アクティブノイズキャンセリング機能搭載モデルの登場で、どちらを好んで使っていたユーザーにとっても選択肢が増えた印象です。
また数が限られるオープンイヤー型の高性能イヤホンということから、AirPods 4自体は人気が出そうです。
カナル型に疲れた、あまり得意じゃないという人は、この機に切り替えてみても良いかもしれません。
ぜひ、AirPods選びの参考にしてもらえればと思います。