メルカリモバイル登場!どんなサービスなのか、メリットやデメリットなど特徴をまとめました!
- 2025年03月07日
- その他
2025年3月4日、株式会社メルカリより『メルカリモバイル』が発表されました。
メルカリといえば個人が手軽にモノを売り買いできるフリマアプリですが、そんなメルカリが提供する通信サービスにはどのような特徴があるのでしょうか。
この記事ではメルカリモバイルのメリットやデメリットといった特徴を解説していきます。
是非参考にしてください。
目次
メルカリモバイルとは
メルカリモバイルは、フリマアプリで同じのメルカリが提供する通信サービスです。
2025年3月4日に提供開始がされ、新たに通信事業に参入しました。
いわゆるMVNOであり、2019年より第4のキャリアとして名を連ねている楽天モバイルのように、自社で回線を持つわけではありません。
MVNOは、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルのような自社で通信設備を維持・運用している業者(=MNO)から回線を借り受け、独自のサービスにカスタマイズしたうえでユーザーに提供しています。
料金設定をはじめとするサービス設計はMVNOに裁量があるため、サービスによってその特徴も様々です。
メルカリモバイルの場合、まさにメルカリならではといえる特徴をもっており、これまでの通信サービスとは一線を画したサービスとなっています。
メルカリモバイルは「ギガ」が売り買いできる!
メルカリモバイルが特徴的なのは、余ったギガを売り買いできてしまうことです。
現在の通信サービスは、基本的に通信量の上限が定められた小・中容量の向けのプランか、大容量の使い放題のプランの2択です。
容量が足りない場合には追加も可能ですが、有料なため基本的には追加せずに済むプランを選びたいところかと思います。
しかし十分な容量を持ったプランを選ぶと、今度は毎月のように容量が余ることになります。
持ち越しが可能なプランもありますが、そもそも不足のないプランを選んでいる以上、持ち越した容量を使う機会もなかなか生まれず、使えずじまいということも少なくありません。
メルカリモバイルでは、この無駄になりがちな容量を売却することができるので、通信料金が実質的に安くなることになります。
購入する側も、一般的な容量追加よりも安価な金額でギガを購入できるので、これまでよりも購入しやすくなるでしょう。
容量を余らせる人も買う人もオトクに使える、そんな画期的な料金プランとなっています。
尚、料金に関しては、1回の出品が最低200円から、1GBあたりの単価は最大500円という制限が設けられています。
メルカリモバイルの料金プラン
メルカリモバイルは、楽天モバイルよりは若干高いものの、キャリアやサブブランドの価格よりも安く、MVNOの料金プランとしては一般的な内容といえます。
容量は2GBと20GBから選ぶことができます。
2GBから安価に買い足して使うか、20GBから余る容量を売却して安くするか、どちらの方針も考えられそうです。
音声通話の料金も30秒22円と標準的で、提供開始直後はないものの、後日定額サービスも提供予定とされています。
利用にあたっては、スマホがeSIMに対応している必要があります。
こちらも後日、物理SIMに対応する予定とのことですが、近年のスマホであれば多くがeSIM対応となっていますので、あまり気にする必要はなさそうです。
データ容量 | 2GB | 20GB |
---|---|---|
月額料金 | 990円 | 2,390円 |
音声通話 | 22円 / 30秒 | |
SIM | eSIM | |
支払方法 | メルカードorメルペイのあと払い |
メルカリモバイルの気になる点
メルカリモバイルの特徴は整理しましたので、続いてデメリットになりうるポイントを整理していきます。
これらをどうとらえるかで、使うべきか使わない方がいいかの判断が変わってくるのではないかと思います。
余った容量、本当に売れる?
メルカリモバイルの中核である”ギガの売買ですが、果たして適切に利用できるのか怪しいのではないかと感じます。
というのも、需要・供給のバランスや価格設定が極端なことになる可能性が想定されるためです。
今回用意されているのは2GBと20GBのプランで、容量差が大きい上に小容量のプランが2GBと非常に少ないです。
ほとんどスマホを使わないようなユーザーであればまだしも、SNSや動画視聴などをするのであれば2GBでは到底足りないでしょう。
例えば毎月5GB程度使う人がプランを選択する場合、2GBで買い足すのと20GBで売却するのと、どちらを選ぶでしょうか。
おそらく20GBを選ぶ人が多くなるように思われます。
15GBも余るのだからたくさん売れると感じますし、何より2GBのプランでは確実に1,190円以上(990円+最低価格200円で追加購入)かかりますが、20GBのプランではうまく売却できれば1,190円以下にできる可能性があるどころか、実質0円で利用できてしまう可能性もあります。
やはり売ってオトクに使いたいと考える人は多いと思いますし、公式サイトでも「ギガを売れる」ことが強調されていて、「安く買える」ことはあまりアピールされていません。
結果、売って使おうとする人が多くなり、供給過多になる可能性が高いのではないかと感じられます。
さらに、価格崩壊のようなことが起きる可能性も考えられます。
1回の出品の最低価格は200円で容量に制限はないので、「15GB200円」のような破格の単価で出品することも可能です。
売る側が多いと、ただでさえまともな単価ではなかなか買ってもらえなくなってしまうため、容量を翌月に持ち越せないのであれば安くして少しでもお金に変えようと単価を下げる人は出てくるはずです。
例に挙げたような極端なものではないにしても、このような事態になる可能性は否定できません。
総評として、ギガの売買自体は非常に面白いと感じるものの、個人間での取引では課題が多いように思います。
個人的には、ソーラー発電の売却のようにサービスプロバイダーが間に入ったり、価格を一定にするなどしなければ適切な運用は難しいのではないかと感じます。
どのように運営されるのか、注目していきたいところです。
数百円安くなる程度なら、他のサービスのほうが安い
余ってしまう容量を有効利用したいと考えるのは自然なことですが、通信量を安くしたいのであればそもそももっと安価な別のサービスもあります。
メルカリモバイルの20GBで月額2,390円という料金プランは、キャリアと比較すれば安いですが、MVNOの料金としては標準的でもっと安いサービスもあります。
日本通信やIIJmioなどが代表的で、どちらも古くからサービスを展開している老舗のMVNO事業者です。
日本通信は月額1,390円で5分間のかけ放題か月に70分までの無料通話をつけることができます。
IIJmioは用意されているデータ容量の選択肢が幅広く無駄になりづらいプラン設定となっているうえ、2025年3月はキャンペーンでデータ増量と割引が適用されているため、最大6か月間月額900円で20GB使うことができるプランとなっていました。
メルカリモバイルはうまくすれば実質0円で使える可能性もあるため、必ずしもどちらが有利ということは言えませんが、数百円程度にしかならないのであれば、初めからもっと安価なサービスを選ぶ方が効果的です。
比較をする際は、この点も忘れずに検討することをお勧めします。
支払方法が限定されている
メルカリモバイルは、ギガの売り買いができることが特色なので、基本的にはメルカリを使用しているユーザー向けのサービスといえます。
ただメルカリモバイルは支払方法が限定されているため、メルカリを使用していても普段と異なる決済方法を求められるかもしれません。
メルカリモバイルに使用できるのは、メルカードとメルペイのあと払いの2種類です。
メルカードは株式会社メルペイが発行しているクレジットカードです。
たまったポイントはメルカリで使うしかないため、ほぼメルカリユーザー専用のクレカといえます。
メルペイのあと払いは、都度決済をする必要がなく翌月にまとめて支払いすることができる支払方法で、口座自動引き落とし、メルペイ残高、コンビニ・ATMでの振り込みが対応しています。
幅広い方法に対応していそうですが、クレジットカードからの引き落としやチャージには対応していません。
毎月の振り込みは忘れやすく手間もかかりますし、口座引き落としは口座振替依頼書の記入や郵送などが必要です。
キャリアをはじめ通信サービスはクレカ払いを推奨しているものが多いですが、同じように手軽に始めるというのは難しそうです。
すでに日常的に使用している人であれば支払方法も整っているかと思いますが、使用頻度の低い人は新たに設定しなければいけない可能性が高いのではないでしょうか。
海外でのデータ通信は非提供
普段は必要ないものの、いざ使う場面になると便利だと感じるのが国際ローミングです。
国際ローミングは、国内の通信事業者が海外の通信事業者と提携することで、国内の通信事業者の契約のまま現地の回線を利用できることをいいます。
SIMを切り替えるなどの対応をする必要がなく、国内と同じように通信を行うことができるので、非常に便利です。
残念ながらメルカリモバイルは、国際ローミングは非提供となっています。
使用している回線はドコモですので、ドコモが対応しているエリアであれば同じように通信をすることは可能です。
ただし、別途利用申込が必要で、料金もかかります。
海外渡航の機会が多い人は国際ローミングを提供している事業者を選んだ方が、ストレスなく使えるのではないでしょうか。
補償をはじめとするオプションサービスの提供がない
メルカリモバイルには、オプションサービスの類の提供がありません。
余計な料金がかからないため歓迎できる面でもありますが、利用したいサービスがある場合にサポートがないのは不便という見方もあります。
使用する機会の多いオプションサービスとして挙げられるのがスマホの補償です。
メルカリモバイルでは端末販売の取り扱いがないため、SIMフリーモデルやキャリアで購入したスマホを乗り換えて使うことになります。
もしそれらに補償をかけて万が一に備えたいという場合にも、メルカリモバイルでは適したサービスがないことになります。
そういった場合には、外部のサービスを利用する必要が有ります。
補償サービスであれば、スマホ向けの保険サービスを利用しましょう。
万が一の事態で故障してしまったとき、修理にかかった費用を保険金として補償してくれるサービスで、メーカーやキャリアのサービスよりも安価に利用できるので、使いやすい選択肢です。
メルカリモバイルはオススメ? 使った方がいい?
メルカリモバイルの評価は、やはりギガの売り買いを想定通りに行えるか、という点に尽きるかと思います。
どのように売却できるかで実質的な月額料金が変動するので、うまく売却できるのであれば非常にオトクですし、たいして売ることができないのであれば、せっかくMVNOを選んだにしては割高となってしまいます。
人によってそもそも余る容量が異なりますし、タイミングや価格設定など売り方の工夫ができるかどうかも影響してきます。
売却に自信があるのであればメルカリモバイルで、安さ重視の安定志向であれば日本通信やIIJmioなどの別のMVNO、通信の安定性なども気になるようであればキャリアやサブブランドと、自身に合うサービスを選ぶのがよいのではないでしょうか。
まとめ
メルカリモバイルについて紹介しました。
非常に尖った特徴を持つサービスで、コンセプト通りに展開されれば、非常に魅力的なサービスとなりえます。
ただ、想定通り運用できない可能性もあるため、安易に安さに期待せず、いろいろな選択肢を検討することをオススメします。
サービス比較の参考になれば幸いです。