ハウスクリーニングや掃除代行のメリット・デメリットとは? 特徴や違い、業者選びのポイントまで詳しく解説!
- 2024年12月24日
- その他
自宅の掃除は、通常家庭内で行うことが一般的です。
ただ忙しくて時間がないときや、自分では落とすのが難しい頑固な汚れが気になるときなど、誰かに掃除をしてもらいたいということがあるかと思います。
そのようなときに利用できるのが、ハウスクリーニングや掃除代行といった、自宅まで出張して清掃を行ってくれるサービスです。
ただいざ使おうとすると、「ハウスクリーニング」と「掃除代行」と状況によって異なる表現が用いられていることに気づくのではないでしょうか。
この2つはサービスの質としては別物ですが、一見すると似たようなものであるため、なかなかピンと来ないかと思います。
そこでこの記事では、「ハウスクリーニング」と「掃除代行」の違いについてまとめていきます。
利用するメリットやデメリット、業者選びのポイントなどを解説していきますので、利用の際はぜひ参考にしてください。
目次
ハウスクリーニングと掃除代行、どちらを使えばいい?
ハウスクリーニングと掃除代行は、業者に清掃をしてもらうという点では同じですが、それぞれのいう「清掃」の意味が異なります。
どちらが優れているだとか上質だとかいうものではなく、全く別のサービスだと考えた方が適切です。
インターネット上の情報も意外と棲み分けされているので、いざ使ってみようとした際に違いを知らないまま調べてしまうと、なかなか望み通りのサービスが見つかりづらいということもあるかもしれません。
まずは自分が利用したいのがハウスクリーニングと掃除代行のどちらなのかを見極めたうえで、それぞれの中からよいサービスを探すようにするとよいでしょう。
ハウスクリーニング | 掃除代行 | |
---|---|---|
依頼の仕方 | 清掃箇所を指定 | 時間単位で依頼し、内容を決める |
料金 | 高い | 安い |
使用する道具 | 専用の洗剤や清掃器具 | 家庭にある一般的な道具 |
清掃の範囲 | 指定箇所のみピンポイント | 時間内で対応可能な範囲 洗濯や買い物なども依頼可 |
利用の目的 | プロによる徹底的な清掃 | 日常の掃除の代わりにやってもらう |
ハウスクリーニングとは
ハウスクリーニングは、いわゆるプロの業者による徹底的な清掃サービスのことを指します。
プロによる清掃は、日常的に行う掃除とは全くの別物です。
豊富な専門知識や経験をもとに、専用の洗剤や器具を用いて行われるため、仕上がりは歴然とした差があります。
利用料金の相場
ハウスクリーニングは、「○○を清掃してほしい」と清掃箇所を指定する形で依頼します。
かかってくる費用も清掃箇所ごとに決められていますが、広さなど住宅によって条件が異なるものについては、料金が変動する可能性があります。
そのため、各サービスのサイトなどでは、項目によって「○○円~」のようにハッキリしない形で書かれているものも多々あります。
致し方のないところですが、利用を検討している人にとっては、料金の見積や他のサービスとの比較がしづらくなる要素ともいえます。
尚、業者によっては、自宅をまとめてキレイにするセットプランを用意しているところもあります。
清掃箇所が多く高額となりますが、2か所、3か所と依頼するのであれば、全てまるまる依頼をしてしまうのもよいかもしれません。
多くのサービスはメニューについても形式やサイズ、数によって細かく料金を定めています。
よく見られる料金をピックアップしてまとめていますが、詳細は各業者のHPなどをしっかりと確認してください。
清掃箇所 | 料金 |
---|---|
エアコン | 15,000円 |
キッチン | 20,000円 |
レンジフード・換気扇 | 18,000円 |
風呂 | 20,000円 |
トイレ | 10,000円 |
洗面所 | 10,000円 |
床・フロアクリーニング | 16,000円 |
間取り | 料金 |
---|---|
1R・1K | 20,000円~30,000円 |
1DK・2K | 30,000円~40,000円 |
1LDK・2DK | 40,000円~47,000円 |
2LDK・3DK | 45,000円~60,000円 |
3LDK・4DK | 60,000円~75,000円 |
掃除代行とは
掃除代行は、本来自身で行うべき自宅の清掃を、代わりに業者に行ってもらうサービスです。
英語では「ハウスキーピング」と表現されることからも、「自宅をきれいにする」ものというよりは「自宅をきれいに保つ」ものであると捉えるのが適切といえるかもしれません。
ハウスクリーニングと異なり、出来ることはあくまで一般的な掃除のレベルにとどまります。
日常の継続的に行う家事の一環としての掃除であり、家事が得意な主婦が掃除に来てくれるぐらいの感覚です。
業務を行う際も、何か特別な器具を持参してくるわけでもなく、自宅にある掃除道具を使います。
仕上がりも、掃除が苦手な場合やそもそも掃除の仕方が分からないという場合を除いて、自分でやるのとあまり変わりないでしょう。
利用料金の相場
掃除代行の場合は、料金は時間で決まります。
基本的には家事代行サービスの1メニューとして実施されることが多く、依頼した業務時間の中で、どのような家事を行ってもらうかを決めていくイメージです。
時間が余る場合があるので、短時間で終わる作業をいくつかリストアップしておくとよいでしょう。
逆に時間内に終わらなかった場合は、スタッフのスケジュール次第で追加費用で対応してもらえる場合もありますが、掃除が不十分なままやり残して終わりとなってしまうこともあります。
自分で行った場合の時間は概算できると思いますが、スタッフの仕事量がどの程度かはわからないため、まずはお試しサービスを利用するなどして、最適な依頼時間やよい業者・スタッフを模索していくとよいでしょう。
致し方のないところですが、利用を検討している人にとっては、料金の見積や他のサービスとの比較がしづらくなる要素ともいえます。
尚、業者によっては、自宅をまとめてキレイにするセットプランを用意しているところもあります。
清掃箇所が多く高額となりますが、2か所、3か所と依頼するのであれば、全てまるまる依頼をしてしまうのもよいかもしれません。
あくまで一般的な料金体系ですが、まとめてみましたので参考にしてください。
項目 | 料金 |
---|---|
基本料金 | 1時間当たり3,000円~4,500円 |
交通費 | 700円~1,000円 |
延長料金 | 1,500円/30分(10単位の場合もあり) |
深夜や早朝の割増料金 | 25%増 |
鍵預かり | 1,000円 |
スタッフ指名料 | 1時間あたり500円 |
ハウスクリーニングと掃除代行は、利用目的が異なる
上でもふれたとおり、ハウスクリーニングと掃除代行の清掃は全くの別物です。
よって、「何のためにサービスを利用したいか」によって、おのずと利用するべきサービスがどちらか決まってきます。
ハウスクリーニングと掃除代行は比べてもあまり意味がないので、業者を探す時も、混同せずにそれぞれの中で比較するのが望ましいといえます。
- 日々の掃除では落ちない頑固な汚れが目立ってきた
- エアコンやレンジフードなど、やり方が分からず普段掃除できていないところをキレイにしたい
- 手や器具が届かない隙間や高所をキレイにしたい
- 年に1回は家を徹底的にキレイにしたい
- ケガで掃除ができない
- 日々忙しくて掃除をする時間がない
- 今週末はゆっくりしたいので、家事をしたくない
ハウスクリーニングを選ぶのは、「自宅をピカピカにしたい」「一度お金をかけて徹底的にキレイにしたい」のような、普段以上の清掃を求めている場合です。
普段掃除をしている自分では落とせない汚れや掃除できない箇所、そういったものが気になった時に依頼をすることになります。
対して、スケジュールや体調の都合で掃除をすることができないときに利用するのが掃除代行です。
仕事や外出で時間がないときはもちろん、疲れがたまっているときやリフレッシュする時間を作りたいときに利用してもよいかと思います。
お金はかかりますが、日々の生活を行うためのリソースの1つとして、うまく活用できるとよいでしょう。
業者を選ぶ時のポイント
ハウスクリーニングと掃除代行のどちらにするかは、利用目的に合わせて決めれば問題ありません。
その他、どのような点に注目して業者を選べばよいのでしょうか。
ポイントを解説していきます。
格安な業者はできる限り避ける
費用をできる限り抑えたいと考えるのは自然なことですが、安すぎるのも考え物です。
サービスを提供するには必ず一定の費用がかかりますので、おのずと「どの業者を選んでも大体このくらいの値段」という相場ができあがります。
この相場を大きく下回る場合には、何らかのトラブルが起きうる悪徳業者の可能性があります。
ハウスクリーニングや掃除代行は、業者を自宅に招き入れることになるため、リスクも小さくありません。
盗難やぼったくりに近い追加費用の要求なども考えられます。
トラブルを避け安心して利用するためには、こういった悪徳業者を選ばないようにするためにも、相場を把握して相場の範囲内の業者を選ぶことが望ましいといえます。
料金は見積もりと追加費用がないかをチェック
掃除代行は時間単位で料金が決まるので、依頼を予定している作業量でおおよその費用を計算することができます。
一方ハウスクリーニングの場合は、比較的高額になる上に自宅の条件次第で料金が変動するため、どうしても費用がはっきりしづらいです事前に見積もりを取得しておく方がよいでしょう。
また、業者によっては、出張料や駐車場代などが必要になる場合もあります。
追加料金がかからないか、かかるとしたらどういった費用か確認したうえで料金検討を行うのがよいでしょう。
業者が保険に加入しているかどうか
自宅内の清掃というサービス内容であるため、スタッフが誤って家具を傷つけたり壊したりしてしまう可能性も否定しきれません。
もちろんトラブルが起きないことが1番ですが、万が一トラブルが起きてしまったときに困ることがないよう、どのような補償をしてくれるか事前に確認しておくと安心です。
できれば、損害賠償保険に入っているかどうか確認しておきましょう。
自宅であれば、高価な大型の家具もあるはずです。
保険に加入している業者であれば、高額の被害が出たときにもスムーズに対応してくれるはずです。
まとめ
自宅を清掃したいときに利用する、ハウスクリーニングと掃除代行サービスについて、特徴や違いをまとめていきました。
業者を選ぶ際の参考になれば幸いです。