iPhone 16は買うべき? 発売日や価格、スペックなどの気になる最新情報を詳しく解説!
- 2024年11月20日
- iPhone
Appleの新製品発表イベントが開催され、待ちに待った2024年の新型iPhone「iPhone 16シリーズ」が発売されました。
iPhone 16はどのようなモデルなのでしょうか。
発売日や価格、スペックなど、気になる最新情報をまとめていきます。
購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
iPhone 16シリーズの発売日
新型iPhoneの発売スケジュールは毎年ほぼ同じで、Appleの新製品発表イベントで情報が解禁されます。
これが日本では水曜日の午前2時に行われることが多く、同じ週の金曜日21時より予約が開始され、翌週金曜日に発売となります。
2024年の新製品発表イベントは、8月26日に日程が発表されました。
通例より1日早い火曜日の開催で、9月10日午前2時からの開催となりました。
iPhone 16シリーズの発売日は9月20日!
iPhone 16シリーズの発売日は2024年9月20日(金)です。
予約が可能となるのは1週間前の9月13日(金)で、午後9時より受付開始となります。
例年のことながら競争率が高く、サイトも込み合ってアクセス待ちになることも多いので、最速でiPhone 16を入手したいという場合には事前に予約手続きの準備をした上で手早く注文を行う必要があります。
イベント(発表日) | 2024年9月10日(火) 午前2時~ |
---|---|
予約開始日 | 2024年9月13日(金) 午後9時~ |
発売日 | 2024年9月20日(金) |
これまでのiPhoneの発売日
歴代のiPhoneシリーズの発表日・予約開始日・発売日をまとめました。
コロナ禍のサプライチェーン崩壊の影響によって1ヶ月ほど遅延したiPhone 12シリーズや、決算の都合で発売を1週間早められたと考えられているiPhone 14シリーズなどの例外もありますが、基本的には9月20日前後の金曜日の発売となっています。
また、例えばiPhone 14 PlusやiPhone 12 mini・iPhone 12 Pro Maxのように、シリーズによっては全モデル同時発売ではなく段階的に発売が開始されたこともあります。
2024年は、イベントが予想より1日早い火曜日の開催となったものの、予約開始日・発売日については例年通り金曜日となっています。
シリーズ | イベント | 予約開始日 | 発売日 |
---|---|---|---|
iPhone 16 シリーズ |
2024年9月10日(火) | 2024年9月13日(金) | 2024年9月20日(金) |
iPhone 15 シリーズ |
2023年9月13日(水) | 2023年9月15日(金) | 2023年9月22日(金) |
iPhone 14 シリーズ |
2022年9月8日(木) | 2022年9月9日(金) | 2022年9月16日(金) |
iPhone 13 シリーズ |
2021年9月15日(水) | 2021年9月17日(金) | 2021年9月24日(金) |
iPhone 12 シリーズ |
2020年10月14日(水) | 2020年10月16日(金) | 2020年10月23日(金) |
iPhone 11 シリーズ |
2019年9月11日(水) | 2019年9月13日(金) | 2019年9月20日(金) |
iPhone XS シリーズ |
2018年9月12日(水) | 2019年9月14日(金) | 2019年9月21日(金) |
iPhone XR | 2018年9月12日(水) | 2018年10月19日(金) | 2018年10月26日(金) |
iPhone X | 2017年9月13日(水) | 2017年10月27日(金) | 2017年11月3日(金) |
iPhone 8 | 2017年9月13日(水) | 2017年9月15日(金) | 2017年9月22日(金) |
※イベントの日付は日本時間のものとしています。
iPhone 16シリーズの価格
続いてiPhone 16シリーズの販売価格をまとめていきます。
iPhone 16シリーズの価格はiPhone 15シリーズから据え置き
iPhone 16シリーズの価格は、2023年に発売されたiPhone 15シリーズの発売時価格と同じで、据え置きとなりました。
Proモデルは、数年前からストレージ容量2TBのモデルが登場するという予想が続いており、iPhone 16シリーズでも登場が噂されていましたが、実際にはこれまで通り1TBまでとなりました。
最小モデルも256GBに引き上げられると見られていましたが、iPhone 16 Proは128GBも続投となっており、高性能モデルに手を出しやすくなっています。
モデル | 日本価格 | |
---|---|---|
iPhone 16 | 128GB | 124,800円 |
256GB | 139,800円 | |
512GB | 169,800円 | |
iPhone 16 Plus | 128GB | 139,800円 |
256GB | 154,800円 | |
512GB | 184,800円 | |
iPhone 16 Pro | 128GB | 159,800円 |
256GB | 174,800円 | |
512GB | 204,800円 | |
1TB | 234,800円 | |
iPhone 16 Pro Max | 256GB | 189,800円 |
512GB | 219,800円 | |
1TB | 249,800円 |
据え置きは円安が落ち着いてきたのが大きい
日本では毎年のように値上がりしているので、新型iPhoneの価格は高くなるという印象が強かったのではないかと思いますが、実は米国での販売価格はiPhone 13シリーズ以降変わっていません。
一般的に、新型の機器は旧型の機器より高い性能を有することが求められますが、それを実現するためには高性能なパーツを用いる必要があり製造コストも増してしまいます。
近年は世界的なインフレや半導体不足など向かい風となる要因も少なくありませんが、そんな環境の中でも据え置きが続いています。
ではなぜ、ここ数年日本での販売価格が大幅に値上がりしていたのかといえば、円安が大幅に進行していたためです。
多少の為替変動であれば企業が飲み込んでしまうことも多いですが、変動が大きいと価格に反映せざるを得なくなります。
2024年も前半は円安がさらに進み、iPhone 16シリーズの高額化は避けられないと考えられていましたが、7月半ばごろから円高に振れて相場が少し落ち着いてきました。
2024年9月現在の相場は1ドル143~145円ほどを推移しており、iPhone 15シリーズが発売された2023nen 9月と同水準となっています。
iPhone 16シリーズの価格が据え置きとなったのは、このように為替相場が落ち着いてきたためと考えられます。
今後も、大幅な為替相場の変動があった際には、iPhoneの価格も大きく変化することが想定されます。
モデル | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB |
---|---|---|---|---|
iPhone 16 Pro Max | – | 1,199ドル | 1,399ドル | 1,599ドル |
iPhone 16 Pro | 999ドル | 1,099ドル | 1,299ドル | 1,499ドル |
iPhone 16 Plus | 899ドル | 999ドル | 1,199ドル | – |
iPhone 16 | 799ドル | 899ドル | 1,099ドル | – |
iPhone 15 Pro Max | – | 1,199ドル | 1,399ドル | 1,599ドル |
iPhone 15 Pro | 999ドル | 1,099ドル | 1,299ドル | 1,499ドル |
iPhone 15 Plus | 899ドル | 999ドル | 1,199ドル | – |
iPhone 15 | 799ドル | 899ドル | 1,099ドル | – |
iPhone 14 Pro Max | 1,099ドル | 1,199ドル | 1,399ドル | 1,599ドル |
iPhone 14 Pro | 999ドル | 1,099ドル | 1,299ドル | 1,499ドル |
iPhone 14 Plus | 899ドル | 999ドル | 1,199ドル | – |
iPhone 14 | 799ドル | 899ドル | 1,099ドル | – |
iPhone 13 Pro Max | 1,099ドル | 1,199ドル | 1,399ドル | 1,599ドル |
iPhone 13 Pro | 999ドル | 1,099ドル | 1,299ドル | 1,499ドル |
iPhone 13 | 799ドル | 899ドル | 1,099ドル | – |
iPhone 13 mini | 699ドル | 799ドル | 999ドル | – |
シリーズ | 為替レート |
---|---|
iPhone 16シリーズ | 約142円(税込156円) |
iPhone 15シリーズ | 約142円(税込156円) |
iPhone 14シリーズ | 約136円(税込149円) |
iPhone 13シリーズ | 約109円(税込120円) |
高額なので補償の加入も検討すべし
据え置きになったとはいえ、iPhone 16が10万円をゆうにこえる高額の機器であることに変わりはありません。
本体が高いので故障してしまった際の修理費用も同様に高く、場合によっては10万円近くかかってしまうこともあります。
高額のiPhoneを日常的に持ち歩かなければならないというのはリスクも高く、安心して利用するためには補償サービスは半ば必須といえるかもしれません。
iPhoneの補償といえば、真っ先に思い浮かぶのはAppleCare+でしょうか。
メーカーであるAppleが提供しているものでサポートは充実していますが、皮肉にも肝心のAppleCare+自体も高額である点がネックとなっています。
例えばiPhone 16 Proモデルで盗難紛失プランをつけた場合には、月額1,740円もかかってしまいます。
手厚く信頼のできるサービスとはいえ、これだけ高いと利用しづらいのではないでしょうか。
補償は欲しいが、AppleCare+が高いという場合には、モバイル保険のような保険会社が提供する少額の保険サービスを利用するのがオススメです。
モバイル保険であれば、月額700円で同時に3端末まで補償することができる上、修理をした際の自己負担金もないため、安価で利用することができます。
年間最大10万円までという補償額の上限はありますが、iPhone 14以降はパーツ修理も開始され本体交換が適用されることも減ってきているため、十分にカバーできます。
iPhone 16の購入時には、モバイル保険もぜひ検討してみてください。
機種 | AppleCare+ | AppleCare+ 盗難・紛失プラン |
||
---|---|---|---|---|
一括購入 | 月額料金 | 一括購入 | 月額料金 | |
iPhone 16 Pro Max | 31,800円 | 1,580円 | 34,800円 | 1,740円 |
iPhone 16 Pro | 31,800円 | 1,580円 | 34,800円 | 1,740円 |
iPhone 16 Plus | 28,800円 | 1,380円 | 31,800円 | 1,540円 |
iPhone 16 | 23,800円 | 1,180円 | 26,800円 | 1,340円 |
iPhone 16シリーズのテーマはAI
iPhone 16シリーズには、iOSの最新バージョンである「iOS 18」が搭載されます。
そしてこのiOS 18の目玉となるのが、独自生成AIを活用したシステム「Apple Intelligence」です。
2022年にChatGPTが登場しAIが急速に発展・普及しましたが、今回のiPhone 16シリーズからとうとうiPhoneでも積極的に活用を始まるようです。
独自生成AIを活用した「Apple Intelligence」
Apple Intelligenceは独自生成AIを活用したシステムです。
文章の要約や画像の編集といった生成AIとしての機能を始め、ChatGPTやSiriとの連携により、高度な検索やアプリ操作が可能になるとされています。
一般的な生成はクラウドで提供されることで多くの人が気軽に利用できる仕様となっていますが、そのために大勢が同じシステムを活用することになるため過去に入力した情報が別の人の回答に利用される可能性があるなど、情報管理上のリスクがあります。
これに対してApple Intelligenceは、動作をiPhone内部で完結させ外部とやりとりをすることがありません。
むしろ個人情報を積極的に活用する仕様となっており、各種フォルダやアプリ内の情報を参照してユーザーが日々のタスクをより簡単にこなせるように手助けをしてくれます。
いわばユーザー専用のコンシェルジュのような機能といえます。
利用できるモデルはiPhone 16シリーズとiPhone 15 Proモデルのみ
生成AIには高度な計算処理が求められるため、動作するためには高性能な機器が必要です。
Apple Intelligenceは動作をクラウドに頼らず、iPhone内部で完結させる仕様であるため、必然的にiPhone本体が高性能であることが求められます。
iOSは古いモデルでも、数世代はアップデートが可能で最新のiOS 18を利用することができるのですが、本体の性能が求められる一部の機能については利用できないことがあります。
Apple Intelligenceもこれにあたり、iPhone 16シリーズを除くと、利用できるのはiPhone 15 Pro・iPhone 15 Pro Maxのみとなっています。
Apple IntelligenceがiPhone 16を購入する大きな理由といえるかもしれません。
日本での利用開始は2025年以降
その活用に期待が膨らむApple Intelligenceですが、残念なことにiPhone 16を購入してすぐに利用することはできないようです。
まずはアメリカでベータ版が提供されます。
開始は2024年秋とされているので、アメリカでも購入直後は使用できず、1~2ヶ月ほど待つことになるかもしれません。
その後1年の間に他言語でも提供されるということで、日本での提供は2025年以降になるようです。
iPhone 16の目玉となりうる機能だけに、早期に実装されることを願うばかりです。
iPhone 16シリーズの性能
基本的に最新のシリーズは、これまでの性能よりも高い性能を有しています。
ではどの程度変化したのか、確認できる範囲でまとめていきます。
全モデルにA18チップを搭載
電子機器を動かすために必要となる半導体等の精密部品を1つの基板(チップ)の上にまとめたものを、SoC(System on Chip)といいます。
iPhoneの性能を決定づける重要なパーツであり、最適なパフォーマンスを発揮するようAppleが独自開発したチップが搭載されています。
iPhone 14シリーズ以降は、スタンダードモデルとProモデルの差別化を図るためか世代の異なるチップが採用されていましたが、iPhone 16シリーズでは全モデルで最新の「A18」チップが採用されると考えられています。
A18チップは、iPhone初の3nmプロセスルールで製造されるチップです。
配置された大量のトランジスタをつなぐ回路の線の幅を表しており、細ければ細いほど多くのトランジスタを配置することが可能となります。
チップの性能を表す指標の1つであり、3nmのチップはこれまでの5nmのチップに比べて大幅な性能アップが期待されます。
実際の体感は使い方によっても大きく左右されますが、iPhone 15 ProからiPhone 16 Proへ機種変更した印象としては、アプリの動作は違いを実感できるほど早くなっているように思います。
シリーズ | モデル | チップ | |
---|---|---|---|
iPhone 12 シリーズ |
スタンダードモデル | A14 Bionic | 6コアCPU 4コアGPU 16コアNeural Engine |
Proモデル | |||
iPhone 13 シリーズ |
スタンダードモデル | A15 Bionic | 6コアCPU 5コアGPU 16コアNeural Engine |
Proモデル | |||
iPhone 14 シリーズ |
スタンダードモデル | A15 Bionic | 6コアCPU 5コアGPU 16コアNeural Engine |
Proモデル | A16 Bionic | 6コアCPU 5コアGPU 16コアNeural Engine |
|
iPhone 15 シリーズ |
スタンダードモデル | A16 Bionic | 5コアGPU |
Proモデル | A17 Pro Bionic | 6コアCPU 6コアGPU 16コアNeural Engine |
|
iPhone 16 シリーズ |
スタンダードモデル | A18 | 6コアCPU 5コアGPU 16コアNeural Engine |
Proモデル | A18 Pro | 6コアCPU 6コアGPU 16コアNeural Engine |
スタンダードモデルのメモリが増強
iPhone 16シリーズでは、スタンダードモデルのメモリが増強されると噂されています。
メモリは、iPhoneの動作のために必要となる計算処理を行う一時的な記憶領域のことで、大きいほど同時に多くの処理を行うことが出来るようになります。
iPhone 15のスタンダードモデルのメモリは6GBですが、iPhone 16シリーズではProモデルと同じ8GBに増強されるようです。
チップも同じになる可能性が高いので、iPhone 16とiPhone 16 Proとでは性能面での差はあまり無くなるのかもしれません。
シリーズ | スタンダードモデル | Proモデル |
---|---|---|
iPhone 12シリーズ | 4GB | 6GB |
iPhone 13シリーズ | 4GB | 6GB |
iPhone 14シリーズ | 6GB | 6GB |
iPhone 15シリーズ | 6GB | 8GB |
iPhone 16シリーズ | 8GB | 8GB |
iPhone 16シリーズのデザイン
iPhone 16シリーズのデザインやその変化についてまとめていきます。
カメラコントロールが新登場
iPhone 16シリーズでは、新設のボタンを使用した「カメラコントロール」という機能が追加されました。
位置は右側面の下部で、iPhoneを横にしてカメラを使おうとした際に、ちょうど右手の指を添えるあたりというイメージです。
クリックすることでワンタッチでカメラアプリを起動でき、さらにクリックすることで撮影も行えます。
軽く押すとズームのコントロール、2回押すとカメラ選択の小ウィンドウを開くことができ、なぞるように指でスライドすることで操作できます。
よりスピーディーに撮影時の操作が行える、カメラ機能に特化したボタンとなっています。
エッジ(側面)のデザイン
iPhone 12シリーズ以降で採用が続いているフラットエッジデザインは、iPhone 16シリーズでも継続される可能性が高そうです。
現在のiPhoneのデザイン上、高級感を出すために不可欠な要素と考えられます。
ディスプレイとベゼル
ディスプレイ外周のベゼルはさらに細くなるとされています。
本体サイズに対して画面の表示領域が広くなりますが、実現した場合、これ以上細くするのは難しいのではと言われるような段階に入ってきていると思われます。
ベゼルが細すぎると左右から本体を支える指で誤操作を起こす可能性などもあると想定されるので、必ずしも嬉しい変化ではないかもしれません。
カメラのデザイン
スタンダードモデルでは、カメラレンズの配置が変わりました。
従来のスタンダードモデルのカメラは広角と超広角の2種類のカメラが斜めに配置されていますが、縦に配置されるようになるそうです。
レンズは大型化しているものの、配置のイメージとしてはiPhone XやiPhone XSに近く、カメラの周囲の透明なカバーの部分も配置に合わせて縮小されています。
正面からみるとコンパクトに収まっているようですが、カメラ自体が大きく主張が強いのは変わらないイメージです。
iPhone 16シリーズのサイズ・重量
iPhone 16シリーズは、画面サイズが少し大きくなる可能性があります。
iPhone 12シリーズからiPhone 15まで、ベゼルの大きさによる微妙な差異はあったものの、通常サイズが約6.1インチ、大型サイズが約6.7インチとほぼ変わらないサイズでした。
これが、iPhone 16シリーズでは、Proモデルのみ通常サイズが6.3インチ、大型サイズ6.9インチと、1.5インチほどの拡大となるようです。
サイズ・重量も、これに応じて順当に変化しているといえますが、特にiPhone 16 Proは重量の変化が大きく、iPhone 15 Proから12gもの増量となっています。
ディスプレイサイズ | 本体サイズ | 重量 | |
---|---|---|---|
iPhone 16 | 6.1インチ | 147.6mm x 71.6mm x 7.80mm | 170g |
iPhone 16 Plus | 6.7インチ | 160.9mm x 77.8mm x 7.80mm | 199g |
iPhone 16 Pro | 6.3インチ | 149.6mm x 71.5mm x 8.25mm | 199g |
iPhone 16 Pro Max | 6.9インチ | 163.0mm x 77.6mm x 8.25mm | 227g |
ディスプレイサイズ | 本体サイズ | 重量 | |
---|---|---|---|
iPhone 15 | 6.1インチ | 147.6mm x 71.6mm x 7.80mm | 171g |
iPhone 15 Plus | 6.7インチ | 160.9mm x 77.8mm x 7.80mm | 201g |
iPhone 15 Pro | 6.1インチ | 146.6mm x 70.6mm x 8.25mm | 187g |
iPhone 15 Pro Max | 6.7インチ | 159.9mm x 76.7mm x 8.25mm | 221g |
iPhone 16シリーズのカラー
近年のiPhoneは、スタンダードモデルは明るくカラフルなラインナップ、対してProモデルは重厚で高級感のある少し暗めのラインナップとなっています。
スタンダードモデルのラインナップは、これまでと同じく5色展開。
ただこれまでのような少し透明感のある薄めの色味ではなく、少し彩度の低い落ち着いた色味となっています。
カラー名も、「ウルトラマリン(青系)」「ディール(緑系)」など少し凝ったものが含まれています。
Proモデルも色の種類は前シリーズと同じ4色です。
いずれもチタン製で金属感のある見た目となっています。
4色中3色が続投という形になりますが、いずれも少し明るい色味へと変化しています。
新色の「デザートチタニウム」がゴールドということもあって、全体的にも明るいラインナップになった印象があります。
シリーズ | スタンダードモデル | Proモデル |
---|---|---|
iPhone 12シリーズ | ホワイト ブラック グリーン ブルー (PRODUCT)RED |
シルバー ゴールド グラファイト パシフィックブルー |
iPhone 13シリーズ | スターライト ミッドナイト ブルー ピンク (PRODUCT)RED |
シルバー ゴールド グラファイト シエラブルー |
iPhone 14シリーズ | スターライト ミッドナイト ブルー パープル (PRODUCT)RED |
シルバー ゴールド スペースブラック ディープパープル |
iPhone 15シリーズ | ブラック ブルー グリーン イエロー ピンク |
ブラックチタニウム ホワイトチタニウム ブルーチタニウム ナチュラルチタニウム |
iPhone 16シリーズ 予想 |
ホワイト ブラック ウルトラマリン ディール ピンク |
ブラックチタニウム ホワイトチタニウム ナチュラルチタニウム デザートチタニウム |
iPhone 16シリーズのカメラ
iPhone 16シリーズのカメラについて現時点で見られる情報は、Proモデルの光学ズームと超広角カメラの性能アップです。
現在iPhone 15 Pro Maxのみ、テトラプリズムという方式を採用し、5倍までの光学ズームが可能となっています。
iPhone 16シリーズでは、少しサイズが大きくなることでiPhone 16 Proでもテトラプリズムを搭載でき、同様の光学ズームができるようになるのではないかと予想されています。
光学ズームは、機械処理で引き伸ばすだけのデジタルズームと違い、実際に映像を拡大した上でデジタル化するものであるため、ズーム撮影をしても高画質の写真を撮ることができます。
さらにProモデルでは、超広角カメラの性能も向上すると見られています。
超広角レンズは、通常のレンズと比べて近くの被写体と遠くの被写体の大きさの差がより大きくなります。
遠近感を強く表現することができるため、ダイナミックで臨場感のある写真を撮影することが可能です。
現在メインカメラが4800万画素、超広角カメラが1200万画素という並びですが、iPhone 16 Proモデルでは超広角カメラも4800万画素になると考えられているため、より本格的な写真を撮ってみたいという人には朗報といえるでしょう。
iPhone 16シリーズのバッテリー容量
iPhoneを使う上では、使用感に直結するバッテリーの持ちも重要なポイントです。
実際には消費電力の効率も影響するものの、バッテリーの容量はその参考となる指標です。
iPhone 16シリーズのバッテリー容量は、iPhone 15シリーズと比べると全体的には容量がアップすると見られています。
iPhone 16 Plusのみ低下する予想ですが、iPhone 14 Plus・iPhone 15 Plusと比べても一回り小さいので、俄かに信じがたいところです。
尚、iPhone 16 Pro・iPhone 16 Pro Maxに関しては、充電速度が上がる可能性が出てきました。
現行の最新モデルであるiPhone 15シリーズは、有線が最大27W、無線が最大15Wで充電できますが、iPhone 16 Proモデルに関しては、有線が最大40W、無線が最大20Wになるとされています。
現時点でも30分あれば最大50%程度の充電が可能ですので、使い勝手が変わるような大きな変化ではないものの、時間がないときなど有用な場面はありそうです。
バッテリーの持ち以外の面で、便利に進化を遂げそうです。
モデル | iPhone 16シリーズ | iPhone 15シリーズ |
---|---|---|
無印モデル | 3,597mAh | 3,349mAh |
Plusモデル | 4,006mAh | 4,383mAh |
Proモデル | 3,557mAh | 3,274mAh |
Pro Maxモデル | 4,676mAh | 4,422mAh |
iPhone 16を待つべき?
最後に、iPhone 16シリーズの特徴をまとめました。
iPhone 16と既存のモデルと明確に違いを感じられるポイントが意外と多く、このタイミングで購入するのであればiPhone 16を選ぶ方が得策なのではないかと考えられます。
AIが利用できるのはiPhone 16シリーズ以降
iPhone 16シリーズの最も大きな変化は、本格的にAIの活用が始まるという点だと思われます。
今回Apple Intelligenceが登場しますが、今後もアップデートや別の新システムという形で、AIの活用は強化が進んでいくと考えられます。
しかしApple Intelligenceは既存のモデルではiPhone 15 Pro・iPhone 15 Pro Maxしか利用できず、基本的にはiPhone 16シリーズ以降の新機能という見方ができます。
これは、今回購入したiPhoneを数年使うつもりなのであれば、既存のモデルを選んだ場合、次の機種変更までAIを活用した機能は使えないということを意味しています。
今後どのように機能が進化していくのか未知数ですが、AIの活用を考えるのであればiPhone 16と既存モデルの間には越えられない壁があるといえそうです。
処理能力も大きく改善しそう
iPhone 16に搭載されるであろうA18チップは、iPhoneで初めての3nmプロセスルールで製造されるチップです。
従来の5nmプロセスルールのチップに比べて、大幅な性能アップが期待されます。
さらにスタンダードモデルを購入するつもりであれば、メモリも従来の6GBから8GBに増強されます。
これら、iPhoneの処理速度に影響する要素が2つ改善される見込みなので、世代間の差という点でいえばiPhone 16とiPhone 15の差は小さくないものと考えられます。
もちろん現行のiPhone 15も十分に高性能ですが、このタイミングで機種変更をするのであれば最新端末を選ぶメリットが通常より大きいといえるのではないかと思います。
iPhone 16と旧モデルの価格差があまり大きくない
iPhone 16シリーズはiPhone 15と同じ価格での発売となりました。
一方で、型落ちとなったiPhone 15シリーズは値下げが行われています。
値下げ額はiPhone 15が12,000円、iPhone 15 Plusが15,000円です。
円安の影響も受けていた近年のiPhone 14やiPhone 13の値下げと比べると、値下げ額自体は高くなっています。
ただ比べる相手であるiPhone 16が値上がりしていないため、相対的な価格差は小さくなったといえます。
型落ちのモデルを選ぶ最大のメリットは価格にあると思いますので、このメリットが小さくなるとすればiPhone 16を買う意義が大きいということになります。