【2025年版】iPhoneを安く買う方法まとめ｜新品・中古・キャリア・格安SIMの選び方を解説
- 2025年12月01日
- その他
iPhoneを買いたいけど、「どこで買えば一番安くなるのか分からない」「Apple Storeとキャリア、何が違うの？」と悩んだことはありませんか？
iPhoneはApple製品の中でもとくに価格が高く、購入場所やタイミングによっては数万円の差が出ることもあります。
とはいえ、単純に「どこで買えば一番お得か？」という問いに対して、すべての人に共通する正解があるわけではありません。
新品・中古・キャリア・量販店・格安SIMとの組み合わせなど、選択肢が多岐にわたるからこそ、それぞれの特徴や仕組みを知ったうえで、自分に合った“賢い買い方”を選ぶことが大切です。
本記事では、iPhoneを購入する代表的な方法と、それぞれのメリット・デメリットを整理しながら、「どのような人にどの買い方が合っているのか」を具体的に解説していきます。
目次
iPhoneの価格はどこで買っても同じじゃない？
iPhoneを購入する際、「どこで買っても価格は同じなのでは？」と思っている方も少なくないかもしれません。
実際、Apple製品はメーカーが価格を統一しており、Apple公式ストアや家電量販店などでは基本的に“定価販売”となっています。
しかし、購入する場所や方法によって、割引やポイント還元、キャンペーン、通信契約とのセット価格などが変動し、“実質的な負担額”には大きな差が生まれるのがiPhoneの特徴です。
「本体価格がいくらか」だけではなく、補償・通信費・長期運用・買い替えタイミングなどをトータルで考えた“自分にとってのお得”を見つけることが重要です。
- キャリアで契約とセットで買えば、端末価格は抑えられるが通信費が高くなることも
- 中古端末や整備済み品なら端末価格を大幅に安くできるが、状態や保証面の不安も
- 格安SIMと端末を別々に用意すれば、月額費用込みの総額が最安になるケースもある
iPhoneを買う主な方法はこの5つ
iPhoneの購入方法にはさまざまな選択肢がありますが、大きく分けると次の5パターンに分類できます。
どの方法にもメリット・デメリットがあり、「どれが一番安いか」はユーザーの使い方やこだわりによって変わります。
それぞれどんな特徴があり、どんな人に向いているのでしょうか。
- Apple公式ストアでの新品購入（SIMフリー端末）
- ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリア購入
- 家電量販店やセール時の購入
- 中古スマホやApple整備済製品を利用
- 格安SIMとセット／別購入でコストを抑える方法
Apple公式（SIMフリー端末の新品）
iPhoneを買うのであれば、まず候補に挙がるのがメーカーであるAppleからの直接購入です。
直営店「Apple Store」は現在全国に11店舗あり、公式サイトでも購入することができます。
Apple公式ストアの最大の魅力は、通信契約や複雑なオプションなしで、端末本体だけを明瞭な価格で購入できる点にあります。
特定の回線とのセット契約や返却条件がつかないため、シンプルに購入し、好きな通信会社と自由に組み合わせて使うことができます。
Appleではすべてのモデル・容量・カラーが揃っており、最新モデルはもちろん、ストレージ1TBモデルなど、他の販売店では取り扱いの少ない構成も選べるのがポイント。
最新モデルのiPhoneは高額ですが、ぺイディあと払いプランによる分割購入も可能なので安心です。
値引きやキャンペーンはほとんど実施されず定価での購入が基本となるものの、古くなったiPhoneの下取りも実施しています。
非常にシンプルで安心感のある買い方といえます。
- SIMフリー端末で、自由に回線が選べる
- バッテリー含めすべて新品で保証も充実
- 分割払い（ペイディあと払い）や下取りも利用可能
- 基本的に値引きはなく、価格は定価
- 契約に縛られず、シンプルにiPhoneを買いたい人
- 最新モデルや特定カラー・構成をこだわって選びたい人
- 長期的に安定して使える新品を安心して購入したい人
- 通信費や利用スタイルを自分で自由に設計したい人
キャリア（ドコモ・au・ソフトバンクなど）
iPhoneは、ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアでも購入することができます。
現在は「通信契約と端末販売の分離」が法制度として整備されており、キャリアでiPhoneを購入する際も、通信契約そのものは“必須ではない”ということになっています。
しかし実態としては、回線契約とセットで購入した場合にのみ、大幅な値引きやキャンペーンが適用されるケースが多く、通信契約なしでは価格的なメリットがほとんどありません。
加えて、キャリアで販売されているiPhoneの定価はApple公式よりも高く設定されている傾向があるため、割引が適用されない状態では不利になりやすい点には注意が必要です。
キャリアで購入する場合にぜひ利用したいのが「返却プログラム（スマホおかえしプログラム／いつでもカエドキプログラムなど）」です。
これは、一定期間使用した後に端末を返却することを条件に残債の支払いが免除される仕組みで、最新モデルを実質的に非常に安価で購入できる方法となっています。
もっとも、1回の購入価格は安価となりますがですが、2年という比較的短いサイクルで買い替えをしていくことになるので、長期でみると必ずしも安価になるわけではないことも留意しておく必要があります。
- 回線契約とセットにすることで大きな割引が受けられる
- 返却プログラムで実質負担額を抑えられる
- 本体価格はApple公式より高め。割引なしだと割高になりがち
- 割引の適用条件や返却前提の仕組みをよく確認する必要がある
- 2〜3年ごとに新しいiPhoneに買い替えていきたい人
- 返却前提でも最新機種を安く使いたい人
- 通信契約と端末をまとめて一括管理したい人
- 初期費用を抑えて、分割払いで購入したい人
家電量販店・セール購入
iPhoneはビックカメラ・ヨドバシカメラ・ヤマダ電機などの家電量販店でも取り扱いがあります。
Apple公式と同じ新品モデルを販売していますが、店舗ごとの在庫やキャンペーン、型落ち品のセールが狙い目となる場合があります。
たとえば、前世代のiPhoneが新モデル発売後に値下げされるケースや、キャリア回線との同時契約で大幅割引が適用されるケースもあります。
また、独自のポイント還元や、下取りキャンペーンと組み合わせることで“実質的な値引き”が受けられることもあります。
ただし、欲しいモデル・カラー・容量が必ず在庫されているとは限らず、タイミングや在庫状況に左右されやすい点には注意が必要です。
- 店舗限定の割引やポイント還元キャンペーンが狙える
- 型落ちモデルや在庫処分品が割安になることも
- 現物を確認してその場で購入できる
- 在庫・価格は店舗やタイミング次第で不安定
- 型落ちモデルでもいいから少しでも安く買いたい人
- 店舗で実物を見て選びたい人
- ポイント還元やセールのタイミングを活かしたい人
- 特定モデル・色に強くこだわりがない人
中古スマホ・整備済み品
新品にこだわらないのであれば、中古スマホやAppleの整備済製品を選ぶことで、iPhoneを大幅に安く手に入れることができます。
とくに型落ちモデルであれば、発売当時よりも数万円安くなっていることが多く、初期費用を抑えてiPhoneを使いたいという人には非常に有力な選択肢です。
中古スマホはイオシス・じゃんぱら・ゲオモバイル・ネットショップなどで幅広く流通しており、端末の状態やバッテリー性能を確認したうえで購入できます。
一方、Apple公式の整備済製品は、返品や初期不良などの端末をApple自身がバッテリーと外装を交換し、新品同様に再出荷したものです。
いわゆる新古品にあたり、新品と同じ1年保証がつき、AppleCare+にも加入可能であるため、ほとんど新品と変わりありません。
いずれも価格面では大きなメリットがありますが、中古は端末の状態やバッテリーの劣化、整備済み製品は在庫やモデルの選択肢が少ないなど留意しておくべき点もあります。
- 新品より数万円安く購入できる
- 整備済製品ならApple保証付きで安心して使える
- 型落ちモデル中心。最新機能には非対応のことも
- 中古はバッテリーや端末状態の確認が重要
- できるだけ安くiPhoneを手に入れたい人
- 最新モデルでなくても十分という人
- 端末の状態にある程度納得できる人
- 2〜3年使えればいいと割り切っている人
各購入方法のメリット・デメリット比較
上でまとめたように、主な購入方法は4つに分類できます。
それぞれを比較をすると、価格、サポート、選択肢の広さ、キャンペーン活用など、異なるメリットと注意点があります。
単純な「価格の安さ」だけでなく、自分にとっての使いやすさや、使い方との相性も含めて判断することが大切です。
| 購入方法 | 価格の安さ | 選べる自由度 | サポート・安心感 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Apple公式 | △（定価） | ◎ | ◎ | 通信契約なしで最新モデルを購入でき、カラバリ・容量も自由 |
| キャリア | ◎（条件付き） | △ | ◯ | 回線契約とセットで安くなるが、返却や条件が多い |
| 家電量販店 | ◯（セール次第） | ◯ | ◯ | タイミング次第でお得。型落ちやポイント還元が狙い目 |
| 中古・整備済品 | ◎ | △ | △〜◯ | とにかく安く。状態や保証は要チェック |
端末代だけでなく通信費も見直そう
スマホにかかる料金を一言で”スマホ代”とまとめることもできますが、実態としてはスマホ本体の端末代と通話やインターネットを使用するための通信費に分けることができます。
端末代を抑えることも大事ですが、通信費も適したものに見直すことでよりオトクに利用することができる可能性があります。
どの方法で端末を購入した場合にも、通信費の見直しを一度検討してみることをオススメします。
スマホの通信サービスは、キャリアとサブブランド、格安SIMの3種類に分けられます。
キャリアとは自社で回線を敷設し、維持・運用している会社のことを指します。
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4社で、通信回線のスタンダードといえます。
通信品質は最も安定していてサポートも手厚いものの、料金が高い点がネックです。
これに対し格安SIMは、その名の通り利用料金が安価な通信サービスです。
安いものでは1,000円以下のものもあり、非常に利用しやすくなっています。
ただ、キャリアが所有する回線の一部を借り受けてサービス提供を行っているので、利用者が多いエリアや時間帯でつながりづらくなるなど、通信品質に課題があります。
サブブランドはキャリアが運営する格安SIMといえるもので、auと同じKDDIグループのUQ Wimax、ソフトバンクグループのY!mobileが該当します。
キャリア同様自社で回線を管理しているので通信品質が良く、価格も安価に抑えられており、キャリアと格安SIMの双方の特徴を持っているものといえます。
通信費を適切な料金にする際は、自身の通信の利用実態を把握して、過剰な内容のサービスを選ばないことが重要です。
利用できる通信容量が大きいと、余裕をもって使え何かあった時にも安心ですが、無駄になることが多く、不足した時には単発で容量追加も可能です。
必要な通信容量に合わせて、料金と安心感のバランスでサービスを選択するのが望ましいと思われます。
| 種類 | 主なブランド | 月額料金の目安 | 通信品質 | サポート体制 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| キャリア | ドコモ／au／ソフトバンク／楽天モバイル | 7,000円〜 | ◎（最も安定） | ◎（店舗・電話サポートあり） | 通信品質・安心感は最上。料金は高め |
| サブブランド | UQ mobile／Y!mobile | 2,000〜4,000円前後 | ◯（比較的安定） | ◯（簡易な店舗対応あり） | 通信品質と価格のバランスが良く初心者にも安心 |
| 格安SIM | IIJmio／OCN モバイル ONE／mineo／LINEMO（ミニプラン）など | 500〜2,000円前後 | △（時間帯・場所により低下） | △（基本はオンラインのみ） | 料金が圧倒的に安い。通信品質やサポートは限定的 |
こんな人にはこの買い方がおすすめ！
iPhoneは日常的に使う生活に欠かせないものですが、年々高額化が進んでおり、新品の最新モデルの価格は10万円を優に超えてしまいます。
可能であれば安くオトクに買いたいところです。
iPhoneの購入方法にはさまざまな選択肢があり、価格・使い方・こだわりポイントによって“最適解”は人によって異なります。
「価格の安さ」だけにとらわれず、自分の利用スタイルや優先したいことに合わせて選ぶことが、後悔のない買い方につながります。
| タイプ | おすすめの購入方法 | 主な理由 |
|---|---|---|
| 長く使いたい人 最新モデルが欲しい人 |
Apple公式ストア（新品購入） | 通信契約なしで自由に選べる 保証・サポートも充実 |
| 2〜3年ごとに買い替える人 | キャリア購入＋返却プログラム | 残価免除で実質負担が軽くなる 常に新しいiPhoneを使える |
| とにかく安く済ませたい人 | 中古／整備済製品＋格安SIM | 本体・通信費ともにコストを最小化できる |
長く使いたい・最新モデルが欲しい人
「一度買ったら数年は使い続けたい」「せっかく買うなら最新モデルが欲しい」と考えている人には、Apple公式ストアでの購入がおすすめです。
Apple Storeでは最新のiPhoneがすべて揃っており、カラーバリエーションやストレージ容量も自由に選ぶことができます。
通信契約が不要なため、端末だけを明確な価格で購入できる安心感があり、必要に応じて格安SIMや既存の回線と組み合わせることも可能です。
分割払い（Appleローン）やAppleCare+による延長保証など、長期利用を前提としたサポートも充実しており、iPhoneを長く愛用したい人にとって最も安定した選択肢といえるでしょう。
2〜3年ごとに機種変更したい人
「常に新しいiPhoneを使いたい」「古くなる前に買い替えたい」という人には、キャリアでの購入が向いています。
特に、返却プログラム（いつでもカエドキ・スマホおかえしプログラムなど）を利用すれば、定期的な機種変更を前提とした運用が可能です。
これらのプログラムでは、一定期間使用した後に端末を返却することで、残額の支払いが免除されます。
実質的な値引きが非常に大きく、支払いを抑えながら最新機種を使い続けられるのがメリットです。
「所有」よりも「使用」に価値を置くユーザーに適したスタイルといえます。
ただし、返却が前提となるため、端末を長く使い続けたい人や、傷・破損に対する注意を払いたくない人にはやや不向きかもしれません。
とにかく安く済ませたい人
「iPhoneは使いたいけど、なるべくお金をかけたくない」「最新モデルや新品にこだわらない」という人には、中古スマホやAppleの整備製品の活用がおすすめです。
型落ちモデルであれば、発売当初よりも大幅に価格が下がっており、状態の良いものを選べば日常使用にはまったく問題ありません。
さらに、通信契約を格安SIMに切り替えることで、スマホ代全体を大きく抑えることができます。
購入前に確認したい注意点
どんなにお得に見える購入方法であっても、事前に確認を怠ると「思っていたのと違った」「あとから高くついた」と後悔することもあります。
とくにiPhoneのような高額な製品では、小さな見落としが大きな出費につながる可能性もあります。
以下のような点は、購入前に一度立ち止まって確認しておきたいポイントです。
- 中古や型落ちモデルは、バッテリー状態や保証有無を必ず確認
- キャリアの返却プログラムは、返却条件・破損時の扱いに注意
- 通信費込みで見た「トータルコスト」を把握しておく
まとめ：iPhoneは買い方次第で大きく差がつく
iPhoneは価格が高めな製品だからこそ、「どこで買うか」「どう使うか」によって、支払い総額に大きな差が生まれます。
新品を定価で買うのがベストな人もいれば、中古やキャンペーンを活用することで賢くコストを抑えられる人もいます。
今回紹介したように、購入方法によって特徴や向いている人が異なるため、“何を重視したいか”を明確にすることで、自分にとって最適な選択肢が見えてくるはずです。
価格だけにとらわれず、保証・使い方・自由度・使う期間なども含めて、トータルで満足できる買い方を見つけてみてください。
この記事を書いたライター
モバイル保険 メディア編集部
