M3搭載新型Macbook Airが登場! 発売日や価格、スペックなどを詳しく解説!
- 2024年03月13日
- その他
3月は、例年Appleの新製品が登場することが多い時期ですが、2024年は新型のMacbook Airが発売されることとなりました。
M3チップが搭載された新型Macbook Airがどのようなモデルか、まとめていきます。
目次
新型Macbook Airに搭載されたM3チップとは?
今回登場する新型Macbook Airの目玉は、最新の高性能チップである「M3」が搭載されていることです。
M3チップは、2023年11月7日発売されたiMacに初めて搭載される形で登場しました。
世界で初めて3ナノメートルプロセステクノロジーと呼ばれる技術を使って作られており、より多くのトランジスタを搭載することが可能となったため、M2の200億個から250億個まで増加しております。
CPUやGPUも、個数は同じですが高速かつ省電力化が図られています。
M2モデルやM1モデルよりも、間違いなく快適になるでしょう。
M1チップ比較 | M2チップ比較 | |
---|---|---|
CPU | 最大35%高速 | 最大20%高速 |
GPU | 最大65%高速 | 最大20%高速 |
Neural Engine | 最大60%高速 | 最大15%高速 |
Macbook Air(M3)のスペック
新型Macbook Airのスペックをまとめました。
M2モデルと比べると、カタログスペック上では大きな差はありません。
殆どの項目が同じとなっているため、今回の新型Macbook AirのウリはM3チップを搭載していることに集約されます。
13インチM2モデル | 13インチM3モデル | 15インチM3モデル | |
---|---|---|---|
CPU | 8コア | 8コア | 8コア |
GPU | 最大10コア | 最大10コア | 10コア |
ユニファイドメモリ | 最大24GB | 最大24GB | 最大24GB |
ストレージ | 最大2TB | 最大2TBB | 最大2TB |
バッテリー持続時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 |
Macbook Air(M3)のサイズ・重量
サイズや重量については、前世代のM2モデルと全く同じとなっています。
ノートパソコンである以上、Macbookを購入する際は持ち運ぶことを想定しているはずです。
屋外に持ち出すことがないとしても、自宅内で自由に移動して使用できる点も魅力ですので、そういった使用感に直結するサイズや重量といった情報は、本来であれば購入を検討する際にはぜひチェックをしておきたい項目です。
新旧モデルでサイズが変わらずシンプルに性能で選ぶことができるので、どれも一長一短ということになりづらく端末選びをしやすいラインナップといえます。
13インチM2モデル | 13インチM3モデル | 15インチM3モデル | |
---|---|---|---|
高さ | 1.13cm | 1.13cm | 1.15cm |
幅 | 30.41cm | 30.41cm | 34.04cm |
奥行き | 21.5cm | 21.5cm | 23.76cm |
重量 | 1.24kg | 1.24kg | 1.51kg |
Macbook Air(M3)の発売日
M3チップを搭載した新型Macbook Airの発売は、2024年3月8日です。
3月4日に情報発表があり、同日に予約を開始しています。
尚、今回の新発売に伴い、Macbook Air(M1)とMacbook Air(M2)の15インチモデルの販売が終了します。
Macbook Air(M2)は、2023年の6月に登場したばかりで、15インチモデルは登場してから1年もたたないうちにラインナップから姿を消すこととなりました。
モデル | 発売時期 | |
---|---|---|
13インチMacbook Air(M1) | 2020年11月(販売終了) | |
13インチMacbook Air(M2) | 2022年7月 | |
15インチMacbook Air(M2) | 2023年6月(販売終了) | |
13インチMacbook Air(M3) | 2024年3月 | |
15インチMacbook Air(M3) | 2024年3月 |
Macbook Air(M3)の価格
Macbook Air(M3)の価格は、前世代のM2モデルから据え置きとなっています。
同じ価格で、高性能なモデルを手に入れられるようになりました。
購入時にカスタマイズできる項目はチップ(プロセッサ)、メモリ、ストレージ、電源アダプタ、プリインストールソフトウェアの5種類です。
基本料金 | 164,800円 | |
---|---|---|
チップ | 8コアCPU、8コアGPU、16コアNural Engine M2チップ | +0円 |
8コアCPU、10コアGPU、16コアNural Engine M2チップ | +15,000円 | |
メモリ | 8GBユニファイドメモリ | +0円 |
16GBユニファイドメモリ | +30,000円 | |
24GBユニファイドメモリ | +60,000円 | |
ストレージ | 256GB SSDストレージ | +0円 |
512GB SSDストレージ | +30,000円 | |
1TB SSDストレージ | +60,000円 | |
2TB SSDストレージ | +120,000円 | |
電源アダプタ | 30W USB-C電源アダプタ | +0円 |
デュアルUSB-Cポート搭載35W コンパクト電源アダプタ |
+3,000円 | |
70W USB-C電源アダプタ | +3,000円 | |
プリインストールソフトウェア | なし | +0円 |
Final Cut Pro | +45,000円 | |
Logic Pro | +30,000円 | |
トータル価格 | 164,800円~419,800円 |
基本料金 | 198,800円 | |
---|---|---|
メモリ | 8GBユニファイドメモリ | +0円 |
16GBユニファイドメモリ | +30,000円 | |
24GBユニファイドメモリ | +60,000円 | |
ストレージ | 256GB SSDストレージ | +0円 |
512GB SSDストレージ | +30,000円 | |
1TB SSDストレージ | +60,000円 | |
2TB SSDストレージ | +120,000円 | |
電源アダプタ | デュアルUSB-Cポート搭載35W コンパクト電源アダプタ |
+0円 |
70W USB-C電源アダプタ | +0円 | |
プリインストールソフトウェア | なし | +0円 |
Final Cut Pro | +45,000円 | |
Logic Pro | +30,000円 | |
トータル価格 | 198,800円~453,800円 |
同時にM2モデルの価格が値引きに
M3モデルの登場により、引き続き販売される13インチのM2モデルについては値引きされています。
カスタマイズの内容は同じなので、ベースが16,000円安価となる形です。
基本料金 | 148,800円 | |
---|---|---|
チップ | 8コアCPU、8コアGPU、16コアNural Engine M2チップ | +0円 |
8コアCPU、10コアGPU、16コアNural Engine M2チップ | +15,000円 | |
メモリ | 8GBユニファイドメモリ | +0円 |
16GBユニファイドメモリ | +30,000円 | |
24GBユニファイドメモリ | +60,000円 | |
ストレージ | 256GB SSDストレージ | +0円 |
512GB SSDストレージ | +30,000円 | |
1TB SSDストレージ | +60,000円 | |
2TB SSDストレージ | +120,000円 | |
電源アダプタ | 30W USB-C電源アダプタ | +0円 |
デュアルUSB-Cポート搭載35W コンパクト電源アダプタ |
+3,000円 | |
70W USB-C電源アダプタ | +3,000円 | |
プリインストールソフトウェア | なし | +0円 |
Final Cut Pro | +45,000円 | |
Logic Pro | +30,000円 | |
トータル価格 | 148,800円~403,800円 |
AppleCare+はつけるべき?
Macbookは基本的に机に置いて使うもので、持ち運びはしても屋外で取り出すような機会はあまり多くありません。
iPhoneなどのスマホと比べれば落下させてしまうようなイメージも薄く、故障するリスクを意識していない人は少なくないと思います。
とはいえ、日常の些細なミスや注意不足で、壊れるときにはあっさりと壊れてしまうものでもあります。
たとえば、不安定な膝の上で使用していて落としてしまう、物があるのに気づかず閉じて画面が割れてしまう、カバンの中で飲み物がこぼれて濡れてしまうなどは、比較的イメージしやすいのではないでしょうか。
加えて、Macbookは本体がそもそも高額であるため、修理代金も高額となりやすいです。
安心して利用するのであれば、AppleCare+のような保証サービスに加入しておく方が望ましいでしょう。
ただし、AppleCare+は料金が高めです。
Macbook Air(M3)の場合、年間12,800円(=月額1,066円)で修理サポートを受ける際にも一定の費用が発生します。
利用料金がネックであれば、”モバイル保険“の検討もオススメします。
モバイル保険は、スマホやパソコン、タブレット、ワイヤレスイヤホンなど無線通信機器全般に対応する保険で、予め補償対象として登録しておいた機器が故障し修理を行った場合、その修理費用を年間最大10万円まで補償してもらうことができるサービスです。
修理費用が10万円以上となってしまった場合には超過分を負担する必要がありますが、それ以下であれば全額補償されるので月額700円の支払だけでカバーすることができます。
1契約で3端末まで補償できることも魅力で、MacbookとiPhone、AirPodsをまとめて登録するということも可能となっています。
高いが回数上限がなく手厚いAppleCare+と、手頃な料金で1~2回程度の故障であればカバーできるモバイル保険。
Macbookの使い方や想定されるリスクの大きさを加味して、自身に合うものを利用してもらえればと思います。
M3モデルとM2モデル、どちらがオススメ?
ラインナップが一新され、Macbook Airの現行モデルは13インチMacbook Air(M2)、13インチMacbook Air(M3)、15インチMacbook Air(M3)の3種類となっています。
2020年モデルであるMacbook Air(M1)や2023年6月に登場したばかりの15インチMacbook Air(M2)は販売終了となりました。
同じ13インチのM3モデルとM2モデルでは、デザインやサイズ、重量に違いがありません。
メモリやストレージといった基本的なスペックも同じであり、基本的にはチップがM3かM2かで選択することになります。
価格はM3モデルが164,800円から、M2モデルが148,800円からで、16,000円の差となっています。
チップの性能差と価格差を考慮して選択することになりそうです。
パソコンはスマホなどと違ってカスタマイズが可能で、お金をかければ相当な性能の引き上げが可能です。
単に高い性能を求めていてはキリがないため、どのような使い方をするつもりかを想定した上で、不自由を感じることがないスペックを持ったものを選ぶのが基本といえます。
この観点でいえば、M3チップは非常に高性能で、ライトな使い方では持て余してしまう可能性も小さくありません。
例えばWebサイト制作や画像編集ぐらいであれば、販売終了となったM1モデルでも十分という意見すらあります。
動画編集を始め、複数のアプリを同時に起動して動かすなどのよほども重い処理をすることが目的でなければ、M3を選ぶ必要性はないかもしれません。
費用やコスパを重視するのであれば、十分に高性能で価格が安いM2モデルを選ぶ方がよいでしょう。
一方、差額は16,000円程度であり、パソコンを購入する際の費用としては誤差と見なせなくもない額です。
懐に余裕があれば、長期利用を見込んで最新のM3モデルを購入するのもオススメです。
Macbook Proとの比較
Macbookにおいて、Macbook Airは下位モデルです。
性能を重視するのであれば、上位モデルであるMacbook Proを選ぶのが自然です。
ただ、Macbook Proは、性能と引き換えに非常に高価となっています。
Macbook Air(M3)は、Macbook Pro並みの性能を安価に実現したモデルということができるでしょう。
13インチ Macbook Air(M3) | 14インチ Macbook Air(M3) | |
---|---|---|
搭載チップ | Apple M3 | Apple M3 |
CPU | 8コア | 8コア |
GPU | 最大10コア | 10コア |
メモリ | 8GB/16GB/24GB | 8GB/16GB/24GB |
ストレージ | 256GB SSD/512GB SSD/1TB SSD/2TB SSD | 512GB SSD/1TB SSD/2TB SSD |
ディスプレイサイズ | 13.6インチ | 14.2インチ |
本体サイズ | 1.13cm x 30.41cm x 21.5cm | 1.55cm x 31.26cm x 22.12cm |
重量 | 1.24kg | 1.55kg |
カメラ | 1080p | 1080p |
スピーカー | 4基 | 6基 |
カラー | ミッドナイト・スターライト・スペースグレイ・シルバー | スペースグレイ・シルバー |
最大18時間 | 最大22時間 |
まとめ
新型のMacbook Air(M3)について紹介をしてきました。
チップ以外はほぼ同じというマイナーチェンジではありますが、登場前の最新モデルと同じ金額であるため、実態としては性能がアップデートされたと考えるのが適当でしょう。
自身の使い方に合わせて選んでみると良いでしょう。