Androidスマホの修理料金まとめ!Galaxy・Pixel・Xperia・AQUOSの主なモデルの修理料金を網羅!
- 2025年03月06日
- その他
新しいスマホを購入するとき、補償サービスに加入するかどうか聞かれることが多いと思います。
店頭であればスタッフが案内してくれるのはもちろん、オンラインで購入する場合にも補償サービスをつけるかどうかの選択があります。
たいてい、つけるかどうかをただ聞かれるだけで、その補償サービスのサポート内容や、加入しなかった場合にどの程度の修理費用がかかるのかは説明してくれません。
適切な判断をするのは、なかなか難しいのではないでしょうか。
この記事では、Androidスマホの修理料金の目安をまとめ、補償サービスに加入するべきかどうかを解説していきます。
近々スマホを購入する予定がある人は、ぜひ参考にしてください。
目次
Androidスマホとは
コンピューターの動作を管理する基幹的なソフトウェアをOS(オペレーティングシステム)といいます。
機器の”中身”にあたるもので、高度な電子機器であるスマートフォンにももちろん搭載されています。
スマートフォンに搭載されているOSは主に2つで、iOSとAndroid OSとがあります。
iOSはAppleが開発しているOSで、同じくAppleが製造するiPhoneにのみ搭載されています。
iPhoneは日本では絶大な人気を誇り、国内のスマホの半数以上のシェアを占めているため、Apple1社しか利用していないものでありながら非常に多くの人が利用しているOSです。
これに対してAndroid OSは、Web検索やYoutubeなどで有名なGoogleが開発しているOSです。
Apple 1社で独占的に使用しているクローズドのiOSとは異なり、Android OSはソースが一般に公開されているため、Google以外の企業も活用することが可能です。
そのため様々なメーカーがAndroid OSを搭載したスマートフォンを開発しており、これが俗にAndroidスマホといわれます。
iOSとAndroid OS以外のOSも存在するものの、それらが搭載されたスマホは国内市場にはほとんどありません。
結果的にiPhone以外のスマホはほとんどがAndroidスマホとなっており、iPhoneとAndroidスマホでスマホ市場を二分する形となっています。
Galaxy(Samsung)
Galaxyは、韓国のSamsungが開発しているスマホブランドです。
Samsungは世界最大の総合家電・電子部品・電子製品メーカーであり、その洗練された技術力に裏打ちされた高い性能がGalaxyの魅力です。
国内ではiPhoneの人気が圧倒的で印象が薄くなりがちですが、世界のスマホ市場ではGalaxyかiPhoneかという2大ブランドであり、現在はAppleに劣るものの2023年頃までトップシェアでした。
iPhoneはシリーズ単位で高性能なハイエンドモデルというイメージですが、Galaxyはエントリーモデルからハイエンドモデルまで様々なモデルを展開しているため、スマホの性能自体はモデルによって幅があります。
ただどのモデルも、価格帯に見合った高い性能や使いやすいUIでコスパが良いため、快適に使うことができるでしょう。
Galaxyシリーズでよく取り上げられるのは、カメラ性能です。
特にハイエンドモデルでは望遠の能力が非常に高く、遠方からでも高画質な映像を撮影することができます。
Galaxyシリーズの修理料金
Galaxyの修理は、通常は購入したキャリアに依頼することになります。
1店のみですが、iPhoneでいうApple Storeのような直営の修理店「Galaxy Harajuku」もあるので、近くの場合は持ち込んで店頭修理を依頼するのもいいでしょう。
近年取り扱いの始まったSIMフリーモデルは、キャリアの修理サービスを利用できない場合もありますが、郵送での修理対応も受付しているため安心です。
修理価格については、大雑把な開示となっています。
損傷によって修理するべき箇所は変わるため、そもそも修理価格はアバウトなモノになりがちです。
あくまで目安として参照してください。
モデル | 画面修理 | 背面ケース |
---|---|---|
Galaxy S25 Ultra | 44,220円 | ~11,000円 |
Galaxy S25 | 28,270円 | |
Galaxy S24 FE | 28,270円 | |
Galaxy S24 Ultra | 45,870円 | |
Galaxy S24 | 30,140円 | |
Galaxy S23 FE | ~45,000円 | |
Galaxy S23 | ~45,000円 | |
Galaxy Z Flip 6 | 51,700円 | ~13,000円 |
Galaxy Z Flip 5 | 51,810円 | |
Galaxy Z Fold 6 | 93,280円 | ~26,000円 |
Galaxy Z Fold 5 | 83,820円 | |
Galaxy A25 5G | ~20,000円 | ~20,000円 |
Galaxy A55 5G |
Pixel(Google)
PixelはGoogle製のスマートフォンシリーズです。
GoogleはAndroid OSのメーカーであるため、iPhoneと同じようにソフト・ハードを同じ企業が作り上げた完成度の高いスマホとなっています。
Google Pixelの魅力はコストパフォーマンスの良さです。
ハードの性能は他のハイエンドモデルと比べると控えめですが、機械学習によりその差を感じさせない高度な処理をしています。
特に2022年発売のPixel 7シリーズまでは、7~8万円ほどのミドルレンジクラスの価格でハイエンドモデルに匹敵する性能となっていたためコスパの高いスマホとして人気を集め、徐々にシェアを伸ばしていきました。
ただその後のシリーズは価格が大きく引き上げられており、最新のPixel 9シリーズではiPhone並みの価格となってしまいました。
価格が気になる場合には、フラグシップモデルから半年ほど遅れて登場するaシリーズを利用するのがオススメです。
性能を極力落とさないようにしつつ、ケースの素材などを変更することで安価を実現しており、従来のようにコストパフォーマンスが高いモデルとなっています。
機能としては、「消しゴムマジック」などの写真の加工機能が有名です。
また、Googleが独自開発している生成AI「Gemini」が搭載されており、高度なデジタルアシスタントのサポートを受けることができます。
Pixelシリーズの修理料金
現在日本国内には、いわゆる「Google Store」のような直営店はありません。
Googleに郵送修理を依頼する、端末を購入したキャリアへ依頼する、iCracked Storeで修理するの3択になります。
iCracked Storeとは、Googleの正規サービスプロバイダです。
メーカーでも販売店でもない街の修理店ですが、Googleと提携し正規パーツを用いて正規の方法で修理を行っている正規修理店です。
他にも複数のメーカーの正規修理を請け負う高い技術力を持つ修理店なので、安心して利用してみてください。
全国約100店舗展開しており、郵送修理も実施しています。
尚、Pixel 8の背面パネル修理・基板修理は、構造上バッテリー交換も同時に行う必要があるようで、価格が高くなっています。
モデル | 画面修理 | 背面パネル | 背面カメラ | 基板修理 |
---|---|---|---|---|
Pixel 9 Pro Fold | 146,080円 /30,580円 |
27,280円 | 39,380円 | 113,080円~ |
Pixel 9 Pro XL | 41,580円 | 23,980円 | 47,080円 | 92,180円~ |
Pixel 9 Pro | 40,480円 | 23,980円 | 44,880円 | 92,180円~ |
Pixel 9 | 29,480円 | 19,580円 | 32,780円 | 85,580円 |
Pixel 8 a | 23,980円 | 16,280円 | 20,680円 | 66,880円 |
Pixel 8 Pro | 40,480円 | 50,160円 | 41,580円 | 102,960円~ |
Pixel 8 | 28,380円 | 41,360円 | 32,780円 | 96,360円 |
Xperia(SONY)
Xperiaは、SONYが開発しているスマートフォンです。
SONYといえば、ウォークマンやプレイステーションで有名な日本を代表する家電メーカーであり、SONY製品を愛用しているファンも少なくありません。
XperiaのラインナップはGalaxyに近く、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広いシリーズを展開しています。
トータルの性能としては他のハイエンドモデルに劣るとされがちですが、カメラやスピーカーといった特定の機能における評価が高く、こだわりのあるユーザーに好まれています。
カメラはデジタル一眼カメラのような本格的なマニュアル設定が可能で、手軽さと機械処理による単純なクオリティの向上を図る他社とは一線を画しています。
撮影用のカメラキーを持ち半押しでAFロック、全押しでシャッターを切るといったカメラ同様の操作が可能となっており、シャッタースピードやISO感度、ホワイトバランスなども設定することができます。
写真にこだわるだけでなく撮影そのものを大いに楽しむことができるのは、唯一といえる魅力ではないでしょうか。
また、スピーカーは表面に左右対称に配置されているため音像定位がずば抜けており、臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。
近年はワイヤレスイヤホンの普及でイヤホンジャックを持たないスマホが増えてきていますが、オーディオジャックを残し情報欠落がない有線ヘッドホンで音楽を楽しむことができます。
Xperiaの修理料金
Xperiaの修理は、キャリアで購入したモデルの場合にはそのキャリアで依頼をします。
SIMフリーモデルの場合にはメーカーサイトにて郵送修理を依頼することになりますが、秋葉原・日本橋にソニーのサービスステーションがあるため、こちらに持ち込むことも可能です。
メーカーサイトでの修理申し込みの際に症状を選択することで、おおよその修理料金の目安を確認することができます。
「○○円以上」という表記であり、複数の症状が出ている場合もあるため、あくまで目安として参照しましょう。
モデル | 画面修理 | 背面パネル | 背面カメラ | 基板修理 |
---|---|---|---|---|
Xperia 1 VI | 61,600円 | 17,600円 | 44,000円 | 84,700円~ |
Xperia 10 VI | 35,200円 | 13,750円 | 15,400円 | 40,700円 |
Xperia 1 V | 64,900円 | 16,500円 | 44,000円 | 77,700円 |
Xperia 10 V | 33,000円 | 13,750円 | 16,500円 | 36,300円 |
Xperia 5 V | 53,900円 | 17,600円 | 33,000円 | 72,600円 |
Xperia 5 IV | 51,700円 | 14,300円 | 28,600円 | 64,900円 |
AQUOS(SHARP)
SHARPが展開しているスマホブランドがAQUOSシリーズです。
SHARPは現在台湾の鴻海精密工業の子会社ですが、あくまで日本の家電メーカーとしての品質を保って開発・設計しているブランドであり、数少なくなってしまった日本製のスマートフォンです。
AQUOSは、従来の携帯電話のように、基本的にキャリアで販売されているシリーズです。
近年はSIMフリーモデルも出ているものの、強力なライバルに押され、なかなか選ばれづらい現状があるように思います。
端末自体のスペックは決して低くはなく十分な性能を持っていますが、iPhoneやGalaxy、Pixelなどのようなインパクトがなく決め手に欠けるイメージです。
ラインナップは、シンプルで安価なモデルから高価なハイスペックモデルまで取りそろっています。
強みとしてあげるのであれば使いやすさ。
デザインやディスプレイにこだわりがあり、防水・防塵性能、高性能なカメラ機能を有しており、コストパフォーマンスも悪くありません。
そのためハイエンドモデルよりもミドルレンジ・エントリーモデル志向のユーザーに選ばれやすいのではないかと思います。
AQUOSの修理料金
AQUOSの修理は、購入したキャリアへ持ち込んでの預かり修理や郵送修理はもちろん、オンライン・電話からのメーカー郵送修理やiCracked Storeでの即日修理を依頼することができます。
iCrackedはGoogle Pixelと同様AQUOSの正規修理も行っており、メーカー・キャリア以外で正規修理を受けられる唯一の修理店となっています。
モデル | 画面修理 | 背面パネル | 背面カメラ | 基板修理 |
---|---|---|---|---|
AQUOS sense9 | 33,880円 | 21,780円 | 22,880円 | 58,080円 |
AQUOS R9 Pro | 75,680円 | 25,080円 | 87,080円 | 140,800円 |
AQUOS R9 | 49,280円 | 17,380円 | 22,880円 | 96,580円 |
AQUOS Wish4 | 19,580円 | 17,380円 | 15,180円 | 40,480円 |
AQUOS sense8 | 26,180円 | 21,780円 | 20,680円 | 43,780円 |
AQUOS R8 Pro | 71,280円 | 21,780円 | 52,580円 | 124,080円 |
AQUOS wish3 | 21,780円 | 19,580円 | 16,280円 | 52,580円 |
AQUOS R7 | 59,180円 | 18,480円 | 48,180円 | – |
AQUOS sense7 Plus | 40,480円 | 17,380円 | 18,480円 | 55,880円 |
保険・補償サービスには加入するべき?
近年のスマホは、ディスプレイや背面ケースなどの素材にもこだわって壊れづらい作りをしていますが、あくまで精密機械ですから壊れるときは壊れます。
多少落としたりぶつけたりするぐらいなら何事もないことが多いですが、丈夫な分いざ壊れてしまうときには「この程度のことで」と感じるようなあっさりとしたきっかけであることも多いものです。
日常的に持ち歩くものですから無理からぬことで、安心して利用するのであれば、壊れたときの備えをしておくことが肝要です。
そのような備えとなるのが保険・補償サービスです。
メーカーサイトでもキャリアでも、購入時にはたいていサービスの加入を勧められます。
保険・補償サービス自体が有料なので断る人も少なくありませんが、スマホの価格は年々上がっていて数年前とは違います。
買い直すのが難しくなり、修理もあまり安くは済まないので、サービスを利用する価値は十分にあるといえるでしょう。
保険・補償サービスは現在選択肢も増えており、キャリアが提供している補償サービスのほかにも、多くのメーカーが自社スマホ専用の保証サービスを展開しています。
また、保険会社が安価に利用できるスマホ向けの保険もリリースしているため、料金が気になる場合にも使いやすくなりました。
購入時には是非、一度検討してみるとよいでしょう。
まとめ
どんなスマホも、同様に故障のリスクがありますが、修理サポートの方法は様々です。
修理価格は基本的に、購入価格が高いモデルほど高額となるため、上位モデルを使う場合にはリスクも大きくなっていると考えられます。
不安を感じるのであれば保険・補償サービスも利用すべきで、万が一に備えておくのが良いでしょう。
端末購入時の参考になれば幸いです。