AppleCare+って何? 料金や期間、iPhoneに保険が必要かどうか徹底的に解説します!
- 2024年11月28日
- iPhone
新しいスマートフォンを購入するとき、端末補償の加入を勧められることがよくあります。
近年のスマホは高価になっており、買い替えも修理も高額になることが少なくないため、万が一に備えて加入しておくと安心です。
とはいえ端末補償自体も無料ではなく、加入すると費用がかかります。
出費を抑えるためのサービスですから、利用するのであれば出来るだけオトクなサービスが望ましいですよね。
本記事では、日本で高い人気を誇るiPhoneの専用の端末補償「AppleCare+ for iPhone」(アップルケアプラス フォーアイフォン)について、サービス内容や費用を整理し、必要かどうか判断するお手伝いが出来ればと思います。
目次
AppleCare+とは?
AppleCare+(アップルケアプラス)とは、Appleが提供するApple製品専用の保証サービスです。
「AppleCare+ for iPhone」「AppleCare+ for iPad」のように製品ごとに名称が異なりますが、サービス内容はほぼ同じです。
Apple製品には購入後1年間のハードウェア限定保証がついており、利用者の過失がない自然故障であれば、修理や交換、返金といった対応を受けることができます。
また90日間の無償テクニカルサポートも利用でき、基本設定やインストール、組み立て、接続といった、いわゆる初期設定に関するサポートを受けることもできます。
AppleCare+に加入することで、この限定保証を利用できる期間を延長し内容を拡大することができます。
故障時に安価で修理できる
AppleCare+に加入していると、自然故障に加え過失や事故による故障も保証対象となり、安価で修理を受けることができるようになります。
もちろん加入していない場合も修理は可能ですが、修理料金は高額になってしまいます。
加入している場合としていない場合の修理価格は以下のようになっており、AppleCare+に加入している場合の料金は全モデル共通です。
モデルのクラスで金額が異なり、シリーズ間でも新しいものほど高額となる傾向にあります。
2024年に登場した最新のiPhone 16シリーズについては、販売価格がiPhone 15シリーズと同じであるため修理価格も大部分は同額となっていますが、カメラの性能がPro Maxと同等に引き上げられたiPhone 16 Proのカメラ交換修理と、iPhone 16 Pro Maxの本体交換修理のみ一回り高くなっています。
もっとも近年のシリーズでは、昨今注目されるエコやSDGsのためか、少しずつ部分修理が行われるようになってきました。
以前は画面修理か本体交換の2択しかなく軽微な損傷でも高額の修理料金が必要でしたが、背面ガラスや背面カメラの修理であれば相応の料金で修理できるようになっています。
特に背面ガラス修理は、従来かなり高額でしたが最新シリーズでは大幅な値下げを実現しています。
機種 | AppleCare+未加入 | AppleCare+加入 |
---|---|---|
iPhone 16 Pro Max | 56,800円 | 3,700円 |
iPhone 16 Pro | 50,800円 | |
iPhone 16 Plus | 50,800円 | |
iPhone 16 | 42,800円 | |
iPhone 15 Pro Max | 56,800円 | |
iPhone 15 Pro | 50,800円 | |
iPhone 15 Plus | 50,800円 | |
iPhone 15 | 42,800円 | |
iPhone 14 Pro Max | 56,800円 | |
iPhone 14 Pro | 50,800円 | |
iPhone 14 Plus | 50,800円 | |
iPhone 14 | 42,800円 | |
iPhone 13 Pro Max | 50,800円 | |
iPhone 13 Pro | 42,800円 | |
iPhone 13 | 42,800円 | |
iPhone 13 mini | 34,800円 | |
iPhone 12 Pro Max | 50,800円 | |
iPhone 12 Pro | 42,800円 | |
iPhone 12 | 42,800円 | |
iPhone 12 mini | 34,800円 | |
iPhone 11 Pro Max | 50,800円 | |
iPhone 11 Pro | 42,800円 | |
iPhone 11 | 28,800円 | |
iPhone XS Max | 50,800円 | |
iPhone XS | 42,800円 | |
iPhone X | 42,800円 | |
iPhone XR | 28,800円 | |
iPhone 8 Plus | 24,400円 | |
iPhone 8 | 21,800円 | |
iPhone 7 Plus | 24,400円 | |
iPhone 7 | 21,800円 | |
iPhone SE(第3世代) | 19,400円 | |
iPhone SE(第2世代) | 19,400円 | |
iPhone SE | 19,400円 |
※金額は全て税込
機種 | AppleCare+未加入 | AppleCare+加入 |
---|---|---|
iPhone 16 Pro Max | 29,800円 | 3,700円 |
iPhone 16 Pro | 25,900円 | |
iPhone 16 Plus | 29,800円 | |
iPhone 16 | 25,900円 | |
iPhone 15 Pro Max | 29,800円 | |
iPhone 15 Pro | 25,900円 | |
iPhone 15 Plus | 29,800円 | |
iPhone 15 | 25,900円 | |
iPhone 14 Pro Max | 82,800円 | |
iPhone 14 Pro | 75,800円 | |
iPhone 14 Plus | 29,800円 | |
iPhone 14 | 25,900円 | |
iPhone 13 Pro Max | 75,800円 | |
iPhone 13 Pro | 67,800円 | |
iPhone 13 | 53,800円 | |
iPhone 13 mini | 44,800円 | |
iPhone 12 Pro Max | 75,800円 | |
iPhone 12 Pro | 67,800円 | |
iPhone 12 | 53,800円 | |
iPhone 12 mini | 44,800円 |
※金額は全て税込
機種 | AppleCare+未加入 | AppleCare+加入 |
---|---|---|
iPhone 16 Pro Max | 76,800円 | 7,400円 |
iPhone 16 Pro | 66,800円 | |
iPhone 16 Plus | 67,800円 | |
iPhone 16 | 59,400円 | |
iPhone 15 Pro Max | 76,800円 | |
iPhone 15 Pro | 66,800円 | |
iPhone 15 Plus | 67,800円 | |
iPhone 15 | 59,400円 | |
iPhone 14 Pro Max | 98,800円 | |
iPhone 14 Pro | 89,800円 | |
iPhone 14 Plus | 67,800円 | |
iPhone 14 | 59,400円 |
※金額は全て税込
機種 | AppleCare+未加入 | AppleCare+加入 |
---|---|---|
iPhone 16 Pro Max | 38,800円 | 3,700円 |
iPhone 16 Pro | 38,800円 | |
iPhone 16 Plus | 23,800円 | |
iPhone 16 | 23,800円 | |
iPhone 15 Pro Max | 38,800円 | |
iPhone 15 Pro | 32,800円 | |
iPhone 15 Plus | 23,800円 | |
iPhone 15 | 23,800円 | |
iPhone 14 Pro Max | 32,800円 | |
iPhone 14 Pro | 32,800円 | |
iPhone 14 Plus | 23,800円 | |
iPhone 14 | 23,800円 | |
iPhone 13 Pro Max | 26,800円 | |
iPhone 13 Pro | 26,800円 | |
iPhone 13 | 23,800円 | |
iPhone 13 mini | 23,800円 | |
iPhone 12 Pro Max | 26,800円 | |
iPhone 12 Pro | 26,800円 | |
iPhone 12 | 23,800円 | |
iPhone 12 mini | 23,800円 |
※金額は全て税込
機種 | AppleCare+未加入 | AppleCare+加入 |
---|---|---|
iPhone 16 Pro Max | 123,800円 | 12,900円 |
iPhone 16 Pro | 105,800円 | |
iPhone 16 Plus | 96,800円 | |
iPhone 16 | 87,800円 | |
iPhone 15 Pro Max | 114,800円 | |
iPhone 15 Pro | 105,800円 | |
iPhone 15 Plus | 96,800円 | |
iPhone 15 | 87,800円 | |
iPhone 14 Pro Max | 114,800円 | |
iPhone 14 Pro | 105,800円 | |
iPhone 14 Plus | 96,800円 | |
iPhone 14 | 87,800円 | |
iPhone 13 Pro Max | 96,800円 | |
iPhone 13 Pro | 87,800円 | |
iPhone 13 | 68,800円 | |
iPhone 13 mini | 59,400円 | |
iPhone 12 Pro Max | 96,800円 | |
iPhone 12 Pro | 87,800円 | |
iPhone 12 | 68,800円 | |
iPhone 12 mini | 59,400円 | |
iPhone 11 Pro Max | 96,800円 | |
iPhone 11 Pro | 87,800円 | |
iPhone 11 | 59,400円 | |
iPhone XS Max | 96,800円 | |
iPhone XS | 87,800円 | |
iPhone X | 87,800円 | |
iPhone XR | 87,800円 | |
iPhone 8 Plus | 59,400円 | |
iPhone 8 | 48,200円 | |
iPhone 7 Plus | 48,200円 | |
iPhone 7 | 42,800円 | |
iPhone SE(第3世代) | 44,000円 | |
iPhone SE(第2世代) | 37,400円 | |
iPhone SE | 37,400円 |
※金額は全て税込
無償で消耗したバッテリーを交換できる
iPhoneのバッテリーが消耗したときに、無償でバッテリーを交換してもらうことができます。
消耗の基準は、バッテリーの最大容量が本来の80%を下回った場合です。
消耗具合はiPhoneの画面上で確認することが出来ます。
1. 「設定」アプリを開く
2. 一覧から「バッテリー」を選択する
3. バッテリーの状態をタップ
4. 「最大容量」の数値を確認
AppleCare+未加入の場合や、バッテリーが消耗しきっていない場合は、有償での交換となります。
バッテリー交換の費用は、モデルや世代間であまり差がなく同じ価格帯となることが多いですが、最新のiPhone 16シリーズについては上位モデルのiPhone 16 Pro・iPhone 16 Pro Maxのみ一回り高い価格設定となっています。
費用はそれぞれ下記のとおりです。
バッテリー交換の費用はモデル間であまり差が
機種 | AppleCare+保証適用なし | AppleCare+保証適用 |
---|---|---|
iPhone 16 Pro Max | 19,400円 | 0円 |
iPhone 16 Pro | ||
iPhone 16 Plus | 15,800円 | |
iPhone 16 | ||
iPhone 15 Pro Max | ||
iPhone 15 Pro | ||
iPhone 15 Plus | ||
iPhone 15 | ||
iPhone 14 Pro Max | ||
iPhone 14 Pro | ||
iPhone 14 Plus | ||
iPhone 14 | ||
iPhone 13 Pro Max | 14,500円 | |
iPhone 13 Pro | ||
iPhone 13 | ||
iPhone 13 mini | ||
iPhone 12 Pro Max | ||
iPhone 12 Pro | ||
iPhone 12 | ||
iPhone 12 mini | ||
iPhone 11 Pro Max | ||
iPhone 11 Pro | ||
iPhone 11 | ||
iPhone XS Max | ||
iPhone XS | ||
iPhone X | ||
iPhone XR | ||
iPhone 8 Plus | 11,200円 | |
iPhone 8 | ||
iPhone 7 Plus | ||
iPhone 7 | ||
iPhone SE(第3世代) | ||
iPhone SE(第2世代) | ||
iPhone SE |
※金額は全て税込
故障時にエクスプレス交換サービスが利用できる
エクスプレス交換サービスとは、iPhoneの故障時に、迅速に新品もしくは新品同等の端末と交換してくれるサービスです。
依頼後、宅配便にて交換機が届き、故障端末と引き換えに受け取ることができます。
修理ではないため、スマホが使えないという状態をいち早く解消することができるのが嬉しいサービスです。
交換機は工場出荷時の状態のため、初期設定が必要でデータの引継ぎなどはできません。
予めバックアップをとっておき受取後に復元するといった対応が必要になります。
損傷がひどくバックアップをとれないなどデータが消えては困る場合は、エクスプレス交換サービスは利用せず、通常の修理サービスを利用することになるでしょう。
エクスプレス交換サービス自体は無料ですが、端末の故障内容によって、修理の場合と同じ料金が発生します。
盗難・紛失に対応したプランもあり
AppleCare+は、自然故障、過失・事故による故障は保証されますが、盗難と紛失は保証対象外です。
これに対応したのがAppleCare+ 盗難・紛失プランで、利用料金は上がりますが、iPhoneの盗難や紛失でも保証を受けられるようになります。
保証を適用することで、iPhoneの盗難・紛失時に12,900円で新しい端末を手に入れることが出来ます。
ただし適用には条件があり、盗難・紛失にあったiPhoneが「iPhoneを探す」の機能が有効になっている必要があります。
AppleCareとAppleCare+の違い
「AppleCare+」(アップルケアプラス)という名称から、「+」(プラス)のついていない「AppleCare」(アップルケア)も存在すると考えるのは自然といえます。
「AppleCare」と「AppleCare+」はどのような違いがあるのでしょうか。
結論としては、この2つに違いはありません。
というのも、別々のサービスがあるわけではなく、どちらも同じものを指しているためです。
厳密には、現在「AppleCare」という名称のサービスは存在しません。
Appleが展開する保証サービス全体のブランド名となっており、「AppleCare+ for iPhone」や「AppleCare+ for iPad」といった機器ごとのサービスをまとめて「AppleCare製品」と表現されています。
当初は「AppleCare」という名称で展開されていましたが、時代とともにサービスが変化する中で名称も変わりました。
少しずつ切り替わっていったので「AppleCare」と「AppleCare+」が混在していた時期もありますが、現在ではすべての保証サービスが「AppleCare+」となっています。
そのため使い分けるなら、サービス自体の正式名称が「AppleCare+」、Appleが提供する保証サービス群が「AppleCare」ということになりますが、実態としてはどちらも変わらないということになります。
尚、「プラス」という表現から無料でついている1年間の限定保証を「AppleCare」、これを延長拡大した有償の保証サービスを「AppleCare+」だと勘違いしてしまうかもしれませんが、これは誤りです。
限定保証はAppleCareではないので、誰かに保証の加入状況を説明する際などは誤解を与えないよう注意してください。
AppleCare+の保証期間
AppleCare+の保証期間は元々は2年間でしたが、現在では月額払いも可能となり、解約するまで保証期間を延長することができるようになっています。
従来どおり購入時に一括払いした場合も、2年が経過したタイミングで月額払いに切り替えて期間を延長することができます。
そのため、実態としては有効期限のないサービスとなっています。
ただし加入できるのは、iPhone購入時の同時購入、もしくはiPhone購入から30日以内の追加購入と期間が限られています。
また、一度解約してしまうと再加入することはできません。
AppleCare+の料金
AppleCare+の料金は機種によって異なります。
一括払いと月額プランとありますが、一括払いの方がオトクです。
トータルの利用料金が安いのはもちろんですが、2年経過後も月額プランに切り替えて継続利用でき、2年以内に不要になった場合に残額を返金してもらうことも可能なので、実は一括払いにはデメリットといえるものはほとんどありません。
可能であれば一括払いを選択することをオススメします。
尚、最新のiPhone 16シリーズは、前年iPhone 15シリーズと同じ価格設定となっています。
本体の購入価格も据え置きとなりましたので順当といえますが、これ以上高くなると月額2,000円代となることも考えられるだけに一安心です。
機種 | AppleCare+ | AppleCare+ 盗難・紛失プラン |
||
---|---|---|---|---|
一括購入 | 月額料金 | 一括購入 | 月額料金 | |
iPhone 16 Pro Max | 31,800円 | 1,580円 | 34,800円 | 1,740円 |
iPhone 16 Pro | 31,800円 | 1,580円 | 34,800円 | 1,740円 |
iPhone 16 Plus | 28,800円 | 1,380円 | 31,800円 | 1,540円 |
iPhone 16 | 23,800円 | 1,180円 | 26,800円 | 1,340円 |
iPhone 15 Plus | 28,800円 | 1,380円 | 31,800円 | 1,540円 |
iPhone 15 | 23,800円 | 1,180円 | 26,800円 | 1,340円 |
iPhone 14 Plus | 28,800円 | 1,380円 | 31,800円 | 1,540円 |
iPhone 14 | 23,800円 | 1,180円 | 26,800円 | 1,340円 |
※金額は全て税込
AppleCare+以外の補償サービス
iPhoneの端末補償として利用できるサービスは、AppleCare+だけではありません。
どのようなサービスがあるか紹介していきます。
通信キャリアの補償
ドコモやau、ソフトバンクといった通信キャリアでiPhoneを購入した場合、キャリアの提供する補償を利用することもできます。
今でこそAppleStoreやオンラインストアでメーカーから直接購入することが出来ますが、長らく携帯電話といえばキャリアで購入するのが当たり前だったので、iPhoneをキャリアで購入した人は少なくないのではないでしょうか。
iPhoneで利用できるキャリアの補償は、AppleCare+をベースとしているものが多くあります。
auの「故障紛失サポート with AppleCare Services」、Softbankの「あんしん保証パック with AppleCare Services」、楽天モバイルの「故障紛失保証 with AppleCare Services」は、いずれもAppleCare+を少し拡充したサービスとなっています。(ドコモは、通常のAppleCare+とAndroid共通の独自サービス「ケータイ補償サービス」を提供しています。)
そのため、端末補償にあたる主要な部分は、通常のAppleCare+と差がありません。
データ復旧を始めサポートは手厚いものの、月額料金は若干高くなっています。
・料金がAppleCare+より少し高い
・端末の修理はApple Storeか正規サービスプロバイダを利用して行う
・データ復旧サービスや電話サポートなど、トラブル時のサポートが手厚い
保険会社が提供するスマホ保険
保険会社が提供するスマホ保険を利用する方法もあります。
スマホを対象にした少額の保険で、事故が発生した場合に修理費用を補償してくれるというものです。
「モバイル保険」はさくら少額短期保険株式会社が提供するスマホ保険です。
月額700円で、スマホが故障したときの修理費用を年間10万円まで補償してくれます。
その特徴は、大きく2つあります。
1つはモバイル通信機器全般を3台まで補償できることです。
モバイル保険の保証対象はWi-FiやBluetoothにつながる通信機器全般と広く、例えば2台目のスマホやタブレット、ワイヤレスイヤホン、ノートパソコン、ゲーム機といった通信機器が身の回りにあれば、それらも同時に補償することが可能となっています。
1契約で3台まで補償できるので、3台登録すると1台当たりの利用料金は234円とおトクに使うことが出来ます。
2つ目はスマホを機種変更やキャリア変更しても継続利用できることです。
AppleCare+やキャリアの補償は、基本的に購入した端末に対して補償をかけるため、機種変更すると新しい機種に引き継ぐことなどはできず、新たに加入し直す必要があります。
キャリア変更も、元々使用していたキャリアの契約を解約することになるので、補償は使えなくなってしまいます。
モバイル保険は契約者に対してかける保険であるため、機種変更やキャリア変更した場合にも、登録機器の変更を行えばそのまま使い続けることが出来ます。
価格や補償対象の広さ・柔軟さはAppleCare+と比べても使いやすいサービスです。
ただし保険は偶発的なトラブルに備えるものであるため、使用していればいずれ必ず起こるバッテリーの消耗は補償対象外となります。
加入の条件として購入から1年未満であることが必要ですが、AppleCare+やキャリアの補償に加入中でれば1年以上経過していても加入できるので、例えばAppleCare+から乗り換えたり、AppleCare+と併用したりすることも可能です。
そもそも端末補償は必要か?
iPhoneに万が一の事態が起きるかもしれない、起きたときには損害が大きくて困る、そういったものに備えるために入るのが端末補償です。
極論してしまえばiPhoneを壊すことがないと確信しているのであれば、入る必要はありません。
しかし、壊してしまった人も故意に壊そうとしたわけではないはずです。
例えば、日々の小さな衝撃による内部のパーツの損傷によって、ある日突然不具合が発生することがあります。
また、人がぶつかってきた拍子に落としてしまうことや、周りの人が飲み物をこぼして水濡れしてしまうことなどもあります。
iPhoneが故障する原因は、高いところから落とす、思い切りぶつけるといった決定的なものに限らないのです。
そうした自身の普段の行動や周囲の環境、そしてもし壊れてしまった際に買い直しや修理でどの程度費用が発生するかを把握した上で、補償の料金や内容がそれに見合うかどうかで判断するのが望ましいといえるでしょう。
尚、傾向として、以前より端末補償はおトクで必要性の高いサービスであることは言えると思います。
理由は下記の2点です。
iPhoneの端末料金が高い
2024年現在、スマホは非常に高価で、安くても新品であれば5万円前後はかかります。
中でもiPhoneは高額で、新しい機種が出るたびに購入価格が高くなる傾向にあり、最新機種は10万円以上するのが当たり前となってきています。
高価でありながら日常生活に欠かせないというのは、自動車のようなものと考えても良いのかもしれません。
特に高額の機種であるiPhoneは、高級車と見ることができそうです。
自動車に保険をかける人は多いと思いますが、iPhoneならいかがでしょうか?
また、端末料金が高いということは、必然的に修理料金も高くなります。
修理で安く済まそうと思っても、案外安くはありません。
こういった壊れてしまった時の備えとして、端末補償の利用は有効といえます。
買い替えではなく修理をして同じ端末を長く使う
端末補償の利用を悩む大きな要因は、壊れることなく使い切った場合に、結果として利用料金が払いっぱなしになってしまうことかと思います。
トラブルがないのであればそれに越したことはないのですが、利用料金を勿体ないと感じてしまう人も少なくないでしょう。
iPhoneが安ければ気軽に「壊れたら新しいものに買い替える」ことが出来ますが、端末料金は高く容易に買い替えづらくなっています。
そのため、同じ端末を長く使おうという考えが広がっているように思います。
長く使うのであればその分壊れる確率が高くなるため、修理が必要になる可能性も高くなります。
1度は壊れる前提で考えると、いずれかかる修理料金より安く済ませることができるので、非常におトクなサービスといえないでしょうか。
最もよい端末補償はどれなのか?
端末補償を使うとして、どのサービスが良いのでしょうか。
いずれのサービスも長所・短所があります。
メーカーの補償であるAppleCare+を基準に、キャリアの補償と、スマホ保険の代表としてモバイル保険のポイントを整理しました。
AppleCare+と比較したキャリア補償の長所・短所
・全国に窓口がある
・手続き方法などが分からなくても、店頭へ持ち込めば対応してもらえる
・利用料金が高い
キャリアショップのみの利点としては、とりあえず店頭に持ち込めば対応してもらえるということでしょう。
AppleCare+の場合、修理方法や依頼方法など、利用のため自身で確認しなければいけないことが少なくありません。
何かあっても店頭に持ち込めばよく、そのお店も全国各地にあるということで非常に安心感があります。
AppleCare+より少し料金は上がりますが、手続きに不安がある場合にはキャリア補償がよいのではないでしょうか。
AppleCare+と比較したモバイル保険の長所・短所
・利用料金が安い
・修理時の自己負担金が0円
・同時にプラス2台補償できる
・機種変更時も継続利用できる
・AppleCare+やキャリアの補償とも併用可能
・自然故障に対応できない
・補償に年間10万円までの上限がある
おトクに端末補償を利用したいのであれば、モバイル保険が一番です。
最も月額料金が安い上に、修理時の費用負担がありません。
AppleCare+やキャリアの補償は、月額料金に加えて修理時に一定額の費用負担が発生するので、トータルの費用が最も安いサービスとなっています。
同時に3台まで補償できるので、身の回りの機器も補償対象にすれば、実質的な利用料金はさらに安くすることができます。
iPhoneを買い替えたときにも補償を解約して入り直すという手続きが不要で、補償対象の登録さえ変更すればそのまま継続利用できます。
手間が少ないという点ももちろんありますが、修理料金と比較して損得を計算したりする必要なく、シンプルに契約期間中は事故が起きても大丈夫と考えることもできます。
また、実はAppleCare+やキャリアの補償とも併用可能で、月額料金はそれぞれで発生しますが、修理時の費用負担をモバイル保険で無料にするという使い方もあります。
欠点としては、バッテリーの劣化をはじめとする自然故障は補償されないことと、年間10万円までという補償額の上限があるため事故が多発すると補償しきれないということです。
まとめ
端末補償サービスの内容や必要性、比較したときの長所・短所を紹介しました。
端末補償は必須ではありませんが、現在の環境では利用した方がメリットは大きいように思います。
サービスも種類がありますので、自身に最も適したサービスを利用できるよう、この記事が参考になれば幸いです。