A17 Proチップ搭載の新型iPad miniが登場! 気になる価格や性能を解説します!
- 2024年10月24日
- その他
iPad miniは、Appleが展開するタブレット製品のシリーズの1つです。
その名の通り小型のモデルで、扱いやすさがウリとなっています。
そんなiPad miniシリーズに、かねてより噂されていた新モデルが登場しました。
一体どのようなモデルなのか、前世代からの変化や価格、性能など詳細を解説していきます。
目次
新型iPad mini登場!
2024年10月15日、Appleが新型iPad miniの発売を発表しました。
iPad miniは、2012年11月に登場した小型版のiPadです。
第4世代までは毎年アップデートが行われ、以降は2~3年ほどの感覚で新しいモデルが発売されています。
今回の新型iPad miniは7世代目にあたり、前世代のiPad mini 6から3年を経ての登場となります。
ただし、モデルの名称はこれまでのような世代を冠するものではなく、「iPad mini(A17 Pro)」と搭載れたチップのモデルが用いられています。
これは直近1~2年の動きで、2024年5月に発売されたiPad Pro・iPad Airも同様のネーミングとなっていました。
iPad mini(A17 Pro)の発売日
新型iPad miniの発売は、10月23日(水)となっています。
発表後から予約が可能で、約1週間後に発売開始です。
歴代のiPad miniの発売は、幅はあるものの殆どが9月~11月となっており、通常通りのスケジュールといえるでしょう。
モデル | 発売日 |
---|---|
iPad mini(第1世代) | 2012年11月2日 |
iPad mini(第2世代) | 2013年11月12日 |
iPad mini 3 | 2014年10月22日 |
iPad mini 4 | 2015年9月9日 |
iPad mini(第5世代) | 2019年3月18日 |
iPad mini(第6世代) | 2021年9月24日 |
iPad mini(A17 Pro) | 2024年10月23日 |
iPad mini(A17 Pro)の販売価格
新型iPadの価格は、78,800円からとなっています。
ストレージは128GB、256GB、512GBの3種類で、容量を大きくすると価格が上がります。
前世代のiPad mini 6は59,800円で販売が開始されたため、2万円ほどの値上がりとなっています。
ただ、米国での販売価格はどちらも$499と据え置きで、この値上がりは2022年3月頃からの円安の進行を反映したものと見られます。
ストレージ | 価格 |
---|---|
128GB | 78,800円 |
256GB | 94,800円 |
512GB | 130,800円 |
iPad mini(A17 Pro)のAppleCare+の料金
新しくApple製品を購入する際に悩ましいのが、AppleCare+をつけるかどうかです。
購入時には加入するか選択することになります。
AppleCare+はiPadが故障してしまった時に、安価で修理・交換サポートを受けることが出来るようになる保証サービスです。
iPad ProやiPad Airほどではないとはいえ、iPad miniも決して安くはありません。
高価な機器ですから、何かトラブルがあった時のために備えておくのは賢明といえるでしょう。
AppleCare+利用料金 | 一括 | 10,800円 |
---|---|---|
月額払い | 550円 | |
サポート利用時の料金 | 4,400円円 | |
(参考)AppleCare+未加入時 の修理料金 |
Wi-Fiモデル | 57,800円 |
Wi-Fi + Celluarモデル | 66,800円 |
iPhoneとまとめて補償できるモバイル保険
iPadと一緒に使用しているであろうiPhoneなどのスマホも、現在では高額です。
iPhoneのAppleCare+はiPad miniよりもかなり高く、例えばiPhone 16 Proであれば月額1,580円もかかってしまいます。
iPhoneとiPad miniそれぞれにAppleCare+をかけようとすると月額2,000円を越えてしまい、なかなかに大きな出費となってしまうのではないないでしょうか。
「保証自体は利用したいがAppleCare+は料金が高い」という人は、他の選択肢を検討してみるのもよいでしょう。
“モバイル保険”は、月額700円で利用できるモバイル通信機器向けの保険です。
補償対象として登録している機器が故障してしまった場合、その修理にかかった費用を補償してもらうことができます。
Wi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信機器全般が対象となるため、iPhoneやiPad、Macbook、AirPods、Apple Watchなど様々な機器に利用することができます。
モバイル保険のメリットは、1契約で3端末まで利用できることにあります。
手元にある様々な機器をまとめて補償にいられるので、1つ1つにAppleCare+をかけるよりもずっと安価に利用することが出来るようになります。
AppleCare+の料金が気になる人には、ぜひおススメしたいサービスです。
- 月額700円で年間10万円まで補償
- Wi-FiやBluetoothにつながる機器全般が対象で、iPhoneやiPad、Macbook、AirPodsなどにも利用可
- 1契約で3端末まで補償できるので、手持ちの端末をまとめて補償できる
- 修理時の自己負担金も0円で、利用料金が安い
iPadのモデルの違い
iPadには、iPad(無印)・iPad mini・iPad Air・iPad Proの4種類のモデルがあります。
iPad miniには小型という分かりやすい特徴がありますが、モデル間にはどのような違いがあるのでしょうか。
タブレット端末の立ち位置
タブレットは個人利用できるコンピューターデバイスの1つですが、同じような高性能な機器にはスマホやパソコンもあります。
いずれもインターネットやアプリを活用でき、出来ることが近いため、これらと比較されることは少なくありません。
タブレットは、能力的にはスマホとパソコンの間に位置します。
それぞれの強みもあれば弱みもある機器で、タブレットにしかできないことというのはほとんどありません。
もちろんタブレットならではの使い方はあるので、タブレットを購入する際はどのような使い分けをするのかは重要なポイントになります。
iPad miniはスマホに近いモデル
iPadは4種類のシリーズがありますが、その性能はスマホに近いかパソコンに近いかで大別できます。
iPad(無印)とiPad miniはスマホに近いモデルです。
搭載されているチップもiPhoneと同じものであり、基本的には大型なスマホと捉えてしまって問題ありません。
できることはスマホと同じですが、大画面で操作したり楽しんだりできること、スマホと一緒に別々のことをする(動画を見ながらゲームをする)といった使い方になるのではないかと思います。
一方、iPad AirとiPad Proはパソコンに近いモデルです。
パソコン並みの高い性能を有しており、動画編集や画像加工を始めとした高度な開発作業を行うことができます。
iPhoneと同じインターフェースとタッチパネルにより直感的に操作できるので、パソコンを使ったことがない人が開発作業を行うために機器を調達するという場合には、新たに覚えることの少ないタブレットが最適といえるでしょう。
iPad mini(A17 Pro)はiPad mini 6からどう変わった?
3年ぶりのアップデートということもあり、iPad mini(A17 Pro)の性能は前世代のiPad mini 6から順当に進化しているといえます。
ただ、デザインは変わらず、機能的に追加されたのはApple Intelligenceぐらいで、もう少し大きな変化が欲しかったという印象もあります。
チップはiPhone 15 Proと同等、Apple Intelligenceも利用可
チップは人間でいう脳にあたり、機器の性能を左右するパーツです。
新型iPad miniには、iPhone 15 Proと同じA17 Proチップが採用されました。
iPhone 16シリーズに採用された最新のA18チップではありませんが、直近のProモデル並みといえば十分高い性能を有するといえるでしょう。
特にApple Intelligenceに対応している点は大きなポイントです。
Apple IntelligenceはAIを活用したライフサポートツールで、最新iOS 18の目玉となっているサービスです。
過去のiPhoneで対応しているのはiPhone 15 Proのみで、端末自体が高い性能を有している必要があります。
この機能を使えることが、新型iPad miniの性能の高さを物語っています。
iPad mini 6に搭載されたA15 Bionicチップと比べると、CPU性能は約30%、GPU性能も25%ほど向上しており、快適に扱うことができるでしょう。
Apple Pencil Proに対応
2024年5月に新型iPad Air・iPad Proとともに登場したApple Pencil Proに対応しています。
Apple Pencil Proには新たな機能がいくつか追加されています。
主な機能としては、ペン先の向きを変えたりオブジェクトを動かしたりといった使い方が可能なバレルロールや、ペン軸をつまむことでメニューを表示し任意の操作を可能とするスクイーズ機能などが挙げられます。
それなりの価格とはなりますが、iPadを便利にシームレスに使う上で大きな変化を果たしたデバイスです。
Apple Pencilとともにお絵描きやメモ書きなどを楽しむのであれば、嬉しい進化といえます。
物理SIMのスロットが廃止されeSIMのみに
セルラーモデルでは、iPad自体にSIMを差し込んで単独で通信が可能です。
従来はSIMカードを入れるスロットがありましたが、このスロットが廃止されeSIMのみの対応となりました。
デザインは同じで全く変わらず
デザインに関しては、iPad mini 6から変化していません。
見た目はもちろん、サイズや重量といった部分も同じになっています。
同じ2024年に登場したiPhone 16シリーズでは、ベゼルが細くなるなどの変化があったので、少々物足りないところです。
Apple Intelligenceに代表される中身がアップデートされたモデルといえるでしょう。
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iPad mini(A17 Pro)とiPad mini 6、どちらを買うべき?
今回デザインに変化がないため、人によって評価が分かれるポイントというのが少ないです。
純粋に性能がアップデートされた端末といえるので、iPad mini 6を選ぶ理由は価格ぐらいになるのではないかと思います。
価格に関しても、あまり大きな差はなさそうです。
発売時点の価格を比較してしまうとそれなりの開きがありますが、iPad mini 6も円安の影響を受けて値上がりしています。
既にAppleの公式HPでは取り扱いが終了していますので、参考にAmazonのAppleストアにおけるiPad mini 6の価格を引用すると、64GBで84,800円となっていました。
iPad mini(A17 Pro)と比べると、ストレージも小さい上に価格も高いということで、こちらを選ぶメリットはほとんどなさそうです。
可能性があるとすればキャリアや家電量販店での購入でしょうか。
型落ちとなったモデルなので、値引きやキャンペーンが行われる可能性があります。
うまく活用できれば、オトクに購入することができるでしょう。
ただ、購入後数年使うのであれば、やはり性能の差は気になるところです。
特に、今後明らかに注力していくであろうAIの新機能に対応していることは注目しておきたいところ。
新たに追加される機能がiPad mini(A17 Pro)でないと利用できない可能性もあるため、たとえiPad mini 6の方が安く買えたとしても、僅かな差であれば最新モデルを選んだ方がオトクではないでしょうか。
まとめ
新しく登場したiPad mini(A17 Pro)についてまとめていきました。
順当な進化を遂げ、ぜひ入手したい端末ではありますが、前世代からの分かりやすい変化がもう少し欲しかったところです。
iPad mini(A17 Pro)の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。