MacBookの整備品は本当にお得?中古との違いや選び方のポイントを解説!
- 2024年01月29日
- Macbook
学生から社会人の方、クリエイティブな職種の方にまで、大人気のMacbook。
Macbookは、スタイリッシュなデザインや、iPhoneなどのApple製品とスムーズに連携できることから、近年、愛用者がとても増えています。
しかし、そのデザイン性や機能性の高いさ、そしてAppleのPCパーツへのこだわりから、他社のPCと比較するとコストが高いことでも知られています。
学生さんや初めてMacbookを使ってみたい方には価格のハードルが少し高く、できれば、少しでも安くMacbookを手に入れたいと考える方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめしたいのが、Macbookを整備品で購入するという方法です。
整備品とは、新品と同じクオリティにまで十分にメンテナンスされた中古品のことで、Appleが提供する整備品には付属品やマニュアル、保証まで付いている優れものです。
ただ、整備品を選ぶには、必ず押さえておくべき注意点や選び方のポイントがあります。
今回は、新品や中古品との違いを比較し、お得にMacbookを購入するおすすめの方法や、失敗しない整備品の選び方まで、詳しく解説いたします。
目次
Macbookの整備品とは?
「整備品」という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどんな特徴があるのか、新品や中古品とどこが違うのか、明確に分からない方もいるでしょう。
整備品は、初期不良などの理由で返品されたMacbookを対象として、修理や交換、クリーニングを行った製品です。
新品と同等までのクオリティにまでメンテナンスし販売されます。
それにより、Macbookとしての品質はそのまま、新品よりも価格が安く手に入るというメリットがあります。
整備品の特徴
そもそも整備品とは、展示品や初期不良、一部のパーツ交換が必要な製品など、一度だけ使用された製品が対象となります。
問題のある箇所を修理や交換、小傷などの外装クリーニングを行い、厳しい基準をクリアした新品同等の製品、いわゆる「新古品」を整備品と呼びます。
整備品は、新品より価格が安く抑えられ、品質や信頼性などのコストパフォーマンスを重視するユーザーにとってメリットが多い点が特徴です。
また、販売店によっては、付属品や保証サービスまで提供されるため、価格と品質、どちらも妥協したくない方にとっては、魅力なサービスでしょう。
整備品の種類
その中でも整備品は、大きく2つの種類に分けられます。
1つ目は、メーカー(Apple)によって修理やクリーニングがなされた整備品、2つ目はメーカー以外の業者が独自に整備して販売している整備品です。
この2つ目は、どちらも同じ「整備品」という括りで分けられるため混同しやすいのですが、整備品として販売されるにあたっての基準が業者によって異なるため、購入の際には注意が必要です。
Appleの整備品は、正式には「Apple認定整備済製品」と言い、Appleが設けた厳しい基準でサービス内容も充実しています。
比較検討する際は、単なる「整備品」なのか「Apple認定整備済製品」なのかをチェックして区別しましょう。
整備品と中古、新品の違いは?
整備品は、中古や新品とも区別がつきにくく混同いされる場合も多いですが、全く異なる製品です。
それぞれの違いは以下の通りです。
新品 | 中古品 | 整備品 | |
---|---|---|---|
特徴 | メーカーの製造工場から直送された製品 | 個人のユーザーが使用し消耗された製品 | 修理・交換・清掃などメンテナンスされた製品 |
付属品やマニュアルの有無 | ○ | × | △ ※販売先による |
保証サービス | ○ | × ※販売先によっては保証が付く場合もある |
△ ※販売先による |
価格 | 高い | 圧倒的に安い | 品質と比較すると安い |
新品は、その名の通り誰の手にも渡っておらず、付属品や説明書、メーカー保証がついた製品です。
中古品は、個人の手に渡り使用されたことのある商品で、外装の傷やバッテリー摩耗のリスクがあります。
しかし、新品や整備品に比べて価格が圧倒的に安いため、価格の安さを重視するユーザーにおすすめです。
そして整備品は、先述したように、新品同様のクオリティまで修理や交換、クリーニングを行い販売されている製品のことで、品質と価格のバランスが取れた製品だと言えます。
また、整備品は、どこでMacbookを購入するかによって、製品の割引率やサービス内容も異なるため、整備品を検討する際は、販売業者ごとに価格や品質、そして保証などのサービス内容を比較することが大切です。
Macbookの整備品はこんな人におすすめ!
整備品は、ユーザーのニーズに合わせて選べるメリットがあります。
予算を抑えたい人や、性能と予算を比較したうえで費用対効果を重視する人にとくにおすすめです。
一方で、性能よりも価格の安さを重視する場合や、使用感が苦手な方や、手厚いサポートを重視する場合には、整備品は不向きなだと言えるでしょう。
自分が最も重視するポイントを理解して、新品・中古・整備品のどのタイプが良いか検討してみてください。
整備品が向いている人
整備品は、性能やデザインなどの品質にはこだわりつつも、製品をできるだけ安く購入したい方に特におすすめの購入方法です。
学生や初めてMacbookを使用する方、スタートアップ企業で使用する場合など、整備品はコストパフォーマンスの高い選択だと言えるでしょう。
また、整備品は、最新モデルにこだわりがない方にもおすすめです。
モデルは古くても、一定の品質基準を満たすように再整備されていることや、販売先によっては保証も付いているため、中古品よりも安心して長く使用できます。
さらに、整備品は環境に配慮している方にも適しています。
一度使用された製品を再利用しているため、電子廃棄物の削減にも貢献していると言えるでしょう。
このような観点から、整備品は、予算や信頼性など、使う方のニーズに合わせた製品の選び方が可能です。
整備品が向いていない人
整備品は、全ての人におすすめできるという訳ではありません。
整備品が向いていない人の特徴をいくつか挙げてみましょう。
まず、最新や高性能なスペックにこだわる方にとっては、整備品はおすすめできません。
多くの場合、1世代前かそれ以上のモデルが販売される傾向にあり、最新モデルはほぼ販売されないからです。
続いて、使用した痕跡が気になる方も整備品は向きません。
整備品は、新古品とは言え、中古品を専門業者が修理・クリーニングしたものであるため、使用感や多少の細かい傷が残っている可能性もあります。
完全な新品感を求める方にとっては、整備品よりも新品を選んだ方がストレスなく使用できるでしょう。
また、長期の保証を重視する方にもあまりおすすめできません。
新品と比較し、整備品には保証が付かない場合や、付いても保証期間が短い場合がほとんどです。
保証期間が長い方が安心という方は、新品を選ぶか、または保証期間が付く整備品を購入しましょう。
万が一、欲しい整備品に保証が付かないという場合は、個別で保険に加入しMacbookに保証を付ける方法もあります。
整備品や中古品であっても少額から加入できる保険がありますので、検討してみるのも1つの方法です。
以上のような特徴に当てはまる方は、整備品よりも新品のMacbookを選ぶ方が満足度が高いでしょう。
しかし、これらの条件に当てはまらない方や、特に予算を重視したい人にとって、整備品は魅力的な選択の1つだと言えます。
Macbookの整備品はどこで買える?
整備品の購入方法は大きく分けて3つのタイプがあります。
1つ目はメーカー(Apple)で購入する方法、2つ目は、整備品の取扱があるECサイトで購入する方法、3つ目は中古品業者で買う方法です。
購入先によってサービス内容やクオリティが異なりますので、整備品を購入する際は、それぞれの特徴やポイントを理解することが大切です。
メーカー(Apple)で買う
整備品を購入するうえで最も信頼できる購入先は、製造メーカーであるAppleです。
Appleの公式サイトには「Apple認定整備済製品」として、整備品のMacbookが販売されています。
Appleの認定整備済製品は、厳しい品質基準を設けており、新品と同等のクオリティを維持しながら、Apple製品を最大15%安く購入することが可能です。
また、サポート体制も充実しており、安心して整備品を購入できるでしょう。
大手ECサイトで買う
整備品を購入する2つ目の方法として、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで購入するという選択もあります。
このような大手ECサイトでは、多数の出品者が集まるため、さまざまなモデルや価格帯の整備品を見つけることが可能です。
また、大手ECサイトは比較的安全性が高く、実際に購入したユーザーの商品レビューや評価を参考に出来ることも魅力でしょう。
しかし、一部の出品者の中には、クオリティの低い整備品を出品している可能性もありますので、信頼できる出品者から購入することが大切です。
また、大手ECサイトでは、新品と整備品のMacbookが混在しています。
商品の詳細ページをよく読み、間違えて購入しないよう確認が必要です。
中古品業者で買う
Apple公式サイトや大手ECサイト以外にも、中古品業者から購入する方法もあります。
中古品業者では、公式サイトには出回りにくいモデルのMacbook整備品を見つけられる場合もあります。
しかし、注意しなければならないのは、中古品業者が独自の基準で行った修理やメンテナンスでも、「整備品」として販売することができる点です。
また、中古品業者からの購入では、保証が付かないケースが多いという特徴もデメリットとして挙げられます。
特に、オンラインのオークションサイトなどで購入する場合は、商品の詳細を写真や説明文だけで判断することになりますので、慎重な判断が必要となるでしょう。
Macbookの整備品を選ぶ前に知っておきたい3つのこと
事前に整備品の選び方を知っておくことで、失敗なく良質な整備品のMacbookを選定できるポイントがあります。
ポイントの1つ目は、中古品と比較した際の価格、2つ目は、Macbookのモデルやスペック、3つ目は、在庫についてです。
購入する際は、事前にそれらのポイントを理解して、整備品選びの参考にしてみてください。
整備品は中古品より価格が少し高め
整備品は中古品よりも価格がやや高めに設定されています。
その理由は、修理や交換、クリーニングを徹底し、新品と同様のクオリティやアフターフォローが付いているからです。
一方、中古品は、個人が使用した後に販売されるため、製品の消耗や傷などの品質にバラツキがあり、それらを理解したうえで購入する必要があります。
つまり、品質のクオリティが低い分、価格が安いという理由です。
このような違いから、整備品は中古品よりも価格が高くなる傾向があります。
中古品と比較して、整備品は価格が少し高いですが、その理由を理解しておくことで、購入後のミスマッチを防ぐことができるでしょう。
整備品の最新モデルはほぼ販売されない
整備品は、新品のリリースから数年経過した後、早くても1世代前のモデルが市場に出ることが一般的です。
そのため、新品に近い状態でMacbookを手に入れることができますが、最新のモデルを求めている方は、注意点しておきましょう。
ただ、多少モデルが古い型であってもMacbookのスペックは高いため、最新モデルにこだわりのない方は十分には十分おすすめできます。
人気モデルは整備品でもすぐに在庫切れになる
整備品は、新品のように一定の在庫が確保されているわけではありません。
そのため、Macbookの人気モデルは、整備品であってもすぐに在庫切れになってしまうことが多く、入荷を待っているユーザーもいるほどです。
特にAppleの整備品は、メーカーの厳格な品質チェックをクリアしたうえに、新品と比べて価格が抑えられています。
そのため、新型が発売された直後や、セール期間などは在庫がすぐになくなる傾向にあります。
希望のMacbookのモデルがある場合は、定期的に整備品の在庫状況をチェックしたり、SNSで在庫の最新情報を収集しましょう。
また、販売先によっては、入荷通知サービスを実施しているところもありますので、利用してみるのもおすすめです。
整備品なら「Apple認定整備済製品」が断然おすすめ!
Apple認定整備済製品は、Appleが定めた厳格なガイドラインに従って整備した製品だけを扱い、新品同様の品質だと評価されています。
その他にも、アフターフォローや付属品など、メーカーにしかできない細かなサービスまで、新品とサポートが蹴られる点も魅力です。
これからご紹介する3つのポイントを踏まえて、Appleの整備品を購入するか、Apple以外で購入するか検討してみてください。
純正パーツで交換
Appleの整備品は、純正パーツのみを使用して不具合がある部分をすべて交換することで、新品同様の品質を実現しています。
信頼性と品質、コストのバランスを重視するユーザーにとって、純正パーツでの交換は魅力的なサービスだと言えるでしょう。
しかし、先ほども述べたように、人気モデルは整備品でもすぐに在庫切れになる可能性があるため、事前の情報収集や在庫チェックが必要です。
付属アクセサリが全て付きで新品の箱に再梱包
Appleの整備品は、Macbookの製品そのものだけでなく、必要なアクセサリが全て付属される点も魅力です。
それには、電源アダプターや、USBケーブル、そしてマニュアルなども含まれます。
さらに、購入時には、新品と同様の箱に再梱包されて販売するという、クオリティの高い仕上がりとなっています。
Appleの整備品は、新品を購入する際のワクワク感も味わうことができるでしょう。
1年間の製品保証と90日間の技術サポート
Appleの整備品は、1年間の製品保証と90日間の技術サポートが付いています。
Amazonで購入する際も保証が付く場合もありますが、あくまでも出品業者が対応するため、純正パーツ使用の有無や、返品に対応するかどうかは販売先の判断となります。
その点、Apple認定整備済製品であれば、保証期間中に不具合が発生した場合でも、Appleの技術者やサポートチームが対応してくれるため安心です。
これは、Appleで整備品を購入する大きなメリットだと言えるでしょう。
まとめ
整備品とは、展示品や初期不良品として一度使用された製品をメーカーや専門業者が回収し、再度メンテナンスを行った上で、新品同様のクオリティで販売している製品です。
そのため、性能はそのままに高品質で、新品よりも低価格でMacbookを購入することができます。
しかし、整備品は2パターンに分けられ、メーカーが整備している「Apple認定整備済製品」と、中古品を扱う業者が独自に整備したMacbookも「整備品」として扱われます。
そのため、整備品を購入する際は、新品同様のクオリティやサービスが担保された、信頼のあるApple公式サイトで購入することがおすすめです。
「Apple認定整備済製品」であれば、製品の性能や品質だけでなく、保証やアフターフォローも全て付いているため、初めて整備品を購入する方でも安心です。
これらのメリットや注意点を踏まえて、最適なMacbookの整備品を選んでください。