AppleCare+の修理回数に制限はある?補償の上限を解説
- 2026年05月08日
- その他

AppleCare+は、Appleが提供する有料の延長保証サービスであり、iPhoneの修理費用を抑えられることから多くのユーザーに利用されています。
画面割れや水没などのトラブルに対応できるため、「万が一」に備える手段として検討している方も多いでしょう。
その中で確認しておきたいのが、修理は何回まで使えるのか?」という点です。
AppleCare+は「回数無制限」といった情報を見かけることもありますが、実際には補償期間や費用、適用条件などによって利用できる範囲が決まっています。
また、盗難・紛失補償の有無によっても、回数制限の考え方は異なります。
この記事では、AppleCare+の基本的な仕組みや補償内容を整理したうえで、修理回数に制限はあるのか、補償の上限はどこにあるのかをわかりやすく解説します。
さらに、他のスマホ保険との違いにも触れながら、自分に合った選び方についても整理していきます。
目次
AppleCare+とは?料金やサービス内容を解説
AppleCare+とは、Appleが提供する有料の延長保証サービスであり、通常1年間の製品保証と90日間のサポートを延長し、さらに過失や事故による故障にも対応できる点が特徴です。
iPhoneの画面割れや水没といったトラブルでも、自己負担を抑えて修理を受けられるため、多くのユーザーに利用されています。
通常の製品保証では、自然故障にしか対応していません。
そのため、落下や水濡れなどのトラブルは保証対象外となり、高額な修理費用が発生するケースもあります。
AppleCare+に加入している場合は、こうした過失による故障にも対応できる点が大きな違いです。
また、AppleCare+にはハードウェアの修理だけでなく、Appleサポートへの優先的な問い合わせ対応が含まれています。
設定や操作に関する相談もできるため、初めてiPhoneを使う方にとっても安心感があります。
利用料金については、機種ごとに異なっています。
例えば、最新のiPhoneシリーズでは、一括払いの場合は数万円前後、月額の場合は1,000円前後から2,000円程度が目安となります。
盗難・紛失に対応した上位プランを選択すると、さらに料金が上乗せされます。
総じて、メーカーの保証として充実したサポートを受けることができます。
ただ毎月の支払いとしては決して安くなく、費用よりも安心感を重視したサービスとなっています。
AppleCare+の補償内容
AppleCare+では、iPhoneの故障やトラブルに対して、ユーザーが少ない負担で元の状態に戻ることができるよう様々なサポートを用意しています。
補償は基本的に修理サポートという形で受けることになりますが、修理自体はAppleCare+未加入でも受けることが可能です。
AppleCare+の恩恵は、その際の費用負担を大きく抑えられることにあります。
どのようなサポートを受けられるのか、解説していきます。
画面割れ・背面割れ・カメラの故障
iPhoneのトラブルの中でも特に多いのが、落下による画面割れや外装の損傷です。
背面のガラス割れやカメラの損傷も含まれます。
iPhoneの内部は細かい部品がバラバラに組み込まれているのではなく、機能ごとにまとまったユニット単位で構成されています。
これらの損傷が発生した際は、損傷箇所のユニットを正常なユニットに取り換えることで修理を行います。
AppleCare+に未加入の場合には、修理箇所にもよりますが3~6万円ほどかかります。
AppleCare+に加入していると、これらが一律3,700円で受けられるようになります。
水没やその他の不具合
水濡れや内部故障の場合には、パーツ交換では対応できないため、本体交換となります。
新品同等品と交換することになるので、修理費用も高額です。
モデルに寄りますが、Pro・Pro Maxといった上位モデルの場合、10万円以上かかってしまう場合もあります。
AppleCare+に加入している場合には、この本体交換費用も大きく抑えることができ、一律12,900円となっています。
バッテリーの無償交換
バッテリー交換も通常であれば有料ですが、AppleCare+に加入している場合には条件次第で無料となります。
バッテリーは消耗品であり、使い続けていると劣化していきます。
劣化すると電池の持ちが悪くなるだけでなく、瞬間的に供給できる電力も低下するため、iPhoneの正常な動作に影響する可能性があります。
Appleは、バッテリーの最大容量が本来の80%以上であれば問題ないとしており、この基準を下回った場合には無償交換のサポート対象となります。
バッテリーの持ちは、iPhoneを使用する時間の長い人には特に気になるポイントだと思います。
無償で交換できるというのは非常に魅力的に見えますが、Appleはこの基準を、100%分の充電を1回としたときに1000回にあたる充電サイクルを行っても下回らないとしており、これは1日1回充電をする場合3年かかる計算になります。
もちろん魅力的なサポートですが、好きな時にいつでも受けられるものではないことは注意点として挙げておきます。
エクスプレス交換サービス
エクスプレス交換サービスとは、iPhoneが故障した時に交換機の郵送をすぐに手配してもらえるサービスです。
通常の修理はiPhoneを預けて修理後に受け取りになるため、一時的にiPhoneが手元にない期間が生まれてしまいますが、エクスプレス交換サービスは先に交換機を送ってもらえるので、iPhoneを利用できない期間を極力短くすることができます。
初期設定やデータ移行などの作業は必要となりますが、半日~1日程度で交換機に切り替えられます。
盗難・紛失の補償
AppleCare+には、盗難・紛失に対応したプランが用意されています。
このプランに加入している場合、端末を紛失したり盗難にあったりした場合でも、新しい端末の提供を受けることが可能です。
盗難・紛失もiPhoneのトラブルとしてはメジャーですが、通常のプランには含まれておらず、盗難・紛失プランを選択する必要があります。
月額料金が160円増額となりますが、これらはAppleとしても修理よりリスクが大きいため、致し方ないところでしょう。
AppleCare+の修理回数に制限はある?
AppleCare+は、iPhoneが故障した時に安価で修理サポートを受けることができるようになるサービスです。
加入前に気になるポイントとして、サポートを受ける条件や受けられる上限があるのかといった点が挙げられます。
サポートの制限について、注意点なども含めて解説していきます。
AppleCare+の修理サポート回数は無制限
AppleCare+のサポートは、無制限に利用することができます。
何度壊してしまっても、繰り返し安価で修理・本体交換サポートを受けることができます。
AppleCare+はもともと、年に2回までという上限が設けられていました。
2022年9月に変更され、現在のような無制限となっています。
盗難・紛失のサポートには回数制限あり
修理・本体交換サポートの利用上限が撤廃された現在でも、盗難・紛失時の補償には利用上限が設けられています。
1年間に2回まで利用することができます。
盗難・紛失はApple側が回収できるものがなく損害が大きいため、引き続き上限が設けられているものと考えられます。
無制限でも費用は掛かることに注意
AppleCare+のサポートは、無料で修理が受けられるものではなく、都度自己負担金が発生します。
回数は無制限ですが、繰り返し故障させてしまうと費用はかさんでいきますので、負担は大きくなっていきます。
手放しで「何度壊しても安心」といえるわけではないので、AppleCare+に加入している場合でも、iPhoneの扱いには気を付けるようにしましょう。
AppleCare+は入った方がいい?判断のポイントを解説
AppleCare+は故障時のサポートが充実した便利なサービスですが、利用料金がかかるものなので、誰もが考え無しに加入するべきものでもありません。
ここでは、加入を判断する際に把握しておきたいポイントを整理していきます。
自身の故障リスク
AppleCare+はiPhoneの故障に備えて利用するサービスであるため、トラブルが起きやすいかどうかは必要性を判断するうえで重要です。
この故障リスクは使い方や環境が大きく影響するため、その大きさは人によって異なります。
自身の場合がどうなのかを振り返って考えてみる必要があります。
例えば、インドアで仕事も在宅が中心な人は、他人がおらず不測の事態が起きづらいためiPhoneを落とす可能性が少なく、落としても自宅のソファやカーペットの上で故障につながる可能性も低いと考えることができます。
一方で、仕事が外回り中心で休日もレジャーやアクティビティを楽しむような人の場合は、人とぶつかったときやカバンやポケットから取り出すときなどiPhoneを落としうる機会が多いうえ、その際は高いところから固い地面に落とすことになるため、損傷してしまう可能性も高くなりそうです。
他にも、過去にiPhoneを落としてしまった経験が複数ある人は、今後もそのようなことが度々起きる可能性が高く、保険の必要性も高いと考えられます。
AppleCare+の利用でかかる費用
AppleCare+自体にも利用料金がかかります。
いかに充実したサービス内容であっても、料金が見合わなければ利用するのは困難です。
故障リスクが大きいのであれば多少高くとも利用する価値がありますが、故障リスクが小さい場合には費用も相応に抑えたいところでしょう。
AppleCare+の利用料金は、モデルによって異なります。
主にスペックの上位・下位が大きく影響しており、近年のシリーズであれば下位の無印で月額1,180円、Proモデルの場合は1,580円となっています。
盗難・紛失プランを選択した場合はさらに160円かかります。
年間で1~2万円ほどと決して安くありません。
また、AppleCare+に加入していても、修理・本体交換の費用はタダになるわけではありません。
あくまで安価になるだけで、画面割れをはじめとするパーツ修理で3,700円、本体交換では12,900円がかかります。
修理回数にもよりますが、トータルでは数万円かかることになるため、自身のリスクに見合った費用かどうかを一度考えてみるのが望ましいといえます。
| 機種 | AppleCare+ | AppleCare+ 盗難・紛失プラン |
||
|---|---|---|---|---|
| 一括購入 | 月額料金 | 一括購入 | 月額料金 | |
| iPhone 17 Pro Max | 31,800円 | 1,580円 | 34,800円 | 1,740円 |
| iPhone 17 Pro | 31,800円 | 1,580円 | 34,800円 | 1,740円 |
| iPhone Air | 31,800円 | 1,580円 | 34,800円 | 1,740円 |
| iPhone 17 | 23,800円 | 1,180円 | 26,800円 | 1,340円 |
| iPhone 17e | 19,800円 | 980円 | 22,800円 | 1,140円 |
| iPhone 16 Plus | 28,800円 | 1,380円 | 31,800円 | 1,540円 |
| iPhone 16 | 23,800円 | 1,180円 | 26,800円 | 1,340円 |
「補償は欲しい、でもAppleCare+は高い」と感じる場合には
AppleCare+はサポートが充実していますが、相応の費用がかかります。
もし自身の故障リスクから補償サービス自体は必要だと感じているものの、AppleCare+の料金には躊躇してしまうという場合には、別の選択肢を検討してみてはどうでしょうか。
スマホの補償といえばメーカーや通信キャリアのサービスが一般的でしたが、近年ではスマホ向けの少額の保険が多数登場しています。
エクスプレス交換サービスのようなサポートサービスはないものの、端末補償としては十分な内容で利用料金も大きく抑えられています。
代表的なのがモバイル保険です。
iPhoneが故障した際の修理費用を補償金として受け取ることができるので、負担なく修理を行うことができます。
月額700円で補償金額は年間10万円までとなっており、短期間で続けての高額修理となると対応しきれませんが、1回の修理は十分カバーできるので、文字通り保険として入っておくには適した費用感をなっています。
モバイル保険の特徴的なのが、スマホ以外の端末も含めて複数台補償できることです。
Wi-FiやBluetoothにつながる機器全般が対象となるため、iPadやMacbook、AirPodsなどにも利用可能です。
1契約で3台まで同時に補償できるので、例えばiPhone・AirPods・Apple Watchのように、所有する複数の機器をまとめて保険にいれる使い方が可能です。
Apple製品を複数持っているユーザーには、特にオススメしたいサービスとなっています。
まとめ
AppleCare+は、iPhoneの修理サポートを安価に受けられるサービスであり、現在は修理回数に制限はありません。
そのため、繰り返し故障してしまった場合でも安心して利用することができます。
一方で相応の費用もかかるため、補償を必要としている場合でも必ずしも適したサービスではないかもしれません。
リスクや費用感を確認したうえで、自身にあった判断ができるとよいでしょう。
費用を抑えたい場合には、モバイル保険に代表されるスマホ保険も検討してみてください。































