中古のスマホは保険に入れる? おすすめのスマホ保険を紹介!
- 2024年11月28日
- スマホ
スマートフォンは、日々の生活には欠かせません。
決済機能も持ち合わせており、今や財布が無くてもスマホ1つあれば困らないというほどの環境です。
しかし、より便利になっていく一方で、その価格も高額となってしまっています。
安価に抑えられるよう中古でスマホを購入することも珍しくありませんが、それでもそれなりの費用が掛かってしまうものです。
そこで本記事では、中古で購入したスマホを保険に入れることができるのか、入れられるのであればどのようなサービスがあるのかを紹介していきます。
中古スマホを購入した方、購入を考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
スマホ保険とは?
スマホ保険は、スマホの故障に備えるためのサービスです。
故障してしまった場合に、安価で修理をしたり修理費用を補償してもらったりと、本来発生してしまう損失を抑えることができるようになります。
メーカーの保証との違い
電子機器には、購入から1年間のメーカー保証がついているのが一般的です。
これは、メーカーが機器の性能を一定期間保証したもので、通常使用の中で不具合が発生した場合には修理や交換といったサポートを受けることができます。
この通常使用の中で発生した不具合というのは、いわゆる自然故障や初期不良といった、機器自体に問題があったものを指します。
落としたりぶつけたりといった利用中の事故により起きた不具合・損傷は補償の対象外であり、メーカー保証ではカバーできないため、
これらに備えるために有償のスマホ保険が必要となります。
メーカーの延長保証
メーカー保証とは別に、メーカーが有償で保証サービスを提供していることがあります。
通常のメーカー保証ではカバーできない事故による不具合・損傷をカバーし、保証期間も延長することができます。
メジャーなのは、iPhoneのメーカーであるAppleが提供しているAppleCare+でしょう。
近年はGoogleのGoogle PixelやSamsugnのGalaxyなど、保証を提供するメーカーが増えてきています。
メーカーの保証は、そのスマホを製造している企業のサービスであり、半ば公式といえるような立ち位置です。
正規の修理を受けることができ、よほど損傷がひどくない限り、修理できないということもありません。
安心して利用できる信頼度の高いサービスですが、一方で利用料金は高額となる傾向があります。
「備えは欲しいが、この料金では利用が難しい」ということも少なくないかもしれません。
メーカー | モデル | 保証サービス | 利用料金 |
---|---|---|---|
Apple | iPhone 16 | AppleCare+ | 月額1,180円 |
Google Pixel 9 | Preferred Care | 2年一括17,000円~ | |
Samsugn | Galaxy S24 | Galaxy Care | 月額717円~ |
Sony | Xpeia 1 VI | Xperia ケア | 月額550円/ 年額5,500円 |
キャリアが提供する補償
通信キャリアでスマホを購入した場合、その通信キャリアが提供する補償を利用することもできます。
スマホ故障時の修理や交換といったサポートに加えて、代替機の貸し出しやデータ復旧など、キャリアならではのサポートも利用でき、内容は充実しています。
全国に多数あるキャリアショップを窓口として利用できるので、サービスの詳細や利用方法が分からない場合にも、安心して利用することができるのが大きなメリットといえます。
サービスは、ドコモを除いてiPhoneかAnrdoidスマホかで異なります。
iPhoneの場合はAppleCare+をベースとしているため、AppleCare+以上に手厚く、AppleCare+以上に高額のサービスとなっています。
Android向けの補償は、iPhoneと比べると安価に利用できます。
キャリア | 補償サービス | 利用料金 |
---|---|---|
ドコモ | Smartあんしん補償 | 月額880円 |
au | 故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+ | 月額1,580円 |
ソフトバンク | あんしん保証パック W with AppleCare Services | 月額1,450円 |
楽天モバイル | 故障紛失保証 with AppleCare Services & iCloud+ | 月額1,310円 |
※利用料金はiPhone 16の場合
保険会社のスマホ保険
近年は、保険会社がスマホ向けの少額の保険を展開しています。
予め補償対象として登録しているスマホが故障してしまった場合に、修理にかかった費用を補償してもらうことができるサービスです。
安価に修理を行うことができるので、利用していればもしもの時にも安心です。
メーカーの保証やキャリアの補償と比べると、料金が安く使いやすいことが特徴です。
年に1回程度の修理であれば十分カバーできるので、他のサービスの料金が高い、もしくはサポート内容が過剰すぎると感じる場合には、有力な選択肢となります。
中古のスマホも保険に入れる?
続いて、中古でスマホを購入した場合に、スマホ保険を利用することができるのかを見ていきます。
基本的にメーカーの保証やキャリアの補償は利用できない
メーカーの保証もキャリアの補償も、基本的にそれぞれで購入した端末でないと加入することはできません。
販売したスマホについて責任を負う形でサービスを展開しているので、中古に限らず別のお店で購入した端末を保証・補償に入れることは出来ないのです。
そもそも購入直後、もしくは加入後短期間の間に加入する必要があるため、販売されてからしばらく経過しているであろう中古端末では、いずれにしても加入は難しいと考えられます。
キャリアの持ち込み端末向けの補償を利用する
実はドコモ・楽天モバイルでは、持ち込み端末向けの補償サービスも展開しています。
どちらも、回線の新規契約か乗り換えが必要となるため、単純に中古端末を購入した時には利用できません。
ドコモの場合は、通常と同じく安価で修理できるようになるものですが、楽天モバイルの「持ち込みスマホあんしん保証」は持ち込み専用のサービスで、6,600円か12,100円の自己負担金で新品同等品と交換できるものとなっています。
保険会社のスマホ保険なら利用可!
保険会社が展開しているスマホ保険であれば、中古スマホでも利用可能です。
もちろん中古であれば何でもいいわけではなく多少の条件がありますが、しっかりとした中古業者から購入した端末であれば、たいてい問題ないはずです。
キャリアの持ち込み端末向けの補償では、端末以外の部分に利用条件があるので、こちらの方が使いやすいのではないでしょうか。
おすすめのスマホ保険はモバイル保険
スマホ保険を利用するのであれば、オススメしたいのがモバイル保険です。
さくら少額短期保険株式会社が展開するサービスで、幅広い活用が可能で利用料金も安いため、使い勝手抜群です。
中古端末は3ヶ月以上の動作保証が必要
モバイル保険は、端末を購入してから1年未満の機器であれば登録が可能です。
もちろん、既に壊れてしまっている機器は補償することができず、正常に動作する状態であることが必要なので、購入後は可能な限り速やかに加入するのが望ましいです。
中古端末については、販売店による3ヶ月以上の動作保証が付けられていることが条件となります。
新品ではないので、この動作保証を以て正常に動作する端末であることを確認するわけです。
販売店によっては動作保証が1ヶ月しかない場合や、中古スマホのランクによって保証期間が変わる場合もあります。
中古とはいえせっかく買ったスマホが短期間でトラブルが起きるのは避けたいので、長めの動作保証がつけられたもののほうが望ましいでしょう。
利用料金はAppleCare+よりも遥かに安い
モバイル保険は月額700円(非課税)で年間最大10万円まで補償を受けることができるサービスです。
iPhoneのメジャーな保険であるAppleCare+と比べて、非常に安く利用することが可能です。
AppleCare+は、近年のモデルであれば無印・Plusが1,180円、Pro・Pro Maxが1,580円となっているので、月額料金はおよそ半分です。
さらにAppleCare+の場合、画面修理で3,700円、本体交換で12,900円の自己負担金が必要となりますが、モバイル保険は上限を越えなければ全額保険金として返ってくるので、費用負担なしで修理をすることができるようになります。
何回も壊してしまう場合にはAppleCare+の方が安心ですが、年に1回程度であればモバイル保険でも十分カバーでき、少ない負担で利用できます。
何事もなく無事に使い切れる可能性もあるので、補償内容が十分であれば費用を抑えて使う方が望ましいかと思います。
身の回りの他の機器もまとめて補償できる
モバイル保険が特徴的なのは、その対象となる機器の広さと台数です。
実はスマホ以外にも利用が可能で、タブレットやノートパソコン、ワイヤレスイヤホン、携帯ゲームなども補償対象とすることができます。
Wi-FiやBluetoothにつながる無線通信機器であれば全般が対象となるため、幅広い機器に保険をかけることができます。
加えて1契約で3端末まで同時に補償することも可能です。
そのため、例えば中古iPhoneとAirPods、Apple Watchをまとめて補償に入れることもでき、1つずつ加入すると高額となってしまうところを安価に抑えることができます。
身の回りの機器次第で、オトクな使い方が可能なサービスとなっています。
- 月額700円と安い
- 修理時の自己負担金0円
- 1契約で3端末まで補償できる
- iPhone以外にも、iPadやAppleWatchといったモバイル通信機器全般を補償可能
いわゆる新古品!整備済製品を買うのもオススメ!
中古端末に類似するスマホ購入の選択肢として、整備済製品を購入するのもオススメです。
整備済製品はいわゆる新古品で、iPhoneのメーカーであるAppleが公式に販売している中古品以上、新品未満の端末となっています。
具体的には、見本や初期不良などで返送された端末のパーツを新品と交換し、Appleが定めた基準をクリアしたものです。
購入時にAppleCare+に加入することもできるぐらいなので、ほとんど新品と変わらない端末といえます。
モデルは既に販売を終了した2~3世代ほど古いものとなっているため、現在のラインナップはiPhone 13シリーズ・iPhone 14シリーズです。
これらのモデルを中古で購入しようと考えていたのであれば、最上級の中古として購入を検討してみてもよいのではないでしょうか。
まとめ
中古スマホに利用できる保険について解説していきました。
中古とはいえスマホは高価なので、万が一壊れてしまっても困ることがないよう備えておくことは、賢明な判断と言えるでしょう。
メーカーの保証やキャリアの補償といったメジャーなサービスは利用が難しいため、使い勝手のいいスマホ保険を利用するのがよいかと思います。
中古スマホを購入する人の参考になれば幸いです。