【2025年最新版】iPhoneを安く買う方法まとめ|公式・中古・整備済みの選び方を解説
- 2025年10月20日
- iPhone
iPhoneが欲しいけれど、値段を見てためらってしまった——そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
近年のiPhoneはモデルによって10万円を超えるのが当たり前になり、Proや大容量モデルでは20万円を超えることもあります。
性能は年々進化しているものの、「少しでも安く買いたい」と考えるユーザーが増えているのも自然な流れといえるでしょう。
実は、iPhoneを定価よりも安く手に入れる方法はいくつか存在します。
キャンペーンや下取りを活用する方法から、整備済み製品や中古端末の購入まで、選び方次第でかなりの節約が可能です。
さらに、端末購入後のリスクにも備えるなら、AppleCare+やスマホ保険のような補償サービスを上手に活用することも検討に値します。
本記事では、iPhoneを安く買うための代表的な方法と、それぞれの選び方・注意点、そして購入後に備えておきたい補償の考え方まで、2025年最新の情報をもとにわかりやすく整理していきます。
目次
iPhoneの価格
まずは、現在販売されているiPhoneの「定価」として、Apple公式サイトで販売されている現行モデルの価格(税込)を確認していきます。
iPhoneの価格はモデルや容量によって大きく異なりますが、全体として10万円を下回るモデルはほぼ存在しないというのが現在の傾向です。
iPhone 17シリーズの標準モデルでも13万円近く、Proシリーズは20万円超が一般的です。
最も安いラインナップであるiPhone 16eですら、税込で99,800円からと、決して気軽に買える価格ではありません。
「少しでも安く買いたい」と考えるユーザーが増えているのも自然なことだといえるでしょう。
モデル | 販売価格 | |
---|---|---|
iPhone 17 | 256GB | 129,800円 |
512GB | 164,800円 | |
iPhone Air | 256GB | 159,800円 |
512GB | 194,800円 | |
1TB | 229,800円 | |
iPhone 17 Pro | 256GB | 179,800円 |
512GB | 214,800円 | |
1TB | 249,800円 | |
iPhone 17 Pro Max | 256GB | 194,800円 |
512GB | 229,800円 | |
1TB | 264,800円 | |
2TB | 329,800円 | |
iPhone 16e | 128GB | 99,800円 |
256GB | 114,800円 | |
512GB | 149,800円 |
iPhoneの購入方法
iPhoneを購入する際、多くの人がまず思い浮かべるのはApple公式サイト(Apple Store)ですが、それ以外にもさまざまな購入ルートがあります。
それぞれの購入方法には、価格・契約条件・端末の状態など、独自の特徴があります。
ここでは代表的な購入手段を1つずつ紹介していきます。
キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で購入する
大手キャリア(MNO)での購入は、日本で最も一般的なiPhoneの入手方法のひとつです。
iPhoneの価格自体はApple Storeより高額となっていますが、条件が設定されている可能性もあるものの、割引や下取りキャンペーンを利用して安価で購入できることもあります。
特に近年は「いつでもカエドキプログラム」「スマホトクするプログラム」などの返却型プランが各社で提供されており、一定期間使用後に端末を返却することで支払いが大幅に軽減される仕組みになっています。
ただし、料金を抑えたいという場合には、利用できる期間が決まっていることに注意が必要です。
比較的短いサイクルで機種変更をする必要が有るため、同じ期間の負担金額で比べると必ずしも安くなるとは限らないのです。
案内される負担額は非常に安価で魅力的ですが、今回買うiPhoneをどの程度の期間使い続けたいのか、次の機種変更はいつ頃行いたいかといったことも考慮して検討する必要があります。
また、キャリアで購入する場合は通信サービスも同じキャリアで契約しているケースが多く、通信費と端末費用を合わせて支払うことになります。
それぞれの費用や支払の状況が分かりづらくなることもあるため、契約内容やトータルコストをよく確認したうえで選ぶことが大切です。
サブブランド(UQモバイル・Y!mobileなど)で購入する
UQモバイルとY!mobileは、それぞれauとソフトバンクの傘下のブランドです。
キャリアとは別のブランドでいわゆる格安SIM(MVNO)にあたりますが、キャリアの傘下ということでサービスも他の格安SIMとは一線を画しており、”サブブランド”としてそれぞれと区別されることが一般的です。
サブブランドで取り扱っているiPhoneは、基本的に型落ちのモデルです。
最新モデルの取り扱いが開始されるのは翌年の新型iPhone発売の前後からとなるため、最新モデルが欲しいユーザーには向きませんが、キャリアと同様に2年返却プログラムも提供しており実質的な負担を抑えられるようになっています。
分割払いにも対応しており、端末の保証やサポート体制も整っている点で、MVNOよりも安心感があると感じるユーザーも多いようです。
性能にそこまでこだわらず、安定した通信と価格重視でiPhoneを選びたいという方にとっては、有力な選択肢のひとつといえるでしょう。
格安SIM(MVNO)で購入する
IIJmioやmineo、NUROモバイルなどに代表される格安SIM(MVNO)でも、iPhoneの取り扱いがあります。
取り扱っているのは主に型落ちモデルや中古端末ですが、回線契約とセットにすることで、割引やポイント還元が受けられることが多く、コストを抑えた購入手段として注目されています。
MVNOの中には、Apple公式から仕入れた新品を販売している事業者もあれば、動作確認済みの中古品を扱っているところもあり、事業者によって端末の状態や保証内容が異なります。
キャリアに比べて端末選択肢は限られますが、料金体系がシンプルで通信費も抑えられることから、「とにかく安く使いたい」層には人気のある選択肢です。
一方で、店舗対応がない事業者が多いため、サポート面に不安が残ります。
利用する場合は事前に確認しておくことはもちろん、何かあった時にもある程度自己解決できるようにしておくことが望ましいでしょう。
整備済製品(Apple公式)を購入する
Apple公式サイトでは、新品のほかに「整備済製品(認定整備済製品)」を販売しています。
いわゆる新古品にあたるもので、初期不良などで返却された端末をAppleが修理・清掃・点検し、新しいバッテリーと外装に交換したうえで再出荷しています。
1年間の製品保証やAppleCare+の加入も可能となっているなど、極めて新品に近い製品といえます。
新品同様の安心感を持ちながら、価格は数千円〜1万円程度安いのが魅力です。
購入できるのはApple公式サイトのみで、モデルや容量の在庫は不定期に更新されます。
人気モデルはすぐに完売してしまうことも多く、希望する機種がある場合はこまめなチェックが必要です。
「なるべく安心して使いたいけど、新品よりは少しでも安く」という方には、整備済製品は非常にバランスの取れた選択肢といえるでしょう。
購入方法それぞれの購入価格
同じiPhoneでも、購入する場所や方法によって価格は大きく変わります。
Apple Store・キャリア・格安SIM(MVNO)・整備済み製品・中古のそれぞれで、どのくらいの価格差があるのでしょうか
各購入方法で取り扱いの多い構成・モデルをもとに、一般的な価格帯の目安をまとめてみました。
価格はモデル・容量・キャンペーンによって変動しますので、あくまで参考程度に参照してください。
購入方法によって価格帯だけでなく、手に入るモデルの世代や条件も大きく異なります。
どの程度のスペックを求めるか、どこまで価格を抑えたいかによって、選ぶべき選択肢は変わってくるでしょう。
購入方法 | 価格の目安(税込) | 購入できるモデル | 備考 |
---|---|---|---|
Apple Store(公式) | 100,000円前後から | iPhone 16e〜iPhone 17 Pro Max | 全モデル新品/SIMフリー |
キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク) | 実質50,000円~80,000円から | iPhone 17シリーズ中心 | 返却プログラムを利用し2年で返却する想定 |
サブブランド(UQ/Y!mobile) | 実質55,000円前後から | iPhone 15・16eなど型落ち中心 | 返却プログラムを利用し2年で返却する想定 |
格安SIM(MVNO) | 70,000円〜100,000円前後 | iPhone 13〜15程度の型落ちが中心 | 中古/未使用品/一部整備品含む |
整備済製品(Apple公式) | 100,000円前後〜 | iPhone 13〜15(時期により異なる) | 保証付き/在庫不定期更新 |
中古(フリマ・中古スマホ専門店など) | 60,000円〜110,000円 | 幅広い(iPhone 11〜16eなど) | 状態・保証・ネットワーク制限に注意 |
端末購入後に気をつけたいリスクと出費
どのような購入方法であれ、2025年現在iPhoneは高価な機器です。
キャンペーンの活用や型落ちを選ぶなどして安く購入できたとしても、実際に使い始めた後にはさまざまなリスクが待っています。
落下による画面割れ、水濡れ、バッテリー劣化など、日常生活の中で起こりうるトラブルは決して珍しいものではなく、特に最近のモデルは修理費も高額化しているため、万が一の出費は軽視できません。
購入前に代表的な修理内容とその費用感について確認しておき、可能であれば保険を利用するなどの対策をしておくことが望ましいでしょう。
修理費用はどのくらいかかる?
Appleでの修理費用は年々高くなっており、特にProシリーズでは本体交換に10万円以上かかるケースもあります。
また、バッテリー交換や画面修理といった比較的軽微な内容でも数万円単位の費用がかかるため、無保険での利用にはリスクを伴います。
画面やカメラといった使用頻度の高いパーツは、故障時の影響も大きく、修理費も決して安くはありません。
こうした出費に備える手段として、あらかじめ補償サービスへの加入を検討しておくことも選択肢のひとつといえるでしょう。
モデル | 画面修理 | カメラ修理 | 本体交換(その他損傷) |
---|---|---|---|
iPhone 17 | 53,800円 | 25,600円 | 98,200円 |
iPhone 16e | 38,800円 | 21,800円 | 76,800円 |
iPhone 16 | 42,800円 | 25,600円 | 87,800円 |
iPhone 15 | 42,800円 | 25,600円 | 87,800円 |
iPhone 14 | 42,800円 | 25,600円 | 87,800円 |
補償の有無で安心感が変わる
iPhoneを購入する際、多くの人が悩むのが「AppleCare+やスマホ保険など、補償サービスに加入すべきかどうか」という点です。
もちろん補償サービス自体は有料で、月々の負担は増えます。
しかし、修理費用は数万円にのぼるため、実際に故障した場合には負担はその数倍以上に膨らむことになります。
Apple公式の延長保証である「AppleCare+」に加入していれば、画面修理なら3,700円、本体交換でも12,900円といった定額の自己負担で修理が可能です。
また、民間のスマホ保険である「モバイル保険」を利用すれば、月額700円で最大10万円まで補償され自己負担金もないため、実質追加費用なしで修理を行うことができます。
補償のスタイルやサポート範囲に違いはありますが、「万が一」に備えられるという安心感は共通しています。
特に、長く使いたい人や、落下・水濡れといったトラブルに不安がある方にとっては、何らかの補償に入っておく価値は十分にあるといえるでしょう。
iPhoneを安く持つには保険の活用もおすすめ
安くiPhoneを購入する方法を考えると同時に、”購入後にかかる費用”にも目を向けておくことが大切です。
万が一のトラブルで高額な修理費が発生すれば、せっかく本体価格を抑えたつもりでも、結果的に出費がかさんでしまうこともあります。
そうしたリスクに備えるという意味では、補償サービスやスマホ保険の活用は、iPhoneを安く持ち続けるための”見えない節約”といえるかもしれません。
モバイル保険とは?月額700円で複数端末補償
AppleCare+のような公式保証に対して、もうひとつの選択肢として注目されているのが「モバイル保険」です。
これは、さくら少額短期保険株式会社が提供するスマホ保険で、月額700円というリーズナブルな保険料で、最大3台の端末をまとめて補償できる点が大きな特長です。
主端末1台には年間最大10万円、副端末2台には各3万円まで補償される仕組みで、Apple Storeやキャリアショップなどの正規修理にも対応。
修理費用の実費が上限内であれば、自己負担なしで保険金を受け取ることが可能です。
また、iPhoneに限らず、iPadやApple Watchなども登録できるため、Apple製品を複数使っている人にとっては、費用対効果の高いスマホ保険といえるでしょう。
- 月額700円で主端末+副端末2台まで登録可能
- 主端末は年間最大10万円まで、副端末は各3万円まで補償
- 自己負担金なし(上限内であれば実費全額補償)
- 正規修理やApple Storeでの対応にも対応
- iPhone・iPad・Apple Watchなど幅広く対応
どの買い方が自分に合っている?タイプ別おすすめ
いくつかのiPhoneを安く買う方法を紹介してきましたが、最適な選択肢は人それぞれ異なります。
価格だけでなく、「どのくらいの性能が必要か」「端末の状態にどこまでこだわるか」「補償は必要かどうか」など、自分の使い方や価値観に合わせて選ぶのがポイントです。
最新モデルを長く利用したい人
「せっかく買うなら新しいモデルがいい」「トラブルがない限り長期で使いたい」という人には、Apple Storeでの購入がオススメです。
最もスタンダードな購入方法で、非常にシンプルです。
特別な値引きやキャンペーンはありませんが、現在使用しているiPhoneを下取りに出して購入費用に充てることもできます。
最新モデルの購入方法としては、キャリアでの購入が対抗馬となります。
キャリアではそもそもの価格が高く、普通の買い方ではメリットがないため、返却プログラムを利用することが基本となります。
値下げ額は大きいものの、短いサイクルで機種変更する必要があるため、長期利用を考えている場合にはApple Storeを利用する方が適しています。
常に最新モデルを使いたい人
最新iPhoneを使い続けたいという人は、キャリアで購入するのがオススメです。
キャリアのiPhoneはApp Storeより価格が高いものの、条件次第で値引きやキャンペーンが適用されることがある他、一定期間で端末を返却することで購入費用を大きく軽減する返却プログラムを実施しているのがポイントです。
安価とはいえ機種変更の度に購入費用がかかるため、単に費用を抑えたいという場合にはあまり適していません。
一方で、短期間で機種変更するのであれば最も費用を抑えられる方法であるため、常に新しいモデルを使いたいというユーザーにとっては最適となっています。
基本的なサイクルは2年ですが、ドコモやソフトバンクであれば1年で返却できることもあります。
また、返却プログラムは割賦契約が基本であるため、一括購入のようなシンプルさがありません。
通信費なども併せて、料金の内訳が分かりづらくなるという点は、キャリア特有の欠点でしょう。
可能な限り、事前にサイトで調べたり店頭で説明を受けたりと、その仕組みを十分に理解して利用するのが望ましいといえます。
古いモデルでもいいけど中古はイヤという人
「モデルの新旧にはこだわらないが、買うなら中古は避けたい」という人もいると思います。
秋葉原のショップなどに未使用の旧モデルが入荷することもあるようですが、メジャーな小売店で取り扱いがあるのはせいぜい2世代古いモデルまでで、それも在庫が無くなったら販売終了です。
常に検討できる購入方法としては、Appleの整備済み製品がよいでしょう。
こちらも在庫があまり潤沢ではなく、一部のモデルが購入できない状態であることも珍しくありませんが、2~3世代前のモデルを取り扱っています。
文字通りの新品ではありませんが、1年間のメーカー保証やAppleCare+の購入も可能であり、ほぼ新品といっても差し支えないものとなっています。
型落ちとなる分費用は抑えられているので、新品の旧モデルを購入する場合に有力な選択肢となります。
可能な限り費用を抑えたいという人
iPhone自体にあまりこだわりがなく、可能な限り費用を抑えたいという人には、中古を検討するのがオススメです。
やはり新品を購入する場合と比べると、中古端末の価格は大幅に安くなります。
iPhoneの中古市場は実は活況で、非常に多くの端末が出回っています。
キャリアが返却プログラムで回収した端末が流通していることもあり、必ずしも古く傷んで手放されたものではありません。
業者によってはバッテリーのパフォーマンスも開示していることもあるので、ある程度は状態も気にしたいという人でも安心して選べる環境となっています。
まとめ
iPhoneを安く買う方法にはさまざまな選択肢があります。
Apple Storeやキャリアでの購入はもちろん、整備済み製品や中古、サブブランドやMVNOを通じた購入など、選び方次第で数万円の差が生まれることもあります。
大切なのは、価格だけでなく「何を重視したいか」を見極めることです。
新品で最新モデルを長く使いたい人、いつも新しいiPhoneを持ちたい人、とにかく安く持ちたい人──ニーズに応じた最適な買い方は変わってきます。
また、購入後の故障やトラブルに備えるためには、AppleCare+やモバイル保険のようなスマホ保険の活用も視野に入れることで、想定外の出費を抑えることができます。
iPhoneは高額な買い物だからこそ、「どこで、どんな条件で買うか」をしっかり考えて、自分に合った賢い選択をしていきたいところです。