スマホ補償は必要なのか?加入するメリット、おすすめのスマホ補償を紹介します!
- 2024年10月10日
- スマホ
スマホは機能、スペックが年々上がってきており、日常生活で必ずと言っていいほど持ち歩くものです。
しかし、その分価格は年々上がってきており、数十万円するのは当たり前になってきました。高い機種だと20万円以上するのもあります。
生活には欠かせないものなので、万が一壊してしまったり、水没させてしまったりして使えなくなってしまうと生活する上で大変不便です。
スマホを修理するのも決して安価な金額で修理することはできないので、高額な修理費用を支払う最悪な状況は避けたいと思う人が多いのではないでしょうか。
今回は、そのような時に備えるためにスマホの補償について解説していきます。
目次
スマホ補償とはどんなもの?
スマホ補償は、スマホが故障した際にかかる修理費用を補償してくれるサービスです。
故障してしまった際に本来かかってしまう修理や買い替えの費用を安く抑えることができます。
メーカー保証との違い
電化製品には、購入から1年間はメーカー保証がついているのが一般的です。
これは、メーカーが製品の性能を一定期間保証したものであり、通常使用の中で不具合が発生した場合に無償修理や本体交換といった対応を受けることができます。
この通常使用の中で発生した不具合というのは、いわゆる自然故障や初期不良といった、原因が機器本体にあるものを指します。
そのため、落としたりぶつけたりといった利用中の事故により起きた不具合・損傷は補償の対象外であり、メーカー保証ではカバーできません。
これらに備えるのであれば、スマホ補償が必要となります。
項目 | メーカー保証 | スマホ補償 |
---|---|---|
保証・補償対象 | 初期不良や自然故障 | 利用中に起きた損傷や不具合 |
適用期間 | 購入から1年 | サービスの契約期間中 |
利用料金 | 0円 ※有償対応になることもあり |
月額料金 + 利用時の自己負担金 |
スマホ補償は必要?
スマホのもしもの事態に備えて利用するのがスマホ補償です。
補償を受けることができるのは必然的にスマホが故障した場合に限られるため、スマホが故障することなく無事使い切れた場合のことを考えると、必要なのかどうか悩んでしまうのも無理はありません。
スマホ補償は、少しでも「故障したら困る」と感じる人には必要なサービスといえます。
ただ、故障のしやすさは使い方や環境などによって異なるため、人によって求められるサービス内容も異なります。
よって重要なのは、自身に適したサービスがあるかどうかです。
各種サービスを比較・検討し、内容が十分で費用も見合うと判断できる場合には、ぜひ利用することをオススメします。
スマホ補償の需要は大きくなっている
近年の傾向として、スマホ補償を利用する意義は次第に大きくなっているといえます。
スマホの購入価格が高額化している
スマホの価格は、新しいモデルが出るたびに高額化する傾向にあります。
これは修理費用や買い替えの費用も高額化していることを意味しており、故障してしまった場合の損害は次第に大きくなっているのです。
同じスマホの利用が長期化
スマホの購入金額が高くなっていることで、スマホの買い替えも短期間では行いづらくなっています。
結果として、同じスマホを長く使うという人が増えているようです。
長く使うということは、必然的に使用期間中に故障してしまう可能性も高くなります。
修理しながら使い続けるのであれば、スマホ補償は利用して間違いないサービスといえます。
スマホ補償の種類
スマホ補償は、大きく3つに分類することができます。
メーカーが提供する延長保証、キャリアが提供する端末補償、保険会社が出しているスマホ保険の3種で、提供元によってどのような形で補償を行うかが異なります。
詳細は各サービスによって異なりますが、それぞれ下記のような傾向となっています。
項目 | メーカー延長保証 | キャリア補償 | スマホ保険 |
---|---|---|---|
料金の特徴 | 高い | 高い | 安い |
使いやすさ | △ | △ | 〇 |
乗り換え時引き継げる | ✕ | △ | 〇 |
メーカーの延長保証(AppleCare+)
メーカー保証の保証期間は通常1年ですが、メーカーによってはこの保証を延長・拡大する独自のサービスを提供しています。
そもそもの本体を製造しているメーカーの修理ですから、まず対処できないということはありません。
本体交換という対応方法もあるので、安心して修理に出すことができます。
代表的なサービスが「AppleCare+」です。
Appleが提供するiPhone専用の保証サービスで、これを利用することで事故や過失による故障も補償してもらうことが可能となります。
少し利用料金が上がりますが、故障・紛失に対応するプランもあります。
バッテリーの無償交換やエクスプレス交換サービスなど、メーカーならではのおトクな補償を受けることができるのが特徴的です。
・バッテリーの無償交換を受けられる
・エクスプレス交換サービスを利用できる
・メーカーのサービスとしての信頼感・安心感がある
バッテリーの無償交換
バッテリーは消耗品で、使用していると少しずつ劣化し、本来の性能を保てなくなります。
AppleCare+を利用している場合、バッテリーが消耗していると判断されると、無償で交換修理を受けることが可能です。
本来の最大容量の80%を下回っていることが条件で、スマホの利用が多い人であれば2年ほどで満たすぐらいの基準となっています。
エクスプレス交換サービス
エクスプレス交換サービスは、少しでも早く正常なiPhoneを取り戻したいという場合にオススメのサービスです。
通常であれば、店頭に持ち込んで修理を依頼するか、郵送で端末を送り修理後に返送してもらうことになるため、1週間程度時間がかかってしまうことも少なくありません。
これに対して、エクスプレス交換サービスは、申請後すぐに交換用の端末を発送してもらい、故障した端末と引き換えに受け取ることができるというものです。
早ければ翌日には受取が可能なので、iPhoneを手放せない人には評価が高いサービスです。
※2022年7月1日に料金が大幅に変更されています。
AppleCare+ | |
---|---|
月額料金 | 580円~1,580円 |
画面交換 その他修理 |
3,700円 12,900円 |
補償内容 | 1年に2回まで修理サービスを提供 消耗したバッテリー無償交換 |
申込期間 | 購入してから30日間 |
キャリアの端末補償
キャリアの端末補償は、キャリアでスマホを購入した時に加入することができる補償です。
スマホが故障した場合に安価で修理や本体交換を行ってもらえるだけでなく、代替機の貸出やデータ復旧のサポートなどキャリアならではのサービスがついていることが特徴です。
尚、iPhoneとAndroidでは利用できるサービスが異なります。
・代替機の貸出を利用できる
・キャリアならではの手厚いサポート
・iPhone向けの補償は、AppleCare+に近い(ドコモのみ例外)
代替機の貸出を利用できる
キャリアでは修理中に代替機の貸出してもらうことが可能です。
キャリアの修理は基本的に預かり修理となっていて、一度預けて修理をしてもらい後日受け取るという流れになります。
修理中の数日間はスマホが手元から無くなるため、その間の代用として代替機を利用できます。
キャリアならではの手厚いサポート
キャリアの補償は、キャリアならではのサポートが豊富に盛り込まれています。
紛失時の捜索サービスやデータ復旧サービスの割引などが挙げられます。
店頭に持ち込めば対応してもらえるので、たとえば補償の利用手順などがよく分からなくても問題ありません。
スマホ周りの知識に疎い人は、もしもの時に対面でサポートを受けられるようキャリアの補償を利用するのが良いかもしれません。
iPhone向けの補償は、AppleCare+に近い(ドコモのみ例外)
iPhoneは、キャリアショップでは修理することができません。
一部店舗で修理取次を行っていることはあるのですが、基本的にはApple StoreかAppleの正規修理店へ依頼することになります。
これはキャリアの端末補償を利用している場合でも同様です。
iPhone向けの補償は「○○ with AppleCare+ Services」という名称で、AppleCare+をベースとしキャリアのサポートを組み合わせた内容になっています。
利用料金はAppleCare+より若干高くなるため、高額だが手厚いサポートを受けられるサービスといえるでしょう。
ドコモのみ少し変わっていて、通常のAppleCare+、もしくはAndroid共通のドコモ独自の「ケータイ補償サービス」を利用することができます。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
月額料金 | 550円~1,100円 | 1380円~1,980円 | 740円~1,740円 |
画面交換 その他修理 |
5,500円 8,250円~12,100円 |
3,700円 12,900円 |
3,700円 12,900円 |
補償内容 | 1年に2回まで修理サービスを提供 | 1年に2回まで修理サービスを提供 消耗したバッテリー無償交換 |
1年に2回まで修理サービスを提供 消耗したバッテリー無償交換 |
申込期間 | 当日のみ | 購入してから14日間 | 当日のみ |
ドコモ | au | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
月額料金 | 363円~1,100円 | 693円~726円 | 550円~715円 |
画面交換 その他修理 |
3,300円 5,500円~12,100円 |
5,500円~8,800円 ※その他修理のみ |
1,650円 5,500円 |
補償内容 | 1年に2回まで修理サービスを提供 | 1年に2回まで修理サービスを提供 | 1年に2回まで修理サービスを提供 |
申込期間 | 当日のみ | 購入してから14日間 | 当日のみ |
保険会社が出しているスマホ保険
これまでスマホ補償といえばメーカーかキャリアのサービスが一般的でしたが、近年は保険会社が提供するスマホ保険も登場しており、選択肢は豊富になっています。
例えば、モバイル保険はさくら少額短期保険株式会社の提供するモバイル機器向けの保険です。
ここでは「モバイル保険」を例に紹介します。
・自己負担金がかからない
・スマホ以外のモバイル機器も補償でき、1契約で3台入れれる
・中古端末でも加入できる
自己負担金なく修理ができる
モバイル保険は、年間の限度額の範囲内であれば修理費用が全額補償されます。
修理時に自己負担金がかかることもないので、実質無料で修理が可能です。
月額の利用料金のみでスマホを守ることが可能なので、トータルの料金が控えめとなっています。
スマホ以外の機器も補償でき、1契約で3台まで補償が可能
モバイル保険はスマホ以外の機器にも利用可能です。
Wi-Fi・Bluetoothにつながるモバイル通信機器全般が対象で、タブレットやノートパソコン、ワイヤレスイヤホンや携帯ゲーム機などにも利用できます。
1契約で3台まで補償することができるので、手元にある他の機器もついでに補償できるのが魅力です。
中古端末でも加入できる保険
メーカーやキャリアのスマホ補償は、基本的にスマホを購入したタイミングで補償に加入する必要があります。
モバイル保険は購入から1年以内であれば加入できると余裕があり、中古端末でも販売店の3ヶ月以上の保証が付いているものであれば加入可能です。
間口が広く、使いやすいサービスとなっています。
モバイル保険 | |
---|---|
月額料金 | 700円(非課税) |
修理費用 | 0円 |
補償内容 | 年間10万円まで何度でも修理費用を補償 |
申込期間 | 購入してから1年間 1年以上経っていても有償補償加入中であれば加入可 |
まとめ
今回はスマホ補償の必要性やメリット、デメリットについて解説してきました。
決して全員が必要という訳ではありませんが、スマホの価格も上がってきており、壊してしまった時の費用はかなり高額です。
少しでも不安に思う人は加入して、万が一に備えておきましょう。