「Trade In」を使ってiPhoneを下取り! 利用の流れや注意点などをわかりやすく解説!
- 2024年09月11日
- iPhone
iPhoneが日本に上陸してから10年以上が経過しています。
多くの人が利用する人気のスマホですが、最新モデルは非常に高価でなかなか手が出しづらいものとなってしまいました。
特にここ数年は、円安の影響もあり大幅に値上がりしています。
そこで利用したいのがAppleの下取りサービス「Trade In」です。
下取り額も高めで、手続きもしっかりと整備され簡単なため、気軽に利用できます。
新しいiPhoneを費用を抑えて購入するために、ぜひ活用したいサービスとなっています。
本記事で「Trade In」について詳しく解説をしていきます。
目次
Apple Trade Inとは?
Apple Trade Inとは、Apple公式の下取りサービスです。
iPhoneをはじめ、Apple Watch・iPad・Macなど様々なApple製品で実施されています。
新しいモデルを購入して機種変更する際に利用するのが一般的で、下取り額を購入費用に充てて実際に負担する費用を抑えることができます。
iPhoneはリセールバリューが高い機器であり、古い端末でも比較的高額で買い取ってもらうことができるのが嬉しいところです。
尚、新しい端末の購入時でなくても利用は可能です。
ただApple Trade Inでは下取り額を現金で受け取ることは出来ないため、下取り額分はApple Gift Cardで受け取ることになります。
- 下取り価格が高い
- iPhone・Apple Watch・iPad・Macなど様々なApple製品で利用可能
- オンラインまたはApple Storeで手続き可能
- 下取りに出したデバイスは環境に配慮して適切にリサイクルされる
- 下取り額分は、Apple StoreギフトカードまたはApple Online Storeの購入クレジットとして提供され、新しいApple製品の購入時に利用できる
機種変更は下取りの活用が当たり前に
iPhoneは代を重ねるごとに高性能化が進んでいる一方、これに合わせて価格も徐々に高くなっています。
さらに直近では激しい円安の影響もあり、iPhone 14シリーズやiPhone 15シリーズは、それまでのシリーズと比べても大きく価格が跳ね上がってしまいました。
2024年7月半ばごろからようやく円安が落ち着いてきたため、iPhone 16シリーズの価格が据え置きとなったのは嬉しいところかと思います。
ただそれでも最も安価なもので約12万円もかかるため、少しでも購入費用を抑えたいというのは自然な考えかと思います。
その方法として有効なのがiPhoneの下取りです。
もともとiPhoneはリセールバリューが高いスマホですが、円安は買取時にはプラスに働くため、iPhoneの下取りは高額となります。
下取りを用いた取り組みは、ドコモやau、ソフトバンクといったキャリアでも積極的に行っています。
細部はキャリアごとに異なりますが、いずれも購入した端末を将来下取りに出すことをを前提とした購入補助プログラムを実施していて、一定期間(多くは2年)が経過したタイミングで端末を返却することで総費用を大きく抑えることができるようになっています。
メーカーとキャリアという、スマホの主な購入経路の全てで推されている方法で、今iPhoneを安く買うのであれば使わない手はありません。
iPhoneの下取り価格
iPhone 14シリーズからiPhone 7シリーズまでの、ストレージ容量ごとの最大の下取り価格が公開されています。
いずれも最大の額で、端末の状態やストレージ容量によっては査定額が下がり満額受け取れないこともあります。
古いモデルほど安価となりますが、平均的な利用年数である3~4年前のモデルであっても3万円前後で下取りしてもらえますので、新機種を購入する際の費用の一部として十分当てにすることができます。
かなり古い機種でも引き取ってくれるので、もし手元に残っているiPhoneがあれば下取りを依頼してみても良いかと思います。
モデル | 最大下取り額 |
---|---|
iPhone 15 Pro Max | 107,00円 |
iPhone 15 Pro | 94,000円 |
iPhone 15 Plus | 69,000円 |
iPhone 15 | 67,000円 |
iPhone 14 Pro Max | 97,000円 |
iPhone 14 Pro | 81,000円 |
iPhone 14 Plus | 64,000円 |
iPhone 14 | 62,000円 |
iPhone 13 Pro Max | 71,000円 |
iPhone 13 Pro | 59,000円 |
iPhone 13 | 44,000円 |
iPhone 13 mini | 40,000円 |
iPhone 12 Pro Max | 50,000円 |
iPhone 12 Pro | 41,000円 |
iPhone 12 | 32,000円 |
iPhone 12 mini | 24,000円 |
iPhone 11 Pro Max | 31,000円 |
iPhone 11 Pro | 27,000円 |
iPhone 11 | 24,000円 |
iPhone XS Max | 20,000円 |
iPhone XS | 15,000円 |
iPhone XR | 15,000円 |
iPhone X | 9,000円 |
iPhone 8 Plus | 10,000円 |
iPhone 8 | 7,000円 |
iPhone SE(第3世代) | 22,000円 |
iPhone SE(第2世代) | 10,000円 |
Apple Trade In利用の流れ
Apple Trade Inは手続きが簡単なことも魅力の一つです。
オンラインで手続きすることも、Apple Storeの店舗に行きサポートを受けることもできます。
基本的には、新しい端末の購入時に下取りサービスを利用して購入価格を減額するのが一般的ですが、下取りだけ行うことも可能です。
オンラインで下取りを利用して新しいiPhoneを購入する場合
iPhoneの購入画面に、Apple Trade Inを利用するかどうか選択する項目があります。
iPhoneの購入料金の支払いを一括払いにした場合は、クレジットカードからまず購入価格が丸々引き落とされた後、端末返却後に下取り額が返金されます。
分割払いの場合は、下取り額分減額され分割された額が引き落とされます。
- iPhoneの購入画面に進む
- 上からモデル、カラー、ストレージを選択する
- Trade Inの項目で、「iPhoneのモデルを選ぶ」を選択
- 下取りをしたいiPhoneのシリアル番号を入力
- iPhoneの状態が良好かどうかを選択(いいえを選んだ場合は項目が追加されます)
- 下取りに出すデバイスと下取り額が表示される
- 下取り額に問題がなければ、残りの項目の入力を進め購入を完了する
- 商品発送の連絡とほぼ同じタイミングで「下取りプロセスの開始」のメールが届く
- メールに記載されたURLを開き、下取りの受付を行う
- デバイスの送付または店舗への持ち込みを選択
- Appleから送付キットを受け取り集荷日を指定(新しいデバイス購入後14日以内)
- 新しい端末が到着後、データ移行や必要な初期設定を行う
- 下取り端末を発送
- 査定後、正確な下取り価格がメールで報告される
- 下取り額分の減額が反映
オンラインでのApple Trade Inの利用方法は動画でも説明されています。
よかったら参考にしてみてください。
オンラインで下取りのみを利用する場合
新しい端末を購入せず、手元にあるiPhoneの下取りのみを行いたい場合は、専用ページから利用を申請します。
入口が異なるのみで、申請後の流れは、新しい端末を購入する場合と同様です。
尚、下取り額は現金では受け取ることができず、同額のApple Gift Cardのコードが送られてきます。
Apple Storeで下取りを利用する場合
Apple Storeでも下取りをしてもらうことが可能です。
Apple Storeは全国に10店舗ある地域は限られていますが、近くにある場合は利用してみても良いでしょう。
オンラインでの手続きが不慣れな人は、下取りに出したい端末を直接Apple Storeに持っていき、対面で対応してもらうのが安心できて良いかと思います。
端末をその場で検査してもらい、下取り価格がすぐに分かります。
下取り額の返金方法は、オンラインで手続きする場合と同様で、新しい端末の購入時する場合は購入価格が減額され、下取りのみの場合はApple Gift Cardを受け取れます。
・営業時間 10:00-21:00
・店舗の場所
東京都(銀座・丸の内・新宿・渋谷・表参道)
神奈川県(川崎)
愛知県(名古屋栄)
京都府(京都)
大阪府(心斎橋)
福岡県(福岡)
※詳細はこちら
iPhoneの購入費用を抑える下取り以外の方法
下取りによる実質的な値引きは非常に大きいものの、それでも高い、もっと費用を抑えたいという人もいるでしょう。
最新機種を諦めて型落ちや中古の端末を購入したり、発売開始からしばらく我慢して何らかのキャンペーンを利用したりするなど、iPhoneを安く買う方法は他にもあります。
Apple Trade Inは手元にiPhoneさえあればいつでも利用が可能なものではありますが、最大限に活用できるのは最新機種を発売開始直後に購入する時といえそうです。
- AppleのTrade Inを利用する
- キャリアの端末購入プログラムを利用する
- 購入時にキャリア変更も行い、MNPの値引きを受ける
- 最新機種ではなく型落ちの機種を選ぶ
- 量販店の格安キャンペーンを利用する
- 中古端末を購入する
下取りを利用するなら補償サービスも必須
下取りは、端末の状態が悪いと減額されてしまいます。
中古の買取などのようにそのまま再販されるようなものではないため、小さい傷が少しある程度であれば問題ありませんが、例えば画面が割れていたり起動しなくなっていたりと損傷が大きい場合には、下取り額が大幅に下がってしまう可能性もあります。
下取り額を購入費用の一部として見込むのであれば、機種変更までの期間を無事に使い切る必要があります。
そのため、下取りを利用するなら補償サービスは半ば必須といえます。
iPhoneに補償をかけておくことで、壊れてしまった時にも速やかに修理して使い続けることができ、下取りも満額を受け取り有効に使うことができるでしょう。
もし、Apple Trade Inではなくキャリアの端末購入補助プログラムを利用した場合には、さらに補償の必要性が高くなります。
後に返却することが前提で、当然損傷していた場合には修理相当額の費用負担が必要となってしまうため、最悪の場合手元にある古い端末や中古端末でしばらく凌ぐという手段も取りづらいです。
AppleCare+
AppleCare+はAppleが提供しているApple製品専用の保証です。
メーカーが提供する公式といえるサービスで、安心感も大きくiPhoneの保険としては最もメジャーです。
モデルや損傷の大きさによっては10万円近くかかってしまうこともある修理費用を規定の金額で安価に受けられるようになる他、一定上の消耗が確認できるバッテリーについては無償で交換してもらうことも可能です。
損傷がひどい場合には修理ではなく本体交換という形でサポートを受けることができるので、泣き寝入りするようなことはありません。
修理サポートの回数上限もないので、補償内容は非常に充実しています。
一方で、利用料金が高いことが難点です。
まず単純に月額料金が高く、近年のモデルであれば1,000円はゆうに超えます。
さらに修理サポートを受ける際には数万円の自己負担金を支払う必要もあるため、トータルではそれなりの費用となってしまいます。
使わない可能性もある買い切りのサービスにかける費用としては高額で、ライトに補償をかけたいという人には使いづらいかもしれません。
モバイル保険
近年は、保険会社が提供するスマホ向けの保険サービスも存在します。
モバイル保険はさくら少額短期保険株式会社が提供する月額700円の保険です。
iPhoneが壊れた際にかかった修理費用を保険金として補償してもらうことができます。
年間最大10万円までという上限はありますが、その範囲内であれば全額返ってくるためかかるのは月額料金のみと、安価で利用できるのが特徴です。
さらにWi-FiやBluetoothにつながる機器全般が対象なので、iPhone以外にも多くの機器で利用することができます。
1契約で3端末まで補償対象として登録できるので、iPadやApple Watch、AirPodsなど複数の機器を持っている場合にはよりオトクに使うことが可能です。
AppleCare+と比べると、利用料金が安価な一方、補償内容に上限があるサービスとなっています。
同じ補償サービスですがサービス内容は大きく異なるので、必ずしもどちらが優れているということはありません。
自身に適しているものを選んで利用すると良いでしょう。
そうそう壊すことはないものの安心して利用するために保険に入っておきたい、利用料金は出来れば抑えたいという人には、モバイル保険が適していると思います。
まとめ
Apple Trade InとiPhoneの下取りについてまとめました。
iPhoneは優れた端末ですが価格も高いため、使い続けるのであればオトクな購入方法を把握しておいて間違いないと思います。
ぜひ購入時の参考にしてください。