Galaxy Trifold(三つ折りスマホ)がついに韓国で正式発表!公式スペック・特徴・価格を徹底解説──日本発売を待つべき?
- 2025年12月12日
- その他

サムスンがついに三つ折りスマホ、Galaxy Trifoldを正式発表しました。
折りたたみスマホの先駆者であるGalaxy Foldシリーズを基盤としつつ、画面を 2カ所で折りたためる三つ折り構造を採用したことで、従来のスマホより大きくタブレットよりは一回り小さい中間サイズの新しい形態へと進化を遂げています。
折りたたんだ状態では一般的なスマホのように使え、広げればノートタブレットのような広い作業領域を確保できるため、1台で複数の用途を切り替えられる、これまでにない利用体験が特徴です。
韓国で先行発売され、公式サイトではすでに詳細なスペックが公開されています。
Galaxy AI と組み合わせた大画面の活用や、新しいマルチタスク体験など、これまでの折りたたみ端末とは違った使い方が期待されています。
一方、日本での発売時期はまだ明らかになっていません。
海外版を購入するべきか、それとも日本発売を待つべきなのか──
この記事ではGalaxy Trifoldの 公式スペック・特徴・価格 を整理しつつ、そうした疑問にも答えられるようにまとめています。
目次
Galaxy Trifoldとは? 特徴と位置づけ
Galaxy Trifoldは、サムスンが2025年に韓国で正式発表した 世界初クラスの三つ折りスマートフォンです。
既存の折りたたみモデル(Z Foldシリーズ)が二つ折りだったのに対し、Trifoldは 2つのヒンジを備えることで、これまでにない大画面展開と可変的なスタイルを実現しています。
折りたたんだ状態では一般的なスマホのように片手で扱え、画面を部分的に広げればタブレット寄りのワークスペースとして利用できるなど、スマホとタブレットの中間に位置する新しい立ち位置のデバイスとなっています。
三つ折り構造による新しいスタイル
Galaxy Trifoldは、画面がZ字型に折れる特殊な構造によって、用途に応じてサイズと形状を柔軟に変えられる点が特徴です。
スマホサイズで持ち運び、必要な場面では大画面に広げて作業することができるため、動画視聴・資料確認・マルチタスクなど、従来の折りたたみスマートフォンよりも幅広い用途に対応しやすくなっています。
- 折りたたみ時は一般的なスマホと同等のサイズで携帯性が高い
- 展開すればタブレットに近い広い作業領域を確保できる
- 途中まで開くことでスタンドのように自立させられる
公式発表と発売地域
Galaxy Trifoldは韓国で先行発表・発売され、Samsung公式サイトではすでに詳細スペックが公表されています。
中国、台湾、シンガポール、UAE、アメリカで順次展開することが発表されていますが、日本市場向けについては現時点で未発表の状態です。
ただし折りたたみデバイスを拡大するSamsungの戦略を踏まえると、将来的に日本でも発売されると考えてよいでしょう。
- 韓国で正式発表・発売済み
- 公式スペック・機能はSamsung公式サイトで公開
- すでにいくつかの地域での展開は発表されているが、日本での発売については未発表
Galaxy Trifoldのデザインとディスプレイ
Galaxy Trifoldは、三つ折りという特殊な構造を持ちながらも、携帯性と画面の見やすさのバランスが取れたデザインが特徴です。
折りたたんだ状態では一般的なスマートフォンに近いサイズで収まり、ポケットやバッグにも無理なく収納できます。
一方で、両側のヒンジを展開するとタブレットに迫る広い表示領域が現れ、大画面での作業やコンテンツ視聴がしやすくなります。
サムスンはGalaxy Z Foldシリーズで培ってきた折りたたみ技術をさらに進化させ、Trifoldでは耐久性と滑らかな開閉動作を両立させる新しいヒンジ構造を採用しています。
段階的に画面を開くことで、スタンドのように自立させて使うこともでき、動画視聴やレシピ閲覧など、手を離したい場面で便利です。
三つ折りヒンジの特徴
Trifoldのヒンジは2カ所で折り曲がる構造になっており、Z字型に開閉できる点が従来モデルとの大きな違いです。
この構造によって、完全に開いた状態だけでなく、部分的に折り曲げたまま画面を使うといった柔軟な操作が可能になります。
- Z字型に開閉できるため、複数の角度で画面を保持できる
- 開き方に応じてスマホ寄り・タブレット寄りの表示に切り替えられる
- スタンドのように自立させ、動画視聴やビデオ通話がしやすい
ディスプレイ仕様と表示品質
広げたときの画面は、従来の折りたたみスマホよりもさらに大きく、作業スペースや表示領域が格段に広がっています。
AMOLEDパネルを採用したことで、発色の豊かさやコントラストの高さが際立ち、動画視聴や写真閲覧などのコンテンツ消費にも向いています。
また、折りたたみ時のフロント画面も十分なサイズが確保されており、通常のスマホとしての扱いやすさも損なわれていません。
- 展開時はタブレットサイズに迫る広い表示領域を確保
- 折りたたみ時は一般的なスマホに近い見やすい形状
- AMOLEDによる高い発色とコントラスト
- マルチウィンドウや分割表示がより使いやすくなる画面比率
Galaxy Trifoldの性能(チップ・メモリ・バッテリー)
Galaxy Trifoldは、三つ折りという新しいデザインだけでなく、内部性能も現行のハイエンドモデルと並ぶ水準に仕上げられています。
処理性能・メモリ容量・バッテリー駆動のいずれも高い基準を満たしており、大画面を活かした作業や複数アプリの同時利用にしっかり耐えられる構成です。
搭載チップとパフォーマンス
Galaxy Trifoldには、Samsungが最新世代の大画面デバイス向けに最適化した高性能チップが採用されています。
多くのアプリを同時に立ち上げるマルチタスクや、AI機能を活用するシーンでも滑らかに動作することを前提とした設計で、三つ折り展開時の広い画面領域を処理するだけの十分なパワーを備えています。
- Galaxy AIに最適化された最新の高性能プロセッサを搭載
- 大画面展開時でも安定して動作する描画性能
- 動画編集・ゲーム・AI生成処理など負荷の高い作業にも対応
メモリ・ストレージ構成
Trifoldは、大画面を活かした複数アプリの並行操作を想定し、メモリ容量も余裕をもたせた構成になっています。
内部ストレージも大きめの容量が提供され、写真や動画、アプリデータを多く扱うユーザーでも安心して使える仕様です。
| メモリ | 16GB |
|---|---|
| ストレージ | 512GB / 1TB |
バッテリー容量と充電仕様
三つ折り構造のデバイスは、大画面表示時にバッテリー消費が増える傾向がありますが、Galaxy Trifoldはその点を見越して余裕あるバッテリー容量を備えています。
急速充電にも対応し、短時間の充電で必要な分の電力を確保できる仕様も魅力です。
| モデル名 | バッテリー容量 |
|---|---|
| Galaxy Z TriFold | 5,600 mAh |
| Galaxy Z Fold 7 | 4,400 mAh |
| Galaxy Z Fold 6 | 4,400 mAh |
Galaxy Trifoldのカメラ性能
Galaxy Trifoldは、特殊な三つ折り構造でありながら、カメラ性能はGalaxyの上位モデルに近い水準を維持しています。
大画面や自立スタイルと相性の良い撮影体験ができるように設計されており、日常の写真撮影から動画収録まで幅広く対応できます。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メインカメラ(広角) | 約2億画素 光学手ブレ補正(OIS)対応 |
| 超広角カメラ | 約1,200万画素(画角120°) |
| 望遠カメラ | 約1,000万画素(光学3倍ズーム) |
| インカメラ(カバー画面) | 約1,000万画素 |
| インカメラ(メインディスプレイ) | 約1,000万画素(パンチホール式) |
| 動画撮影 | 4K撮影対応(30/60fps) 手ブレ補正・AI補正機能 |
| AI撮影機能 | Galaxy AI による補正・夜景撮影強化・リアルタイム最適化 |
| 自立撮影(スタンド撮影) | 三つ折り構造によりスタンドのように自立させて撮影可能 |
背面カメラの実力
背面カメラは複数レンズ構成を採用し、広角撮影から望遠撮影まで対応できる柔軟性を備えています。
高解像度センサーと手ブレ補正によって、折りたたみスマホ特有の構造の制約を感じさせない品質に仕上げられています。
特に三つ折り構造により自立するのも魅力で、テーブルに立てかけて動画を撮影したり、ハンズフリーでの写真撮影がしやすい点は通常のスマホにはないメリットです。
- 高解像度のメインカメラによる鮮明な写真撮影
- 複数レンズによる広角・望遠への対応
- 手ブレ補正機能で動画撮影の安定性を向上
セルフィー・フロントカメラの使い勝手
フロントカメラは折りたたみ構造とも相性が良く、角度を調整した自立スタイルでセルフィーやビデオ通話を行える点が大きな利点です。
Trifoldは大画面によるプレビューの見やすさもあり、セルフィー撮影やライブ配信など、フロントカメラを活用する場面でも快適に操作できます。
- 自立スタイルでハンズフリー撮影が可能
- 大画面プレビューで構図の確認がしやすい
- ビデオ通話やライブ配信での安定した映像表示
Galaxy Trifoldのソフトウェアと活用シーン
Galaxy Trifoldは、三つ折りの独自構造を活かせるよう、ソフトウェア面でも大幅な最適化が施されています。
Samsung独自の大画面向けUIに加え、Galaxy AIが組み込まれたことで、スマホともタブレットとも異なる新しい操作体験が実現しています。
用途に応じて表示領域を柔軟に切り替えられるため、日常利用からビジネスシーンまで幅広い場面で活躍します。
Galaxy AIと大画面UIの最適化
Trifoldは、Samsungが近年推し進めている「Galaxy AI」との連携を前提に設計されており、AIによる文書生成、翻訳、要点抽出、検索補助など、多彩な機能を大画面に最適化した形で利用できます。
三つ折り展開時の広い表示領域とマルチウィンドウ機能により、複数アプリを快適に並べて作業できる点も魅力です。
仕事・クリエイティブ用途での強み
Galaxy Trifoldは、大画面を生かした作業性の高さが最も魅力的なポイントのひとつです。
三つ折り構造により、従来の折りたたみスマホよりもさらに広いワークスペースを展開できるため、PDF資料やスプレッドシート、デザインツールなどの表示領域が大きく使いやすくなっています。
また、表示領域を複数のアプリで分割できるため、「資料を表示しながらメモを取る」「動画会議の画面とメールを並べる」といった、タブレットに近い使い方も可能となっています。
- 三つ折り展開時の広い表示領域で資料や画像が見やすい
- マルチウィンドウにより複数アプリを同時に表示可能
- スタンドのように自立させて、ビデオ会議や作業時に両手が空く
ゲーム・動画・日常用途での利便性
大画面展開が可能なTrifoldは、エンタメ用途でも本領を発揮します。
ゲームでは視界が広がり、タッチ操作の余白も増えるため、スマホの画面では窮屈に感じがちなタイトルでも快適にプレイできます。
動画視聴では、ほぼタブレットに近い画面の広さで映画やドラマを楽しめるほか、途中まで折ってスタンドスタイルにすれば、机に置いてハンズフリーで視聴できます。
さらに、通常のスマホ形状に戻せば片手操作も可能で、シーンに応じて形態を柔軟に変えられる点がTrifoldの大きな利点です。
- タブレット級の表示領域でゲーム・動画が快適
- 折り角度を調整してスタンドのように利用できる
- 必要なときはスマホ形状に戻して片手操作が可能
Galaxy Trifoldの価格と発売日
Galaxy Trifoldは、サムスンが韓国で先行して発売したモデルで、韓国国内ではすでに購入可能な状態となっています。
折りたたみスマートフォンの中でも最上位クラスに位置づけられるデバイスであり、三つ折りの独自構造や大画面展開を反映した価格設定になっています。
韓国での価格
Galaxy Trifoldの韓国での販売価格は約360万ウォンで、日本円に換算すると約38万円となります。
三つ折り構造の技術や大画面ディスプレイ、大容量バッテリーなどを搭載している点を踏まえると、技術的には妥当な金額かもしれませんが、現実的な評価としては非常に高価と言わざるを得ないでしょう。
- Galaxy Trifold:359万400ウォン(約38万円)
- 容量バリエーション:512GB
- 発売開始日:2025年12月12日(韓国先行)
日本発売の可能性
現時点での発表では、まずは韓国国内での販売開始となり、中国、台湾、シンガポール、UAE、アメリカへ順次展開するとしています。
日本での発売については言及されていませんが、Galaxy Z Foldシリーズは毎年日本にも投入されているので、今回もグローバル版に遅れて販売開始になると思われます。
尚、近年はこのタイムラグを縮める傾向にあるようですが、今回のGalaxy Trifoldは三つ折りモデルという特殊な構造であり、製造コストや供給量、サポート体制などこれまでのモデルに比べると発売ハードルが高いと考えられるため、日本発売まで時間がかかる可能性も否定できません。
まとめ
Galaxy Trifoldは、スマートフォンとタブレットの境界を再定義する“三つ折り構造”を採用した新世代デバイスとして登場しました。
折りたたんでスマホとして扱い、広げればタブレットのような広い作業領域が得られるという、従来の折りたたみ端末をさらに進化させたコンセプトが大きな特徴です。
韓国ではすでに正式発表・発売されており、公式スペックからは大画面向けの最適化、Galaxy AIとの深い連携、そして三つ折りヒンジが可能にする柔軟なスタイルなど、用途に応じて形を変える“マルチスタイル端末”としての魅力が明確に示されています。
価格帯はハイエンドクラスに位置づけられ、日本市場での発売は現時点では未定ですが、Galaxyの折りたたみシリーズが国内でも受け入れられつつあることを踏まえると、今後のグローバル展開の動きによっては日本発売の可能性も十分に考えられるモデルです。
Galaxy Trifoldは、スマホ単体では実現しにくい大画面体験と携帯性を両立し、ビジネスからエンタメまで幅広いシーンで活躍できる”次世代のモバイル体験”を提示する一台と言えるでしょう。





























