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Preferred Careって何? Google Pixelで使える補償サービスを詳しく解説!

Preferred Careって何? Google Pixelで使える補償サービスを詳しく解説!

「Preferred Care」というサービスをご存じでしょうか。
Google Pixelシリーズ向けに展開されている専用の補償サービスです。

本記事ではPixelの補償を探している人向けに、「Preferred Care」や他の補償サービスについて詳しく解説していきます。

Pixelシリーズとは?

Pixelシリーズは、Android OSを開発しているGoogleが展開しているスマホブランドです。

Androidスマホは性能や価格帯が様々ですが、Pixelシリーズはリーズナブルな価格のモデルが多い一方で、価格相応のあまり高くない性能をAIによる機械処理でカバーしています。
OS開発元の自社製スマホということで安心感もあり、それなりの性能とコスパがウリのシリーズとなっています。

「Preferred Care」とは?

Google Pixelには、一般的な家電製品と同じようにメーカーによる保証が付属しています。
初期不良や自然故障など持ち主の過失がない故障が発生した場合に、修理や交換を受けることができるというもので、購入から1年間有効です。

「Preferred Care」は、このメーカー保証を延長・強化するサービスです。
保証期間が2年に延び、過失による故障にも対応するようになります。
メーカーの保証ということで安心感が強く、補償内容や料金体系なども含めてiPhoneでいうところのAppleCare+に近いサービスとなっています。

Preferred Careは、日本ではまだ利用できない

Pixelユーザーであれば、このPreferred Careを使いたいと考える人も少なくないと思いますが、このサービスはまだ日本では提供されておらず利用することはできません。
2021年11月現在、利用できるのはアメリカ・カナダ・プエルトリコの3国のみです。

実はGoogle Store内には、既にこのPreferred Careの日本語のページが存在しています。
Pixelの修理や交換、保証に関するページにリンクが設置されているので、Pixelの保証についてGoogle Store内を細かくチェックしている人であればサービス名を知らなくても辿り着くことができます。
ページ内容は充実していて、保証範囲はもちろん、米ドルではあるもののサービスの利用料や修理時の自己負担額なども掲載されています。
そのため一見すると提供中のサービスと勘違いしてしまいがちですが、日本ではまだ利用できないサービスです。

尚、日本は、Pixelの海外展開において重要視されている地域です。
これは、日本独自の仕様であるおサイフケータイに対応していることや、半導体不足の影響でPixel 5a(5G)の販売地域が限定された際、Googleのお膝元であるアメリカを除いて唯一販売された地域であることなどから、うかがい知ることができます。
そのため、日本でもPreferred Careの展開は予定されていると考えられます。

Preferred Careのサービス内容と料金

Preferred Careに加入していると、Pixelが故障した際に修理や交換を受けることができるようになります。
利用者の過失のない機械的な故障に加え事故による故障にも対応するため、基本的にはどのようなトラブルが起きても安心です。

ただし、加入できるのはGoogle Storeで購入した場合に限られ、端末の発送後15日以内です。
もし今後サービスが開始されたとしても、現在使用している端末で加入することはできません。

利用料金はモデルによって異なり、事前に一括で支払う2年保証と、月単位の保証があります。
たいていの補償サービスと同じく、保証の適用時には利用料金と別に自己負担金が必要となります。
尚、日本未提供のため米ドルで掲載しており、日本円の記載は、1ドル150円想定の概算となります。

利用料金
モデル 2年保証 月単位保証
Pixel Fold 279 米ドル
(約42,000円)
15 米ドル/月
(約2,250円)
Pixel 8 Pro 249 米ドル
(約37,000円)
12 米ドル/月
(約1,800円)
Pixel 8 159 米ドル
(約24,000円)
8 米ドル/月
(約1,200円)
Pixel 7a 99 米ドル
(約15,000円)
5 米ドル/月
(約750円)
Pixel 7 Pro 199 米ドル
(約30,000円)
9 米ドル/月
(約1,350円)
Pixel 7 149 米ドル
(約22,000円)
7 米ドル/月
(約1,000円)
Pixel 6a 99 米ドル
(約15,000円)
5 米ドル/月
(約750円)
Pixel 6 Pro 199 米ドル
(約30,000円)
9 米ドル/月
(約1,350円)
Pixel 6 149 米ドル
(約22,500円)
7 米ドル/月
(約1,050円)
Pixel 5a(5G) 99 米ドル
(約15,000円)
5 米ドル/月
(約700円)
Pixel 4a 99 米ドル
(約15,000円)
故障時の自己負担額
モデル 画面修理 交換修理
Pixel Fold 29 米ドル
(約4,300円)
129 米ドル/月
(約18,000円)
Pixel 8 Pro 29 米ドル
(約4,300円)
99 米ドル/月
(約15,000円)
Pixel 8 29 米ドル
(約4,300円)
79 米ドル/月
(約12,000円)
Pixel 7a 29 米ドル
(約4,300円)
49 米ドル/月
(約7,500円)
Pixel 7 Pro 29 米ドル
(約4,300円)
99 米ドル/月
(約15,000円)
Pixel 7 29 米ドル
(約4,300円)
79 米ドル/月
(約12,000円)
Pixel 6a 29 米ドル
(約4,300円)
49 米ドル/月
(約7,500円)
Pixel 6 Pro 29 米ドル
(約4,300円)
149 米ドル/月
(約22,500円)
Pixel 6 29 米ドル
(約4,300円)
99 米ドル
(約15,000円)
Pixel 5a(5G) 69 米ドル
(約10,000円)
99 米ドル
(約15,000円)
Pixel 4a 69 米ドル
(約10,000円)
99 米ドル
(約15,000円)

Pixelに補償をつけるには?

メーカーであるGoogleの提供する補償は、現在利用することができません。
それではPixelに補償をつけたいという場合には、どのようなサービスが利用できるのでしょうか。

キャリアの補償を利用する

通信キャリアが提供する補償サービスを利用する方法です。

最近は選択肢が増えましたが、一昔前はスマホの補償といえばキャリアの補償が一般的でした。
スマホを利用するには通信回線の契約も行う必要があるので、それらと一緒に補償を利用することで契約関係もシンプルなまま手続きの手間も省けるので合理的な選択肢です。

キャリアの補償の最大の特徴は、全国に窓口となる店舗があることです。
手続きの仕方などが分からなくても、キャリアショップに向かい店員に要望を伝えれば適切な案内を受けることができるでしょう。
対面で手厚いサポートを受けることができるのが魅力です。

しかし通信キャリアの補償には、そのキャリアで購入した端末でないと利用することができないという大きな欠点があります。
Pixelはそもそもまともに取り扱っているのがソフトバンクぐらいで、大部分のユーザーはGoogle Storeで購入していると思います。
ソフトバンクで端末のみ購入するということも可能ですが、価格がGoogle Storeよりも高くなるため、補償のためだけにキャリアで購入するというのはあまり意味がありません。
そのため、実質加入できるユーザーはごく一部に限られるでしょう。

スマホの保険を利用する

保険会社が提供するスマホ向けの保険サービスがあります。
メーカーの保証、キャリアの補償が利用できないとなると、こういったサービスを利用するしかありません。

スマホが故障したときに発生した修理費用を補償してくれるサービスで、修理をしたり別の端末に交換してくれるものではありません。
そのため修理自体は、通常通りメーカーやキャリアに依頼して行うことになります。
修理後に修理レポートなどを提出して保険金申請を行うことで、修理にかかった費用が全額返ってきます。
他のサービスで修理時に必要なる自己負担金が不要なので、月額料金だけで利用することができ安価に使えるのが特徴です。

Pixelの保険は「モバイル保険」が最適!

モバイル保険はさくら少額短期保険株式会社が提供する保険です。
Pixelに補償を付けるのであれば、モバイル保険が最適です。

身の回りの通信機器を2台追加で補償できる

端末補償サービスというのは、端末を購入したときにその機器1つのために加入するというのが一般的です。
これに対して、モバイル保険はメインとなる機器の他にも、追加で2台まで補償することができるのが特徴です。

もちろんスマホを3台も補償したいという人はなかなかいないと思いますが、モバイル保険はスマホ以外の機器にも使うことができます。
「モバイル」という名の通り、対象機器はWi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信機器全般となっていて、タブレットやノートパソコン、ワイヤレスイヤホン、携帯ゲーム機なども含まれます。
そのため、Pixelだけでなく身の回りの機器をまとめて補償するという使い方が可能なのです。

その端末だけであれば補償に入れないような機器をついでに補償したり、子どものスマホをまとめて補償に入れたりなど、様々な利用方法があります。

月額700円で、補償は年間合計10万円まで

モバイル保険の利用料金は月額700円です。
故障した機器を修理するときに費用がかからないので、毎月これだけ払っていれば安心です。

メーカーの保証やキャリアの補償は、利用制限は回数として設けられており、多くは1年に2回までとなっています。
モバイル保険は利用回数は無制限ですが、補償の合計金額に上限があり、年間10万円までとなっています。
立て続けに高額の修理が入ると上限を超えてしまう可能性もありますが、上限を超えない限りは何度壊してもしまってもカバーできます。

Pixelの正規修理をキャッシュレスで

現在日本には、いわゆるGoogle Storeというものはありません。
正規の修理サービスを受けるには、Googleと提携している正規サービスプロバイダの「iCracked Store」を利用することになります。
全国に約60店舗ほどあり、近くに店舗がない場合にも郵送で修理を受け付けています。

iCracked Storeはモバイル保険の提携修理店(リペアパートナー)のため、キャッシュレスリぺアを利用することができます。
通常であれば、修理店で修理を行った際に一度費用を支払い、その後モバイル保険の保険金申請を行って、審査完了後に保険金が支払われるという流れとなります。
キャッシュレスリぺアを利用することで、修理の際に費用を支払う必要がなく、保険金の申請も不要になるため手間もかかりません。

モバイル保険の詳細はこちら

 

まとめ

Preferred Careと、その代わりとなる補償サービスを紹介しました。
メーカーの保証サービスは安心感・信頼感が高く、求めている人も少なくないでしょう。
早く日本でも開始されるよう期待したいところです。

現時点では、モバイル保険以外の選択肢がほとんどない状態ですが、モバイル保険自体も比較的安価に複数の機器を補償できる良いサービスです。
今後Preferred Careが開始されたとしても、手厚いが費用が高めなPreferred Careと、手頃な価格で十分な内容の補償を受けられるモバイル保険と、性質が異なる補償サービスとしてオススメできます。

この記事を書いたライター

モバイル保険 メディア編集部

万が一のスマホの故障に備えるモバイル保険を広めるため、鋭意ブログを執筆中。「Enjoy Your Mobile Life」をモットーに、スマホをより便利に使うための情報を発信していきます。

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