Preferred Careって何? Google Pixelで使える補償サービスを詳しく解説!
- 2024年08月26日
- Google Pixel
「Preferred Care」というサービスをご存じでしょうか。
Google Pixelシリーズ向けに展開されている専用の補償サービスです。
長らく日本では未提供のサービスでしたが、とうとう開始となりました。
本記事ではPixelの補償を探している人向けに、「Preferred Care」や他の補償サービスについて詳しく解説していきます。
目次
Pixelシリーズとは?
Pixelシリーズは、Android OSを開発しているGoogleが展開しているスマホブランドです。
Androidスマホは性能や価格帯が様々ですが、Pixelシリーズはリーズナブルな価格のモデルが多い一方で、価格相応のあまり高くない性能をAIによる機械処理でカバーしています。
OS開発元の自社製スマホということで安心感もあり、それなりの性能とコスパがウリのシリーズとなっています。
「Preferred Care」とは?
Google Pixelには、一般的な家電製品と同じようにメーカーによる保証が付属しています。
初期不良や自然故障など持ち主の過失がない故障が発生した場合に、修理や交換を受けることができるというもので、購入から1年間有効です。
「Preferred Care」は、このメーカー保証を延長・強化するサービスです。
保証期間が2年に延び、過失による故障にも対応するようになります。
メーカーの保証ということで安心感が強く、補償内容や料金体系なども含めてiPhoneでいうところのAppleCare+に近いサービスとなっています。
2024年7月、ついに日本でも提供開始
Preferred Careというサービス自体は、登場から既に数年経過しているサービスです。
しかし提供されている地域が限られており、利用できるのは長らくアメリカ・カナダ・プエルトリコの3国のみでした。
そんな中、2024年7月16日に突然日本におけるサービスの提供開始が発表されました。
何もイベントのないタイミングではありますが、おそらく翌8月に予想されているPixel 9シリーズの発売に向けて事前にスタートを切ったというところでしょうか。
提供エリアが見直され、今後はアメリカ・カナダ・イギリス・日本での展開となるようです。
もともとGoogle Storeのヘルプ内には、このPreferred Careの日本語ページが存在していました。
Pixelの修理や交換、保証に関するページにリンクが設置されているので、Pixelの保証についてGoogle Store内を細かくチェックしている人であればサービス名を知らなくても辿り着くことができます。
正確には1つのサポートページを各言語に対応させているだけで、わざわざ日本向けのページを作成していたというわけでは無いのですが、ページの充実ぶりから一見すると提供中のサービスだと勘違いしてしまう人もいたのではないでしょうか。
Preferred Careのサービス内容と料金
Preferred Careに加入していると、Pixelが故障した際に修理や交換を受けることができるようになります。
利用者の過失のない機械的な故障に加え事故による故障にも対応するため、基本的にはどのようなトラブルが起きても安心です。
尚、Preferred Careは提供する地域によってサービス内容に若干の差があります。
料金プランと修理サポートに関する部分で、日本にGoogle直営の修理拠点がないため提供方法をシンプルにまとめたのではないかと考えられます。
提供開始前にサービス内容を確認していた場合には、改めてどのようなサービス内容となっているかチェックしておくとよいでしょう。
モデル | 利用料金(2年一括プラン) | サポート料金 |
---|---|---|
Pixel 9 Pro Fold | 33,000円 | 14,190円 |
Pixel 9 Pro XL | 29,000円 | 11,550円 |
Pixel 9 Pro | 29,000円 | 11,550円 |
Pixel 9 | 17,000円 | 9,900円 |
Pixel 8a | 11,000円 | 7,700円 |
Pixel 8 Pro | 28,000円 | 11,150円 |
Pixel 8 | 17,000円 | 9,900円 |
Pixel Fold | 33,000円 | 14,190円 |
Pixel 7a | 11,000円 | 7,700円 |
Pixelに使える補償は他にも選択肢アリ
とうとうメーカーであるGoogle公式の補償サービスが登場しましたが、必ずしも最適なサービスとは限りません。
Pixelの補償としては、他にも選択肢があります。
キャリアの補償を利用する
通信キャリアが提供する補償サービスを利用する方法です。
最近は選択肢が増えましたが、一昔前はスマホの補償といえばキャリアの補償が一般的でした。
スマホを利用するには通信回線の契約も行う必要があるので、それらと一緒に補償を利用することで契約関係もシンプルなまま手続きの手間も省けるので合理的な選択肢です。
キャリアの補償の最大の特徴は、全国に窓口となる店舗があることです。
手続きの仕方などが分からなくても、キャリアショップに向かい店員に要望を伝えれば適切な案内を受けることができるでしょう。
対面で手厚いサポートを受けることができるのが魅力です。
しかし通信キャリアの補償には、そのキャリアで購入した端末でないと利用することができないという大きな欠点があります。
近年はキャリアでの取り扱いも増えていますが、PixelはGoogle Storeで購入する人も少なくないと思います。
キャリアではPixel本体の価格がGoogle Storeで購入するよりも数千円高いので、補償のためだけにキャリアを選ぶのはナンセンスです。
スマホの保険を利用する
保険会社が提供するスマホ向けの保険サービスがあります。
スマホが故障したときに発生した修理費用を補償してくれるサービスで、修理をしたり別の端末に交換してくれるものではありません。
そのため修理自体は、通常通りメーカーやキャリアに依頼して行うことになります。
修理後に修理レポートなどを提出して保険金申請を行うことで、修理にかかった費用が全額返ってきます。
他のサービスで修理時に必要となる自己負担金が不要なので、月額料金だけで利用することができ安価に使えるのが特徴です。
Pixelの保険は「モバイル保険」がおすすめ!
モバイル保険はさくら少額短期保険株式会社が提供する保険です。
補償範囲が充実していながら利用料金を抑えられるので、Pixelに最適な補償サービスです。
身の回りの通信機器を2台追加で補償できる
端末補償サービスというのは、端末を購入したときにその機器1つのために加入するというのが一般的です。
これに対して、モバイル保険はメインとなる機器の他にも、追加で2台まで補償することができるのが特徴です。
もちろんスマホを3台も補償したいという人はなかなかいないと思いますが、モバイル保険はスマホ以外の機器にも使うことができます。
「モバイル」という名の通り、対象機器はWi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信機器全般となっていて、タブレットやノートパソコン、ワイヤレスイヤホン、携帯ゲーム機なども含まれます。
そのため、Pixelだけでなく身の回りの機器をまとめて補償するという使い方が可能なのです。
その端末だけであれば補償に入れないような機器をついでに補償したり、子どものスマホをまとめて補償に入れたりなど、様々な利用方法があります。
月額700円で、補償は年間合計10万円まで
モバイル保険の利用料金は月額700円です。
故障した機器を修理するときに費用がかからないので、毎月これだけ払っていれば安心です。
メーカーの保証やキャリアの補償は、利用制限は回数として設けられており、多くは1年に2回までとなっています。
モバイル保険は利用回数は無制限ですが、補償の合計金額に上限があり、年間10万円までとなっています。
立て続けに高額の修理が入ると上限を超えてしまう可能性もありますが、上限を超えない限りは何度壊してもしまってもカバーできます。
Pixelの正規修理をキャッシュレスで
現在日本には、いわゆるGoogle Storeというものはありません。
正規の修理サービスを受けるには、Googleと提携している正規サービスプロバイダの「iCracked Store」を利用することになります。
全国に約100店舗ほどあり、近くに店舗がない場合にも郵送で修理を受け付けています。
iCracked Storeはモバイル保険の提携修理店(リペアパートナー)のため、キャッシュレスリぺアを利用することができます。
通常であれば、修理店で修理を行った際に一度費用を支払い、その後モバイル保険の保険金申請を行って、審査完了後に保険金が支払われるという流れとなります。
キャッシュレスリぺアを利用することで、修理の際に費用を支払う必要がなく、保険金の申請も不要になるため手間もかかりません。
まとめ
Preferred Careと、その代わりとなる補償サービスを紹介しました。
メーカーの保証サービスは安心感・信頼感が高く、求めている人も少なくないでしょう。
早く日本でも開始されるよう期待したいところです。
現時点では、モバイル保険以外の選択肢がほとんどない状態ですが、モバイル保険自体も比較的安価に複数の機器を補償できる良いサービスです。
今後Preferred Careが開始されたとしても、手厚いが費用が高めなPreferred Careと、手頃な価格で十分な内容の補償を受けられるモバイル保険と、性質が異なる補償サービスとしてオススメできます。