スマホ保険はバッテリー交換にも使える?補償対象と対象外の違いを解説
- 2026年06月03日
- iPhone
スマートフォンを長く使っていると、「バッテリーの持ちが悪くなった」「充電してもすぐ減る」といった症状が気になることがあります。
そのような場合に検討するのがバッテリー交換ですが、「スマホ保険でバッテリー交換費用は補償されるの?」「経年劣化でも保険は使える?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、スマホ保険ではバッテリー交換が補償されるケースもありますが、すべての交換が対象になるわけではありません。
特に、経年劣化によるバッテリー性能の低下は補償対象外となることが一般的です。
一方で、バッテリーの膨張や故障など、端末の不具合として修理が必要になった場合には補償を受けられる可能性があります。
この記事では、スマホ保険でバッテリー交換が補償されるケース・されないケースの違いや、交換費用の目安、モバイル保険の活用方法について詳しく解説します。
目次
スマホ保険でバッテリー交換は補償される?
スマホ保険でバッテリー交換が補償されるかどうかは、交換が必要になった原因によって異なります。
スマホ保険とは、スマホが故障・破損した際の修理費用を補償するサービスです。
そのため、バッテリーの不具合が故障として認められる場合は補償対象になる可能性がありますが、経年劣化による性能低下は補償対象外となることが一般的です。
バッテリー交換を検討している場合は、まず交換が必要になった原因を確認することが重要です。
スマホ保険は「故障」に対する補償が基本
スマホ保険は、予期せぬ事故や破損によって発生した修理費用を補償してもらうことができるサービスです。
そのため補償対象となるのは、主に偶発的な事故や突発的な不具合となっています。
スマートフォンは日常的に持ち歩くものなので、手が滑ったりカバンやポケットから取り損ねたりと、常に落下させてしまう危険性があります。
手に持ったまま振り返った拍子に壁にぶつけてしまったり、飲み物をこぼして水没させてしまったりするかもしれません。
また精密機械であるため、衝撃で内部パーツに損傷が起きて、外傷がなくとも不具合が起きることもあります。
スマホ保険は、このような不測の事態に備えるために利用するものとなっています。
経年劣化によるバッテリー交換は補償対象外が一般的
スマートフォンのバッテリーは消耗品です。
使用することで少しずつ劣化し蓄電容量が低下してしまうため、次第に電池の持ちが悪くなっていきます。
これは、初めから起きると分かっている現象であり、不測の事態とはいえません。
このようなバッテリーの消耗は経年劣化と判断されるため、スマホ保険では補償対象外となることが一般的です。
例えば、iPhoneでは「バッテリーの最大容量」が80%前後になると交換を検討するユーザーが増えますが、これは故障ではなく自然な劣化として扱われます。
そのため、「充電の持ちが悪くなった」「以前より電池の減りが早い」といった理由だけでは、保険金を請求できない場合がほとんどです。
バッテリーの膨張や故障が原因の場合は補償対象になることもある
バッテリーの消耗が補償対象外となる一方で、バッテリーが原因でスマホが正常に動作しない場合には補償対象となります。
例えば、バッテリーが膨張して画面が浮き上がっている場合や、突然電源が落ちる、充電できないといった症状が発生しているといったケースが考えられます。
特にバッテリーの膨張は、端末内部に大きな負荷をかけるだけでなく、画面や本体フレームの破損につながることもあります。
不具合を放置すると症状が悪化するおそれもあるため、異常を感じた場合は早めに修理店へ相談し、保険の補償対象となるか確認してみるとよいでしょう。
スマホのバッテリー交換にはどれくらい費用がかかる?
スマートフォンのバッテリーは消耗品であるため、長期間使用していると交換が必要になる場合があります。
基本的には有償で、メーカーや機種によっても異なりますが、数千円から数万円程度の費用が必要となります。
近年はスマートフォン本体の高性能化に伴い修理費用も上昇傾向にあるため、バッテリー交換も計画的に行えるのが望ましいでしょう。
iPhoneのバッテリー交換費用
iPhoneのバッテリー交換費用は、機種によって異なります。
画面修理や本体交換に比べると違いは控えめで、下位のモデルや少し古いモデルでは15,000円ほど、近年の上位モデルで20,000円ほどの費用がかかります。
近年のiPhoneは本体価格だけでなく修理費用も高額化しているため、バッテリー交換もバッテリー交換のタイミングや保証内容を確認しておくと安心です。
尚、AppleCare+に加入している場合は、バッテリー最大容量が80%未満になった際に無償交換の対象となるケースがあります。
Androidスマホのバッテリー交換費用
Androidスマホのバッテリー交換費用も、メーカーや機種によって大きく異なります。
比較的安価なモデルでは数千円程度で交換できる場合もありますが、ハイエンドモデルになると1万円を超えるケースも珍しくありません。
尚、Androidスマホはメーカーごとに修理体制が異なります。
正規の修理サービスを利用しようとすると、窓口が限られていることが多いです。
近年は郵送修理が可能であるため、全国どこでもメーカーの修理サービスを利用しやすくなりましたが、持ち込み修理を希望する場合は街の修理店を利用することになるケースもあります。
街の修理店の修理は、正規修理より安価でスピーディーに修理できることが多いですが、基本的に修理方法や交換部品が正規のものではないため、正しく修理されないリスクや、今後のメーカー修理や保証に影響する可能性がなくはないことを念頭に置いておきましょう。
修理費用は年々高額化している
スマートフォンは高性能化が進み、本体価格だけでなく修理費用も年々上昇しています。
バッテリー交換は画面修理ほど高額ではありませんが、機種によっては決して安い出費とはいえません。
また、バッテリーの劣化だけでなく、落下や水没などによる故障が重なった場合は、さらに高額な修理費用が発生する可能性があります。
スマートフォンを長期間使用する予定であれば、バッテリー交換費用だけでなく、将来的な修理リスクも含めて備えを検討しておくとよいでしょう。
スマホ保険とメーカー・キャリア補償の違い
スマホの補償サービスには、スマホ保険以外にもメーカー保証や通信キャリアの補償があります。
どちらもスマートフォンの修理費用に備えるサービスですが、補償の考え方や対象範囲には違いがあります。
特にバッテリー交換への対応は大きく異なる部分なので、加入を検討する際はしっかりと把握しておきたいところです。
スマホ保険とメーカーの保証、通信キャリアの補償の違いは、下記の記事でもまとめています。
家電全般に付帯されるメーカー保証
メーカー保証は家電の性能を保証するもので、製品に初期不良や製造上の欠陥があった場合に、メーカーが無償で修理や交換を行う制度です。
日本国内で一般販売されている家電全般に付帯されているもので、もちろんスマホにも付いています。
メーカー保証は、トラブルに備えるためのものではなく、ユーザーがその家電を安心して購入できるようにするためのサービスです。
電子機器には様々な部品で構成されており、スマホでは数百から数千点の部品が使われています。
メーカーは出荷前に検査も行いますが、全ての機器の全機能を正常に保つのは現実的ではありません。
どれだけ品質管理が行われていても、どうしても一定の割合で不良品が出てしまうのです。
とはいえ購入者にとって、購入してみたら不良品だったというのでは困ってしまいます。
そこでメーカー保証によって、不良品だった場合には修理や交換といったサポートを行うことを約束しているのです。
メーカー保証は、あくまで購入した端末が不良品だった場合に受けられるサポートということになります。
よってメーカー保証の保証対象は、初期不良や自然故障、製造上の結果といった、通常想定される範囲の使用方法で発生した不具合に限られます。
落下や水濡れといった、使用時や保管時に起きたトラブルには対応していません。
これらのトラブルに備えるのであれば、無料でついているメーカー保証ではなく、有償の補償サービスに別途加入する必要があります。
メーカーの延長保証
メーカーによっては、通常のメーカー保証を延長・拡大するサービスを有償で提供していることがあります。
スマホの場合、iPhoneのAppleCare+やGoogle PixelのPixel Care+などが代表的です。
2年目以降も補償を受けられるうえ、落下や水没といった偶発的なトラブルでも補償を受けることが可能になります。
ただし、バッテリーの消耗はあくまで経年劣化によるものであるため、その対応はサービスによってまちまちです。
上でも例に挙げたAppleCare+やPixel Care+は、バッテリー交換も無料で実施しています。
どちらも条件があり、充電容量が当初の80%を下回った場合にサポートの対象となります。
キャリア補償サービスとの違い
大手通信キャリアも、スマホの補償サービスを提供しています。
トラブルが起きたときの修理サポートはもちろん、代替機の貸し出しや遠隔サポートなど通信キャリアならではの手厚いサポートがウリとなっています。
バッテリー交換については、修理サポートの一環として利用することはできるものの、AppleCare+のように無料で行えるものではありません。
他の修理と同じように一定金額の自己負担が必要となります。
補償未加入の場合よりは安価ですが、原則費用は掛かるものと考えておきましょう。
スマホ保険なら「モバイル保険」がオススメ!
モバイル保険は、さくら少額短期保険株式会社が提供するスマホ保険です。
スマホ保険としては最も古く、多くの人に利用されている人気のサービスです。
モバイル保険の特徴を解説していきます。
1契約で3端末まで補償することが可能
モバイル保険の大きな特徴のひとつが、1契約で最大3端末まで補償を受けられることです。
主端末1台に加えて副端末を2台まで登録できるため、合計3端末を補償対象として管理できます。
一般的な保証サービスは1契約につき1端末のみを対象としているケースが多いため、複数の端末を所有している方にとってはメリットといえるでしょう。
複数の端末をそれぞれ別の保険や保証サービスで管理する必要がなく、1つの契約にまとめられる点も魅力です。
月額700円で年間10万円まで補償することができ、3台登録すれば1台あたり234円と安価で利用できることになります。
スマホ以外のモバイル機器も補償対象にできる
モバイル保険では、スマートフォンだけでなくさまざまなモバイル機器を補償対象として登録できます。
Wi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信機器全般が対象となっています。
そのため、例えばタブレットやスマートウォッチ、ワイヤレスイヤホン、ノートパソコンなどにも利用することができます。
1契約で3端末まで利用可能なので、自身が所有している機器をまとめて登録する、自分のスマホと一緒に子どものスマホを補償に入れるといった使い方も可能です。
スマホだけでは複数台ないという家庭もあるかと思いますが、スマホ以外の機器も含めれば3台以上持っている人の方が多いのではないでしょうか。
バッテリー交換は補償されるケースもある
モバイル保険では、故障が原因でバッテリー交換が必要になった場合、補償対象となる可能性があります。
例えば、バッテリーの膨張や充電不良などが発生し、修理店で部品交換が必要と判断されたケースです。
一方で、長期間の使用による性能低下や最大容量の減少など、経年劣化によるバッテリー交換は補償対象外となります。
バッテリーの補償に関しては、その交換理由によって判断されることになります。
バッテリー交換だけで保険を選ぶ必要はない
スマートフォン向けの補償サービスを検討する際、「バッテリー交換に使えるから加入しておこう」と考える方も少なくありません。
確かにAppleCare+のように、一定の条件を満たせばバッテリー交換サービスを利用できる補償もあります。
しかし、補償サービスを選ぶ際はバッテリー交換だけでなく、月額料金や故障時の補償内容まで含めて検討することが大切です。
バッテリー交換目的の加入は必ずしもお得ではない
AppleCare+のようなバッテリー交換のサポートも可能な補償サービスは、「補償を利用しなくてもバッテリー交換には使える」と安易に加入を決めることも少なくないかと思います。
ただ、AppleCare+にも利用料金がかかりますし、補償サービスとしても高額な方です。
バッテリー交換の料金は上位モデルで2万円ほどですが、AppleCare+の月額料金は1,580円なので2年も使えば4万円近い金額となります。
もちろん画面割れなどのトラブルにも備えられるので無駄というわけではないですが、「バッテリー交換が無料なら無駄にはならない」と安易に加入するのは早計ということです。
近年のスマホはバッテリー性能が向上している
近年のスマートフォンは省電力性能やバッテリー容量が向上しており、以前よりも長期間快適に利用できるモデルが増えています。
その結果、バッテリー最大容量が交換基準に達するまで数年かかるケースも珍しくありません。
例えば、現在のiPhoneのバッテリーは、100%分の充電を1回の充電サイクルとしたとき、1000回の充電サイクルを行っても、バッテリー無料交換の基準となる最大容量80%を下回ることはないとしています。
これは、毎日電池を使い切るような使い方をしていても、3年かかる計算です。
バッテリー交換サポートを利用する機会がなかなかなかったり、交換してすぐに機種変更をすることになったりすることも十分に考えられます。
コストを抑えるならスマホ保険、手厚いサポートならメーカーやキャリアの補償
iPhoneを例にとりましたが、同じメーカー保証のPixel Care+や通信キャリアの補償も、月額1,000円以上かかるサービスで比較的高額といえます。
バッテリーの無料交換で元を取るのは難しいというのが実情です。
そのため、補償サービスの加入は、バッテリー交換と端末補償を切り離して考えるのが望ましいです。
スマホ保険は、メーカーの延長保証やキャリアの補償に比べて非常に安価です。
バッテリー交換が非対応だとしても、これを正規料金で行っても、月額料金の差からスマホ保険を利用する方が出費は抑えることができます。
よって、価格を抑えて保険をかけたいという場合には、スマホ保険を選択する方が適しているでしょう。
もちろんメーカーの延長保証やキャリアの補償にもメリットはあります。
これらの魅力は、サポートが豊富で充実していることです。
費用は掛かるものの、より手厚いサポートを受け、安心して利用していきたいという場合には適した選択肢です。
適したサービスを選択したいのであれば、安易に考えずしっかりと補償内容と利用料金を比較するのが望ましいでしょう。
まとめ
スマホ保険でバッテリー交換が補償されるかどうかは、交換が必要になった原因によって異なります。
バッテリーの膨張や充電不良など、故障による修理や部品交換であれば補償対象となる可能性がありますが、経年劣化による性能低下は補償対象外となることが一般的です。
また、AppleCare+のようにバッテリー交換サービスを利用できる補償もありますが、近年のスマートフォンはバッテリー性能が向上しており、交換基準に達するまで長期間かかるケースも少なくありません。
スマホ保険を選ぶ際は、バッテリー交換だけでなく、画面割れや水没、故障といった高額な修理リスクにも備えられるかどうかを確認することが大切です。
































