【2023年最新】 楽天モバイルとpovo2.0を徹底比較!おすすめはどちら?併用もあり?
- 2023年05月09日
- 楽天
スマホの通信料金が高いから乗り換えたい!
でも、どのサービスがいいのか分からない…
と考えている人は少なくないと思います。私もその一人でした。
今回は、料金が安くてサービスの質が高い「楽天モバイル」と「povo2.0」を比較し、乗り換えるならどちらがオススメかをまとめました。
目次
まず楽天モバイルとpovo2.0の特徴をみてみよう
日本にはドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4つの通信キャリアがあります。
キャリアは国から使っていい周波数が割り当てられていて、その周波数内でそれぞれ独自の回線を用意しています。
楽天モバイルは2018年にできた一番新しい通信キャリアです。
他のキャリアの通信料金が月5千円以上かかるなか、楽天モバイルは月2~3千円という低価格で勝負してきました。
それに対抗して作られたのがauの格安プランであるpovoです。
ドコモが提供するahamoも有名で、どちらもオンライン専用プランにすることでコストを抑え、利用料金が楽天モバイルと同じくらい安くなっています。
楽天モバイルとpovo2.0はどちらも利用料金が安いのが特徴ですが、それ以外にもそれぞれ独自のサービスを提供しています。
それぞれの特徴を確認していきましょう。
- 一番新しくできた通信キャリア
- ドコモ・au・ソフトバンクと比べ利用料金が安く、格安通信サービス並み
- 料金プランは、その月のデータ通信量で料金が決まる従量課金型
- 専用アプリを利用することで国内外の通話が無料
- 国際ローミングが無料でできる
- auのオンライン専用格安プラン
- 基本料金は0円で使うときに使う分だけギガを購入する
- 1日ギガ使い放題や30日間3GBなどトッピングの種類が豊富
- #ギガ活で無料でギガがもらえる
楽天モバイルとpovo2.0を徹底比較|選ぶときに大事なポイントはどこ?
スマホはビジネス関係の連絡を取ったり、調べものをしたり、マップを見たり、SNSや動画を見たり多様な用途があります。
Wifiがない環境でも通信できるようにする媒体ですので、電波が繋がらないと元も子もありません。
だから通信サービスを選ぶ上で、通信速度や繋がりやすさはとても大切なポイントとなってきます。
また通信料金は継続的にかかる費用ですので安いに越したことありません。
サービス内容もしっかり比較し、自身の使い方にぴったりなものを選びましょう。
- 通信速度が早く、どこにいても電波が繋がりやすい
- 利用料金が安い
- サービス内容が自身にぴったり
上記の3つのポイントで、楽天モバイルとpovo2.0を徹底比較していきます。
ポイント① 通信速度や繋がりやすさを比較
スマホは電話やインターネット通信をする媒体ですので、通信速度が十分でどこでも繋がることが大切です。
povo2.0はauの回線を使っているためどこにいても通信はとても良好です。
一方、楽天モバイルはまだ基地局が建設途中で日本全国をカバーできていないため、楽天回線エリアとauの回線を使うパートナー回線エリアに分かれています。
どこでも繋がるようになっているはずですが、楽天回線エリアでも地方は繋がりにくい、エリア境界は通信しにくいといったネガティブな意見もちらほら耳にします。
たしかに4大キャリアの通信速度を比較すると、楽天モバイルの通信の質は、他の3キャリアにまだ追いついていません。
上り | 下り | |
---|---|---|
ドコモ | 18.7 | 164.8 |
au | 24.4 | 166.5 |
ソフトバンク | 24.6 | 153.1 |
楽天モバイル | 18.5 | 33.8 |
ただ首都圏などエリアによっては楽天モバイルでも問題なく通信できるようです。
基本的にpovo2.0の方が回線は安定していますが、楽天回線が良好なエリアが行動圏であれば楽天モバイルもアリだと思います。
ポイント② 利用料金を比較
通信まわりでスマホにかかる利用料金には、データ通信料金と通話料金があります。
データ通信料金を比較
楽天モバイルのデータ通信料金は3段階に分かれていて、その月に使ったデータ量に応じてその月の料金が決まります。
事前にプランを選ぶわけではないため、あまりギガを使わなかった月の料金は安くなり、ギガをたくさん使った月だけ料金が上がるシステムです。
毎月大量のギガを使う人にとって3,000円で無制限に使えるのは魅力的ですが、無制限になるのは楽天回線エリア内のみで、エリア外だと速度制限がかかってしまいます。
3GB以下 | 1,078円 |
---|---|
3~20GB | 2,178円 |
20GB以上 | 3,278円 ※楽天回線エリア外は最大1Mbps |
1GB追加 | 660円 |
逆にpovo2.0は事前にギガを購入するトッピングシステムです。
多様なトッピングの中から自身にあったものを選ぶことでお得にギガを利用できます。
データ追加量 | 料金 | 利用可能期間 | 1GBあたりの価格 |
---|---|---|---|
使い放題 | 24時間 | 330円 | – |
1GB | 390円 | 7日間 | 390円/1GB |
3GB | 990円 | 30日間 | 330円/1GB |
20GB | 2,700円 | 30日間 | 135円/1GB |
60GB | 6,490円 | 90日間 | 108円/1GB |
150GB | 12,980円 | 180日間 | 86円/1GB |
povo2.0は購入したデータを使い切ったら次のトッピングを購入するシステムですが、ひと月当たりの料金に換算して楽天モバイルの料金と比較しました。
データ利用量 | 楽天モバイル | povo2.0 |
---|---|---|
3GB以下 | 1,078円 | 990円 |
3~20GB | 2,178円 | 2,163円 |
20~25GB | 3,278円 ※楽天回線エリア外は最大1Mbps |
|
25GB以上 | 2,163円以上 |
月々のデータ利用量が25GB以下の場合はpovo2.0の方が安く、25GB以上の場合は楽天モバイルの方が安くなります。
ただ楽天モバイルで月々25GB以上快適に通信ができるのは、楽天回線エリア内のみです。
月25GB以上使う人は少ないと思うので、あまり電話を使わない人にとってはpovo2.0がお得になります。
通話料金の比較
よく電話をする人は、通話料金も含めた利用料金全体で比較しなければなりません。
楽天モバイルは専用のアプリを使うと国内通話がなんと無料になるサービスがあります。
一方povo2.0は通話料金が別途かかり、よく電話する人はかけ放題トッピングを毎月購入することになります。
5分以内 | 5分以上 | |
---|---|---|
楽天モバイル | 無料 | |
povo2.0 | かけ放題 550円 | かけ放題 1,650円 |
データ 利用量 |
楽天モバイル | povo2.0 5分以内かけ放題 |
povo2.0 無制限かけ放題 |
---|---|---|---|
3GB以下 | 1,078円 | 1,540円 | 2,640円 |
3~20GB | 2,178円 | 2,713円 | 3,813円 |
20~25GB | 3,278円 ※楽天回線エリア外は最大1Mbps |
||
25GB以上 | 2,713円以上 | 3,813円以上 |
無料とpovo2.0のかけ放題料金の差は大きく、ほとんどの場合、povo2.0にかけ放題をつけるよりも楽天モバイルの方が月々の利用料金が安く抑えられます。
ポイント③ サービス内容の違いを比較
利用料金以外にも、楽天モバイルとpovo2.0には様々なサービス内容の違いがあります。
楽天モバイルは細やかな無料のサービスが充実していて、povo2.0は料金がお得になるサービスに特化しています。
- 海外通信が月々2GBまで無料
- 海外通話も一部無料
- キャリアメールが無料で利用できる
- SMS送信が無料
- 店頭サポートを受けられる
- 端末が購入できる
- DAZNが無料でみれるトッピングがある
- #ギガ活で無料でギガがもらえる
海外でも利用できる?
楽天モバイルもpovo2.0もどちらも国際ローミングは可能です。
一般的には、海外で通信を利用するとメッセージ1通・電話1分にも料金がかかりあっという間に高額になってしまうため、海外に行くときは、海外用通信パッケージを購入するかポケットwifiをレンタルします。
しかし楽天モバイルなら月々2GBまで追加料金無しで海外通信が利用できます。
2GBを超過した場合も追加でギガを購入できます。
月々2GBまで | 2GB以上 | |
---|---|---|
楽天モバイル | 無料 | 500円/1GB |
povo2.0 | お得なパッケージ無し |
また、楽天モバイルの専用アプリを使うことで一部の国際通話も無料になります。
海外から海外に発信 | 日本に発信 | 着信 | |
---|---|---|---|
専用アプリ同士 | 無料 | ||
相手がアプリを利用していない | 無料 | 従量課金 | Android 無料 iPhone 従量課金 |
povo2.0には海外でお得に通信できるパッケージは用意されていないため、ちょこちょこ海外に行きそうな人は楽天モバイルがお得で便利です。
手続きを対面サポートしてもらえる?
楽天モバイルは通信キャリアですので、全国に店舗があり店頭サポートを受けられます。
一方povo2.0はオンライン専用の格安プランですので、auショップでも手続きをサポートしてもらえません。
オンラインでの手続きが苦手な人は楽天モバイルが安心です。
#ギガ活ってなに?
#ギガ活はpovo2.0で実施している無料でギガがもらえるプログラムです。
対象店舗でau PAYでお会計をすることでギガがもらえます。
対象の店舗が幅広く日常生活で使える店舗がたくさんあるため、まめに#ギガ活をすることでpovo2.0の利用料金がさらに安くなります。
頑張ればトッピングを購入することなく、#ギガ活でもらえる無料のギガだけで生活できちゃいそうです。
利用条件 | もらえるギガ | 対象店舗 |
---|---|---|
500円以上の購入 | 300MB(3日間) | ローソン・デイリーヤマザキ・ダイコクドラッグ・ クスリのアオキ・ドトール・カフェドクリエ・ 餃子の王将・すき家・はま寿司・ 日高屋・松屋・ほっかほっか亭 など |
2,000円以上の購入 | 1GB(7日間) | オーケー・カインズ・ヒマラヤ・ ベイシア・トイザらス・焼肉の和民・ かっぱ寿司・山内農場・目利き銀次・ 笑笑・ミライザカ・魚民 など |
7,000円以上の購入 | 3GB(30日間) | AOKI・松屋銀座・オートバックス など |
20,000円以上の購入 | 20GB(30日間) | アート引越センター |
楽天モバイルとpovo2.0乗り換えるならどちらがオススメ?
どの通信サービスに乗り換えるかを考えるときに大事なのは、通信の質・利用料金・サービス内容です。
楽天モバイルとpovo2.0乗り換えるならどちらがオススメでしょうか。
基本的にみんなにオススメなのはpovo2.0!
サービス内容には楽天モバイル・povo2.0それぞれの特徴がありますが、通信の質・利用料金で考えるとpovo2.0がおすすめです。
楽天モバイルの通信環境はどんどん向上していますが、通信環境があまり良くないエリアも残っているのが現状です。
その点povo2.0はauの回線をそのまま利用できるので、どこにいても快適に通信できます。
また利用料金については、あまり電話をかけない場合、月々25GB以下という一般的な使い方ですとpovo2.0の方がお得になります。
さらに#ギガ活を利用することで無料でギガがもらえるため、月々の利用料金をより節約できます。
- 回線が安定していてどこにいても通信環境が良好なため
- あまり電話をかけない場合、基本的にpovo2.0の方が利用料金が安いため
- #ギガ活でギガをもらうことで、さらに料金が抑えらるため
楽天モバイルの方がオススメな人もいる?
楽天モバイルはキャリア特有の細かいサービスが充実しています。
楽天回線がスムーズに繋がるエリアで暮らしていて、様々なサービスを利用したい人は楽天モバイルの方がおすすめです。
- 行動圏が楽天回線エリアで、月々25GB以上データ通信をする人
- たくさん電話をする人
- よく海外に行く人
- 店頭サポートを受けたい人
- キャリアメールやSMS送信を無料で行いたい人
楽天モバイルとpovo2.0の併用もあり?
二つの通信サービスを契約して両方のサービスの良いところを上手く利用する方法もあります。
デュアルSIM利用を検討するときに大切なのはサービスの相性です。
楽天モバイルとpovo2.0を併用するときのメリット・デメリットを整理します。
併用のメリット
楽天モバイルとpovo2.0は相性が良いサービスです。
前提として、普通は回線を併用にすると固定費が2倍かかってしまいますが、povo2.0は基本料金が0円ですので、使うときだけトッピングを購入すればよく固定費が上がりません。
そのうえ、楽天モバイルの弱みである通信の安定性をpovo2.0で補うことができ、両方の強みを享受できます。
- povo2.0は基本料金0円で契約を続けられる
- 楽天モバイルの回線が繋がりにくいときpovo2.0で対処できる
- 楽天モバイルの利用料金が上がりそうなとき、povo2.0に通信を切り替えられる
- 楽天モバイルで電話すれば通話料金が無料になる
- 楽天モバイルでキャリアメールやSMS送信が無料になる
- 楽天モバイルで通信障害が起きたときpovo2.0で対応できる
- povo2.0の1日データ使い放題が利用できる
- povo2.0の7日間DAZN見放題データ使い放題が利用できる
併用のデメリット
楽天モバイルとpovo2.0を併用するにあたりデメリットもいくつかあります。
ただ併用が向いている人にとってデメリットは小さいものばかりです。
逆に、例えば、行動圏が楽天回線エリア内でどこにいても楽天モバイルが繋がりやすい人や、povo2.0からau回線をメインで使いたくて時間無制限の通話かけ放題トッピングが要らない人などは、デメリットが大きいと感じると思います。
そのような人は併用が向いていないため、自身に合っているどちらか一方のサービスを利用するのがオススメです。
- povo2.0の利用継続には180日間に1回は有料トッピングの購入が必要
- povo2.0をメインで使いたい場合、楽天モバイルの維持費がかかる
- auが通信障害のとき、楽天モバイルのパートナー回線も繋がらない
回線を乗り換えるときは補償サービスも忘れずに!
通信サービスを乗り換える際に忘れてはいけないのが補償サービスの引継ぎです。
スマホ購入時に加入している通信サービスで、スマホを万一壊してしまったときに備えて補償サービスにも加入していることが多いですが、通信を解約すると補償サービスも同時に解約されてしまいます。
通信サービスを乗り換える際には補償サービスも改めて検討しましょう。
楽天モバイルとpovo2.0にも補償サービスがあります。
楽天モバイルは端末を買った場合と、回線だけ乗り換えた場合で入れる補償サービスが別です。
サービス | 月額料金 | 加入条件 | |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 故障紛失保証 with AppleCare Services保証 | 800~1,460円 | 楽天モバイルでiPhoneを購入した場合 |
スマホ交換保証プラス | 715円 | 楽天モバイルでAndroidを購入した場合 | |
持ち込みスマホあんしん保証 | 715~1,309円 | 楽天モバイルのSIMを利用している場合 | |
povo2.0 | スマホ故障サポート | 830円 | povo2.0に契約中の場合 |
ただ通信サービスのオプションの一つですので、補償サービスとして一番というわけではありません。
そこでオススメしたいのが、モバイル保険という保険単独のサービスです。
保険会社が提供するサービスで、>端末購入1年後までまたは他の補償サービスからの引継ぎで加入できます。
楽天モバイルやpovo2.0の補償サービスよりも安いにもかかわらず、一定の質が担保されているのが特徴です。
モバイル保険はスマホが万一壊れてしまった場合に、修理にかかった費用を全額補償してくれます。
楽天モバイルやpovo2.0の補償サービスは修理費用が安くなりますが、自己負担金を払わなければならず、また、月々の保険料もモバイル保険より高くなっています。
修理費用が全額補償される、月額料金が安いという点でモバイル保険がおすすめです。
- 端末購入1年後までまたは他の補償サービスからの引継ぎで加入できる
- 月額700円とahamoや楽天モバイルよりも安い
- 普通は1契約でスマホ1台しか補償されないけど、モバイル保険は1契約で3端末まで補償できる
- 1端末あたりで考えると月々たったの233円
- モバイル機器全般が補償対象なので、スマホだけでなくタブレットやワイヤレスイヤホン、ゲーム機器などもまとめて補償に入れられる
- 年間最大10万円まで修理にかかった費用が全額返ってくる
まとめ
楽天モバイルとpovo2.0の通信の質や利用料金、サービス内容を比較してきました。
ahamoと比較した記事もありますので、良かったら参考にしてみてください。