LINEMOの注意点は? メリット・デメリットをまとめました。
- 2023年03月15日
- LINEMo
2020年12月22日、ソフトバンクより「LINEMO」が発表されました。
オンライン専用で、従来と比べて格段に安い料金が魅力のプランとなっています。
一方で新しいプランということで、そのメリットやデメリットも気になるポイントです。
そこで本記事では、LINEMOのプラン内容や注意点などを解説していきます。
目次
LINEMOのプラン内容
LINEMOはオンライン専用のプランです。概要を表にまとめました。
月額料金 | 2,480円(税抜) |
---|---|
月間データ容量 | 20GB |
容量超過時の通信速度 | 最大1Mbps |
容量超過時の容量追加 | 1GBあたり500円(税抜) |
通信 | ソフトバンクの4G・5G |
音声通話 | 月額500円(税抜)で5分以内の国内通話 月額1,500円(税抜)でかけ放題オプション利用可 |
手数料 | ソフトバンク・ワイモバイル間の移行手数料が無料 |
申込窓口 | オンライン限定 |
LINEMOのメリット
・月額2,480円という安さ
・条件のないシンプルなプラン
・LINEでの通信量はノーカウント
・全てオンラインで完結できる
・速度制限後も十分利用可能な速度
・月額2,480円という安さ
LINEMOの魅力は従来と比べて圧倒的に安い月額料金です。
月額2,480円でデータ通信が20GBまで使える上、5分以内の音声通話が無料となっています。
現在ソフトバンクにはデータ容量20GBまでのプランがなく、5GBまでのミニフィットプランと50GBまで使えるメリハリプランとなっているため単純な比較にはなりませんが、メリハリプランは音声通話オプションなし(=従量課金)で期間限定のものも含めて割引を最大限適用しても月額3,480円かかります。
月に5GB以上のデータ利用がある人であれば、まず料金が安くなるお得なプランです。
・条件のないシンプルなプラン
スマホの料金は複数の割引がつきもので、適用期間が限られていることも珍しくありません。
そのため料金が分かりづらく、いつの間にか料金が上がっていたり認識していた料金と違っていたりということも多く、損することなく適切に使うというのが難しい状態でした。
その点、LINEMOは条件も料金の変動もないシンプルな料金設定となっています。
せいぜい音声通話をかけ放題にする月額1,000円のオプションがある程度なので、非常に分かりやすく安心して利用することが出来ます。
・LINEでの通信量はノーカウント
LINEMOはLINEの通信は使い放題となっており、データ容量の20GBとは別に利用することが出来ます。
月間のデータ容量が20GB近い人、LINEを良く使う人には嬉しい仕様ではないでしょうか。
尚、LINEの通信量の目安は下記になります。(LINEモバイル「LINE通話の通信量・ギガ数は? 通信料を節約して電話する方法を大公開!」)
無料通話 | ビデオ通話 | |
---|---|---|
通話時間 | データ通信量 | |
1分 | 0.3MB | 5.1MB |
10分 | 3MB | 51MB |
30分 | 9MB | 153MB |
1時間 | 18MB | 307MB |
・全てオンラインで完結できる
LINEMOはオンライン専用のプランなので、全ての手続きをオンラインで完結することが出来ます。
現状は店頭や電話でのみ受付可能な手続きも多く時間をとるのが難しいですが、自宅で空いた時間に手続きが出来るようになるので非常に便利です。
・速度制限後も十分利用可能な速度
データ容量を上限の20GBまで使い切ってしまうと、その月の残りの期間は通信速度が制限されます。
しかし従来では制限中は最大128kbpsしか出なかったところが、LINEMOでは最大1Mbpsの速度となっています。
1Mbpsあれば画質が高くなければ動画も観ることが出来ますので、あまり速度制限を気にしなくてもよさそうです。
LINEMOのデメリット
・受付はオンラインのみ
・割引が利用できない
・補償サービスが利用しづらい
・受付はオンラインのみ
LINEMOはオンライン専用のプランのため、ソフトバンクショップや電話での手続きや相談を行うことが出来なくなります。
LINEを使って簡単に手続きできるようになるということですが、自身で全て手続きを行う必要があります。
スマホの扱いやオンラインでの手続きに不慣れな場合は、これまで通り店頭サポートを受けられるソフトバンクかワイモバイルを利用した方がよいかもしれません。
尚、不明点があるもののどうしても利用したいという場合には、手続きのサポートサービスを実施しているお店を利用するのも有効です。
例えばiCrackedというスマホの修理店では、スマホの困りごとを一緒に解決してくれる「iTechサポート」というサービスを実施しています。
料金は3,300円(サポート内容が多く長時間の対応となる場合は6,600円)で、ラインの引き継ぎやデータのバックアップ、使い方が分からないアプリ、設定の代行など、何でも相談が可能です。
全国に店舗がありますので、近くにお住まいであればぜひ利用してみてください。
・割引が利用できない
LINEMOでは、家族割や固定回線とのセット割といったこれまでのスマホ料金にあった各種割引が利用できません。
ソフトバンク・ワイモバイルと別契約になるため、家族の料金に適用されていた家族割も減額となってしまいます。
LINEMO自体は割引を考慮しても安い料金プランとなっていますが、複数の契約をまとめていた場合には他の契約の料金がどうなるかも確認した方がよいでしょう。
・補償サービスが利用しづらい
近年のスマホは高額となっており10万円以上することも珍しくありません。本体価格に合わせて修理価格も高くなっているため、トラブルに備えてスマホの補償サービスは今までに重要になってきています。
しかし、Softbank on LINEでは補償サービスが利用できない可能性が高いのです。
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOは、移行手数料が無料とはいえ別ブランドとして扱われていますので、ブランドが変わる場合には利用していた補償サービスも契約が切れてしまうと考えられます。
また、今回、非常に魅力的なプランのため、機種は変更せずそのままでプラン変更を考えている人が多いと思いますが、キャリアの補償は基本的に持ち込み端末には対応していません。
ワイモバイルは対応したサービスを提供していますが、ドコモやauも提供しておらず、LINEMOに用意されない可能性は十分にあります。
そのため、LINEMOではキャリアの補償サービスが利用できない可能性が高いのです。
もしLINEMOでスマホに補償を付けたいのであれば、機種変更やキャリア変更をしても継続できるスマホ保険を選ぶ必要があります。
端末補償といえばAppleCare+やキャリアの補償が一般的ですが、よりオトクなスマホ保険がモバイル保険です。
モバイル保険は、AppleCare+やメーカーの補償と比べても月額料金が安く、1契約で同時に3台まで補償することが出来るのが特徴です。
スマホ以外のモバイル通信機器に幅広く対応していて、機種変更やキャリア変更したときにも補償を継続できるため使い勝手は抜群です。
LINEMOの立ち位置
LINEMOは、オンライン専用の新しいブランドです。
元々傘下だったLINEモバイルを吸収合併することで、LINEプラットフォームを活用しオンラインで完結できるサービスを実現していくというものになります。
現在ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドとして扱われていますが、LINEMOが加わることで3ブランドの関係が変わってきます。
それぞれ明確にコンセプトが打ち出され、ソフトバンクがヘビーユーザー向けの大容量プラン、ワイモバイルがライトユーザー向けの小中容量プラン、LINEMOがデジタルネイティブ世代の若いユーザー向けのオンライン専用プランを取り扱うブランドとなります。
3ブランドとも通信は同じソフトバンク回線で、異なるのは手続きの方法と月間のデータ容量です。
3ブランド間の移行手数料も無料となっており、自身にあったプランを適切に選択して利用できるよう展開されるようです。
今回、ソフトバンクとワイモバイルも新しい料金プランが発表されています。いずれも料金は大きく下がっていますので、LINEMOを利用しない場合にも一度料金の見直しを行うと良いでしょう。
コンセプト通り、ソフトバンクの小中容量プラン「ピタットプラン」などは順次提供が終了するようですので、現在これらを利用している場合には、いずれワイモバイルに切り替える必要がありそうです。
まとめ
以上、LINEMOに関するまとめでした。
ぜひ切り替えの検討の参考にしていただければと思います。
非常にお得なプランですが、注意点も考慮して困ることが無いように利用してください。