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スマホにガラスフィルム・保護フィルムは必要? メリットやデメリット、費用感をまとめました!

スマホにガラスフィルム・保護フィルムは必要? メリットやデメリット、費用感をまとめました!

iPhoneやGalaxy、Zperiaなど、最先端を行くスマホは、高性能な分その購入費用も高くなっています。
修理や買い直しの費用も高額となってしまうため、可能な限り壊すことが無いよう注意して使う必要があります。

しかし単に注意するだけでは不安という場合には、何らかのサービスや製品に頼ることになります。
今回はガラスフィルム・保護フィルムについて、その効果や必要性を考察してみようと思います。

保護フィルムをつけるメリット

保護フィルムは、スマホのディスプレイを保護するために貼り付ける透明のフィルムです。
薄いシート状をしており、簡単に取り付けることができます。

一口に保護フィルムといっても種類は様々で、材質や光沢の有無などによって性質も異なります
いずれもディスプレイの保護が目的であることは変わりませんが、どの程度保護できるかは材質によって違ってきます。
スマホの使い勝手にも大きな差があるので、使用する場合はしっかりと自身の好みや使い方に合ったものを選ぶのが望ましいでしょう。

また例えば、角度を付けて見ると反射して画面が見えなくなるのぞき見防止のものや、人体に影響が出ると言われるブルーライトをカットするものなどがあります。
フィルムを貼ることでディスプレイ表面の指の滑りなどを変えることができるので、好みの操作感にすることもできます。
このような特定の機能を設けるために保護フィルムを使用するのもよいかもしれません。

 

フィルムの材質による違い

保護フィルムには、主にPET製、TPU製、ガラス製の3種類のフィルムがあります。
材質によって性能が異なるため、それぞれの特徴を整理しました。

PET製

PETとはポリエチレンテレフタレートの略で、ペットボトルなどに使われている素材です。
保護フィルムの材質としては最もポピュラーで、一般的に保護フィルムといえばPET製のフィルムをイメージすることが多いでしょう。

PET素材は薄く柔らかいことが特徴で、耐熱性、耐寒性、耐薬品性、耐水性に優れています。
透明性も高く、古くからフィルムの素材として使用されています。

スマホの保護フィルムとしては、貼り付けてもあまり目立たないため手軽に利用することができます。
画面に小傷がつくのを防ぎますが、フィルム自体に傷が残りやすく、傷によって次第に画面が見づらくなってしまうのが欠点です。
また、柔らかいため気泡が入りやすく、貼り付けにも苦労することが少なくありません。

TPU製

TPUは、正式には熱可塑性ポリウレタン樹脂といいます。
プラスチックの一種で、非常に薄く、触るとぐにゃぐにゃするゴムのような柔らかい素材です。

小さな傷や衝撃は吸収するため、フィルム自体に傷が入りづらく視認性を保ちやすくなっています
PET素材と同様、貼り付けても目立たず、使い勝手を変えずに利用することができそうです。
一方で、フィルム表面はゴムのような質感となるため、滑りはあまりよくありません。
へこみも発生しやすく、ゲームなど細かい操作が必要な場合には向かないかもしれません。
柔らかいためPET素材以上に貼るのが難しいのも欠点といえるでしょう。

ガラス製

ガラス製のフィルムは、PET製・TPU製と異なり、固く一枚の板状となっています。
厚みもあるため、いっそディスプレイの表面にかぶせるフタのようなものだと言ってもいいかもしれません。

PET製・TPU製と異なり衝撃にも強いため、スマホのディスプレイが割れるのを防いでくれます。
隙間が出来づらいので気泡が入りづらく貼り付けやすいのも特徴です。

画面割れ対策をしたいのであればガラス製にすることになりますが、反面、価格が高いことがネックです。
厚さのためにタッチ感度に影響が出やすく操作性が落ちてしまう可能性があり、ケースによっては厚みが邪魔をしてうまく装着できなくなってしまうなどの干渉が起きることもあります。
フィルム無しの場合と比べて使用感が変わってくるため、つけたくないという人も少なくないかもしれません。

PET TPU ガラス
対 小傷
対 衝撃 × ×
視認性
操作性
貼りやすさ × ×
価格 ×

 

光沢の有無による違い

保護フィルムのパッケージなどに「グレア」「ノングレア」といった用語を目にしたことがあるのではないでしょうか?
これはフィルムの光沢有り、無しを示しており、材質と同様にフィルムの性質を決める要素となっています。

グレア(光沢有り)

「グレア」は光沢有りを指します。
加工処理により表面がテカテカしていて、外からの光を反射するフィルムとなっています。

グレアのフィルムは、ディスプレイの色味を損なわないことが特徴です。
透明度が高くスマホのきれいなディスプレイを活かすことができます

一方で反射による映り込みも強く、例えば電灯が画面に反射して目が疲れる、画面が暗転するたびに自身の顔がハッキリと映りこんでしまうなど、気になるという声も少なくありません。
汚れ自体は拭き取りやすいものの、指紋がつきやすく目立つのできれいな状態で使うのが難しいと言えます。
ノングレアに比べて指が滑りづらく、操作性の点でも若干難があります。

ノングレア(光沢無し)

「ノングレア」は光沢無しのことで、表面に反射防止の加工が施されたフィルムを指します。
「マットな質感」というような表現がありますが、「マット」も同じく光沢がない、反射しないことを意味する言葉であるため、こちらの方がイメージしやすいかもしれません。

屋外でも反射による映り込みが少ないため画面が見やすく表面がサラサラしていて指も滑りやすいのが特徴です。
ただディスプレイの色味が若干白っぽくなってしまうため、映像のきれいさという点ではグレアに劣ります。

グレア
(光沢有り)
ノングレア
(光沢無し)
映像のきれいさ
画面の見易さ
操作性
指紋のつきづらさ
汚れの落ちやすさ

 

保護フィルムの「硬度」とは?

保護フィルムの性能表示の中に硬度が書かれていることがあります。
「9H」や「10H」という記載がそれです。

「硬さ」といってもその定義は様々で、変形のしにくさやひっかいた時の傷のつきやすさなど、色々な観点があります。
硬度の指標も同様に複数あり、用途や目的によって使い分けることになります。

スマホフィルムの硬さに用いられているのは、いわゆる鉛筆硬度といわれるものです。
塗料や塗膜、コーティングの強度を測るために用いられるもので、9Hならば、9Hの鉛筆でこすっても表面の塗料を付けた膜やコーティングに傷がつかないという意味になります。
スマホの保護フィルムも、ディスプレイに膜を貼ることからコーティングとみなせるため、鉛筆硬度を使って硬さを謳うのが一般的なようです。

尚、日本のJIS規格では鉛筆の硬度は9Hが最も硬いため、この指標の最高は9Hということになります。
ただし実際には10H、11Hなど9Hを超える硬さの鉛筆も存在するため、それらの硬度を表示している製品もあります。

 

保護フィルムの価格は?

保護フィルムの料金は、材質によって異なります。

PET製フィルム、TPU製フィルムは1,000円前後で購入することができます
1つの商品に数枚パッケージされているものも多数あり、これは安価で気軽に利用しやすいものであるのと同時に、消耗品であり定期的に貼り替えて使うのが当たり前なものだということを示しているといえます。

ガラスフィルムは、PET製フィルム、TPU製フィルムと比べると少し高価です
現在は1,000円前後の安価な製品も多数目にしますが、数年前はちゃんとしたものを選ぶと3,000~4,000円前後するのが普通でした。
あまり安いものだと、品質や貼りやすさなどに欠点があるかもしれませんので、失敗したくない場合には多少高めのものを選ぶのもよいかもしれません。

 

スマホに保護フィルムは必要?

保護フィルムはあくまで補助的な役割をもったアクセサリーのため、必要と言い切るのは難しいです。
改めてスマホに保護フィルムを付けるメリットを整理すると、下記のようになります。

スマホに保護フィルムを付けるメリット

  1. ディスプレイの保護
  2. のぞき見防止
  3. ブルーライトカット
  4. 操作感を好みのものにする

このうち、保護フィルム以外で対応しづらいのは、操作感の変更ぐらいです。

のぞき見防止やブルーライトカットは、近年ではスマホ自体の設定やアプリで対策することができます
これらの場合は自由にON/OFF出来るのに対し、保護フィルムの付け外しは手間もかかり気軽に行うことができません。
もちろん保護フィルムと併せて徹底的に対策することも可能ですが、まずは設定やアプリを試すのがよいでしょう。

また、保護フィルムは安価に画面割れを対策できるものですが、保護フィルムを貼れば割れないということではありません。
フィルムを付けていたとしても、衝撃が大きければディスプレイまで割れてしまうことがあります。
さらに、「保護フィルムがあってよかった」という場面であれば、ディスプレイが割れずともスマホ自体に大きな衝撃が入っている可能性もあります
背面やカメラレンズが割れてしまうこともあれば、内部が損傷して不具合が発生することも考えられるため、落下などの対策としては不十分といえます。

 

破損の対策ならスマホ保険の利用もおすすめ

スマホの故障は画面割れだけではありません。
故障におびえることなくスマホを使いたいのであれば、保証サービスを利用してしまう方が安心です。

スマホ保険は保険会社が提供するスマホ向けの保険で、故障した際の修理費用を補償してもらうことができるサービスです。
スマホの保証としては、AppleCare+などのメーカーや通信キャリアが提供するものがメジャーですが、近年は利用料金が高くなっているため、少額で利用できるスマホ保険もオススメです。

例えばモバイル保険は、月額700円で利用できる保険です。
モバイル通信機器全般が対象となっているので、スマホだけでなくタブレットやワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、ノートパソコン、携帯ゲーム機などに利用することもできます。
1契約で同時に3端末まで補償することができるので、手元にこれらの機器が複数あるのであれば、まとめて補償してよりオトクに使うことも可能です。

モバイル保険のメリット

  • 月額700円と安い
  • 修理時の自己負担金0円
  • 1契約で3端末まで補償できる
  • iPhone以外にも、iPadやAppleWatchといったモバイル通信機器全般を補償可能

 

まとめ

保護フィルムについて解説をしました。

保護フィルムは安価で気軽に利用できるのが強みです。
ただ、厚みやタッチパネルの操作感が変わり使い勝手に影響するため、最終的には人を選ぶアクセサリーだと思います。
利用目的を整理して、場合によっては他の方法で代用できるか検討してみるのも悪くないでしょう。

この記事を書いたライター

モバイル保険 メディア編集部

万が一のスマホの故障に備えるモバイル保険を広めるため、鋭意ブログを執筆中。「Enjoy Your Mobile Life」をモットーに、スマホをより便利に使うための情報を発信していきます。

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