「Rakuten UN-LIMIT VII」が発表! 旧プランと比較して何が変わった?
- 2023年03月15日
- 楽天
2022年5月13日に、楽天モバイルの新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」が発表されました。
楽天モバイルはキャリアとしては非常に料金が安いことで知られますが、その料金体系に変更が入ることになったようです。
本記事では、旧プランとの変更点やこれによって変わる楽天モバイルの使い方について、解説していきます。
目次
Rakuten UN-LIMIT VIIはいつから?
「Rakuten UN-LIMIT VII」は楽天モバイルの新料金プランで、2022年7月1日から開始予定となっています。
楽天モバイルの料金プランは常にワンプランで、シンプルなサービス内容・料金体系となっていることが特徴です。
そのため今回も、既存のRakuten UN-LIMIT VIと別に新しいプランが登場するわけではなく、Rakuten UN-LIMIT VIから切り替わる形となります。
既にRakuten UN-LIMIT VIを利用している場合には、自動でサービスが切り替わります。
これまでのプランから変わったこと
Rakuten UN-LIMIT VIIは、現行のRankuten UN-LIMITがアップグレードされたプランですが、変更点はあまり多くありません。
主な違いは2つです。
「0円」で利用できなくなる
Rakuten UN-LIMIT VIの最も目を引く特徴が、使い方によっては0円で利用できるということでした。
楽天モバイルの料金体系は、その月に利用した通信容量に応じて自動で金額が変動します。
全4段階あるうちの最も少ない1GB未満の場合には基本料金は0円で、オプションサービスなどの利用がなければタダで使うことができました。
しかしRakuten UN-LIMIT VIIでは、この1GB未満の料金帯は廃止されます。
1~3GBの料金帯と統合され、1,078円~3,278円のプランとなります。
Rakuten Linkアプリを使うことで通話料金もかからないため、ほとんど通信を利用しないユーザーにとってはスマホ料金を大きく抑えることができる魅力的なプランでした。
またこの料金体系を生かして、デュアルSIMのサブ回線として利用することで通話料金を削減するということも可能でしたが、今後このような意図で使うのは難しくなります。
公式メールサービスがスタート
ドコモやau、ソフトバンクなどのキャリアで通信回線の契約を行うと、キャリアメールを利用することができます。
同じくキャリアの1つである楽天モバイルでもメールサービスの提供が始まり、7月1日から利用できるようになります。
Rakuten Linkアプリが必要で、楽天IDに対して1つのメールアドレスを設定できます。
利用料金も無料です。
楽天モバイルと料金の近いahamoやpovo、LINEMOといったキャリアのオンライン専用プランでは、メールアドレスの持ち運びサービスを用いることでキャリアメールを継続することができました。
しかしこれには月額330円と料金がかかってしまうため、キャリアメールを利用しつつ料金を抑えたいという場合には、楽天モバイルが有力な選択肢になります。
Rakuten UN-LIMIT VIIのサービス内容
楽天モバイル新料金プランの概要をまとめました。
月間データ容量 | 0~3GB | 3~20GB | 20GB以上 |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
通信 | 楽天の4G・5G ※楽天回線エリア外はパートナー回線 |
||
パートナー回線の通信 | au回線で月間5GBまで、超過時は最大1Mbpsで使い放題 | ||
音声通話 | Rakuten Link アプリ利用で国内通話かけ放題 | ||
手数料 | 契約事務手数料・SIM交換手数料・SIM再発行手数料・MNP転出手数料・契約解除料は0円 | ||
キャリアメール | Rakuten Link アプリにて利用可能 |
0円はなくなっても十分格安な楽天モバイル
0円での利用は出来なくなりましたが、それでも楽天モバイルは十分格安な回線です。
ドコモやau、ソフトバンクと同じく自社で基地局を設置して独自の回線を持ったキャリアでありながら、他のキャリアとは一線を画した安価な料金でサービスを提供しています。
まだまだ3大キャリアと比べると規模は小さいですが、第4のキャリアとして今後大きくシェアを伸ばしてくる可能性もあります。
通信の安定性という不安材料はありますが、料金とサービス内容自体は非常に魅力的となっています。
楽天モバイルのメリット
・利用料金が安い
・店頭サポートも受けられる
・Rakuten LINKアプリを使うことで通話し放題
・楽天オリジナル端末
・楽天ポイントがたまりやすくなる
メリットは、シンプルに利用料金が安いことです。
他キャリアのプランと比較しても、単純に安価な料金設定になっています。
しかも、これらの他キャリアの格安プランが安さと引き換えに不可とした店頭サポートも従来通り受けることができ、通話も専用のアプリを利用することで無料で行えます。
楽天モバイルを利用するのであれば、楽天オリジナル端末の使用もぜひ検討したいところです。
ディスプレイ指紋認証の機能や、非常に小型なRakuten miniなどユニークな特徴があります。
楽天ポイントを活用しているユーザーは、楽天ポイントがたまりやすくなる点も見逃せません。
楽天モバイル契約中は、楽天ポイントの付与が「+1倍」されます。
関連サービスの利用で最大6倍まで増やすことが出来ます。
楽天モバイルのデメリット
・まだエリアが十分でなく通信が不安
対してデメリットは、楽天モバイルの通信がまだ不安定なことです。
楽天回線のエリアは2021年中に急速に拡大し、人口カバー率は2022年3月末時点で97%となりました。
ただ、エリア自体は十分な範囲をカバーしていますが、まだまだ整備の段階という印象が強く、その実態は未知数です。
楽天モバイルは他キャリアに比べて割り当てられている周波数帯が少なく、「電波がつながりやすい」とされるプラチナバンドの割り当てもない状態であるため、単純に電波がつながりづらいという問題もあります。
開通エリアであっても、地下やビルの陰、高所などでは電波がつながりにくくなるかもしれません。
さらに、もともとエリア外で楽天モバイルの回線が利用できない場合には、パートナーであるauの回線で通信することが可能でしたが、2022年6月末を目途に順次停止され利用できなくなります。
こういった状況を踏まえると、楽天モバイル1回線だけで利用するには、まだまだ不安を残る状況だといえそうです。
楽天モバイルで使えるスマホの保険
近年のスマホは高額なものが多く、それに合わせて修理代も高くなっています。せっかく通信量を安くするのであれば、修理費用も抑えられるよう備えておくのが望ましいでしょう。
このような時に利用するのがスマホの保険です。故障してしまった際、安価に迅速に修理してもらうためのサービスです。
楽天モバイルが提供するキャリアの補償もありますが、ここではモバイル保険というサービスをオススメします。
1. 月額700円で年間10万円までトラブルに対応
スマホの保険・保証を利用しようとしても、その保険・保証サービス自体の料金が高くては使う意味がなくなってしまいます。さらに修理・端末交換時にも一定の免責金の支払が必要なこともあります。
モバイル保険は月額700円で自己負担金もありません。修理にかかった費用を上限の年間合計10万円の範囲であれば全額補償してくれるので、オトクなサービスにです。
2. 3台まで同時に補償が可能
モバイル保険は1契約で3台まで同時に補償が可能です。Wi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信端末であれば全て対象となるので、タブレットやワイヤレスイヤホン、ゲーム機などスマホ以外の機器も一緒に補償することが出来ます。これらも含めると対象機器を3台以上持っている人も多いのではないでしょうか。「個別に補償するほどではないけど、壊れたら困る」というものがあればうってつけです。3台一緒に登録すれば、費用も1台当たり月額234円と実質かなり安価になります。
3. 補償期間は永続的でキャリア変更・機種変更も可
モバイル保険の補償は、解約しない限り継続します。
補償は通常、購入した端末に対してかけるものですが、モバイル保険は契約した人に紐づく保険なので、登録機器の変更は自由に行うことが出来ます。スマホのキャリア変更や機種変更も問題ありませんし、登録機種と全く別の対象機器を新しく購入してそちらに登録を変更するということも可能です。
購入する機器、利用するサービスの足枷になることなく、モバイル保険にさえ入っておけば周りの新しい機器・重要な機器を常に保険にいれておけるという非常に便利なサービスなのです。
まとめ
楽天モバイルは回線の安定感にさえ目をつぶれば、非常にお得なプランです。
懸念点である回線も随時強化されていきますので、状況を見ながら利用を検討してみてください。
また、ご紹介したモバイル保険に興味がある方は、下記から公式サイトもご覧いただければと思います。