AndroidってiPhoneと比べて何がいいの? いまさら聞けない基礎知識から最新情報までわかりやすく解説!Androidの長所をまとめてみました
- 2023年03月15日
- スマホ
世界でのスマホシェアはiPhoneよりもAndroidの方が多いことをご存じでしょうか?
日本ではiPhoneユーザーが6割以上と多く、Androidユーザーは肩身が狭いことも少なくありませんが、Androidも魅力的なスマホに違いありません。
今回は、そんなAndroidを基本的な知識から最新情報まで、そしてオススメのポイントまでまとめてみました。
この記事を読んで、より自分に向いたスマホを探してみてください!
目次
そもそもAndroidって何?
Androidは、Google社が開発したOSの名称で、iPhoneにiOSが搭載されているように、AndroidスマホにはAndroid OSが搭載されています。
勘違いされていることもありますが、Androidはあくまでスマホの中身の名称であり、Androidという名前のスマートフォンが存在するわけではありません。
OSとは
OS(オペレーティング・システム)とは、コンピューターを動かすための基本ソフトウェアのことです。
機器によって機能は異なりますが、身の回りの家電製品や産業用の機器などにもOSが搭載れており、例えばPC用のOSとしてはWINDOWSやMAC OSなどが挙げられます。
同じようにスマホにもスマホ用のOSが搭載されています。
代表的なものが、Apple社が開発したiOS(アイオーエス)やGoogleが開発したAndroidとなっています。
スマホの端末やアプリはOSを基準に作られているため、OSが異なると使える機能やアプリに違いがあります。
Androidの基本知識
AppleのiOSが使われているスマホはiPhoneシリーズしかないのに対し、Androidには固定の機種はありません。
GoogleはAndroidのプログラムを公開しているので、さまざまなメーカーがAndroid OSを使ったスマホを作っています。
代表的なプロダクトメーカーに「SONY」「Samsung」「富士通」「シャープ」などがあります。
Android 12について
現在、Androidの最新バージョンはAndroid 12です。(2021/10正式リリース)
・ユーザーが設定した壁紙に基づき、全体の色合いを調節するMaterial YOUの実装
・提供する位置情報を「おおよそ」でいいようにするために、カメラとマイクの不正使用防止など、セキュリティ面のパワーアップ
iPhoneと比べたAndroid端末の長所・短所
Android端末を選ぶメリットは?
iPhoneと比べた、Androidのメリットをまとめました。
機種の豊富さ
iOSの端末がiPhoneやiPadなどに限られるのに対し、Androidは国内外様々なメーカーから機種が販売されています。
例えば、SONY製の「Xperia」シリーズ、Samsung製の「Galaxy」シリーズ、シャープ製の「AQUOS」シリーズなどは、すべてAndroidを使った機種です。
iPhoneが統一されたデザインなのに対し、大きさやデザイン、機能など選べる選択肢が広く、自分好みのスマホを持てるのがAndroidの強みです。
そのほか、非常に安い機種や、折り畳み可能なもの、ゲーミングスマホ、耐久性に特化したものなど、様々なニーズに対応したスマホが販売されています。
カスタマイズ性の高さ
カスタマイズ性の高さもAndroid端末の魅力です。
ホーム画面のレイアウトを大きく変更出来たり、よく使う機能やアプリを一か所にまとめられる「ウィジェット」機能をいち早く導入したりと、ユーザーが自分好みのスマホを作れるような機能があります。
最新のAndroid 12は、「Google 史上最もパーソナルなOS」であるとされ、デザインや色合いをお手軽に細かく調整できることをウリにしています。
iPhoneにはない機能・仕様がある
Android端末には、iPhoneにはない機能が搭載されていることも多いです。
例えば、2017年発売のiPhone X・8以降で廃止されたイヤホンジャックがある機種も、Androidにはまだ多くあります。
また、microSDカードに対応しており、データ容量を追加やバックアップ、移動なども柔軟に行うことができます。
Android端末を選ぶデメリットは?
続いて、iPhoneと比べたAndroidのスマホのデメリットを紹介します。
Apple製機器との連動
iPadやAirPods、MacBookなどApple製の機器と連動するのであれば、iPhoneのほうが優れています。
Androidのスマホでも連動することはできますが、一部機能が使えない場合もあります。
セキュリティ
セキュリティ面では、iPhoneのほうが強いといえます。
iPhoneはアプリのインストールがAppStoreを通してしかできません。
Appleはアプリの審査が、Google Play Storeよりも厳しく、怪しいアプリが紛れ込む可能性は低くなっています。
Android端末を使う場合は、セキュリティ意識を高く持ったほうがいいかもしれません。
操作のわかりやすさ
Androidは、メーカーや機種によってOSが若干カスタムされていることが少なくなく、操作の方法が大きく変わる場合があります。
これに対して、iPhoneやiPadは新しい機種になっても、基本的な操作方法は同じであるため、使い勝手が変わるということはあまりありません。
加えてトップシェアのシリーズであるため、周囲の利用者やインターネットから情報を得やすいため、リテラシーがあまり高くない人にはiPhoneの方が安心して使えるかもしれません。
iPhoneとAndroidの比較まとめ
・Androidはスマホの名前ではなく、OSの名前
・Androidを使ったスマホは、機種が多く、選択肢が豊富なことが最大の特徴
・Androidは、カスタマイズ性が高く、自分好みのスマホ実現しやすいる
上記の結果、iPhoneは統一的なインターフェイスで、ユーザーに対し、新しい体験を届けることを大事にしているといえそうです。
これに対し、Android端末は、ユーザーが能動的に使うことを想定しており、自分が使いやすいようにカスタムし、高い機能を使いこなすことが可能です。
オススメのAndroid機種を紹介!
ハイエンドモデル
ハイエンドモデルとは、スペックの高さを優先して作られた上級者向けのモデルを指します。
最新技術が多数搭載され、処理の高速化や新機能の追加などスマホをより便利に使うための仕様が盛り込まれています。
反面、購入価格が高くなりがちなのが欠点で、近年では20万円以上する機器も登場しています。
Galaxy s22 ultra
世界でのシェアがトップクラスなSamsung製の「Galaxy」シリーズの最新機種です。
現時点でAndroidスマホとしては最高レベルのスペックを持っており、ディスプレイ、カメラ、バッテリー容量、耐久性、どれをとっても高いレベルです。
特にs22 ultraはスタイラスペン(いわゆるタッチペン)を内蔵しており、出先でのメモなど非常に便利な使い方ができます。
Xperia PRO-I
国内製スマホの最高峰、SONY製の「Xperia」シリーズの最新機種です。
市場をリードするカメラメーカーである強みを生かし1.0型イメージセンサーを搭載するなど、カメラ玄人にも満足できる写真・動画の撮影が可能になっています。
同じくXperiaシリーズであれば、「Xperia 1 III」もオススメです。
こちらはオーディオ機能に特化しており、スマホでは過去最高といえる高い音質を楽しめます。
Google Pixel 6 Pro
「Google Pixel」シリーズはその名の通り、Googleの完全自社ブランドです。
Androidと同じGoogleが開発しているため、Androidのアップデートをすぐに受けられるのが大きな特徴です。
発売から最低3年間はOSアップデートが保証されており、最新の状態でスマホを使うことができます。
ハイエンドモデルとしては控えめな価格となっており、高いスペックを安く使いたいという人には特にオススメしたいシリーズです。
また、スペックを出来るだけ維持しつつ価格を極力抑えた廉価モデルの「Google Pixel a」シリーズも展開されており、スマートウォッチ「Pixel Watch」の登場もうわさされているなど、今後も目が離せないブランドです。
ミッドレンジ・エントリーモデル
続いて、初級者・中級者向けのモデルを紹介します。
スペックが必要最低限なレベルに留まる一方で費用も抑えられており、多くの人が利用しやすいモデルです。
iPhoneにはない安い機種を選べるのも、Android端末の魅力の一つです。
AQUOS sense6
国内製で人気な、シャープ製の「AQUOS」シリーズのスマホです。
4~5万ほどで購入できることが多く、ハイエンドに比べると安価ですが、普段使いには十分な「ミッドレンジ」レベルのスマホです。
指紋認証センサーの長押しで、登録した決済アプリをすぐに起動できる「Payトリガー」など、AQUOSらしい機能もそろっています。
エントリーモデルとしては、シンプルな操作と2万ほどの価格を誇る「AQUOS wish」がオススメです。
OPPO Reno5 A
日本国内ではメジャーではないですが、中国のメーカーOPPO製のスマホは、コスパが非常に高くオススメです!
特にカメラのコスパが高く、約4,800万画素のメインカメラ、約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のモノクロカメラ、約200万画素のポートレート用カメラという組み合わせの4カメラを搭載。インカメラ・アウトカメラの同時撮影、AIモード、ナイトモードも搭載されています。
中国製で、安全性に不安のある方もいるかもしれませんが、アメリカが唯一ブラックリストに入れたことがない中国スマホメーカーで、一定の安全性は保証されているといえます。
まだまだある!独自路線のスマホたち
続いてAndroidならではのユニークなスマホを紹介します。ニッチなニーズに対応している独特の商品です。
CAT S61
世界最大の建設機械メーカーを製造しているCaterpillar(キャタピラー)社製という異色のスマホ。
その特長は、圧倒的な高耐久です。
工事現場など従来のスマホには過酷な環境に耐えられることをコンセプトにしています。
1.8mからの落下にも耐えられる衝撃耐性、水深3mでも60分耐えられる防水、など普通のスマホとは一線を画す耐久力です。
手袋をつけたままでも操作しやすいなどのメリットもあります。
また、サーモカメラや空気質検査機能など、非常にマニアックな機能も面白いですね。
Jelly 2
ユニハーツ社製のこのスマホの特徴は、なんといってもそのサイズ感で、3インチ(≒7.6cm)という画面サイズとなっており、世界最小クラスです。
iPhone13が6.1インチであり、その4分の1程度の大きさなので驚きです。
片手で簡単につまむことが出来て、おサイフケータイ(FeliCa)に対応しているので、使い方を工夫すればかなり便利に使えます。
ROG Phone 5s Pro
Asusが販売する「ROG Phone」シリーズの最新機種です。
ゲームプレイに最適化された、ゲーミングPCならぬゲーミングスマホです。
熱効率、タッチ感度、フレームレートなど、上質なゲームプレイを実現するための機能が搭載されています。
スマホでオンラインゲームや対戦をよくする人には、強くオススメできる商品です。
Androidに乗り換える際の引継ぎ方法
今使っているスマホから、Androidに乗り換えるときのデータの引継方法をまとめました。
※注意
端末の契約を解除すると、ネット接続が出来なくなります。必ず、契約解除前に引継ぎの準備を終わらせてください。
iPhoneから乗り換える場合
iPhoneからAndroidに乗り換える際は、引き継げるものと、引き継げないものがあります。
【引き継げるもの】
・連絡先
・カレンダーの予定
・写真・動画・音楽
・メール・メモ
【引き継げないもの】
・ショートメッセージ
・MMS
・iMessage
・キャリアメール
・ボイスメモ
・iPhoneアプリのデータ
ゲームなどのアプリは個別に引継ぎの設定をする必要があります。
連絡先などを引き継ぐためには、Google Driveを使います。
①使っているiPhoneにGoogle Driveをインストールする
②Google Drive内の設定
③バックアップで「バックアップを開始」
④新しいAndroid端末で、同じGoogle Driveにログインする
また、iPhoneからの引継ぎでは、iTunesでの音楽データが引き継げるか気になる方も多いのではないでしょうか?
結論から言えば、音楽データの引継ぎは可能ですが、PCが必要です。
そのやり方を簡単に説明します。
①PCにiTunesをインストールする
②iPhoneで使っているApple IDで、PCからiTunesにサインインする
③iPhoneで購入した音楽にはクラウドのマークが付いているので、全てをクリックする
④新しいAndroid端末をUSBケーブルでPCに接続する
⑤PC上で、「ミュージック」→「iTunes」→「iTunes Music」→「Music」フォルダから「内部共有ストレージ」→「Music」フォルダに音楽ファイルを移動させる
AndroidからAndroidへの乗り換える場合
別のAndroid端末から引き継ぐ場合も、上記と同じようにGoogle Driveが使えます。
また「JSバックアップ」という専用アプリを使えば、ほとんどのアプリを引き継ぐことも可能です。
乗り換え時引継ぎの注意点
データを引き継ぐ際に、気を付けてほしいことが2点あります。
契約解除前に準備を!
先ほども述べた通り、今使っている端末を解約する前に準備を完了しましょう。
端末の契約を解除してしまうと、インターネットに接続できなくなり、引継ぎが出来なくなる場合があります。
個別引継ぎが必要なアプリも
LINEやゲームアプリを使っている人は多いと思います。
そうしたアプリは、事前にアプリ内の情報を引き継いでおく必要があります。
それぞれのアプリ内でデータ引継ぎの項目があるので、そこから解約直前のデータを引き継いでおきましょう。
モバイル保険でAndroidスマホの故障に備える
スマホは常に持ち歩くものだからこそ、落とす・ぶつける・水に濡れるといったことが珍しくなく、いつ事故が起きてしまってもおかしくありません。
買い直しはもちろん、修理するにもそれなりの費用がかかるため、安心して利用できるようモバイル保険を利用するのもおススメです。
モバイル保険とは?
モバイル保険は民間の保険会社さくら少額短期保険株式会社が提供しているモバイル機器に特化した補償サービスです。
モバイル保険は月額700円(非課税)で年間10万円まで修理にかかる費用を補償してくれるという内容です。
回数の制限はなく上限までであれば何度でも利用できるので、大変オトクです。
月額料金 | 700円 |
---|---|
修理費用 | 0円 |
申込期間 | 購入から1年未満 1年以上経過でもメーカー補償加入中であれば加入可 |
補償内容 | 年間10万円の範囲で何度でも修理可 |
【メリット】
・スマホ以外モバイル機器も補償でき、1契約で3台まで加入できる
・自己負担金なしで修理を受けることができる
・申し込み期間が長く、中古のものまで加入できる
・登録や保険の申請などが全てWEBで完結
【デメリット】
・バッテリー修理が対象外
スマホ以外のモバイル機器でも加入でき、3台まで補償できる
モバイル保険はWi-Fi・Bluetoothにつながるモバイル機器なら原則補償対象となっています。
スマホ以外にも、ノートパソコンやタブレット、ワイヤレスイヤホンなども対象と範囲が非常に広く、利便性の高い保険です。
また、1契約で3台まで加入することができるので、スマホ以外の所有している機器もついでに補償することが可能です。
3台全てを登録すると1台あたり約233円で守ることができるので、もし個別に補償に入っている場合や補償未加入の機器がある場合には、併せて利用することで割安に利用することができます。
自己負担金0円で修理を受けることができる
モバイル保険は年間10万円という範囲の中であれば、自己負担金なしで修理を行うことができます。
回数制限もありませんので、限度額を超えない限りは何度でも修理にかかる費用を補償してくれます。
申し込み可能な期間が長く、中古端末も加入可能
一般的な補償サービスは購入時、もしくは購入から1週間~1ヶ月といった短い期間に加入する必要がありますが、モバイル保険は購入から1年まで加入が可能です。
もし1年以上経っている場合でも、メーカーの有償補償に加入しているものであれば、切り替えや併用という形で加入することができるので、後から利用しやすいサービスとなっています。
さらに、中古で購入したスマホでも加入が可能です。
購入店舗の3ヶ月以上の保証がついていることが必要ですが、新品でなくても事故に備えることができるのは大きなポイントです。
申し込みや申請などが全てWEBで完結
モバイル保険の申し込みや、補償対象の機器の変更、保険金の申請など、サービスを利用する上で必要な手続きを、全てWEB上にあるマイページ内で対応することができます。
場所、時間にとらわれることなく空き時間に利用できるので、スムーズな手続きが可能です。
バッテリー交換は補償の対象外
費用面では非常にメリットのあるモバイル保険ですが、バッテリー交換は対象外です。
その他にも自然故障や、本体機能に影響のない軽微な傷、経年劣化による損傷などは補償を受けることができません。
まとめ
iPhoneの影に隠れがちですが、Androidスマホも性能は十分高く、ユニークなデザインや機能を持ったモデルが多々あります。
現在iPhoneを利用しているユーザーであっても、スマホに拘りのある人は一度Androidスマホにも目を向けてみるのはいかがでしょうか。