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iPadはAppleCareに加入するべき? 補償内容や料金、他に利用可能な補償サービスなどを紹介します

  • 2023年03月08日
  • iPad

iPadはAppleCareに加入するべき? 補償内容や料金、他に利用可能な補償サービスなどを紹介します

iPadはAppleが提供するタブレット端末です。

タブレット端末はスマホよりも大画面で高機能である一方、パソコンよりも軽量で持ち運びがしやすい機器であり、ちょうどスマホとパソコンの中間というような位置づけです。
iPadは数年前までiPhoneと同じiOSが搭載されており、「電話が使えない大きなiPhone」という印象が強かったものの、最新のiPadには専用のiPadOSが搭載され、iPadならではの機能も多数実装されています。

ただ便利な反面、持ち運んで使うことが多いことから、落としたりぶつけたりといった故障のリスクも少なくありません
もしもに備えてAppleCare+の加入を検討している人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、AppleCare+の補償内容や費用、故障したiPadの修理方法などを紹介し、その必要性について考えていきたいと思います。

 

AppleCare+でできること

AppleCare+は、Appleが提供する自社製品の延長保証サービスです。
製品ごとに「AppleCare+ for iPhone」「AppleCare+ for iPad」のように正式名称が異なりますが、異なるのは利用料金や修理・本体交換時に必要な負担金ぐらいで、補償内容はほぼ同じです。

保証期間を延長できる

AppleCare+を利用すると、もともと1年の保証期間を延長することができます。

AppleCare+は一括払い月額払いかを選ぶことができ、一括払いの場合保証期間は2年となります。
月額払いの場合は、解約するまで継続することができ、実質無制限となっています。

過失や事故による損傷時にも安価で修理できる

Apple製品には一般の家電製品と同じようにメーカー保証がついています。
メーカー保証は、購入から1年以内に初期不良や自然故障が発生した場合に、無償で修理や本体交換をしてもらえるというものです。
過失や事故による故障は対象外となってしまうため、これらに対応してもらいたいのであればAppleCare+に加入する必要があります

シリーズ 機種 AppleCare+未加入 AppleCare+加入
iPad iPad(第10世代)
Wi-Fi
51,800円 4,400円
iPad(第10世代)
Wi-Fi+Cellular
59,800円
iPad(第9世代) 38,200円
iPad(第8世代)
iPad(第7世代)
iPad(第6世代)
iPad(第5世代)
iPad 2
iPad Air iPad Air
(第5世代)/ Wi-Fi
64,800円
iPad Air
(第5世代)/ Wi-fi+Cellular
73,800円
iPad Air(第4世代) 64,800円
iPad Air(第3世代) 59,800円
iPad Air 2 44,800円
iPad mini iPad mini
(第6世代)/ Wi-Fi
54,800円
iPad mini
(第6世代)/ Wi-Fi+Cellular
63,800円
iPad mini (第5世代) 44,800円
iPad mini 4
iPad mini 3
iPad Pro iPad Pro 12.9インチ
(第6世代)/ Wi-Fi
128,800円
iPad Pro 12.9インチ
(第6世代)/ Wi-Fi+Cellular
136,800円
iPad Pro 12.9インチ
(第5世代)/ Wi-Fi
128,800円
iPad Pro 12.9インチ
(第5世代)/ Wi-Fi+Cellular
136,800円
iPad Pro 12.9インチ
(第4世代)
104,800円
iPad Pro 12.9インチ
(第3世代)
iPad Pro 12.9インチ
(第2世代)
102,900円
iPad Pro 12.9インチ
iPad Pro 11インチ
(第4世代)/Wi-Fi
90,800円
iPad Pro 11インチ
(第4世代)/Wi-Fi+Cellular
102,900円
iPad Pro 11インチ
(第3世代)/Wi-Fi
90,800円
iPad Pro 11インチ
(第3世代)/Wi-Fi+Cellular
102,900円
iPad Pro 11インチ
(第2世代)
81,800円
iPad Pro 11インチ
iPad Pro 10.5インチ 70,800円
iPad Pro 9.7インチ 59,800円

バッテリーが劣化した場合無償交換できる

バッテリーは消耗品で、使っていると次第に劣化して電池の持ちが悪くなっていきます。
最大容量が本来の80%以下まで低下している場合、無償交換をしてもらうことができます

尚、iPhoneは「設定」画面から現在のバッテリーの最大容量を確認することができますが、iPadにはこの機能がありません。
劣化具合を知りたい場合には、バッテリーの持続時間を比較するなどでおおよその状況を推測することになります。

AppleCare+未加入 AppleCare+加入
iPad(第10世代)
Wi-Fi
18,800円 0円
iPad(第10世代)
Wi-Fi+Cellular
iPad Pro 12.9インチ
(第6世代)/ Wi-Fi
28,800円
iPad Pro 12.9インチ
(第6世代)/ Wi-Fi+Cellular
その他のiPad 15,000円

エクスプレス交換サービスを利用できる

通常Appleの修理サービスを受ける場合、Apple Storeや正規修理店に持ち込んでの店頭修理か、郵送で故障した端末を送り修理後に送り返してもらう郵送修理になります。
これに対してエクスプレス交換サービスは、修理をしてもらうのではなく、交換用の機器をすぐに送ってもらい故障端末と引き換えに受け取ることができるというものです。

端末が回収されてしまうので、受取までにデータのバックアップなどをしておく必要がありますが、iPadが使えない状態を可能な限り短くすることができる便利なサービスです。

AppleCare+の利用料金

iPadのAppleCare+加入に必要な料金をまとめました。
解約まで保証が継続する月額払いと、保証期間2年の一括払いとがあり、月額払いの方が若干割高となっています。

機種 一括購入 月額料金
iPad(第9世代) 10,800円 550円
iPad Air(第5世代) 11,800円 580円
iPad mini(第6世代) 10,800円 550円
iPad Pro(11インチ) 19,400円 980円
iPad Pro(12.9インチ) 21,800円 1,100円

 

AppleCare+以外の補償サービス

Apple製品の補償サービスといえばAppleCare+ですが、他にもiPadで利用できる補償サービスがあります。
補償内容や利用料金に違いがあり、より適したサービスが見つかるかもしれませんので、一度比較してみるのもおススメです。

通信キャリアの補償

タブレット端末はドコモやau、ソフトバンクといった通信キャリアでも取り扱っています。
スマホと同様にiPad用の補償も提供しており、キャリアで端末を購入すれば補償サービスも利用することができます。

ただキャリアの補償は、総じてAppleCare+より高額です。
AppleCare+をベースとしていることが多く、補償内容やサポートがさらに手厚くなった代わりに月額料金が高くなっているというイメージです。
サービス内容で選ぶ場合は、この手厚くなった分が費用に見合っているかどうかが焦点となるでしょう。

他にキャリア補償のメリットとして挙げられるのは、窓口となる店舗が全国にあるという点です。
メーカーの専門店であるApple Storeは全国に10店舗しかありません。
AppleCare+を利用するにも、正規修理店の場所を調べたり郵送修理の受付をしたりと、何かしらオンラインでの調べものや手続きが必要になってきます。
安心を買うために補償サービスを利用するのですから、これらに不安がある場合には利用しづらいでしょう。
キャリアの補償はャリアショップに行きさえすれば対応してもらうことができるので、このような心配は無用です。

保険会社の提供する「モバイル保険」

保険会社が提供している保険サービスを利用するのも有効です。

モバイル保険はさくら少額短期株式会社が展開しているモバイル端末向けの保険です。
主に利用されているのはスマホですが、Wi-Fi・Bluetoothにつながるモバイル通信機器全般が対象となっているので、iPadにも使うことができます。

このサービスの最大の特徴は、1台で3契約まで補償できることで、例えばiPhone・iPad・AirPodsのように、身の回りにある機器をまとめて補償することができます。
通常であれば1つの機器ごとに補償サービスに加入しなければいけないため、トータルの料金が高くなりやすく、また比較的安価なものや壊しにくいと考えているものは加入しないで済ませてしまうことも少なくありません。
利用料金を抑えて複数の機器を補償したい場合に適したサービスといえます。

モバイル保険のメリット

月額700円と安い
・修理時の自己負担金0円
1契約で3端末まで補償できる
・スマホ以外のモバイル機器全般を補償

モバイル保険の詳細はこちら

 

iPadにAppleCare+は必要か

端末補償サービスは、トラブルが起きたときに安価で原状復帰できるようにするサービスです。
そのため、利用中に機器が必ず故障してしまうと仮定すれば、確実に出費を抑えることになるため入っておくべきサービスということになります。

しかし実際はトラブルは必ずしも起きるものではないので、加入するべきかどうかはトラブルの起きる確率とトラブルが起きたときの損害からリスクの高さを図り、これをサービスの補償内容と料金と比較して判断することになります。
リスクに見合うサービスであれば加入し、見合わないサービスであれば加入しなければよいのです。

たとえば、AppleCare+は盗難や紛失には対応していないので、これらにも備えたいと考えている場合にはキャリアの補償の方が魅力的に見えるでしょう。

また、AppleCare+は1年に何度でも補償を受けることができますが、このような高い頻度で壊してしまうことは稀です。
壊してしまう確率が低いと考えている人にとってこの補償内容は過剰で、割高に感じてしまうかもしれません。
そのような人には、3台で補償内容を共有する代わりに安価で利用できるモバイル保険が適しているといえます。

補償サービスも複数あり選択肢も広いので、それぞれの特徴を踏まえて最適な補償サービスを利用すると良いでしょう。

この記事を書いたライター

モバイル保険 メディア編集部

万が一のスマホの故障に備えるモバイル保険を広めるため、鋭意ブログを執筆中。「Enjoy Your Mobile Life」をモットーに、スマホをより便利に使うための情報を発信していきます。

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