iPhone 12からiPhone 15へ買い替えるべき?スペックやデザインを比較
- 2024年08月09日
- iPhone
iPhone 12の発売から3年以上が経過し、そろそろ買い替えを検討しているという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、現行最新モデルであるiPhone 15とiPhone 12のデザインやスペックなどを比較していきます。
買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください!
目次
iPhoneの購入価格
比較の前に、買い替えの際に気になるiPhone購入価格を整理しました。
iPhone 15シリーズの価格
前年のiPhone 14シリーズと比較すると、アメリカにおける価格は据え置きだったものの、円安の影響で日本ではスタンダードモデルが5,000円、Proモデルが10,000円高くなっています。
最新モデルですので、基本的に値下げされることはなく定価で購入することになります。
キャリアモデルはAppleのSIMフリーよりも数万円高額に設定されていますが、各キャリアで一定期間経過後に端末を返却することで実質負担額を大幅に抑えることができるプログラムを実施しています。
モデル | Apple | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|
iPhone 15 | 128GB | 124,800円 | 149,490円 | 145,640円 | 145,440円 | 140,800円 |
256GB | 139,800円 | 172,040円 | 166,780円 | 166,320円 | 161,800円 | |
512GB | 169,800円 | 212,300円 | 206,930円 | 206,640円 | 199,800円 | |
iPhone 15 Plus | 128GB | 139,800円 | 168,740円 | 163,490円 | 163,440円 | 156,800円 |
256GB | 154,800円 | 190,080円 | 184,850円 | 184,320円 | 178,800円 | |
512GB | 184,800円 | 230,890円 | 225,360円 | 224,640円 | 218,900円 | |
iPhone 15 Pro | 128GB | 159,800円 | 192,060円 | 185,860円 | 185,760円 | 179,800円 |
256GB | 174,800円 | 218,790円 | 211,930円 | 211,680円 | 205,800円 | |
512GB | 204,800円 | 255,090円 | 248,560円 | 248,400円 | 240,900円 | |
1TB | 234,800円 | 291,830円 | 285,420円 | 285,120円 | 276,800円 | |
iPhone 15 Pro Max | 256GB | 174,800円 | 236,940円 | 233,360円 | 229,680円 | 224,800円 |
512GB | 219,800円 | 273,680円 | 267,100円 | 266,400円 | 260,800円 | |
1TB | 249,800円 | 305,910円 | 303,850円 | 293,040円 | 288,800円 |
iPhone 15シリーズ以外のiPhoneの価格
近年のiPhoneは高額です。
iPhone 15シリーズは、最新機種であることは魅力的ですが、価格が高く迷う人もいるのではないでしょうか。
価格が気にかかる場合、型落ちのモデルを検討するのもアリです。
iOSのアップデートが5年保証されているため、iPhoneはスマホの中では長く利用できるシリーズです。
型落ちであれば値引きやキャンペーンが実施されていることもあるので、安価に入手することも可能です。
iPhone 15とiPhone 12を比較!スペックやデザインはどう違う?
それでは、iPhone 15とiPhone 12を比較していきます。
スペックやデザイン、サイズなど、さまざまな観点からiPhone 15はiPhone 12とどう違うのかを見ていきましょう。
チップ
チップはスマホの脳にあたる部分で、そのスマホの性能を決定づける重要なパーツです。
多くのスマホは、Snapdragonをはじめとする半導体メーカーが製造した汎用のチップが使用されていますが、iPhoneにはAppleが独自開発したチップが搭載されています。
iPhoneを動作させる上で最適なパフォーマンスを発揮するよう作られたもので、高い性能を誇ります。
iPhone 12シリーズには「A14 Bionic」、iPhone 15シリーズではスタンダードモデルに「A16 Bionic」、Proモデルに「A17 Pro」が搭載されています。
「A16 Bionic」はiPhone 14 Pro・iPhone 14 Pro Maxに搭載されたチップであり、iPhone 15・iPhone 15 Plusのチップは1世代古いものとなっています。
しかしiPhone 12シリーズと比べれば2世代先のチップであり、CPUでは約1.3倍、GPUでは約2.4倍に向上しており、動作や映像の滑らかさ、ラグの少なさといった点でその差が表れてきます。
1つ1つを取り上げれば大した差ではありませんが、様々な面で影響してくるのでトータルでは大きな違いを感じるかもしれません。
バッテリー
iPhone 15シリーズではバッテリー自体も大容量化しており、iPhone 12シリーズと比較すると全モデルで1,000mAh前後も容量が大きくなっています。
ビデオの連続再生時間で、iPhone 12が最大17時間であるのに対しiPhone 15は20時間となっており、高性能化しながらもバッテリーの持ちも向上しています。
そもそも買い替え後は新品となるためバッテリーの持ちは間違いなくよくなるはずですが、その後の劣化も緩やかで長期的な利用が可能になると思われます。
尚、見ての通り最も容量が大きいのはiPhone 15 Plusです。
バッテリー容量は、端末内にどの程度スペースを確保できるかが大きく影響します。
上位モデルはその分高性能なパーツを組み込む必要がありスペースを確保しづらいため、バッテリーの持ちとしてはスタンダードモデルのiPhone 15 Plusが最も優れたモデルとなります。
シリーズ | モデル | バッテリー容量 |
---|---|---|
iPhone 15シリーズ | iPhone 15 | 3,877mAh |
iPhone 15 Plus | 4,912mAh | |
iPhone 15 Pro | 3,650mAh | |
iPhone 15 Pro Max | 4,422mAh | |
iPhone 12シリーズ | iPhone 12 | 2,815mAh |
iPhone 12 mini | 2,227mAh | |
iPhone 12 Pro | 2,815mAh | |
iPhone 12 Pro Max | 3,687mAh |
サイズ・重量
iPhone 12 miniがiPhone 15 Plusへ変更となりましたが、同じタイプのモデルではディプレイサイズが変わらないため高さ・幅はほぼ変わりありません。
一方で厚みは若干増しており、特にProモデルは大きな違いを感じると想定されます。
重量の変化はモデルによって異なっており、iPhone 15はiPhone 12より9gも増加していますが、iPhone 15 Pro Maxでは逆にiPhone 12 Pro Maxよりも5g小さくなっています。
iPhone 12からiPhone 15へ機種変更する場合は、サイズ・重量ともに大きくなるため特に重量感を覚えるのではないでしょうか。
ディスプレイサイズ | 本体サイズ | 重量 | |
---|---|---|---|
iPhone 15 | 6.1インチ | 147.6mm x 71.6mm x 7.80mm | 171g |
iPhone 15 Plus | 6.7インチ | 160.9mm x 77.8mm x 7.80mm | 201g |
iPhone 15 Pro | 6.1インチ | 146.6mm x 70.6mm x 8.25mm | 187g |
iPhone 15 Pro Max | 6.7インチ | 159.9mm x 76.7mm x 8.25mm | 221g |
iPhone 12 | 6.1インチ | 146.7mm x 71.5mm x 7.4mm | 162g |
iPhone 12 mini | 5.4インチ | 131.5mm x 64.2mm x 7.4mm | 133g |
iPhone 12 Pro | 6.1インチ | 146.7mm x 71.5mm x 7.4mm | 187g |
iPhone 12 Pro Max | 6.7インチ | 160.8mm x 78.1mm x 7.4mm | 226g |
カラー
iPhone 15 Proモデルは、チタンフレームとなったことでカラーバリエーションが大きく変わり、重厚な金属感のある色味となっています。
スタンダードモデルは近年の傾向通りカラフルですが、標準的なカラーといえる白系の色がなく、珍しいラインナップといえるかと思います。
また2016年のiPhone 7から続いていたプロダクトレッドもありません。
全体的に薄く明るい色味であるため、プロダクトレッドの濃い赤が合わなかったということかもしれません。
シリーズ | モデル | カラー |
---|---|---|
iPhone 15シリーズ | iPhone 15 iPhone 15 Plus |
ブラック ブルー グリーン イエロー ピンク |
iPhone 15 Pro iPhone 15 Pro Max |
ブラックチタニウム ホワイトチタニウム ブルーチタニウム ナチュラルチタニウム |
|
iPhone 12シリーズ | iPhone 12 iPhone 12 mini |
ブラック ホワイト プロダクトレッド グリーン ブルー パープル |
iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max |
シルバー ゴールド グラファイト パシフィックブルー |
カメラ
カメラの性能は、スマホの世代間の差としてよく注目されるポイントです。
iPhone 12から3世代も進んだシリーズであるため、iPhone 15のカメラ性能は大きく向上しています。
ただ、カメラの性能とは具体的にどのような点で、どの程度よくなったのかといわれると分かりづらいと思います。
主な比較のポイントとしては、画素数、ズームの倍率、利用できる機能などが挙げられます。
画素数は撮影した画像を構成するドットの数を表していて、高ければ高いほどきめ細かく鮮やかな写真になります。
iPhoneのカメラの画素数は長らく1200万画素でAndroidスマホに遅れる格好となっていましたが、iPhone 14 Pro・Pro Maxでとうとう4800万画素に引き上げられました。
iPhone 15シリーズではスタンダードモデルを含む全モデルで4800万画素となっており、鮮明な写真を撮影することができます。
ズームには、光学ズームとデジタルズームの2種類があります。
デジタルズームは機械処理によるズームを指し、引き伸ばしただけの画像であるため拡大した分だけ画像が粗くなってしまいます。
一方、光学ズームはカメラの焦点距離を変更させて実際の画像をズームするものであるため、画像の鮮明さを保ったまま拡大することができます。
iPhone 12の光学ズームは0.5倍・1倍のみでしたが、iPhone 15では2倍も可能となったため、ズームでもきれいな写真を撮影することができるようになります。
iPhone 12とiPhone 15で異なる機能としては、シネマティックモードやアクションモードといった動画撮影に関する機能が目を引きます。
激しい動きによる手ぶれも補正し動画でも背景をぼかすことができるようになるため、躍動感のある本格的な動画が可能となっています。
モデル | iPhone 12 | iPhone 15 |
---|---|---|
画素数 | 1200万画素 | 4800万画素 |
光学ズーム | 0.5倍・1倍 | 0.5倍・1倍・2倍 |
主な新機能 | – | シネマティックモード・アクションモード |
コネクタの規格がUSB Type-Cに
iPhoneのコネクタは、長らくAppleの独自規格Lightningコネクタが利用されていましたが、iPhone 15シリーズではUSB Type-Cコネクタが採用されました。
USB Type-Cは、スマホやPCの周辺機器で利用される統一規格です。
もともと複数あった規格を統一し使いやすくしようという動きがあり、iPhoneも今回からこれに迎合することとなりました。
2022年にEUでUSB Type-C充電義務化が定める法案が成立したことも大きな後押しになったものと考えられます。
Lightningケーブルは、iPhoneやiPadといった限られた製品でしか使われておらず、ケーブルを複数用意しなくてはならないという不便さが課題となっていました。
iPhone 15シリーズから端子がUSB-Cになれば、こういった課題が解決され、iPhoneとワイヤレスイヤホンを同じケーブルで充電できるといったメリットがあります。
iPhone 12からiPhone 15に買い替えるべき?
iPhone 12シリーズは、最新から3世代も古いモデルです。
性能が高くなることは間違いないので、一見すれば、もう買い替えても良い頃合いだといえます。
機種変更を迷うポイントごとに考えてみましょう。
iPhone 12はまだ使い続けられる?もう買い替えた方がいい?
iPhone 12はまだ現役なのか、変えるべきモデルなのか、いわゆる「iPhoneの寿命」がどの程度なのかという観点です。
この場合、バッテリー、ハード(端末自体)、ソフト(中身)の3要素に分解することができそうです。
バッテリー
バッテリーはそもそも消耗品であるため、使用していればいずれ必ず劣化してしまいます。
ハード・ソフトが問題ないのであれば、バッテリーを交換することでこれまで通り使い続けることができます。
比較的利用期間が短い中でバッテリーの持ちが悪いと感じた場合には、バッテリー交換を検討してみるとよいでしょう。
ハード(端末本体)
ハードは端末本体のことです。
傷がついたり画面にひびが入っていたりなど、本体の損傷が大きくなってきた場合には、修理や機種変更を考えるべきです。
iPhoneは修理でも高額となりやすいため、既に登場から3年以上経過しているiPhone 12が修理が必要なほどに損傷しているのであれば、機種変更をしてしまった方がよいかもしれません。
ソフト(中身)
電子機器には、その機器を動かすために「OS(オペレーションシステム)」と呼ばれるソフトが搭載されています。
いわばその機器の中身といえるものにあたり、どのように動作しどのような機能を有するかはOSによって決まるため、このOSを新しいバージョンにアップデートすれば、古い機器であっても中身は最新のものとして使用し続けることができます。
ただ、機器本体のハードの性能には限界があるため、永続的に使用し続けることはできません。
iPhoneに搭載されている「iOS」は、現在の傾向で発売開始から6年間までのiPhoneがサポート対象となっています。
2020年9月に登場したiPhone 12の場合、2026年9月以降にリリースされるiOSには対応しない可能性があります。
一般に「iPhone 12の寿命がいつか」といえば、このタイミングを指すことになるでしょう。
もちろん、最新のiOSに対応してないからといって、直ちに利用できなくなる訳ではありません。
古いバージョンのiOSのまま使い続けることもできますが、最新アプリをイントールできない、アプリのバージョンが更新され利用できなくなったといった不都合は出てくる可能性があります。
スマホの平均利用期間はどのくらい?
近年は同じスマホの利用が長期化しており、内閣府の令和5年3月の調査によれば、スマホの平均使用年数は4.4年となっています。
iPhone 12は登場から4年目の端末であり、前述の通りiOSのアップデートもサポートされているため、まだまだ現役といえそうです。
iPhone 15は早計? iPhone 16を待つべき?
iPhone 15の発売から少し時間が経過しているので、次のiPhone 16シリーズを待つことも視野に入ります。
現時点では、iPhone 16についての情報はまだ曖昧で、内容もサイズや価格などの表面的なものが多く、例えば新機能のようなiPhone 16ならではの要素がありません。
発売が予想される2024年9月が近づくにつれてより具体的な情報が出てくると思いますが、現段階では待つ価値があるとは言い難いです。
購入方法によっては値引きやキャンペーンが実施されることがありますが、基本的に最新シリーズの定価は次世代のiPhoneが登場するまで変わりませんので、早めに買い替えてしまって最新機種を楽しむのも有効だと考えられます。
iPhone 15の購入時に保険はつける?
近年のiPhoneが高額化していることは、先にお伝えした通りです。
本体の購入価格が高額になれば、当然故障してしまった場合の修理費用も高くなります。
iPhone 15シリーズの修理価格は、損傷がひどい場合10万円前後もかかることがあり、実はリスクの高い高級品を毎日持ち歩いていることになります。
安心して利用するためには、もしもの時に備えて保険に加入しておくことが望ましいです。
iPhoneの保険といえばAppleCare+がメジャーですが、AppleCare+自体が高額という欠点があります。
メーカー公式といえるサービスであり、修理回数の上限もない手厚いサービスでは、相応の費用がかかってしまいます。
必ずしも故障するわけではないため、AppleCare+の利用料金を払いっぱなしで終わることも少なくありません。
スマホ保険はモバイル保険が断然オススメ!
もう少し安価に使えて補償内容も十分という手頃なサービスが、モバイル保険です。
AppleCare+が最低でも月額1,280円かかるのに対し、モバイル保険は700円と安価です。
修理時に自己負担金として費用を負担することなく、年間最大10万円という上限以内であれば全額返ってくるので、料金面は間違いなくリーズナブル。
スマホ以外の通信機器にも利用でき、1契約で3端末まで同時に補償対象とすることができるため、例えばiPadやApple Watch、AirPodsといった機器も所持していれば、これらをまとめて補償対象とすることで、さらにオトクに利用することもできます。
iPhone 15に乗り換える際には、ぜひモバイル保険の加入もご検討ください。
まとめ
iPhone 15は、iPhone 12よりさまざまな部分で進化を遂げています。
チップセットは省エネが期待でき、バッテリー容量も大きくなると噂されるため、少ない充電頻度でより長くiPhoneを利用できるようになるでしょう。
端子もUSB Type-Cに変更され、いままでケーブルを統一できずに不満を持っていた方も、これなら満足でしょう。
価格の高さはネックですが、性能の高さは折り紙付きで買い替える意義は間違いなくあるといえます。
機種変更を検討する際の参考になれば幸いです。