iPhoneを本気で安く買うなら? 分かりやすく教えて欲しいオススメの購入方法 !
- 2024年07月25日
- iPhone
iPhoneといえば、日本で最も使われているスマートフォン。
いくつもの種類がある中、およそ半数もの人に利用されている大人気のシリーズです。
今後も使い続けたいというユーザーも多いかと思いますが、問題はその価格です。
近年のiPhoneは高性能化が進み、これに伴い価格も高くなってきています。
円安の影響も小さくなく、安く手に入れたいと考えている人は少なくないのではないでしょうか。
本記事では、iPhoneを安く手に入れるためにはどこでどのように行うべきか紹介していきます。
目次
iPhoneの通常料金は?
まずは基準となる新品のiPhoneの通常料金について整理しました。
直近のシリーズに関しては、Appleや大手携帯キャリアからの購入が一般的になります。
これらで取り扱いが無くなった型落ちのモデルは、新品で購入することは難しくなるため中古などの別の購入方法を模索することになります。
iPhone 15シリーズの料金
iPhone 15シリーズは、2023年9月に発売された最新シリーズです。
主な購入場所は、メーカーであるAppleとドコモやau、ソフトバンクといった大手携帯キャリアになります。
それぞれ価格が異なり、キャリアの価格はAppleよりも高額に設定されています。
米国での販売価格は据え置きでしたが、日本では円安の進行の影響を受け前年のiPhone 14シリーズよりも高い価格となっています。
モデル | Apple | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|
iPhone 15 | 128GB | 124,800円 | 149,490円 | 145,640円 | 145,440円 | 140,800円 |
256GB | 139,800円 | 172,040円 | 166,780円 | 166,320円 | 161,800円 | |
512GB | 169,800円 | 212,300円 | 206,930円 | 206,640円 | 199,800円 | |
iPhone 15 Plus | 128GB | 139,800円 | 168,740円 | 163,490円 | 163,440円 | 156,800円 |
256GB | 154,800円 | 190,080円 | 184,850円 | 184,320円 | 178,800円 | |
512GB | 184,800円 | 230,890円 | 225,360円 | 224,640円 | 218,900円 | |
iPhone 15 Pro | 128GB | 159,800円 | 192,060円 | 185,860円 | 185,760円 | 179,800円 |
256GB | 174,800円 | 218,790円 | 211,930円 | 211,680円 | 205,800円 | |
512GB | 204,800円 | 255,090円 | 248,560円 | 248,400円 | 240,900円 | |
1TB | 234,800円 | 291,830円 | 285,420円 | 285,120円 | 276,800円 | |
iPhone 15 Pro Max | 256GB | 174,800円 | 236,940円 | 233,360円 | 229,680円 | 224,800円 |
512GB | 219,800円 | 273,680円 | 267,100円 | 266,400円 | 260,800円 | |
1TB | 249,800円 | 305,910円 | 303,850円 | 293,040円 | 288,800円 |
iPhone 14シリーズの料金
iPhone 14シリーズは2022年9月に発売されたシリーズで、現在では1世代型落ちとなっています。
スタンダードモデルであるiPhone 14・iPhone 14 Plusは引き続き購入することが可能ですが、上位のiPhone 14 Pro・iPhone 14 Pro Maxは既にApple公式サイトでの取り扱いが終了しています。
ただiPhone 15のスタンダードモデルがiPhone 14のProモデルに近い性能をしているため、価格も安いiPhone 15の方を購入しても良いかもしれません。
キャリアのオンラインストアでも、在庫なしや販売終了で購入できない端末がいくつかあります。
モデル | Apple | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|
iPhone 14 | 128GB | 112,800円 | 138,930円 | 129,990円 | 137,520円 | 120,910円 |
256GB | 127,800円 | 161,480円 | – | 161,280円 | 135,900円 | |
512GB | 157,800円 | 179,740円 | – | 201,600円 | 165,900円 | |
iPhone 14 Plus | 128GB | 139,800円 | 158,180円 | 158,490円 | 158,400円 | 135,900円 |
256GB | 154,800円 | 179,520円 | – | 179,280円 | 150,900円 | |
512GB | 184,800円 | 198,330円 | 220,355円 | 220,320円 | 180,900円 | |
iPhone 14 Pro | 128GB | 円 | 192,060円 | 185,860円 | 175,680円 | 150,900円 |
256GB | – | 218,790円 | 211,930円 | 201,600円 | 165,900円 | |
512GB | – | 255,090円 | 248,560円 | 238,320円 | 195,900円 | |
1TB | – | 275,220円 | – | 275,040円 | 225,900円 | |
iPhone 14 Pro Max | 128GB | – | 201,850円 | 201,925円 | 201,600円 | 165,900円 |
256GB | – | 220,330円 | 220,355円 | 220,320円 | 180,900円 | |
512GB | – | 257,070円 | – | 257,040円 | 210,900円 | |
1TB | – | 289,300円 | – | 281,520円 | 240,900円 |
iPhone SE3の料金
iPhone SEシリーズはいわゆる廉価モデルで、価格の安さとコンパクトな本体サイズが魅力的です。
現在販売されているのは第3世代で、2022年3月に発売されました。
通常のナンバリングのモデルと比べて、価格は大きく抑えられているので価格を重視しているユーザーには手を出しやすいモデルとなっています。
モデル | Apple | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|
iPhone SE3 | 64GB | 62,800円 | 73,370円 | 70,935円 | 73,440円 | 63,900円 |
128GB | 69,800円 | – | 82,190円 | 81,360円 | 70,900円 | |
256GB | 84,800円 | – | 103,415円 | 99,360円 | 85,900円 |
その他のiPhone
現在Apple公式サイトで取り扱っているのは、iPhone 15シリーズ、iPhone 14シリーズのスタンダードモデル、iPhone SE3の計7モデルで、これ以外のモデルを新品で購入できる場所は限られています。
AmazonのApple公式アカウントでiPhone 13シリーズを購入できる可能性がありますが、いずれも高額であるため購入はオススメできません。
そもそも、在庫切れとなっているものも多く、望み通りのストレージ容量やカラーを購入するのは難しいでしょう。
よって、新品が欲しいという場合にはこの7モデルから選択することになります。
安さ以外に重視したいポイントは?
誰しも、同じものを同じように買うのであれば、出来るだけ安く買いたいと考えていると思います。
ただ、実際には単純に料金の安さだけで決めるわけでは無く、人によって重視するポイントが多数あるはずです。
iPhoneを買うときはどうでしょう。
例えば、最新端末がよいか型落ちでもよいか、中古や新古品でも問題ないか、縛りの有無、モデルやカラーの選びやすさ、一括払いか分割支払いかなどが挙げられるのではないでしょうか。
iPhoneを安く買う方法は複数ありますが、それぞれ購入できる端末や条件が異なっていて単純比較できるようなものではありません。
当然、何を重視しているかで最適な購入方法も変わってきます。
オススメの購入方法の料金以外の主な特徴を整理してみました。
料金比較する際は、この違いがあることを前提に行うと良いかと思います。
購入方法 | モデル | 容量・カラー選択 | 端末の状態 | 支払方法 | 縛り |
---|---|---|---|---|---|
Appleの下取り | iPhone 15シリーズ iPhone 14 / 14 Plus iPhone SE3 |
自由 | 新品 | 一括・分割 | なし |
キャリアの購入補助プログラム +キャンペーン |
iPhone 15シリーズ iPhone 14シリーズ iPhone SE3 |
在庫次第 | 新品 | 分割 | 2年後に端末を返却 |
家電量販店のキャンペーン | iPhone 14 | キャンペーン対象から選択 | 新品 | 分割 | 2年後に端末を返却 |
認定整備済製品 | iPhone 13シリーズ iPhone 12シリーズ |
在庫次第 | 新古品 | 一括・分割 | なし |
表面上の値下げ額より、機種変更の間隔に合わせて選ぶのが吉
キャリアの購入補助プログラムを始め、安く買う方法の中のいくつかは、特定のタイミングで機種変更することを前提とした値引きです。
回収した端末の価値をアテにしているため、高額の値下げを受けるにはその分早いタイミングで機種変更することが必要になります。
高額の値下げを受けられたとしても、短期間で機種変更をすることになれば、結果的に費用負担が高くなる可能性があります。
「実質負担額」といった表面上の金額だけでなく、今後どのようなタイミングで機種変更するつもりかも考えながら判断するのが良いでしょう。
Appleの下取りを利用する
iPhoneのメーカーであるAppleの下取りを利用する方法です。
下取り額をiPhoneの購入費用に充てることができるので、大幅な値引きが期待できます。
条件や縛りもないスタンダードな方法であるため、他の方法と比較する際の基準と考えてよいでしょう。
Appleの下取り額は?
各モデルの最大の下取り額は下の表になっています。
下取り額はiPhoneのモデルや容量、状態によって決まります。
新しいものや元々が高額な大容量モデル・上位モデルが高額となります。
古いモデルの場合、値下げ額としては物足りないと感じるかもしれませんが、発売からの経過期間を考えれば十分な額で下取りしてもらえるはずです。
モデル | 最大下取り額 |
---|---|
iPhone 14 Pro Max | 106,000円 |
iPhone 14 Pro | 94,000円 |
iPhone 14 Plus | 73,000円 |
iPhone 14 | 67,000円 |
iPhone 13 Pro Max | 81,000円 |
iPhone 13 Pro | 67,000円 |
iPhone 13 | 50,000円 |
iPhone 13 mini | 47,000円 |
iPhone 12 Pro Max | 58,000円 |
iPhone 12 Pro | 46,000円 |
iPhone 12 | 35,000円 |
iPhone 12 mini | 28,000円 |
iPhone 11 Pro Max | 38,000円 |
iPhone 11 Pro | 30,000円 |
iPhone 11 | 27,000円 |
iPhone XS Max | 23,000円 |
iPhone XS | 20,000円 |
iPhone XR | 19,000円 |
iPhone X | 12,000円 |
iPhone 8 Plus | 13,000円 |
iPhone 8 | 9,000円 |
iPhone 7 Plus | 7,000円 |
iPhone SE(第3世代) | 29,000円 |
iPhone SE(第2世代) | 14,000円 |
下取りは端末を買わなくても利用できる
実はAppleの下取りは、端末を購入する時でなくても利用することができます。
手元の古い端末はAppleの下取りに出した上で、後述のキャリアの購入補助プログラムを利用して新しいiPhoneを購入するという併用も可能となっています。
ただし、下取り額の受け取りはAppleのギフトカードに限られます。
後日Apple製品を購入する際に利用できますが、現金で受け取ることはできないため、iPhone以外のApple製品の購入予定がない場合には併用は避けた方がいいかもしれません。
Appleでも分割+2年後買い替えで値下げが可能
Appleでは、ペイディ後払いを利用することで分割購入することが可能です。
3か月、6か月、12か月、24か月、36か月から選択することができますが、36か月の分割払いの場合には、24ヶ月目に新しいiPhoneに買い替えることで残りの12ヶ月分の支払が不要になる「買い替えオプション」を利用することができます。
2年後に機種変更を行うと残債が免除されるということで、キャリアの購入補助プログラムと類似したものとなっています。
違いとしては、機種変更のタイミングが24ヶ月目に限定されることと、分割払いの期間がキャリアでは48回払いであることが挙げられます。
実質負担額の割合が異なるため、キャリアのiPhoneの販売価格がそもそもAppleのSIMフリー版より高額に設定されていますが、料金的にはキャリアの方が有利になります。
機種変更のタイミングも固定されているので、この値下げ方法を利用するのであればキャリアで購入した方がよさそうです。
下取りを利用するメリット
この方法の良い点は、主に2つあります。
1つは、購入する端末の選択が自由であることです。
iPhoneを購入する際は、モデルに加えてストレージ容量、カラーといった項目も選択することになります。
iPhone 15シリーズではこの組み合わせが実に58パターンもあり、他の購入方法では在庫状況が安定せず、発売直後でもなければ
欲しい端末がそもそも買えない可能性があります。
もう1つは支払がシンプルであることです。
端末の料金は定価で、下取りの査定額分の値下げを受けるという分かりやすい方法であり、購入時に完結しているので直感的にも把握できます。
今後の端末の扱いや機種変更のタイミングも自由であり、分かりやすさや自由度を重視するのであればベストといえる購入方法です。
キャリアの購入補助プログラム+キャンペーンを利用する
2020年の電気通信事業法の改正により、通信サービスとスマホ端末の完全分離が行われ、現在では通信サービスの契約に伴う値引きは2万円が上限となっています。(新規契約かMNPで適用される値引きです)
一方で、スマホ自体は高性能化が進んでいる上、ここ2年は円安の進行も相まって、非常に高額となってしまいました。
買いづらくなったスマホを買いやすくするために、大手通信キャリアでは様々なサービスやキャンペーンを実施しています。
これらを利用することで、費用を大幅に抑えてiPhoneを購入することができます。
購入補助プログラムとは?
現在大手キャリアが展開するスマホを購入する際のサービスとしては、購入補助プログラムが主流です。
各キャリアで細部は異なるものの大枠は共通していて、2年が経過したタイミングでスマホを返却することで支払の大部分が不要になります。
オトクにiPhoneを購入するのであればぜひ活用したいサービスですが、仕組みが分かりづらい人もいるかもしれません。
細かく分けると、残債免除型と残価設定型の2つのパターンがあります。
残債免除型は、iPhoneを48回の分割払いで購入し、2年が経過したタイミングで端末を返却することで残債が免除されるというものです。
毎月の支払額が一定で、2年で返却せず継続して利用した場合には同額の支払を続けることになります。
一方で残価設定型は、購入の際に2年後の返却時の端末の価値を残価額として設定し、この差分を毎月支払っていきます。
2年で返却した場合は残価額分の支払が不要となり、返却しなかった場合には残価額を支払うか改めて24回で分割した金額を毎月支払うことになります。
こちらは1~23ヶ月目と24ヶ月目、2年目までと3年目以降とで負担額が変わるため、一見すると分かりづらいです。
残価額が高額であれば残債免除型よりも有利で、実質負担額を大幅に抑えることができるものなのですが、分かりづらさから敬遠する人は少なくないかもしれません。
尚、ソフトバンクは複数のプランがありますが、好きなものを選択できるわけでは無く、購入する機器によって予め適用されるサポートが決まっています。
キャリア | サービス名 | タイプ | 分割回数 | 返却時期 | 支払の免除 |
---|---|---|---|---|---|
ドコモ | 替え時プログラム | 残価設定型 | 24回 | 23ヶ月目 | 残価額 |
替え時プログラム+ | 残価設定型 | 24回 | 12~23ヶ月目 | 残価額+返却後の分割支払金 ※早期利用料が発生 |
|
au | スマホトクするプログラム | 残価設定型 | 24回 | 購入後25ヶ月目 | 残価額 |
Softbank | 新トクするサポート (スタンダード) |
残債免除型 | 48回 | 購入後25ヶ月目以降 | 返却後の分割支払金 |
新トクするサポート (プレミアム) |
残債免除型 | 48回 | 購入後25ヶ月目以降 | 返却後の分割支払金 | |
新トクするサポート (バリュー) |
残債免除型 | 48回 | 13月目以降 | 返却後の分割支払金 ※13~24ヶ月目の場合早トクオプション利用料が発生 |
|
楽天モバイル | 買い替え超トクプログラム | 残債免除型 | 48回 | 購入後13ヶ月目以降 | 返却後の分割支払金 |
キャリアのキャンペーン
キャリアでは様々なキャンペーンを展開しており、購入補助プログラムと併せて利用することでさらに安価にiPhoneを購入できる可能性があります。
ただ、適用条件が設けられているものが多く使いづらいです。
1つ1つはそこまで高額というわけではないため、無理に合わせるのではなくちょうど利用できるなものがあったらラッキーというぐらいの認識の方が良いかと思います。
ここでは各キャリアのオンラインストアで購入した場合に、比較的容易に利用できるキャンペーンをピックアップしました。
それぞれ、他社からの乗り換えを条件とするキャンペーンです。
キャリアショップの場合は別途キャンペーンが実施されている可能性もありますが、頭金といわれる代理店への手数料といえるような費用が発生し、そもそも割高になってしまうためオススメしません。
キャリア | キャンペーン名 | もらえるもの | 条件 |
---|---|---|---|
ドコモ | 5G WELCOME割 | 端末代を最大22,000円値引き | 新規契約or他社からの乗り換え |
au | au Online Shop お得割 | 端末代を最大22,000円値引き | 新規契約or他社からの乗り換え |
Softbank | オンラインショップ割 | 端末代を最大21,984円値引き | 他社からの乗り換え |
楽天モバイル | iPhone トク得乗り換えキャンペーン | 楽天ポイントを最大12,000円付与 | 初めて楽天モバイルを契約 他社からの乗り換え |
次回の機種変更のタイミングに注意
購入補助プログラムは、2年で返却することを前提としています。
購入時に実質負担額や値下げ額として提示されるのは2年で返却した場合の金額で、もしiPhoneを2年で返却せず継続して利用した場合には、その期間分の追加費用が発生しトータルの負担額も増加することになります。
継続利用すればするほど、プログラムを使わずに購入した場合に近づいていくため、基本的には設計通り2年で機種変更することが望ましいです。
一方で、近年はスマホの継続利用期間が伸びており、3~4年ほど使うのは普通になってきています。
通常の購入方法であれば3年、4年と長期で利用することも可能なので、期間あたりの負担額も低くなります。
料金比較をする場合には、利用期間次第で有利不利が逆転する可能性もあるので、次の機種変更がいつ頃になるか(もしくはいつ頃にしたいか)も考慮する必要があるといえるでしょう。
キャリアの購入補助プログラム+キャンペーンを利用するメリット
購入補助プログラムは、実質負担額を大きく抑えることができる購入方法です。
残債免除型では分かりやすく半分に、残価設定型は残価次第ではそれ以上の値下げを期待できます。
ただし、キャリアのスマホの価格はAppleのSIMフリー版よりも数万円高く設定されているため、値下げ額だけでなく負担額も見るようにする必要があるでしょう。
残価設定型は少し複雑に見えるかもしれませんが、自動車の購入の際にも利用されるような一般的な仕組みであり、今後より普及してくるのではないかと予想されます。
キャリアの用意する料金プランとしては分かりやすく、値引きも高額であるため、利用する意義は十分にあるといえます。
少なからずある条件や縛り、実質レンタルといえる使い方であるといった点が気にならないのであれば、ぜひ利用してみてください。
家電量販店のキャンペーンを利用する
家電量販店には、たいてい人の目につきやすい1階入り口のすぐそばに携帯電話のコーナーが設けられています。
キャリアが公式に実施しているサービスやキャンペーンに加えて、家電量販店として販促のキャンペーンが展開されることがあるため、大幅な値下げを受けられる可能性があります。
ただし安価で購入できるのはキャンペーン対象のものに限られるので、最新ではなく型落ちのモデルとなり、カラーやストレージを選ぶ余地がないことも少なくありません。
あまりiPhoneのモデルにこだわりがなく、料金を重視しているのであれば、家電量販店は非常にオススメできる販路です。
話題の1円スマホとは?
家電量販店では、基本的にキャリアの窓口としてスマホ販売を行っているので、その価格やキャンペーンはキャリアのものと同様です。
しかし、これに加えて家電量販店として販促のキャンペーンを行っていることがあり、複数のキャンペーンが適用された格安のスマホ販売がよく見られるようになりました。
これが1円スマホといわれるものの正体です。
よく見られるのは、キャリアの購入補助プログラム、新規契約もしくはMNPによる値引き、家電量販店独自のキャンペーンを組み合わせたものです。
この場合、分割購入かつ2年で返却することが条件となりますが、運がよければ一括購入や返却なしでも1円で購入できることもあります。
キャンペーンは店舗単位で短期間に区切って実施されるため、決まった内容というものはありません。
基本的には店舗に訪れた際に、希望に沿うキャンペーンが実施されていたら利用するという使い方になるでしょう。
2023年12月27日以降は利用できなくなる?
この1円スマホの販売方法ですが、電気通信事業法の改正により12月27日以降は実施できなくなってしまいます。
以前は通信サービスの2年契約やMNPを条件としてスマホの端末料金を大きく値引きするという販売方法が一般的でしたが、
電気通信事業法の改正により、現在2万円までという上限が設けられました。
その中でも、スマホを安く販売する方法として登場したのが家電量販店独自のキャンペーンです。
しかし、通信契約に紐づくわけでは無く誰でも適用することができたために、いわゆる転売ヤーが大量購入するといった問題が出てしまい、再度電気通信事業法が改正されることになりました。
改正により、通信契約に紐づく値引きの上限を2万円としていたところ、通信契約を伴い値引きも含めて上限4万円に変更されることになります。
値引き上限自体は緩和される形ですが、現在のような大幅な値引きは難しくなります。
規制されることを逆手に、規制までの残りの期間は強くキャンペーンを打ち出しているので、狙い目といえそうです。
尚、おそらく家電量販店も販売数を落とさないために、別の形で実質負担額を抑えるような販売方法を開発するのではないかと思われます。
今後もキャリアとほぼ同じ買い方でよりオトクになる購入方法として、意識しておいてよいかもしれません。
家電量販店のキャンペーンを利用するメリット
家電量販店での購入は、キャリアの購入補助プログラムやキャンペーンを利用しながら、さらに独自のキャンペーンを適用してもらえるものであるため、料金面でのメリットは間違いなく大きいといえます。
条件等もほぼ同じとなるため、キャリアで購入するのであれば家電量販店を通して購入した方がオトクといえる状況になっています。
敢えて欠点を挙げるのであれば、キャリア以上に端末を選べないことと、買いたいときに買えるかどうかが分からないという点でしょうか。
基本的には最新機種が対象となることはなく、型落ちのモデルとなり、ストレージ容量やカラーは指定されたものとなることが少なくありません。
あまりiPhoneのモデルにこだわりがない場合には有効な購入方法となっていますので、ぜひ検討してみてください。
認定整備済製品を購入する
回収した端末を必要に応じて新しいパーツと交換した上で再生品として再販されるもののことを、整備済製品やリファービッシュ品などと呼びます。
認定整備済製品はメーカーであるAppleが再販しているものをいい、特に質が高いものとなっています。
ラインナップは3~4世代前の古いモデルとなりますが、ほぼ新品といえる端末を本来の定価以下で購入することができるため、状態と安さを重視する場合に有力な選択肢となる購入方法です。
認定整備済製品とは?
整備済製品は、いわゆる新古品といわれる新品と中古の間にある端末です。
Appleの認定整備済製品は非常に新品に近い状態のもので、中古はあまり使いたくないという人にも利用を勧められるものとなっています。
認定整備済製品には、返品や注文のキャンセルなどでAppleに戻ってきた端末が使用されています。
外装とバッテリーが新品に交換され、その他のパーツも必要に応じてパーツ交換が施されています。
さらにメーカーとしての厳格な点検も実施されたうえで販売されており、1年間の限定保証(いわゆるメーカー保証)が適用され、AppleCare+に加入することも可能となっています。
工場で生産されて未開封のままというわけではありませんが、ほぼ新品といっても差し支えない状態です。
現在のラインナップはiPhone 12シリーズとiPhone 13シリーズ。
iPhoneの取り扱いは2023年3月頃より開始したばかりであるため傾向を読み取るまでとなりますが、おそらく公式サイトで取り扱いが終了した2世代以上前のモデルが取り扱われるのではないかと思われます。
在庫状況があまりよくないのが欠点
認定整備済成品は在庫があまり多くないようで、購入可能なモデルは一部に限られています。
メニューにはiPhone 12シリーズとiPhone 13シリーズの計8モデルが明記されているので、これらが取り扱い対象の機器であることは間違いないかと思いますが、執筆時点ではiPhone 12 Proのみとなっていました。
容量やカラーといった要素もあるため、なかなか希望に沿った端末を購入することは難しいかもしれません。
認定整備済製品の価格
確認できる価格をまとめています。
新たなモデルの販売が確認できた際には、随時価格情報を更新していきます。
尚、定価というわけではないので、タイミングによって価格は変動するかもしれません。
モデル | 価格 | |
---|---|---|
iPhone 12 | 64GB | – |
128GB | – | |
256GB | – | |
iPhone 12 mini | 64GB | – |
128GB | – | |
256GB | – | |
iPhone 12 Pro | 128GB | 95,800円 |
256GB | 108,800円 | |
512GB | 133,800円 | |
iPhone 12 Pro Max | 128GB | – |
256GB | – | |
512GB | – | |
iPhone 13 | 128GB | – |
256GB | – | |
512GB | – | |
iPhone 13 mini | 128GB | – |
256GB | – | |
512GB | – | |
iPhone 13 Pro | 128GB | – |
256GB | – | |
512GB | – | |
1TB | – | |
iPhone 13 Pro Max | 128GB | – |
256GB | – | |
512GB | – | |
1TB | – |
認定整備済製品を購入するメリット
Appleの認定整備済製品は、限りなく新品に近い端末です。
1年間のメーカー保証もあり、必要であればAppleCare+に加入することも可能です。
ほぼ新品ということでそれなりの価格ではありますが、古いモデルである分、相応に安価となっています。
モデルは古いものでもよいが、中古は使いたくないという人には、非常にマッチした購入方法といえるでしょう。
iPhoneは安く買えても修理代が高い
ここまでiPhoneを安く買う方法を紹介してきましたが、iPhone自体が高価な機器であることには変わりありません。
当然、壊してしまった場合には高額の修理費用がかかってしまいます。
「安く買えるのだから、また買い直せばいい」というのも安易な考えです。
損傷した状態の端末は、下取りに出しても査定額は下がってしまいますし、購入補助プログラムを利用していた場合は依然として返却する必要があり追加費用も発生します。
安く買えたからこそ大切に扱うことはもちろん、スマホ保険を利用するなど対策をしておくと安心です。
iPhoneの修理料金
現在のiPhoneの修理料金です。
iPhoneは、もともとは画面割れ以外の修理は実施しておらず、ほとんどの場合で本体交換という形が取られていました。
近年こそ、画面や背面パネル、カメラといった外装周りのパーツ交換が実施されるようになりましたが、これらで対処できない場合には本体交換修理となり修理費用も高額となります。
安くて5万円前後、高いと10万円近くかかると考えておくべきでしょう。
機種 | AppleCare+未加入 | AppleCare+加入 |
---|---|---|
iPhone 15 Pro Max | 56,800円 | 3,700円 |
iPhone 15 Pro | 50,800円 | |
iPhone 15 Plus | 50,800円 | |
iPhone 15 | 42,800円 | |
iPhone 14 Pro Max | 56,800円 | |
iPhone 14 Pro | 50,800円 | |
iPhone 14 Plus | 50,800円 | |
iPhone 14 | 42,800円 | |
iPhone 13 Pro Max | 50,800円 | |
iPhone 13 Pro | 42,800円 | |
iPhone 13 | 42,800円 | |
iPhone 13 mini | 34,800円 | |
iPhone 12 Pro Max | 50,800円 | |
iPhone 12 Pro | 42,800円 | |
iPhone 12 | 42,800円 | |
iPhone 12 mini | 34,800円 | |
iPhone SE(第3世代) | 19,400円 |
機種 | AppleCare+未加入 | AppleCare+加入 |
---|---|---|
iPhone 15 Pro Max | 114,800円 | 12,900円 |
iPhone 15 Pro | 105,800円 | |
iPhone 15 Plus | 96,800円 | |
iPhone 15 | 87,800円 | |
iPhone 14 Pro Max | 114,800円 | |
iPhone 14 Pro | 105,800円 | |
iPhone 14 Plus | 96,800円 | |
iPhone 14 | 87,800円 | |
iPhone 13 Pro Max | 96,800円 | |
iPhone 13 Pro | 87,800円 | |
iPhone 13 | 68,800円 | |
iPhone 13 mini | 59,400円 | |
iPhone 12 Pro Max | 96,800円 | |
iPhone 12 Pro | 87,800円 | |
iPhone 12 | 68,800円 | |
iPhone 12 mini | 59,400円 | |
iPhone SE(第3世代) | 44,000円 |
もしものための対策
故障におびえることなく安心して利用するためには、保証や保険サービスの利用が有効です。
そもそもこういったもしものために備えるためのサービスであり、不安があるのであれば検討してみるべきです。
iPhoneの保証といえば、AppleCare+がメジャーです。
メーカーであるAppleが提供するもので、対象のiPhoneのトラブル時にサポートを受けることができます。
非常に信頼性の高いサービスですが、一方で月額料金が高く、修理を受ける際にも安価とはいえ費用負担が必要です。
もしもに備える保険として利用するには、高額で利用しづらいという側面があります。
もう少し気軽に利用できる保険としては、モバイル保険がオススメです。
月額700円で年間最大10万円まで修理費用を補償してくれるサービスで、補償に上限があるものの費用面の負担が小さいのが特徴です。
1契約で3端末まで対象とすることができ、スマホに限らずモバイル通信機器全般に利用できるので、使い勝手も悪くありません。
尚、同じく安価に利用できる対策として保護フィルムやスマホケースの利用も候補となりますが、これらは万全ではありません。
例えば強い衝撃を受ける、当たり方が悪い、内部パーツが損傷する、基板のトラブルなど、依然として故障のリスクが残ります。
ケースはものによっては数万円するものもあるなど意外と安くはなく、対策としては不十分なため、もしもに備えるために利用するものとしてはあまりオススメできません。
AppleCare+ | モバイル保険 | |
---|---|---|
月額料金 | 1,180円 | 700円(非課税) |
画面修理の料金 | 3,900円 | 0円 |
本体交換の料金 | 12,900円 | 0円 |
バッテリー交換 | 0円 or 15,800円 | 補償対象外 |
対象機器 | 1台 | 3台 |
利用上限 | 上限なし | 年間最大10万円まで |
※iPhone 15の場合の料金
※AppleCare+の無料バッテリー交換は、バッテリーが本来の80%以下の容量まで消耗していた場合に限られます
まとめ
iPhoneを安く買うオススメの方法を紹介していきました。
買い方や欲しいモデルによって利用できる方法が異なるため、最適な方法というものは示すことができません。
自身に適した方法でオトクにiPhoneを手に入れてもらえればと思います。