ahamo(アハモ)でスマホが壊れたときはどうすればいい? 対処方法や故障に備える保険・補償を解説!
- 2024年10月04日
- ahamo
2021年3月26日にアハモの新料金プラン「ahamo」がスタートしました。
利用料金が非常に安く、複雑な条件や割引もないシンプルなプランですが、オンライン専用となっておりドコモショップでは手続きを行うことができません。
ドコモのプランの1つではありますが、従来のプランと異なる点も多いので注意が必要です。
本記事では、ahamoを利用するにあたって把握しておきたい、故障時の対応や利用できる保険・補償サービスについて解説していきます。
目次
ahamoで修理を依頼する
ahamoの契約中は、ドコモの通常のプランと同じようにオンライン修理サービスを利用することができます。
どんな場合に依頼できる?
どのような場合に修理を依頼することができるか整理しました。
・ahamoを契約中
・ドコモショップ・ドコモオンラインショップで購入した端末
・故障した機種の修理受付が終了していない
修理できるのは修理受付中の機種に限られます。
日本で高い人気を誇るiPhoneは修理不可の機種なので、ahamo以外での修理が必要となります。
ドコモで取り扱っていない機種はもちろん、販売から日が経った古い機種についても修理ができない可能性があります。
ahamoはSIMフリー端末や他社で購入した端末を利用する人も多いと思いますので、該当する場合は修理可能な機種かどうか事前に確認しておきましょう。
ドコモの修理受付対応状況
修理の方法は?
修理の依頼から完了までの流れをまとめました。
1. 修理を申し込む
2. 修理端末郵送用のキットと代替機が郵送にて届く
3. 修理端末を郵送
4. 修理
5. 修理が完了した機種の受け取り
6. 代替機を返送
ahamoの公式サイトか専用アプリから修理を依頼することができます。
手続きにはdアカウントが必要になりますので、事前にログインの準備をしておきましょう。
画面の案内に従って、修理を行う機種、要望の手続き内容、貸出機を利用するかどうかを選択します。
手続き内容では「修理を行う」「ケース(外装)を交換する」「内臓電池を交換する」から複数選択することが可能です。
その後内容を確認して、手続き完了となります。
申し込み後は、郵送キットが届くのでこれを利用して修理する端末をドコモに送りましょう。
修理後、再び郵送で端末を受け取ったら修理完了です。
代替機を利用している場合には、最後に代替機を返送する必要があります。
修理端末を受け取った際の専用箱を利用して、簡易に郵送することができます。
修理代金は?
修理代金は、機種や修理内容によって異なり一概に決まっているものではありませんが、申込時に修理費用の概算額(上限)を確認することができます。
また、代替機を申し込んだ場合には、別途貸出料金がかかります。
店頭でも修理受付が可能に
2021年4月22日から、ドコモショップでahamoの店頭有料サポートが開始しました。
もともとahamoは店頭サポートは受けられず、問い合わせは専用アプリ上のチャットのみでしたが、ドコモショップにてサポートを受けることが可能になっています。
あくまでサポートでしかなく、スタッフの補助を受けながら自身で端末を操作して手続きを行います。
そしてこれと併せて、店頭で修理受付をすることも可能になりました。
損傷がひどくオンライン受付が困難場合にも、ドコモショップに持ち込んで修理を依頼できます。
サポートは有料ですが、修理受付は無料となっています。
ahamo以外で修理を依頼する
iPhoneやSIMフリー端末、他社で購入した端末を利用していてオンライン修理サービスが使えない場合、もしくは使うことはできるが郵送で時間をかけずに手早く修理したいという場合には、他の修理方法をとることになります。
Appleで修理する(iPhoneの場合)
iPhoneはahamoで修理することができず、直接Appleへ修理を依頼することになります。
直営の専門店としてApple Storeがあります。直営店らしい洗練された高品質のサービスを受けることができますが、全国に10店舗しかありません。
(Apple Store一覧)
近くにApple Storeがない場合にはApple正規サービスプロバイダを利用しましょう。
直営ではありませんが、公式の修理店で、Apple Store同等のサービスを受けることができます。
正規サービスプロバイダは全国に100店舗以上あり、カメラのキタムラやビックカメラなどがあります。
お店がどこにあるか、公式サイトではこちらから問い合わせるよう案内されていますが、少々分かりづらいのが欠点です。
また、Appleも郵送修理を実施しています。
正規サービスプロバイダも近くにない場合や、店舗に行く時間が取れない場合などは利用すると良いでしょう。
AppleのiPhone修理サービスの詳細については、こちらをご確認ください。
メーカーで修理する(iPhone以外のスマホの場合)
iPhone以外のスマホの場合も、メーカー修理を利用することができます。
Appleほど多くありませんが、その他のメーカーも公式の直営店を展開しています。
メーカーによっては、Appleの正規サービスプロバイダと同じように正規店として修理可能な店舗を複数持っていることもありますので、まずはメーカーの公式サイトを確認するのがよいでしょう。
街の修理店で修理する
実はスマホの修理店は、街中に多数存在します。
メーカーでもキャリアでもない、第三者の修理店です。
正規店に対して非正規店とも呼ばれるため、ちゃんとしたお店なのか、しっかり直るのか不安を覚える人もいると思いますが、たとえば自転車や時計などを近くの自転車屋、時計屋で修理してもらうということは経験があるのではないでしょうか。
スマホの修理技術を持ったプロのスタッフが対応してくれますので、あまり怖がらずに利用してみても良いでしょう。
ただ、修理店によっては劣悪なパーツを使用していたり、雑な修理によってすぐに不具合が出たりといったこともありえます。
修理料金が安すぎる場合には怪しんでみるなど、お店選び自体は慎重に行いましょう。
ahamoで端末補償を利用する
続いて、ahamoで利用できる端末補償について解説していきます。
端末補償とは?
端末補償は、万が一スマホが故障したときに無料、もしくは安価に端末修理を可能にするサービスです。
スマホは今や生活に必須のアイテムでありながら高額な端末が多く、最近では最新機種は10万円を越えることも珍しくありません。
壊れたからといって気軽に買い替えるのも難ししいため、修理して同じ端末を長く使う人が増えてきました。
しかし買い替えよりは安いとはいえ修理代も安くはありません。
修理できないほどの損傷ということもありえます。
そこで利用するのが端末補償というわけです。
ドコモの補償サービスを引き継ぐ
ahamoで端末補償を利用する方法として最も分かりやすいのが、ドコモの端末補償を引き継ぐというものです。
ドコモではiPhone向けの「AppleCare+ for iPhone」と、それ以外のスマホ向けの「ケータイ補償サービス」という端末補償サービスを提供しています。
ドコモの利用者でこれらの補償を契約中であれば、ahamoへ引き継ぐことができます。
利用料金も引継ぎ前と変わらないため、プラン変更前と同じように利用することができます。
ahamoの補償サービスに新規加入する
ahamoとしても公式サイト上でスマホ販売を取り扱っており、ahamoの新規契約やドコモからのプラン変更、機種変更と同時に購入することができます。
この際、補償サービスに新規加入することが可能です。
取り扱い機種はiPhone・Androidともに多数取り揃えられており、購入画面で利用したい補償サービスを選択します。
ドコモの提供する「Smartあんしん補償」に加え、iPhoneの場合はAppleCare+も選択することが可能です。
「Smartあんしん補償」の利点は、サービスの窓口が多いことでしょう。
店頭に持ち込んで対応してもらいたい場合、全国のドコモショップを利用することができます。
「AppleCare+ for iPhone」はドコモショップで利用できず、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダに持ち込む必要があるため、地域によっては使いづらいサービスといえます。
Smartサービス | AppleCare+ for iPhone | |
---|---|---|
iPhone 16 | 880円 | 1,180円 |
iPhone 16 Pro | 1,100円 | 1,580 |
iPhone 15 | 880円 | 1,180円 |
Google Pixel 9 | 880円 | – |
Galaxy S24 Ultra | 1,100円 | – |
※金額は税抜
メーカーの提供する補償に加入する
通信回線を提供するキャリアの補償に対して、スマホ本体を提供するメーカーの補償サービスを利用する方法もあります。
通常家電メーカーは、自社の製品に1年間の保証を設けています。
この保証は基本的にいわゆする自然故障に対応するもので、破損や全損、水没といった物損故障には対応していません。
メーカーが補償を提供する場合、この保証を延長・拡大したサービスとなることが多いです。
メジャーなのは、iPhoneのメーカーであるAppleが提供する「AppleCare+ for iPhone」でしょう。
ただし、メーカーによって必ずしも端末補償を提供しているわけではない点に注意です。
「メーカーで修理する(iPhone以外のスマホの場合)」でもご紹介した通り、メーカーはキャリアと異なり窓口が限られ、非常に少ないことが欠点です。
修理・交換といったサービスの適用を受けることが難しく、都心でもない限り便利とはいえません。
メーカーとしても端末補償として提供しづらいのでしょう。
補償内容や料金もサービスによって異なるため、利用を考えている場合には事前に確認しておきましょう。
「メーカー名 or スマホのシリーズ名」+「端末補償」などで検索できるかと思います。
モバイル保険を利用する
近年は、キャリアの補償やメーカーの保証以外にも選択肢があります。
それが保険会社が提供するスマホ向けの保険です。
モバイル保険はさくら少額短期保険株式会社が提供するサービスで、スマホが故障した時にかかった修理費用を補償してくれます。
月額料金も700円と安価なので、費用を抑えてトラブルに備えたいという時には有力な選択肢となっています。
さらにモバイル保険は、スマホ以外のモバイル通信機器にも利用できること、1契約で3端末まで補償できることなど、幅広く使うことができる特徴を持っています。
補償を選ぶときにはぜひ検討してもらいたいサービスです。
・キャリアやメーカーの補償よりも安い
・キャリア変更や機種変更しても継続利用できる
・1契約で3端末まで補償可能
・スマホだけでなく、wi-fiやbluetoothにつながるモバイル通信機器全般が補償可能
故障以外の困りごとなら
スマホを使っていると、故障以外にもいろいろな困りごとが起きることがあります。
例えば、機種変更時のラインの引き継ぎやデータのバックアップ、使い方や設定方法が分からないアプリなど、誰かに相談したいということもあるのではないでしょうか。
ahamoを契約している場合、通常のドコモの店頭サポートや電話サポートを受けることができません。
店頭での有料サポートが実施されているものの、受けられるのはahamoの申し込みや契約内容の変更といった通常の手続きのサポートにとどまります。
そこで、上に挙げたような困りごとを相談するのであれば、ドコモ以外のサポートサービスを実施しているお店を利用するのもよいでしょう。
例えばiCrackedというスマホの修理店では、スマホの困りごとを一緒に解決してくれる「iTechサポート」というサービスがあります。
ラインの引き継ぎやデータのバックアップ、使い方が分からないアプリ、設定の代行など、何でも相談可能です。
近くにお店があるようでしたら、ぜひ利用してみてください。
まとめ
以上、ahamoで利用できる修理や補償サービスについてご紹介しました。
時代にあったオンライン専用のスマホプラン。
プラン内容も少しずつ強化されており、今後ますます注目されていくかもしれません。
何かあった時のためにも、事前にトラブルの対応方法を確認しておくと安心できるでしょう。
ぜひ参考にしてください。