AppleCare+はあとからでも加入できる? 必要性や補償サービスの利用方法を紹介します!
- 2023年08月21日
- スマホお役立ち情報
Apple製品を購入すると、AppleCare+に加入するかどうかをよく確認されます。
AppleCare+は、デバイスが故障したときに安価に修理できるようにするサービスです。
修理費用が年々高額化しているなか、AppleCare+の必要性はますます高まっています。
しかしデバイス購入時には、
「AppleCare+はよく分からないから、とりあえず加入しないで大丈夫かな」
「本当に必要かどうかちゃんと考えたいから、いったん保留にしておこう」
などと加入を見送ったという人も少なくないでしょう。
本記事では、AppleCare+ にあとから加入する方法や条件について紹介していきます。
AppleCare+は必要? 限定保証との違い
全てのApple製品には1年間の限定保証がついています。
いわゆるメーカー保証にあたるもので、端末が故障した時に無償修理などのサポートを受けることができます。
ただ万能というわけでは無く、その保証範囲は初期不良や自然故障といった端末自体に問題があった場合に限られています。
安心して端末を買えるようにというものであるため、例えば不注意や偶然の出来事でiPhoneを壊してしまった場合には利用することができません。
このような事故に備えるのであれば、有料のAppleCare+が必要となります。
AppleCare+は、保証範囲が広がるだけでなく、利用期間も延長することができます。
安心してApple製品を使い続けるのであれば、利用した方が良いサービスといえるでしょう。
・無料
・期間は1年間
・初期不良と自然故障の場合のみ修理が無償で受けられる
・事故や過失による故障は保証対象外
・有料
・有効期限なし(解約するまで継続)
・事故や過失による故障も保証対象
AppleCare+でできること
修理費用が大幅に安くなる
iPhoneの修理費用はいざ知ったときに “意外と高い“ と感じる人は少なくないかもしれません。
通常ですと数万~10万円かかってしまう修理費用が、AppleCare+に加入するととても安く抑えられます。
機種 | AppleCare+未加入 | AppleCare+加入 |
---|---|---|
iPhone 14 Pro | 50,800円 | 3,700円 |
iPhone 14 | 42,800円 | |
iPhone 13 Pro | 42,800円 | |
iPhone 13 | 42,800円 | |
iPhone SE(第3世代) | 19,400円 |
※金額は全て税込
機種 | AppleCare+未加入 | AppleCare+加入 |
---|---|---|
iPhone 14 Pro | 99,800円 | 12,900円 |
iPhone 14 | 83,800円 | |
iPhone 13 Pro | 83,800円 | |
iPhone 13 | 68,800円 | |
iPhone SE(第3世代) | 44,000円 |
※金額は全て税込
無料でバッテリー交換できる
AppleCare+に加入していると “無料“ でバッテリーが交換できます。
通常ですとバッテリー交換は1万円前後かかりますので大変お得です。
ただしバッテリー交換が無料になるのはバッテリーの最大容量が80%以下になったときのみで、あまり利用できる機会がありません。
エクスプレス交換サービスが利用できる
エクスプレス交換サービスは、iPhoneが故障したときに同じ機種の新品同様の端末にすぐに交換してもらえるサービスです。
本来、壊れた端末を修理するには長いと2週間ほどかかってしまい、その間スマホを使えない生活が強いられます。
そこでエクスプレス交換サービスを申し込むと、すぐに交換機を発送してもらえ、最短翌日には壊れていない端末を使い始められます。
ただし、交換機を受け取るときに壊れた端末を渡さなければならないので注意が必要です。
AppleCare+の利用料金
通常のAppleCare+では盗難や紛失は対象外ですが、これらに対応する盗難紛失プランもあります。
また支払いの方法は2年一括払いと月払いがあり、一括払いの方がトータルの料金が安いです。
一括払いを選択した場合、2年後に月払いに変更してAppleCare+を継続できますし、途中で解約する場合も残額を返金してもらえます。
一般的な一括払いのデメリットがほとんどないため、まとめて支払うのが負担でなければ、断然一括払いがオススメです。
機種 | AppleCare+ | AppleCare+ 盗難・紛失プラン |
||
---|---|---|---|---|
一括購入 | 月額料金 | 一括購入 | 月額料金 | |
iPhone 14 Pro Max | 29,800円 | 1,480円 | 31,800円 | 1,600円 |
iPhone 14 Pro | 29,800円 | 1,480円 | 31,800円 | 1,600円 |
iPhone 14 Plus | 26,800円 | 1,350円 | 28,800円 | 1,450円 |
iPhone 14 | 23,400円 | 1,180円 | 25,400円 | 1,280円 |
iPhone 13 | 23,400円 | 1,180円 | 25,400円 | 1,280円 |
iPhone 13 mini | 23,400円 | 1,180円 | 25,400円 | 1,280円 |
iPhone 12 | 23,400円 | 1,180円 | 25,400円 | 1,280円 |
iPhone SE(第3世代) | 11,800円 | 580円 | 13,800円 | 700円 |
※金額は全て税込
AppleCare+にあとから加入する方法
キャリアショップや家電量販店などリアル店舗でiPhoneを購入する場合は、その場でAppleCare+も案内されます。
Apple Storeからオンラインで購入する場合も、AppleCare+に加入するかしないかを選択するボタンがでてきます。
このようにAppleCare+はデバイスを購入したとき同時に加入するのが一般的です。
しかしiPhone購入時にAppleCare+を見送った場合にも、下記の方法であとからでもAppleCare+に加入できます。
Apple Storeかビックカメラの店舗 に行く
Appleの直営店であるApple Store、正規サービスプロバイダであるビックカメラの店舗に行けば、あとからでもAppleCare+に加入できます。
正規サービスプロバイダはいくつかありますが、カメラのキタムラでは購入時以外のAppleCare+の加入は受け付けていません。
店舗に行くのは時間がかかってしまいますが、煩わしい手続きを対面でスタッフにサポートしてもらえます。
AppleCare+加入手続きには、①保証にいれるデバイス本体 ②購入証明書(領収書等)が必要です。
デバイスが正常に動くかどうか傷がないかどうかを確認してもらい、購入証明書を提示するとAppleCare+に加入できます。
Apple Storeは全国に10店舗、加入手続きができるビックカメラは全国に13店舗あります。
店舗に直接いこうと思っている人は店舗の位置を下記から確認してみてください。
・営業時間 10:00-21:00
・店舗の場所
東京都(銀座・丸の内・新宿・渋谷・表参道)
神奈川県(川崎)
愛知県(名古屋栄)
京都府(京都)
大阪府(心斎橋)
福岡県(福岡)
※詳細はこちら
・営業時間 10:00-21:00(一部の店舗では短縮営業を行っており営業時間が異なります)
・店舗の場所
ビックカメラ札幌店
ビックカメラ新潟店
ビックカメラ大宮西口そごう店
ビックカメラ有楽町店
ビックカメラ池袋SELECT
ビックカメラ池袋カメラ・パソコン館
ビックカメラ新宿西口店
ビックカメラ渋谷東口店
ビックカメラ ラゾーナ川崎店
ビックカメラ名古屋駅西店
ビックカメラ天神1号館
Bic Style ららぽーと愛知東郷店
Bic Style イオンモール松本店
※詳細はこちら
Appleサポートに電話する
Appleサポートに電話をかけることでもAppleCare+へ加入できます。
ただしAppleサポートへの電話はいつも回線が混みあっているため、繋がるまで5分以上かかることもあります。
電話をかけるときは時間に余裕をもっておきましょう。
また、電話対応時間外ですとオンラインから電話予約できますので、あらかじめ予約しておくのもオススメです。
電話番号:0120-277-535
対応時間:9:00-21:00
Appleサポータの対応時間外(21:00-翌9:00)のみ予約でき、指定した時間にAppleサポートから電話をもらえます。
- お問い合わせページを開くhttps://getsupport.apple.com/(アップルの公式サイト)
- 「ハードウェア保証」を選択する
- 「電話サポートの予約」を選択する
- 電話を希望する日時を選択する
- 必要事項(氏名、メールアドレス、電話番号など)を入力する
- 電話サポート予約が完了
- AppleCare+を付けたい端末のIMEI番号は、何度か確認されるので予めメモしておく
- Appleサポートに電話してIMEI番号を入力する
- オペレーターに電話が繋がるのでAppleCare+に加入したい旨を伝える
- 機種や購入日、加入するプラン、料金を確認される
- 加入するデバイスに問題がないかどうか、オペレーターさんの指示通りに「iOS診断」をおこなう
- 診断で問題がなければAppleCare+に加入できる
- メールアドレスや住所を伝えると、購入手続きのメールを送信してくれる
- メールの「支払い」ボタンをタップする
- 住所やクレジットカード情報を入力する
- 1,2分でAppleCare+の手続き完了メールが届く
Appleサポートは部署ごとに対応時間が異なり、AppleCare+担当部署は平日の9:00-18:00と少し短いです。
AppleCare+の加入期限が土日の場合、AppleCare+担当部署が対応できず加入できないケースがありますので、加入期限前の平日の18:00までに手続きを終えておきましょう。
iPhone端末から手続きする
AppleCare+に加入したいデバイスがiPhone・iPad・MacBookの場合は、その端末から加入手続きができます。
他の方法と比べIMEI番号の入力やデバイステストが省略されるので一番簡単な方法です。
・クレジットカード
・メールアドレス
・Apple ID
- Apple IDでサインインしておく
- iPhone・iPad→「設定」を開く
MacBook→リンゴマークのAppleメニューを選択し、「システム設定」を開く
※「システム設定」が見つからない場合は、「このMacについて」 > 「サポート」からシステム設定を追加してください。 - 「一般」 > 「情報」の順に選択する
- 「AppleCare+ 保証が利用可能です」をタップする
このボタンが表示されない場合は、AppleCare+の加入期限が過ぎている可能性があります。 - 二つのプランから希望するプランを選択する
- 規約へ同意し、クレジットカード情報を入力する
- 住所や氏名など購入者の情報を入力し、手続き完了
公式サイトから手続きする
オンラインでもAppleCare+に加入できます。
Apple WatchやAirPodsなど端末から直接手続きできないデバイスの場合や、加入したいデバイスが手元にない場合は、公式サイトからの手続きがオススメです。
・加入するデバイスのシリアル番号 or IMEI番号
・クレジットカード
・メールアドレス
・Apple ID(持っていない場合は手続きの途中でも作成できます)
- 保証状況の確認ページを開くhttps://checkcoverage.apple.com/jp/ja/
- シリアル番号かIMEI番号を入力し、デバイスがAppleCare+に加入可能かどうかを確認する
- AppleCare+の加入条件を満たしている場合は、「AppleCare+製品のサポート対象」と表示されます。
- 「内容を確認して購入」をクリックする
- 二つのプランから希望するプランを選択する
- Apple IDでサインインする
- デバイスが正常かどうかオンラインでテストする
- 規約へ同意し、住所や氏名など購入者の情報を入力する
- クレジットカード情報を入力し手続き完了
AppleCare+の加入期限は?もしもう過ぎてしまっていたら?
様々な手続きの方法がありますが、どの手続きで行う場合もAppleCare+の加入期限はデバイス購入後30日までです。
では、加入期限を過ぎてしまった場合はどうすればいいでしょうか。
そもそもAppleCare+に加入しよう思ったのは、デバイスの修理費用を安く抑えるためだったはずです。
万一の故障に備えられるのであれば、必ずしもAppleCare+である必要はないかと思います。
AppleCare+以外にも様々な補償サービスがあります。
補償サービスのうち、デバイス購入後30日を過ぎてしまった後からでも加入できるものを紹介します。
購入後1年まで加入できる「モバイル保険」
モバイル保険もAppleCare+と同様に、デバイスが万一故障したときの修理に備えるサービスです。
モバイル保険ならデバイス購入後1年まで加入できるので、購入から30日が経過した場合でも利用できます。
モバイル保険でもすべてのApple製品を補償できるので、AppleCare+加入を考えていた人は、一度モバイル保険も検討してみるのがオススメです。
AppleCare+と比較しながらモバイル保険の特徴を説明 していきます。
AppleCare+もモバイル保険も信頼できるサービス
補償サービスは万一のときに備えるものですので、信頼できるサービスを選択することがとても大切です。
Appleが提供するAppleCare+の信頼性は言うまでもありませんが、モバイル保険も信頼できるサービスです。
モバイル保険を展開しているのは、「さくら少額短期保険株式会社」という保険会社です。
国の認可を取得しているサービスで、保険業法に則って運用されています。
国の監督が行き届いているため、不当に保険金が支払われないといったリスクは一切なく安心できるサービスです。
修理自体はAppleのサポートも受けられる
Apple製品を修理する際は、やはりAppleのサポートを受けたいという人も少なくないでしょう。
だからこそAppleCare+に加入したいと考えているかもしれません。
しかしモバイル保険でもApple公式の修理を受けられます。
壊れたデバイスを修理したときに実際にかかった修理費用を補償するための保険ですので、どこで修理してもらっても構いません。
丁寧に直してもらいたいときはAppleの修理に出し、すぐに修理が必要なときには近所の修理店に依頼するというように、修理方法を自由に選択できます。
モバイル保険なら利用料金が安くなる
AppleCare+との大きな違いは利用料金です。
モバイル保険なら年間最大10万円まで修理にかかった費用が全額返ってくるので、実質0円で修理できます。
また月々の利用料金もAppleCare+より圧倒的に安く、どのデバイスでも月額たったの700円です。
iPhone 14でAppleCare+に加入した場合と比較してみました。
月額料金 | 画面修理 | 本体交換 |
---|---|---|
700円 | 0円 |
月額料金 | 画面修理 | 本体交換 |
---|---|---|
1,280円 | 3,700円 | 12,900円 |
モバイル保険なら1契約で3端末まで登録できる
AppleCare+はデバイス一つごとに利用料金がかかります。
しかしモバイル保険に加入する場合は、1契約で3端末までまとめて補償を受けられます。
月々たったの700円で3端末すべての故障に備えられ大変お得です。
例えばiPhoneとiPad、Apple Watchを持っている場合を考えてみましょう。
3端末ともAppleCare+に加入しようとすると月々の出費はかなり高額になってしまいますが、モバイル保険なら3端末を安価に補償できます。
iPhone | iPad | Apple Watch |
---|---|---|
まとめて700円 |
iPhone | iPad | Apple Watch |
---|---|---|
1,280円 | 550円 | 650円 |
合計2,480円 |
まとめ
AppleCare+にあとから加入できるのは、デバイス購入後30日までです。
また、30日まではAppleCare+にいったん加入しても解約すると全額返金されます。
AppleCare+加入を迷っている人は早めに手続きしましょう。
AppleCare+の加入期限が過ぎてしまっている人もモバイル保険に加入できます。
モバイル保険はAppleCare+より大変お得で安心なサービスですので、AppleCare+の加入期限が過ぎていない人にももちろんオススメです。
Apple製品は高額なものが多いので、しっかり補償をつけ安心して長く使い続けられるようにしましょう。