iPhone 14からiPhone 16へ買い替えるべき? 現在の最新情報をもとに徹底比較!
- 2024年09月11日
- iPhone
2024年の最新モデルiPhone 16シリーズが登場しました。
発売が間近に迫っており、機種変更を検討している人も少なくないのではないでしょうか。
今回は、2世代前にあたるiPhone 14を利用している人向けに、iPhone 16へ買い替えるべきかどうかを考えていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
iPhone 16の発売日(予想)
まずはiPhone 16の基本的な情報を見ていきます。
iPhone 16は、2024年登場のiPhoneの最新シリーズです。
日本時間で9月10日(火)午前2時から開催されたAppleの新製品発表イベントの中で発表されました。
9月13日(金)午後9時から予約が開始され、発売は翌週の9月21日(金)となっています。
iPhoneの発売スケジュールは、基本的に毎年同じです。
円安やサプライチェーンの崩壊といった世界的な事件が起きた2020年のiPhone 12シリーズのような例外はあるものの、例年9月上旬の火曜日(日本時間では翌水曜日の深夜2時)に、Appleの新製品発表イベントが開催されます。
このイベントの中で新型iPhoneの公式の情報が初公開され、金曜日には予約開始、その1週間後に発売開始となります。
今回イベントは1日早い月曜の開催となりました。
続く予約開始日・発売日のスケジュールは通例通りです。
Apple新製品発表イベント | 2024年9月10日(水)(日本時間午前2時) |
---|---|
予約開始 | 9月13日(金)午後9時 |
発売日 | 9月20日(金) |
iPhone 16の価格
元々スマホは決して安価とはいえないハイテクな機器ですが、ハイエンドモデルの1つであるiPhoneの場合、近年では当たり前のように10万円以上かかるようになってきました。
高価な買い物となってしまうので、機種変更を検討する際は、新型iPhoneの価格動向はしっかりと確認しておきたいところです。
iPhone 16シリーズの価格は据え置きで、iPhone 15シリーズと同じとなりました。
前年のシリーズから値上がりしなかったのは実にiPhone 11以来のことで、購入を考えている人には嬉しいことだと思います。
日本では特にここ数年の大幅な値上がりが続いていましたが、実は米国ではしばらく据置が続いており新型iPhoneの価格は変わっていません。
日本の値上がりは2022年3月頃から急速に進行した円安の影響によるところが大きいです。
それまで1ドル115円前後で推移していたレートが、iPhone 14 シリーズが発売された9月には1ドル135円前後、iPhone 15シリーズが発売された2023年9月には1ドル140円強と、大きく変動しました。
2024年も前半はさらに円安が進んでおり、iPhone 16のさらなる値上がりは避けられないと考えられていましたが、7月半ばより円高が進行した結果、iPhone 15シリーズ発売の頃と同程度の水準まで落ち着きました。
値上がりがないため、新型iPhoneとしては買い求めやすいシリーズと言えるかもしれません。
モデル | 日本価格 | |
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iPhone 15 | 128GB | 124,800円 |
256GB | 139,800円 | |
512GB | 169,800円 | |
iPhone 15 Plus | 128GB | 139,800円 |
256GB | 154,800円 | |
512GB | 184,800円 | |
iPhone 15 Pro | 128GB | 159,800円 |
256GB | 174,800円 | |
512GB | 204,800円 | |
1TB | 234,800円 | |
iPhone 15 Pro Max | 256GB | 189,800円 |
512GB | 219,800円 | |
1TB | 249,800円 |
iPhone 14から変化したiPhone 16の特徴
iPhone 16の変更点を、iPhone 14を基準に項目ごとにまとめていきます。
2世代離れているので、変化している箇所は少なくありません。
特にスタンダードモデルではiPhone 15、ProモデルではiPhone 14 Proで前世代から大きな変化が見られました。
デザイン
近年のiPhoneのデザインで目を引くのは、ノッチの変化です。
iPhone X以降、iPhoneの象徴的なデザインであった画面上部のノッチですが、iPhone 14 Pro・iPhone 14 Pro MaxでDynamic Ilandと呼ばれる仕様に変化しました。
ディスプレイの非表示部分を大きく削り、さらに使用中の機能に合わせて特定の情報を表示することができ、利便性が向上しています。
iPhone 16では、iPhone 15同様にこのDynamic Ilandが搭載されています。
その他の変化としては、Proモデルにおけるフレームの材質の変更です。
iPhoneは長らくアルミニウム製のフレームが使用されていましたが、iPhone 15 Proモデルからチタンフレームが使用されるようになりました。
金属的な重みのある質感で上位モデルにふさわしい印象を受けます。
側面のフラットエッジデザインは健在で、さらにベゼルが薄くなっています。
カメラ
カメラの変化も小さくありません。
カメラの解像度は、iPhone 14 Proモデルで1200万画素から4800万画素に引き上げられており、スタンダードモデルではiPhone 15から実装されています。
よりきめ細かい鮮やかな写真の撮影が可能となります。
さらに右側側面の下部には、カメラ機能に特化したボタンが追加されています。
「カメラコントロール」と呼ばれ、ホーム画面からワンクリックでカメラアプリを起動することができ、さらにワンクリックすれば撮影まで行うこともできます。
簡単なアクションでスピーディーに撮影を行えるので、不意に訪れたシャッターチャンスを逃しづらくなるでしょう。
指でなぞるようにスライドすることで、ズームのコントロールやカメラの選択などを行うことも可能です。
プロセッサ
iPhoneには、Appleが独自開発している専用のチップが搭載されています。
スマホの動作に必要な演算処理を行っているパーツで、この性能がスマホ本体の性能に直結します。
以前まで、チップはシリーズを通して同じ世代のものが搭載されていましたが、iPhone 14シリーズから最新チップはProモデルのみ採用され、スタンダードモデルでは1世代古いチップが搭載されました。
上位モデルと下位モデルの差を明確にしようという意図だと考えられ、続くiPhone 15シリーズでも同様にチップの世代が異なっています。
しかし、今回登場するiPhone 16では、このチップに世代格差をつける動きが撤廃され、改めて全モデルで最新の「A18」チップが採用されました。
これは2024年5月登場の新型iPad Pro・iPad Airで初めて採用された3nmプロセスルールのチップを新型iPhone全モデルに反映させるためではないかと考えられます。
従来の5nmプロセスルールに比べて多くのトランジスタを配置できるようになるため、チップの性能は大きく向上していると考えられます。
iPhone 16・iPhone 16 Plusとしては、「A17」を飛ばしてチップが2世代進化することになるため、スタンダードモデルを利用しているユーザーには嬉しい変化といえるでしょう。
iPhone 14から機種変更した場合には、3世代先のチップということになるので、処理速度の面では大きな改善が期待できます。
iPhone 14を使用していて動作が重い、処理を落ちするといったことが多いようであれば、最新チップの恩恵を強く実感できるのではないでしょうか。
バッテリーと充電
バッテリー関連では、iPhone 15シリーズでコネクタの規格が変更されたことが大きなトピックスです。
従来は「Lightning」コネクタと呼ばれるAppleが開発した独自規格が使用されていましたが、iPhone 15シリーズからはスマホやPCの周辺機器などで使用される「USB Type-C」コネクタに変更されました。
充電ケーブルをはじめとするアクセサリを切り替える必要があるので、使い勝手に大きく影響するかもしれません。
バッテリーの持ちについても改善されており、iPhone 14と比べて一回り長く持つようになっています。
iPhone 14からiPhone 16に買い替えるべき?
ここまでにご紹介したiPhone 14とiPhone 16の変更点を踏まえて、iPhone 16発売後に機種変更をするべきかどうかを考えていきます。
改善点は十分あり
iPhone 14とiPhone 16では、それ以前と比べると世代間の変化は大きいと考えられます。
iPhone 15では、デザインの変化やカメラの性能向上が大きく、比較的わかりやすい違いが多いのではないかと思われます。
さらにiPhone 16ではAIの活用という今後に向けた明確なテーマが取り入れられています。
肝心のApple Intelligenceを利用できるのは先になりますが、実装時にいち早く利用できるのはiPhone 16の特権です。
性能の向上は、誰もが望むものでありながらなかなか違いを実感しづらい部分です。
ただ今回は、チップの世代差や製造技術の進歩など性能が上がることを納得しやすい要素も多いのではないかと思います。
2世代とはいえ、機種変更をする価値は十分にあるといえるのではないでしょうか。
バッテリーの持ちで見る機種変更のタイミング
バッテリーは消耗品であり、使用していると少しずつ劣化しバッテリーの持ちは悪くなってしまいます。
「バッテリーの持ちが悪くなった」というのは、スマホを機種変更する主なきっかけの1つですが、買い替えや交換をするべきタイミングというのは何を目安とすればよいのでしょうか。
iPhoneの場合、「設定」アプリから、本来の性能と比較して現在のバッテリーの最大容量がどの程度かを表した数値を確認することができます。
この数値では80%が1つの目安となっていて、これはAppleCare+加入時に無償でバッテリー交換を受けられるようになるなど、Appleがバッテリーの劣化を認める基準と考えることができます。
機種変更の時期を判断する際、参考にするとよいでしょう。
iPhone 14も十分現役
iPhone 14は2022年9月に登場したモデルです。
型落ちとはいえ、iPhone 16との差は2世代しかありません。
務省が実施している消費動向調査(2024年3月実施)によれば、現在のスマホの平均使用年数は4.5年となっています。
「2年前のスマホ」はまだ十分に現役で多用されているモデルであり、継続利用するのも有効です。
また、OSという観点からiPhoneの寿命を考えると、登場から5~6年というのが1つの目安となります。
iOSはiPhoneが動作するための基幹的なソフトウェアであり、新機能の追加やセキュリティの強化のために定期的にアップデートされています。
このアップデートは、最新モデルはもちろん古いモデルにも対応しています。
Appleが明言しているわけではありませんが、現在の動きでは発売から5年後までは対応している状態が続いているため、iPhoneは5年間は現役で使えるという見方が可能です。
iPhone 14であれば、2027年9月までは現役なので、もう1世代待って3年で機種変更をするのも十分早い切り替えということになります。
iPhone 16は見送るというのも現実的な選択肢でしょう。
iPhone 16購入時にAppleCare+をつけるべき?
iPhoneの機種変更を検討する際、併せて考えたいのがAppleCare+をつけるべきかどうかという点です。
数年前ならいざ知らず、現在の最新iPhoneは十数万円かかる高級品です。
高価な機器を日常的に持ち歩いて使うわけですから、落とす、ぶつけてしまうといった万が一の可能性も少なくないでしょう。
安心して使うためにもAppleCare+のような保証サービスは、できれば利用しておきたいところです。
AppleCare+は高い?
AppleCare+はiPhoneのメーカーであるAppleが提供している、いわばiPhoneの公式と言える保証サービスです。
大手通信キャリアがiPhone向けに提供している補償サービスも、ドコモ以外はAppleCare+をベースにしたサービスとなっています。
AppleCare+に加入していると、iPhoneが故障してしまった場合に安価に修理を行うことが出来るようになります。
また一定上の劣化が確認できる場合に限られるものの、バッテリーを無料で交換してもらうことも可能です。
iPhoneを使う上では非常に心強い内容ですが、相応に費用も掛かるサービスとなっています。
具体的には、iPhone 16で月額1,180円、iPhone 16 Proでは月額1,580円もかかってしまいます。
AppleCare+未加入時の修理料金は非常に高額なため、故障時の修理サポートの恩恵は間違いなく大きいといえます。
ただ、このような補償サービスは必ずしもサポートを受けることになるとは限らず、故障することなく無事に使い切れることもあります。
そういった場合の掛け捨てとなる費用が高いため、落としたりぶつけたりすることが多い、これまでにも何度か壊してしまった経験があるなど、壊してしまう可能性が高いと考えている人でないと使いづらいかもしれません。
機種 | AppleCare+ | AppleCare+ 盗難・紛失プラン |
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一括購入 | 月額料金 | 一括購入 | 月額料金 | |
iPhone 16 | 23,800円 | 1,180円 | 26,800円 | 1,340円 |
iPhone 16 Plus | 28,800円 | 1,380円 | 31,800円 | 1,540円 |
iPhone 16 Pro | 31,800円 | 1,580円 | 34,800円 | 1,740円 |
iPhone 16 Pro Max | 31,800円 | 1,580円 | 34,800円 | 1,740円 |
iPhoneを安価に守るなら「モバイル保険」がオススメ
AppleCare+はサポートの回数に上限もないため、高額だがサポートが手厚い保証サービスと見ることができます。
ただ、もう少しサポート内容は薄くてよいので費用を抑えたいという人もいると思います。
そのような人には、「モバイル保険」がオススメです。
モバイル保険はさくら少額短期保険株式会社が提供するモバイル通信機器向けの保険です。
補償対象として登録している機器が故障してしまった場合に、その修理にかかった費用を補償してもらうことができます。
年間最大10万円までという上限はありますが、1回の修理であればほぼカバーしきれますし、自己負担金もないため月額料金のみで利用できるのがメリットです。
様々な機器に利用できることが特徴で、Wi-FiやBluetoothにつながる無線通信機器であれば全般が対象となります。
さらに1契約で3端末まで同時に補償することができるので、iPhoneと一緒にAirPodsやApple Watch、iPad、Macbookといった手持ちのデバイスをまとめて故障のリスクから守ることも可能です。
安価に使えるiPhoneの保険を探しているという場合には、ぜひ検討してみてもらえればと思います。
まとめ
iPhone 16とiPhone 14の違いをまとめていきました。
2世代ではありますが、相対的にはこの2モデルの違いは大きい方かと思います。
2年サイクルは近年のスマホ利用としては短い方ではありますが、普段からiPhoneを多用しているユーザーであれば、すでにバッテリーの持ちも悪く使い勝手が気になるような段階になっているかもしれません。
そういった場合にも、思い切って機種変更してしまう価値はあるのではないでしょうか。
ぜひ、機種変更の検討の参考になれば幸いです。