iOS 17はいつから使える?対応機種や新機能などを紹介!
- 2023年11月17日
- iPhone
2023年6月6日未明に行われたWWCD23。
新しいアップル製品やソフトウェアが毎年発表されるWWCDですが、今年はiOS 17の情報も明らかになりました!
iOS 17とは、どういったものなのか、いつから使えるようになるのか。
加わった新機能や対応機種なども含めて紹介していきます!
WWDC23でiOS 17を発表!
アップルが毎年開催する開発者向けイベント「WWDC」にて、iOS 17が発表されました。
プレゼンテーションでは、iOS 17によって「iPhoneでのエクスペリエンスが、よりパーソナルに、より直感的に」なるとのこと。
どういった機能が加わるのか確認するまえに、iOS 17はいつから使えるのか、対応機種はなにか、基本的な情報をチェックしていきましょう。
iOS 17はいつから使える?
アップルの公式リリースによると、iOS 17の提供開始時期は以下の通りとなっています。
- デベロッパ向けベータ版:2023年6月5日より
- パブリックベータ版:2023年7月中
- 一般向けアップデート:2023年秋
ベータ版とは、まだ正式なリリースではなく開発途中のiOSのことです。
デベロッパ向けベータ版は、開発者がアプリの互換性をチェックするためのもので、年額12,980円の「Apple Developer Program」に加入する必要があります。
パブリックベータ版は、正式のリリースよりいち早く新しいiOSに触れられるというもの。
無料の「Apple Beta Software Program」に登録することでインストールできます。
ただ、アップルではベータ版を「本番用のシステムやビジネスクリティカルなシステムにはインストールしないことを強くお勧め」しています。
リスクを避けたい場合は、一般向けのリリースを待った方がよいでしょう。
iOS 17の対応機種は?
アップルの公式リリースによれば、iOS 17は「iPhone XS以降を対象に利用可能」になるとのこと。
つまり、iPhone XSより前に発売されたiPhone XやiPhone 8は利用対象外になると考えられます。
iPhone 8は、発売から5年以上経過しても根強い人気があるモデルだっただけに、残念なところではありますが、新しいiOSを利用したい場合は買い替えを検討しましょう。
iOS 17が利用できる機種は以下の通りです。
iPhone XS iPhone XS Max |
iPhone XR |
iPhone 11 iPhone 11 Pro iPhone 11 Pro Max |
iPhone SE(第2世代) |
iPhone 12 iPhone 12 mini iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max |
iPhone 13 iPhone 13 mini iPhone 13 Pro iPhone 13 Pro Max |
iPhone SE(第3世代) |
iPhone 14 iPhone 14 Pro iPhone 14 Pro Max iPhone 14 Plus |
※2023年6月現在
iOS 17の新機能まとめ!iPhoneをより直感的に
それではWWDC23で発表されたiOS 17の機能には、どういったものがあるのかを解説していきます。
iOS 17の新機能では、着信時の表示がカスタマイズできるようになったり、FaceTimeでメッセージを残せるようになったりなど、iPhoneでより直感的にコミュニケーションをとれる機能が使えるようになります。
着信時の表示がカスタマイズ可能
いままでiPhoneの着信画面はシンプルなものでした。
連絡先の名前が上部に出て、基本的には拒否するか応答するかを選択するだけです。
iOS 17では、着信時の表示がカスタマイズ可能になります。
着信時の自分の表示を好きな画像にしたり、フォントやカラーを選択したりすることも可能です。
また、日本語では縦書き表示にすることもでき、よりパーソナライズされたエクスペリエンスを提供できます。
このカスタマイズ機能は、アップル純正の電話アプリだけでなく、他社の通話アプリでも利用できるのも嬉しいところ。
留守番電話を書き起こしてくれる
電話機能のアップデートとして、留守番電話をライブで文字に書き起こしてくれる機能も追加されます。
この機能があれば、自分の大切な時間を無駄にすることがなくなります。
知らない電話番号であっても、内容次第では重要なものもあります。
営業の電話であれば無視しても問題なさそうですが、緊急の連絡であったり、仕事の連絡であったりすれば、応答した方がよいでしょう。
このアップデートによって、相手が留守電に残している内容が文字でわかるので、内容を確認してから電話をとるか無視するかを選べます。
FaceTimeで「留守電」を残せる
好きな相手と顔を合わせながらビデオ通話ができるFaceTime。
iOS 17のアップデートでは、オーディオとビデオによるメッセージを残すことができます。
留守番電話のように、相手が応答できない場合にメッセージを残すことで、伝えたいことをダイレクトに共有できます。
また、ハートや花火など、多様なエフェクトを追加できるようにもなるため、より密度の濃いコミュニケーションが可能です。
メッセージが大幅アップデート
iOS 17では、メールよりも気軽に相手とチャットができるメッセージ機能がアップデートされます。
まず紹介したいアップデートはステッカーについて。
写真を切り抜いてエフェクトをかけることができ、オリジナリティあるコミュニケーションが可能です。
また、検索機能もバージョンアップ。
単にキーワードを検索できるだけでなく、フィルターを加えてより正確にメッセージを探せます。
位置情報を使った機能が加わるのも特徴です。
メッセージで相手に位置情報を共有すると、会話中にリアルタイムで更新されるので待ち合わせなどに便利です。
また、安否機能として、目的地に着いたときに自動で通知を送ったり、迷子になったときに相手の位置情報やバッテリー残量を共有したりできる機能も追加されます。
AirDropで連絡先が共有可能
AirDropを使うと、近くの相手に画像やドキュメントを送ることができます。
iOS 17では、それがさらにバージョンアップし、連絡先も共有可能に。
わざわざ声に出したり、相手が書き留めたりする手間が省けます。
充電中に時計などを大画面表示できる
iOS 17では、新たに「スタンバイ」という機能が追加されます。
これは充電中に画面全体に好きな画像や時計、ウィジェットなどを表示できるという機能です。
充電時にスマホスタンドにiPhoneを立てかけておけば、遠くからでも時間を確認でき、カレンダー替わりとしても重宝するでしょう。
MagSafeで充電していれば、勝手にユーザーが好きな表示を記録してくれるとか。
手に持っているときだけでなく、離れているときでもiPhoneがもっと便利になります。
日記の習慣化に繋がるジャーナル機能
スマホで日記をつけているという人も多いのではないでしょうか。
スマホなら紙の日記と違ってかさばらず、表現も多様です。
iOS 17では、ジャーナルと呼ばれる、日記を書き留めることがもっと楽しくなる機能が加わります。
写真や居場所などから、その日にあったイベントをiPhoneが提示してくれるため、忘れずに書き留めることが可能です。
また、日記を書くタイミングを通知してくれる機能もあるので、習慣化をアシストしてくれます。
「Siri」だけで起動が可能に
アップルのAIアシスタントのSiriを使えば、iPhoneに話しかけるだけで、メッセージを送ったり、天気予報を聞いたりすることができます。
いままでSiriを起動するときは、「Hey, Siri」と呼びかけていました。
iOS 17では「Hey」が抜けて「Siri」だけで可能になります。
ヘルスケアアプリで「心の健康」もチェック
iOS 17では、ヘルスケアアプリで「心の健康」もチェックできるようになります。
気分の移り変わりを記録して自分を理解できたり、心の健康に影響を与える要因を確認できたりします。
近くのクリニックや検査の内容を教えてくれるため、リソースにアクセスするハードルも下げてくれます。
「画面からの距離」を測って眼精疲労を軽減
iOS 17からスクリーンタイムを使って「画面からの距離」を測ってくれます。
スクリーンタイムとは、アプリをどれだけ利用しているか確認できる機能で、使いすぎを防げる便利なものですが、アップデートによって眼精疲労の軽減にも役立ちます。
これはディスプレイ上部にある「TrueDepthカメラ」を活用した機能。
顔から30cm未満でiPhoneを持っている時間が続くと、離して持つよう知らせてくれます。
Apple Musicで友人と一緒に音楽を楽しめる
iOS 17のアップデートで、Apple Musicでは「共同作業プレイリスト」を作成できるようになります。
これは、友人と一緒に同じ音楽を楽しめたり、SharePlayという機能を使って一緒に聞きたい曲を追加できたりする機能です。
誰かがApple Musicをサブスクしていれば、他の人は登録しなくても音楽を楽しめるそうです。
iPhoneを長く使い続けるならモバイル保険!
前述のように、iOS 17は根強い人気があったiPhone 8などでは利用できなくなります。
そのため、この機会にスマホを買い替えようと考える方も多いのではないでしょうか。
そうでなくても、iPhoneは高級品のため、ほとんどの人ができるだけ長く使いたいと思っているのではないでしょうか。
大切なiPhoneを長く愛用するなら、モバイル保険に入っておくことをおすすめします。
モバイル保険がおすすめな理由
モバイル保険がおすすめな理由は、まず保険料の安さです。
アップルにはAppleCare+という純正の保険がありますが、たとえばiPhone 14の場合、月額1,480円かかります。
モバイル保険なら月額700円で加入が可能で、10万円まで補償されるのでディスプレイやバッテリーの修理を実質無料で受けられます。
また、1つの契約で3つのデバイスを補償対象にできるのもメリットです。
これなら、iPhoneのほかに、iPadやワイヤレスイヤホンを補償対象にできたり、1つの保険で家族3人のスマホを守ったりすることができます。
この機会に、モバイル保険の加入もぜひ検討してみてください!
まとめ
iOS 17は、一般ユーザーの場合、2023年の秋ごろから使えるようになる予定です。
ただし、iPhone XやiPhone 8は利用対象外になるため、注意してください。
iOS 17では、iPhoneでのコミュニケーションが、より直感的に、よりパーソナルになります。
着信画面をカスタマイズできたり、留守電のようにFaceTimeでメッセージを残せたりなど、使い方次第でもっとiPhoneが便利になるものばかりです。
iOS 17の提供が始まったら、ぜひアップデートして、素敵なスマホライフを送ってください!