電源オフでもiPhoneを探せる?「探す」アプリを使いこなす設定方法を解説!
- 2023年05月24日
- iPhone
紛失してしまったiPhoneを簡単に見つけられる「iPhoneを探す」。
実は、「iPhoneを探す」は電源がオフの状態でも機能します。
その他にも「iPhoneを探す」には、便利な機能・モードがあり、もしも紛失してしまったときでも安心できるよう工夫されています。
今回は、そんな「iPhoneを探す」の設定方法や機能の特徴、注意点を詳しく解説していきます!
目次
「iPhoneを探す」とは?
アップルの「探す」アプリとは、文字通りiPhoneなどを紛失してしまったとしても、位置情報を使ってどこにあるのかを特定してくれるシステムです。
事前に設定しておくことで、もしもの際に別のデバイスで紛失してしまったアップル製品の場所を探せます。
また、家族や友人、恋人などと位置情報を共有することも可能です。
この機能を使えば、たとえばお子さんの帰りが遅くなってもどこにいるのかがわかり、安心につながります。
「iPhoneを探す」の設定方法!
「iPhoneを探す」を利用するには、前提として「iCloudにサインインしていること」と「位置情報サービスをオンにしていること」の2点を確認する必要があります。
「iPhoneを探す」はiCloudのサービスであり、実際に紛失してしまった場合はiCloudのアカウントからiPhoneを探します。
ほとんどのiPhoneユーザーは購入時にiCloudにサインインしていますが、もしアカウントがなければ設定しておきましょう。
iCloudにサインインする手順は以下の通りです。
1.[設定]アプリを開く
2.[iPhoneにサインイン]をタップ
3.Apple IDとパスワードを入力
また、位置情報サービスをオンにすることで、いざ紛失してしまった場合でも地図上でiPhoneの居場所が確認できます。
位置情報サービスをオンにする手順は以下の通りです。
1.[設定]アプリを開く
2.[プライバシー]→[位置情報サービス]を選択
3.[位置情報サービス]をオン
この2つの前提を確認できたら、実際に「iPhoneを探す」を設定していきましょう。
以下では、「iPhoneを探す」の設定方法と家族や友人と位置情報を共有する方法を解説していきます。
「iPhoneを探す」の設定方法
「iPhoneを探す」を利用して、紛失時でも場所を特定できるようにするには、事前に自身のiPhoneにて以下の設定が必要になります。
1.[設定]アプリを開く
2.自分の名前をタップ
3.[探す]→[iPhoneを探す]をタップ
4.[iPhoneを探す]をオン
もし、電源が切れた状態でもiPhoneを探せるようにするには、手順4にて「“探す”ネットワーク」をオンにしてください。
同様に、バッテリーが少なくなった状態でも位置を特定できるようにしたいなら、「最後の位置情報を送信」をオンにしましょう。
位置情報を共有する方法
「子供の居場所がわかるようにしたい」「待ち合わせを楽にしたい」「浮気しているか不安になる…」など、家族や友人、恋人と位置情報を共有したいというニーズは少なくありません。
「探す」アプリなら、居場所を知りたい相手の位置情報を共有できます。
位置情報を共有する期間も設定できるため、プライバシーが心配の方でも安心です。
「探す」アプリを使って、家族や友人などと位置情報を共有する方法は以下の通りです。
1.[設定]アプリを開く
2.[人を探す]タブを開く
3.[+]ボタンをタップ
4.[自分の位置情報を共有]をタップ
5.位置情報を共有したい相手の名前や電話番号を入力
6.[送信]をタップ
7.位置情報の共有期間を[1時間][明け方まで][無制限]のなかから選ぶ
実際に紛失したら?「iPhoneを探す」の3つの操作!
実際にiPhoneを紛失してしまった場合は、前述のようにiCloudから探すことが可能です。
iCloudのウェブサイト(https://www.icloud.com/find)にサインインできれば、MacやiPadといったアップル製品だけでなく、Windowsのパソコンなどからでも見つけることができます。
ここでは、iCloudのウェブサイトからiPhoneを見つける方法と、紛失時に役立つ遠隔でできる3つの操作を解説します。
iCloudのウェブサイトからiPhoneを見つける方法
iCloudのウェブサイトにサインインすると、見つけたいiPhoneが地図上に表示されます。
複数のデバイスを登録している場合は、画面上部の「すべてのデバイス」を選択し、そのなかから探したいデバイスを選択してください。
具体的な操作手順は以下の通りです。
1.iCloudのウェブサイト(https://www.icloud.com/find)を開く
2.Apple IDとパスワードを入力しサインイン
3.画面上部の[すべてのデバイス]を選択
4.位置情報がオンなら地図にiPhoneの場所が表示される
「iPhoneを探す」の3つの操作
iCloudのウェブサイトにて地図上に表示されたiPhoneをタップすると、「サウンド再生」「紛失モード」「iPhoneを消去」という3つのメニューが表示されます。
これらは遠隔でiPhoneを操作できる機能であり、紛失したiPhoneを見つけたり、対処したりする際に役立つものです。
それぞれの特徴は以下の通りです。
サウンド再生
サウンド再生は、遠隔でiPhoneの音を鳴らすことができる機能です。
紛失してしまったiPhoneの近くに来たときに、この操作をすることで音から場所を特定することができます。
サウンド再生は、マナーモードのときでも音を鳴らすことが可能です。
紛失モード
紛失モードは、遠隔でiPhoneにロックをかけたり、拾ってくれた方にメッセージを表示させたりできる機能です。
こうすることで、拾ってくれた方とアポイントをとれ、もし悪意ある第三者に拾われたとしても悪用されるのを防ぐことが可能です。
また、紛失モードはiPhoneの位置情報がオフになっている場合でも、位置検索をおこなえます。
ロックの解除は、iCloudのウェブサイトから行うことが可能です。
1.メニューから[紛失モード]を選択
2.[紛失モードをオンにする]を選択
3.パスコードを2度入力
4.拾った相手と連絡できる電話番号を入力
5.電話番号と一緒に表示させるメッセージを入力
iPhoneを消去
iPhoneを消去は、紛失したiPhoneが見つからず、探すのを諦めたときに有効な機能です。
iPhoneに保存されているデータをすべて削除し、悪用されてしまうのを防ぎます。
1.メニューから[iPhoneを消去]を選択
2.[iPhoneを消去]を選択
3.パスコードを入れ[消去]を選択
4.拾った相手と連絡できる電話番号を入力
5.電話番号と一緒に表示させるメッセージを入力
「iPhoneを探す」の注意点!居場所がバレる?
「iPhoneを探す」に関して、プライバシーを気にする方も多いのではないでしょうか。
「使っても安全なのか」「赤の他人に位置情報が洩れてしまうのではないか」など、不安になることもあるでしょう。
ここからは、「iPhoneを探す」のプライバシーを含め、注意点を解説していきます。
居場所がバレる?「iPhoneを探す」のプライバシー
「iPhoneを探す」では、他人と位置情報を共有することができます。
これは任意の相手を選択できるものであるため、一方的に位置情報が公開されるものではありません。
もし、この機能を使わなくなったり、メンバーと共有したくなくなったりした場合は「自分の位置情報を共有」をオフにしましょう。
また、電源オフの状態でもiPhoneを探すことができる「“探す”ネットワーク」は、Bluetoothのテクノロジーを用いてiPhoneの位置を特定するというものです。
アップルによると、ネットワークは「オフラインデバイスや報告元デバイスの位置情報を確認できないように、エンドツーエンドの暗号化を使用」としています。
それでも気になるという方は、「“探す”ネットワーク」をオフにしたり、「探す」アプリを解除したりすることも検討しましょう。
「iPhoneを探す」の解除方法
iPhoneをもう使わなくなったり、「探す」アプリに忌避感があったりする場合は、「iPhoneを探す」を解除・無効にできます。
ただし、「iPhoneを探す」を解除してしまうと、当然紛失した際に手掛かりになってくれる機能を使えなくなってしまうことを覚えておきましょう。
「iPhoneを探す」の解除方法は以下の通りです。
1.[設定]アプリを開く
2.自分の名前をタップ
3.[探す]→[iPhoneを探す]をタップ
4.[iPhoneを探す]をオフ
5.Apple IDのパスワードを入力
6.[オフにする]をタップ
「iPhoneを探す」が機能しない場合
紛失したiPhoneを探したくても、うまく位置情報が取得できない場合もあります。
うまく機能しない場合の原因としては以下のものが挙げられます。
- 位置情報サービスがオフになっている
- アップルに最後の位置情報が送られてから7日以上経過している
- 「“探す”ネットワーク」がオフになっており、バッテリー切れやオフラインの環境下にある
そういった場合は、紛失モードを利用することをおすすめします。
紛失モードは、位置情報サービスがオフの場合でも利用でき、iPhoneの位置が検索可能なため見つかる確率が高まるでしょう。
iPhoneを守るならモバイル保険も重要
iPhoneを紛失するリスクと同様に、ユーザーなら考えなくてならないことにiPhoneの故障があります。
不意に落としてしまって画面が割れてしまったり、トイレで手を滑らせて水没させてしまったり、iPhoneが故障するリスクはさまざまです。
故障してしまったiPhoneを修理するには、多額の修理費用がかかることをご存じですか。
たとえばiPhone 14の場合、前面画面の修理だけでも42,800円の費用が発生します。
もしもに備えて、修理費用を安く抑えたいというならスマホ保険に加入するのはいかがでしょうか。
なかでも、モバイル保険は月額700円で加入でき、年間10万円まで補償されます。
つまり、高額な修理を実質0円で受けることができます。
まとめ
「iPhoneを探す」を事前に設定しておけば、もし紛失してしまった際でも位置情報を利用してiPhoneを見つける手助けをしてくれます。
また、「“探す”ネットワーク」を有効にしておけば、電源がオフの状態でも位置情報が把握でき、iPhoneを探すことができます。
「iPhoneを探す」には3つの機能があり、それぞれ紛失時の手助けをしてくれます。
「サウンド再生」は音を鳴らすことで近くのiPhoneを見つけやすくなり、「紛失モード」はiPhoneのロックや拾った方へのメッセージを残すことができます。
「iPhoneを消去」は、もし見つからなくてもデータを削除することで、情報流出などの被害を事前に防いでくれます。
大切なiPhoneを守りたいなら、紛失してしまう前に「iPhoneを探す」をオンにしておきましょう。