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iPhoneで遠隔操作をするリスクとは?知っておきたい注意点と便利な使い方を解説!

iPhoneで遠隔操作をするリスクとは?知っておきたい注意点と便利な使い方を解説!

子どもの行動を見守りたいときや、iPhoneを紛失してしまったときなど、離れた場所からどういう状態にあるか知りたいと思うことはありませんか?

実はiPhoneは遠隔操作が可能です。
この遠隔操作を上手に使えば、iPhoneを持ったお子さんの居場所紛失してしまったiPhoneがどこにあるかなどが簡単にわかります。
今回は、iPhoneの遠隔操作について、便利な使い方をはじめ、遠隔操作に伴うリスクについても詳しく解説していきます。

目次

  1. iPhoneの遠隔操作とは?
  2. iPhoneを遠隔操作する方法
  3. 遠隔操作の便利な使い方
  4. 操作されているかも?iPhoneで遠隔操作をするリスク
  5. iPhoneが遠隔操作されたら?対処方法と予防方法を解説
  6. モバイル保険なら複数のiPhoneを一緒に補償できる!
  7. まとめ

iPhoneの遠隔操作とは?

遠隔操作とは、デバイスや電子機器を離れた場所から操作・制御することを指します。
iPhoneにおいても遠隔操作は可能で、離れた場所からiPhoneを操作することで、たとえば子どもを見守ったり、紛失してしまったiPhoneの場所を探したりすることができます。

一方でiPhoneの遠隔操作にはリスクがあることも覚えておきましょう。
反対に自分のiPhoneが遠隔操作されてしまうリスクや、位置情報が漏れてしまう危険性などがあるため使い方には注意が必要です。

 

iPhoneを遠隔操作する方法

iPhoneを遠隔操作するには、大きく分けて3つの方法があります。
「iPhoneを探す」「遠隔操作アプリ」「スイッチコントロール」です。

それぞれ遠隔操作ができる条件や想定される利用方法が異なります。
どの利用方法が自分のニーズに合っているか知るためにも、それぞれの特徴を理解しておくことは大切です。

「iPhoneを探す」を使う

「iPhoneを探す」は、iPhoneを紛失してしまったり、どこにあるのか見つからなかったりした場合に、位置情報を通してiPhoneの居場所を特定する機能です。

「iPhoneを探す」には、拾った人間が勝手に操作してしまわないように、遠隔でロックをかけたりデータを消去したりする機能があります。
ただし機能を使うには事前に設定が必要です。
紛失して待ってからでは遅いので、念のため設定しておくのがよいでしょう。

「iPhoneを探す」の機能

・サウンド再生:遠隔でiPhoneのアラームを鳴らす
・紛失モード:遠隔でパスコードをかけたり、連絡先の電話番号を表示させたりすることが可能
・iPhoneを消去:遠隔でiPhoneのデータを削除する

「iPhoneを探す」の設定方法

1.[設定]→[自分の名前]を選択
2.[iCloud]→[iPhoneを探す]を選択
3.[iPhoneを探す]をオン

遠隔操作アプリを使う

外部のアプリをダウンロードしてiPhoneを遠隔操作することも可能です。
有名な遠隔操作アプリとしては「TrackView – Find My Phone」や「Prey Find My Phone & Security」などがあります。

たとえば「TrackView – Find My Phone」は、GPSを使った位置の特定やカメラの起動が可能です。
こういった機能を使えば、子どもの見守りや監視カメラとしてiPhoneを使うことができます。

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スイッチコントロールを使う

iPhoneにはスイッチコントロールという機能があり、これを使うことでも遠隔操作ができます。
ただし、スイッチコントロールを利用する場合には、以下の2つの条件があることを覚えておきましょう。

1. 操作する側と操作される側の2つのiPhoneが同じWi-Fiネットワークに接続されていること
2. 操作する側と操作される側の2つのiPhoneが同じApple IDでiCloudにサインインしていること

スイッチコントロールは、体に障害がある人が外部機器を使ってもiPhoneを快適に利用できるよう搭載されています。

スイッチコントロールの設定方法

1.操作する側のiPhoneで[設定]→[アクセシビリティ]を選択
2.[ショートカット]を選択
3.[スイッチコントロール]にチェック
4.[アクセシビリティ]の[スイッチコントロール]を選択
5.[スイッチ]→[新しいスイッチを追加]を選択
6.[画面]→[フルスクリーン]→[項目を選択]を選択

 

遠隔操作の便利な使い方

iPhoneが遠隔操作できるようになれば、紛失してしまったiPhoneの場所を特定できたり、子どもの行動を監視できたり、いろいろなメリットがあります。
そのほかにも、便利な使い方は存在しますので、以下で確認していきましょう。

iPhoneの場所を特定

遠隔操作の代表的な利用方法としては、iPhoneの場所を特定することが挙げられます。
iPhoneを紛失してしまったとき、事前に設定しておけばGPSを活用して位置情報が取得でき、それを参照すればどこにiPhoneがあるのか簡単に見つけることができます。

また、子どもにiPhoneを持たせているのであれば、居場所を特定するためにも利用できます。
子どもが今どこにいるのか、危険な場所に行っていないかなどを確認でき、迷子になったときでも安心です。
なかには行動履歴を確認できるアプリもあります。

アラームを鳴らしてiPhoneを探す

近くにあるはずのiPhoneがなかなか見つからず、探すのに時間がかかってしまったという経験はありませんか。

こういったとき、遠隔操作でiPhoneのアラームを鳴らせば、簡単に見つけることができるかもしれません。
遠隔でiPhoneのアラームを鳴らす方法としては、「iPhoneを探す」の「サウンド再生」などがあります。

遠隔操作でデータを削除

紛失したiPhoneがまったく見つからなかったとき、新しいものに買い替えるとしても、古いiPhoneが誰かのもとに渡ってしまうのは不安です。
悪意ある第三者に拾われ、勝手に中身を見られてしまったり、保存してある個人情報や機密データを悪用されてしまったりするリスクもあります。

こういったとき便利なのが、遠隔操作でのデータ削除です。
iPhoneに保存してあるデータを削除できるので、誰かが拾ったとしても重要な情報が見られる心配はありません。

また、iCloudでバックアップをとっておけば、万が一iPhoneが見つかった場合にデータを復旧できます。

カメラの遠隔操作で親子を見守り

遠隔操作でカメラを起動できれば、子どもや介護をしている親御さんの見守りが可能です。
たとえば、監視カメラの代わりとして、離れた部屋で寝ている小さいお子さんに何かアクシデントがないかや、留守中に介護している親御さんが徘徊していないかなどを確認できます。

遠隔でのカメラ操作は、「TrackView – Find My Phone」などの外部アプリで可能です。

 

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操作されているかも?iPhoneで遠隔操作をするリスク

iPhoneの遠隔操作には、多くのメリットがある一方でデメリットやリスクがあることも覚えておきましょう。
以下では、iPhoneで遠隔操作をする際に知っておきたい注意点を紹介します。

勝手に遠隔操作されてしまうリスクもある

遠隔操作できる状態ということは、他人に勝手に自分のiPhoneを操作されてしまうリスクがあるということです。
データを盗み見されたり、カメラを使って盗聴・盗撮される危険性もあります。

また、恋人や友人などと位置情報を共有しているという場合もあるでしょう。
関係が良好であればまだ心配する必要もないかもしれませんが、最悪の場合はストーカー被害につながる危険性があります。

脱獄アプリには要注意

前述した「TrackView – Find My Phone」や「Prey Find My Phone & Security」は、公式のApp Storeでダウンロードできます。
ただ、遠隔操作ができるアプリにはApp Store外で提供される非公認のものも存在します。

App Storeでアプリを提供する場合は、セキュリティやクオリティが一定の基準を満たしているか審査が行われるため、完全ではありませんが安全性は担保されています。
一方、それ以外でダウンロードする場合、機能が不十分だったり、最悪の場合はマルウェアに感染してしまったりすることも考えられます。

他人のスマホを勝手に遠隔操作するのは犯罪

交際相手や夫・妻の浮気を監視するために、iPhoneを遠隔操作したいと考える人もいるかもしれません。
ただ、そういった利用方法には注意が必要です。

他人のスマホに勝手に遠隔操作アプリをダウンロードすることは、犯罪である可能性が高いです。
刑法168条の不正指令電磁的記録供用罪では、正当な理由もなく勝手に実行されるプログラムを提供することを禁止しており、実際に浮気を監視するために無断で遠隔操作アプリを入れ逮捕された事例も存在します。

 

iPhoneが遠隔操作されたら?対処方法・予防方法を解説

もしiPhoneが勝手に遠隔操作されていた場合、どのように対処すればよいでしょうか。
遠隔操作は、アプリを勝手に入れられるほか、マルウェア感染による乗っ取りも考えられます。

ここからは、勝手に遠隔操作された際の対処方法とともに、どうすれば未然に防ぐことができるのかを解説します。

iPhoneが遠隔操作された場合の対処方法

iPhoneが遠隔操作されている場合の対処方法としては、以下の方法が挙げられます。

●見覚えのないアプリ・脱獄アプリを削除

勝手に遠隔操作されてしまう原因としては、見覚えのないアプリが入っていることが考えられます。
iPhoneをチェックし、入れた覚えのないアプリが入っていれば削除しましょう。

また、脱獄アプリがきっかけで遠隔操作されてしまう可能性もあります。
アプリに不正なプログラムが組み込まれており、それをきっかけとしてiPhoneが乗っ取られてしまう可能性があることを覚えておきましょう。

●パスワードを再設定する

勝手に遠隔操作されたり、乗っ取られてしまったりする場合はパスワードを再設定しましょう。
相手が憶測できないように、以前のパスワードとはまったく異なるものにし、アルファベットや数字を組み合わせた複雑なパスワードにすることを推奨します。

●アップル社に連絡する

iPhoneが乗っ取られている場合、すでにパスワードが変更されてしまってロックが解除できない場合があります。
その場合はアップルのサポートに連絡し、専門スタッフからの指示を待ちましょう。

iPhoneが遠隔操作されないための予防方法

遠隔操作の被害を食い止めるのと同じくらい、事前に予防することは重要です。
iPhoneが遠隔操作されないための予防方法としては、以下の方法が挙げられます。

●脱獄アプリを入れない

前述のように脱獄アプリは、アップルの審査を経ていないため、セキュリティが担保されていません。
なかには不正プログラムが組み込まれており、iPhoneが乗っ取られてしまう場合もあります。
できるだけ脱獄アプリはダウンロードせず、App Storeで提供されるものを利用しましょう。

●フリーWi-Fiを使わない

昨今は、カフェや公共交通機関でフリーWi-Fiを利用できるようになりましたが、これも要注意です。
暗号化されていないフリーWi-Fiを利用すると、ハッキングされて個人情報が漏れたり、乗っ取られたりするリスクがあります。
フリーWi-Fiは極力使わず、モバイル通信かモバイルWi-Fiを持ち歩くようにしましょう。

●他人にiPhoneを使わせない

iPhoneを勝手に遠隔操作させないためには、他人に使わせないことが重要です。
勝手に遠隔操作アプリを入れられてしまう場合があります。
また、知らないあいだに触られてしまわないよう、パスワードを厳重なものにしたり、定期的に変更したりすることも大切です。

 

モバイル保険なら複数のiPhoneを一緒に補償できる!

子どもを見守るためにiPhoneの遠隔操作を使いたいなら、iPhone自体が故障しないかどうか考えることも重要です。
落としてしまって画面が割れたり、水没して故障してしまったりすると、遠隔操作がうまく機能しなくなることもあるでしょう。

iPhoneの修理には、高額な費用がかかります。
たとえば、iPhone 14の画面修理は42,800円、水没などのその他修理費用は83,800円の見積もりとなります。

そこでおすすめなのがモバイル保険です。
モバイル保険なら月額700円年間10万円まで補償されるので、iPhone 14の修理が0円で受けられます

さらに嬉しいのは、1つの契約で3つのデバイスを補償対象にできること。
これなら、自分のiPhoneと一緒にお子さんのiPhoneもカバーできます。

遠隔操作となれば複数のデバイスを持っていることでしょう。
遠隔操作でお子さんの安全を守ると同時に、iPhoneの保証も考えておくことも重要です。

 

まとめ

iPhoneの遠隔操作は、「iPhoneを探す」や外部アプリを使って行うことができます。
遠隔操作を上手に活用すれば、子どもの見守りや紛失時の対応などさまざまなメリットがあります。

一方で、リスクがあることも覚えておきましょう。
脱獄アプリを利用すると不正プログラムに感染してしまう可能性があること、無許可で他人のスマホに遠隔操作アプリを入れる行為は犯罪の可能性があることなどを理解しておく必要があります。

メリットとデメリットの両方を踏まえ、効果的にiPhoneの遠隔操作を行ってください。

 

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この記事を書いたライター

モバイル保険 メディア編集部

万が一のスマホの故障に備えるモバイル保険を広めるため、鋭意ブログを執筆中。「Enjoy Your Mobile Life」をモットーに、スマホをより便利に使うための情報を発信していきます。

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