iPhone 15に保険は必要? iPhone 15の修理料金や最適な保険サービスをまとめました!
- 2022年12月28日
- その他
2023年に発売されると思われる新型iPhone、iPhone 15シリーズ。
iPhone 14シリーズが登場したばかりですが、すでに次のモデルに気が向いている人も少なくないのではないでしょうか。
日々の生活に欠かせないスマホの代表として大人気のiPhoneですが、残念なことに近年のiPhoneは年々高額化する傾向にあります。
最新のモデルは下位のモデルでも10万円以上するのが当たり前となっており、非常に高価な機器となってしまいました。
価格が高い分リスクも大きくなっていて、万が一故障してしまうと修理や買い直しで大きな負担を強いられることになります。
スマホの保険は、このような事態に備えるためのサービスです。
本記事では、iPhone 15の修理や利用できるスマホ保険サービスを紹介し、その比較やそもそも保険が必要なのかどうかを考えていきます。
iPhone 15シリーズの購入価格
新型iPhoneは年々性能が向上しており、これに伴って購入価格も上昇し続けています。
基本的には前年モデルより高くなると考えておくのが無難でしょう。
ただ、2022年モデルのiPhone 14シリーズは、急激に進行した円安が価格にも反映されており、iPhone 13シリーズと比べて大幅な値上げとなりました。
現在円高が進み相場が戻りつつあるので、いずれかのタイミングで価格の見直しが行われるかもしれません。
その場合、iPhone 15シリーズはiPhone 14シリーズよりも安価に発売される可能性もあるといえるでしょう。
また、iPhone 15シリーズでは、これまで最上位のモデルだったPro Maxモデルが廃止され、さらなるハイエンドモデルとしてiPhone 15 Ultraが登場すると言われています。
実質Pro MaxモデルはProの大画面モデルという立ち位置だったため、ネーミングも新たに最先端のiPhoneをより押し出していこうという意図が見て取れます。
性能がiPhone 15 Ultraに集約されるのであれば、スタンダードモデルやProモデルの性能は据え置かれ価格もあまり変化しないということもあるかもしれません。
参考に、iPhone 14シリーズの発売時の価格をまとめました。
いずれにしても最低10万円前後という高価な価格帯になってくることは間違いありませんので、購入は慎重に検討するのがよさそうです。
iPhone 14 | iPhone 14 Plus |
iPhone 14 Pro |
iPhone 14 Pro Max |
|
---|---|---|---|---|
128GB | 119,800円 | 134,800円 | 149,800円 | 164,800円 |
256GB | 134,800円 | 149,800円 | 164,800円 | 179,800円 |
512GB | 164,800円 | 179,800円 | 194,800円 | 209,800円 |
1TB | – | – | 224,800円 | 239,800円 |
iPhone 15シリーズの修理料金
iPhoneが損傷した場合には、Apple Storeや正規修理サービスプロバイダ、街の修理店で修理サービスを受けることができます。
基本的には店舗に持ち込んで端末を預け、後日修理を終えた端末を受け取るという流れですが、店舗によってはその場で数時間程度で修理してくれるところもあり、近年では端末を郵送で送って修理後に返送してもらう郵送修理も実施していることも多いです。
iPhone 15シリーズは前年のiPhone 14シリーズより購入価格が高くなるとされているので、修理料金もiPhone 14シリーズと同じか高くなるものと想定できます。
AppleにおけるiPhone 14シリーズの修理価格は下の表の通りです。
街の修理店はこれより安価なことがほとんどですが、低質なパーツを使ったり処理が雑だったりと劣悪なお店も存在するため、お店選びは慎重に行う必要があります。
iPhone 14 | iPhone 14 Plus |
iPhone 14 Pro |
iPhone 14 Pro Max |
|
---|---|---|---|---|
画面割れ | 42,800円 | 50,800円 | 50,800円 | 56,800円 |
背面ガラス割れ | 25,900円 | 29,800円 | 75,800円 | 82,800円 |
背面カメラ | 21,800円 | 21,800円 | 21,800円 | 29,800円 |
その他の修理 | 83,800円 | 92,400円 | 99,800円 | 107,800円 |
バッテリー交換 | 14,900円 | 14,900円 | 14,900円 | 14,900円 |
iPhone 15シリーズはどこが変わった?
前年のモデルであるiPhone 14シリーズと比較して、iPhone 15シリーズはどこが変わるのか。
現時点で確認できる大きな変化を整理しました。
「Pro Max」モデルが廃止され、「Ultra」モデルが登場
iPhone 11シリーズから最上位モデルとして登場していたPro Maxモデルですが、iPhone 15シリーズでは廃止されるという噂が出ています。
代わりに登場するのは「iPhone 15 Ultra」で、Pro Max以上のハイエンド端末を想定しているようです。
Pro Maxは実質、大画面となったProモデルという立ち位置だったので、より最先端の端末として差別化が図られることになります。
フレームがチタン製となり、ペリスコープ式といわれる高倍率の望遠レンズを搭載するなど、他のモデルと比べても非常に高い性能になるであろうことが感じ取れます。
ただ一方で、その価格も非常に高く、ストレージ容量によっては27万円に及ぶ可能性があるとされています。
カメラも大型化してiPhone自体のサイズも大きくなりそうですので、使う人を選ぶモデルとなるかもしれません。
充電コネクタがUSB Type-Cになる
iPhoneの充電コネクタは、Lightningという規格が使われています。
Apple独自の規格で、Apple製品でのみ使用されているものです。
iPhone 15シリーズではこのLightningコネクタが廃止されるとされています。
代わりに使用されるのがUSB Type-Cという規格です。
スマホの周辺機器に広く使われている規格で、近年のAndroidスマホの充電コネクタにはこのUSB Type-Cが使用されています。
このような規格は、広く使われるようになると次第に統一しようという動きが出てきます。
規格の異なる機器を使用している場合、2種類のコネクタを所有し使い分けなければならず、ユーザーにとっては不便でしかありません。
充電コネクタも例外ではなく、統一の規格として浸透したのがこのUSB Type-Cです。
これに唯一あらがっているのがLightningコネクタであり、これを廃止しようという動きが出るのは無理もないことだと言えます。
数年前から新型iPhoneにはUSB Type-Cコネクタが搭載されると噂されてきましたが、iPhone 14シリーズまで実現していません。
そのため今回も噂で終わりそうなところですが、EUでLightningコネクタの廃止命令の法案が可決したため、例年より可能性は高いと考えられます。
iPhone 12以来の大きなデザイン変更の可能性あり
iPhoneは3年毎に大きなデザイン変更が行われています。
2017年のiPhone Xでは、ベゼルレス化によりホームボタンがなくなり、大画面のディスプレイと以後iPhoneの特徴となる切り欠きが搭載されました。
また、2020年のiPhone 12シリーズでは、フラットエッジと呼ばれる直線的な側面となり、スタイリッシュで高級感のある端末となりました。
iPhone 15シリーズは続く2023年の登場となるため、同様にデザインが大きく変わる可能性があります。
どのような見た目になるか注目ですが、デザイン面から見直された画期的な新機能が搭載されることにも期待したいところです。
iPhone 15シリーズに保険は必要?
iPhoneが故障した時に備えて利用するのはスマホ保険です。
修理サービスや保険金の支払いによって、本来受けるはずの損失を軽減してくれます。
しかし保険自体も利用料金がかかるものであるため、利用するべきか判断がつかない人もいると思います。
ここでは、iPhone 15シリーズの保険の必要性について、どのように考えるべきかをまとめていきます。
保険の本質は安心を買うこと
たとえば、屋外でコンクリートの上にiPhoneを落とした場合と家の中でカーペットの上に落とした場合とでは、故障してしまう可能性は前者の方が圧倒的に高いでしょう。
ということは、よく屋外に出る人と家の中にいることが多い人とでは、iPhoneが故障する可能性に差があることになります。
使い方や生活環境の違いによって、トラブルが起きる確率が異なるのです。
さらに、使用している機種や損傷の程度によって、買い直しや修理にかかる費用も変わってきます。
このトラブルが起きる確率とトラブル発生時に想定される損害の大きさは、人によって異なります。
そのため、万人に適した保険というものはありません。
見方を変えれば、適した保険があれば加入すべきですが、適した保険が世の中にある人とない人がいるということだといえるかもしれません。
iPhone 15シリーズの故障時のリスクは大きい
iPhone 15シリーズは、購入価格もさることながら、修理料金も高額になると予想されます。
そのため、万が一故障してしまった場合、買い直すにしても修理をするにしても安価では済みません。
iPhoneをそのまま直さないわけにもいかないため、大きな出費を強いられることになります。
iPhone 14シリーズと同じ修理金額と考えても、最も安いiPhone 15で最大83,800円かかってしまいます。
予期せず突然必要となる金額としては非常に高いと言えるでしょう。
この金額をぽんと躊躇なく出せるのであれば問題ないですが、困るという場合には保険を利用してリスクを抑えるのが望ましいでしょう。
補償内容に対して費用が見合っているかどうか
サービスを利用するのにかかる費用は、安いに越したことはありません。
加えて保険は掛け捨てのサービスなので、料金が高くてはなおのこと支払うのをためらわれるでしょう。
基本的に補償内容が手厚ければ、その分費用が高くなります。
手厚すぎると感じるものは避けて、ちょうどよい内容のサービスを見つけることが肝要です。
「これだけの費用を払えば、これだけのことをしてもらえる。」
安心できる補償内容で、費用がそれに見合うと判断できるのであれば、そのサービスに加入することをオススメします。
メーカーの保証サービス「AppleCare+」
iPhoneの保険として筆頭に挙がるのは、やはりAppleCare+ではないでしょうか。
メーカーであるAppleが提供する専用の保証サービスです。
一般的な電化製品と同様にiPhoneには1年間のメーカー保証がついています。
無償で修理や交換を受けられるものですが、対象となるのはいわゆる初期不良や自然故障に限られます。
落としたりぶつけたりといった、事故・過失による故障でも保証を受けたいという場合には、AppleCare+の契約が必要となります。
AppleCare+でできること
・事故や過失による故障でも保証を受ける・保証期間を延長する
・劣化したバッテリーを無償で交換する
・エクスプレス交換サービスを利用する
AppleCare+に加入していると、事故や過失を含むあらゆる故障が対象となり、修理か本体交換を受けることができるようになります。
保証期間も延長となり、一括払いであれば2年、月額払いであれば料金の支払いを停止するまで利用できます。
また、バッテリーが一定基準まで劣化した場合、無償で交換を受けることもできます。
iPhoneのヘビーユーザーであれば2年前後で基準を満たすことが多く、サービスが無駄になりづらいポイントとなっています。
エクスプレス交換サービスは、故障した際に端末を預けて修理してもらうのではなく、新しい端末を郵送してもらい故障した端末と引き換えに受け取ることができるというものです。
iPhoneを使えず不自由する期間を極力短くすることができます。
AppleCare+の料金
AppleCare+の料金は2年分の一括払いか月払いかを選ぶことができます。
一括払いの金額は月払いより割安になっており、2年経過後も月払いに変更して継続することが可能です。
もし何らかの事情で2年以内に解約することになったとしても利用期間に応じた返金を受けることができるので、加入するのであれば一括払いで申し込むのがおトクです。
現状iPhone 15のAppleCare+利用料金は分からないものの、iPhone 14シリーズと同じか高くなると予想されますので、iPhone 14シリーズの金額を参考に考えると良いでしょう。
モデル | 月払い | 一括払い |
---|---|---|
iPhone 14 | 1,180円/月 | 23,400円 |
iPhone 14 Plus | 1,180円/月 | 23,400円 |
iPhone 14 Pro | 1,480円/月 | 29,800円 |
iPhone 14 Pro Max | 1,480円/月 | 29,800円 |
保証適用時の料金
初期不良や自然故障への適用と違い、事故・過失による故障は一定の自己負担金が必要な有償サービスとなっています。
全モデルで同じ金額です。
画面修理 | 3,700円 |
---|---|
その他修理 | 12,900円 |
通信キャリアが提供する補償サービス
ドコモやau、ソフトバンクといった通信キャリアも、補償サービスを提供しています。
ただAppleCare+にキャリアとしてのサポートを付加したものが多く、サービス内容ではあまりAppleCare+との差がありません。
キャリアの補償を利用する最大のメリットは、窓口となるキャリアショップが全国各地にあることです。
とりあえず店頭に持ち込めば対応してもらうことができるので、手続きに不安がある人には使いやすいサービスとなっています。
各サービスの料金
au・ソフトバンク・楽天の補償はみなAppleCare+をベースとしたサービスで、料金も同じです。
ドコモはオリジナルの補償とAppleCare+そのものを提供しています。
iPhone 15シリーズの利用料金は、AppleCare+と同じくiPhone 14シリーズと同じになると思われます。
サービス名 | iPhone 14 | iPhone 14 Plus | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max |
---|---|---|---|---|
ケータイ補償サービス (ドコモ) |
825円 | 825円 | 1,100円 | 1,100円 |
故障紛失サポート with AppleCare Services & iCloud+ (au) |
1,309円 | 1,490円 | 1,680円 | 1,680円 |
あんしん保証パック with AppleCare Services & iCloud+ (ソフトバンク) |
1,280円 | 1,450円 | 1,600円 | 1,600円 |
故障紛失保証 with AppleCare Services (楽天モバイル) |
1,120円 | 1,450円 | 1,460円 | 1,460円 |
補償適用時の負担
補償サービスに加入していても、修理時の費用は無償にはなりません。
未加入時の修理料金と比べると安価ですが、一定の費用負担が必要です。
サービス名 | 画面修理 | 背面ガラス修理 | その他修理 |
---|---|---|---|
ケータイ補償サービス (ドコモ) |
5,500円 | ||
故障紛失サポート with AppleCare Services (au) |
3,700円 | 3,700円 | 12,900円 |
あんしん保証パック with AppleCare Services (ソフトバンク) |
3,700円 | 3,700円 | 12,900円 |
故障紛失保証 with AppleCare Services (楽天モバイル) |
3,700円 | 3,700円 | 12,900円 |
保険会社が提供する「モバイル保険」
民間の保険会社もスマホ向けの少額の保険が提供しています。
保険なので修理自体を行うものではなく、修理時にかかった費用を補償するサービスです。
メーカーやキャリアに属さないサービスのため、使用しているのがどの機種、どの回線でも加入することができます。
モバイル保険の特徴
・Wi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信機器全般に使える・同時に3台まで補償できる
・修理時の費用負担がない
・バッテリー交換は対象外
モバイル保険は、スマホ以外の機器も同時に補償できるのが特徴です。
補償の対象となるのはWi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信機器全般で、これらを1契約で最大3台まで登録できます。
iPadやAirPods、ノートパソコン、ゲーム機などの身の回りの機器をまとめて補償したり、子どものスマホを一緒に補償したりといった使い方ができます。
また修理費用は、年間の上限額の範囲内であれば全額補償されます。
AppleCare+やキャリアの補償のように修理時に別途費用が必要となることがないため、月額料金の支払だけでトラブルに備えられることになります。
注意したいのはバッテリー交換には対応していない点です。
経年劣化や自然消耗による修理として補償対象外となっています。
まとめ
iPhone 15で利用できる保険サービスを紹介しました。
本記事が適した保険選びの参考になれば幸いです。
この記事を書いたライター
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