iPhone SE(第3世代)が登場! AppleCare+やスマホの保険は必要?
- 2023年03月15日
- iPhone
2022年3月18日にiPhone SE(第3世代)が発売されると発表されました。
本記事では気になるiPhone SE(第3世代)の情報をまとめ、AppleCare+やスマホの保険の情報と必要性について、詳しくまとめていきます。
目次
iPhone SE(第3世代)はどんな機種?
iPhoneは例年9月に新シリーズが登場していますが、このサイクルと異なる3月~4月のタイミングで旧モデルの後継機として新しい機種が発売されることがあります。
それがiPhone SEで、今回登場するのは第3世代です。
第1世代が2016年3月に発売され、iPhone 5sの後継機という位置づけでした。
安価で小さいサイズのモデルで、新シリーズの大型化が進んでいる中、根強い人気を誇りました。
続けて2020年4月に発売された第2世代は、第1世代とiPhone 8の後継機と位置付けられており、第1世代と比べると大きいものの、新シリーズのラインナップと比較すると安価で小さいという特徴はしっかりと守られたモデルとなっています。
今回発売された第3世代も同様の特徴を有しているようです。
iPhone SE(第3世代)のデザイン
iPhone SE(第3世代)は、iPhone SE(第2世代)と同じくiPhone 8をベースとしたデザインです。
重量は数グラム軽くなっているものの、サイズは全く同じです。
カラーリングのラインナップも、ホワイトがスターライトに変わった程度で大きな違いはないため、見た目でiPhone SE(第2世代)と区別するのは難しそうです。
iPhone SE(第3世代)のスペック
iPhone SE(第2世代)とのもっとも特徴的な変化として、5Gの高速通信に対応している点が挙げられます。
2022年3月時点では5G通信はまだまだ拡大を進めている段階ですが、通信の主流が4Gから5Gへ切り替わるのも時間の問題です。
今スマホを買い替えるのであれば5G対応機種にしておきたいというのは自然な考えで、安価なSEシリーズでこれに対応しているのは大きなポイントといえます。
ホームボタンがあり、iPhone SEシリーズの特徴の1つであるTouch ID機能も引き続き利用できます。
中身のプロセッサは、最新モデルであるiPhone 13シリーズと同じA15 Bionicチップが搭載されています。
性能面では、iPhone SE(第2世代)から大きな向上が期待できます。
iPhone SE(第3世代)の価格
廉価モデルとも言われるiPhone SEシリーズなので近年のスマホの価格としては控えめですが、iPhone SE(第2世代)の発売時の価格と比べると一回り高額となっています。
尚、半導体不足や円安の影響で、2022年7月1日にApple製品・サービス全体で大きな料金の見直しが行われました。
容量によって差はありますが、数千円の値上げとなっています。
容量 | iPhone SE(第2世代) | iPhone SE(第3世代) ※発売開始時 |
iPhone SE(第3世代) ※2022/7/1以降 |
---|---|---|---|
64GB | 44,800円 | 57,800円 | 62,800円 |
128GB | 49,800円 | 63,800円 | 69,800円 |
256GB | 60,800円 | 76,800円 | 84,800円 |
容量の大きなモデルを選ぶとその分高くはなりますが、iPhone 13シリーズは最も安いminiモデルでも99,800円以上するため、安さを重視するのであれば非常にオススメのモデルです。
AppleCare+とは?
AppleCare+はメーカーであるAppleが提供するiPhone専用の保証サービスです。
通常iPhoneには1年間のメーカー保証がついていますが、AppleCare+に加入することで、この保証範囲を拡大し保証期間を延長することができます。
何ができる?
iPhoneにはメーカー保証がついており、購入から1年は、通常使用の範囲内で不具合や故障が発生した場合に、無償で修理や本体交換をしてもらうことができます。
購入したiPhoneに、もしはじめから欠陥があった場合には正常な状態になるよう対処してくれるというものです。
しかしこれでは、例えばiPhoneを落としてしまった、何かにぶつけてしまった、水に落としてしまったといった、事故や過失による不具合・故障は保証してもらうことができません。
このようなトラブルに備えることができるのがAppleCare+です。
AppleCare+に加入していると、前出の自然故障に加えて、事故・過失による不具合・故障の場合にも保証を適用してもらうことが可能になります。
具体的には、故障・不具合の修理に必要な費用を固定の安価な金額にしてくれるというものです。
以前の保証期間は2年と決まっていましたが、現在では解約するまで延長し続けることができる月額払いのプランが登場しています。
iPhoneを買い替えるまで安心して利用することができます。
また、バッテリーが劣化したときに無償で新しいバッテリーに交換してもらうことも可能です。
劣化の基準は、バッテリーの最大容量が本来の80%まで減ってしまった時となっています。
利用料金は?
AppleCare+の利用料金は、保証期間2年の一括払いと解約するまで継続利用できる月額払いとがあります。
同じ2年間の費用では一括払いの方が安くなっており、後で支払方法を変更することや途中解約した場合に返金してもらうことも可能なため、基本的には一括払いを選択した方がお得です。
2年経過したタイミングで月額払いに切り替えるのを忘れないようにすることが注意点です。
尚、保証を利用して修理や本体交換をしてもらう際にも、無償というわけではなく一定の自己負担金が必要です。
利用料金 | 月額払い | 580円/月 |
---|---|---|
一括払い | 11,800円 | |
保証適用時 | 画面割れ修理 | 3,700円 |
本体交換 | 12,900円 |
AppleCare+以外のスマホの保険
iPhoneに利用できる補償サービスはAppleCare+だけではありません。
せっかくなので他のサービスも比較してみましょう。
キャリアの補償
iPhoneをキャリアショップで購入した場合、キャリアが提供する端末補償サービスを利用することができます。
キャリアの補償は基本的には、料金が高めな分内容が手厚いものとなっています。
トラブルがあった時に窓口となる店舗が全国各地にあるのもポイントで、修理方法や保証の適用方法などに不明点があったとしても、とりあえず店頭に持ち込みさえすれば対応してもらえるという安心感があります。
キャリア | サービス名 | 月額料金 |
---|---|---|
docomo | ケータイ補償サービス | 550円/月 |
au | 故障紛失サポート with AppleCare Servises | 868円/月 |
Softbank | あんしん保証パック with AppleCare Services | 979円/月 |
楽天モバイル | 故障紛失保証 with AppleCare Services | 715円/月 |
モバイル保険
保険会社が提供するスマホ向けの保険に加入するという方法もあります。
AppleCare+やキャリアの補償と異なり修理自体を行うものではなく、修理後にその時かかった費用を補償してくれるサービスです。
基本的に費用は全額返ってくるため、トータルの利用料金が安価で済む点が特徴です。
そんなスマホ保険の代表的なサービスがモバイル保険です。
モバイル保険はさくら少額短期保険株式会社が提供する保険です。
1契約で3台まで補償することができるという少し変わった特徴があります。
もちろんスマホを3台補償したいということはあまりないと思いますが、モバイル保険はWi-FiやBluetoothにつながる無線通信可能な機器全般が対象となっていて、スマホ以外にもタブレットやノートパソコン、ワイヤレスイヤホン、ゲーム機など、様々な機器に利用することができます。
利用料金は月額700円ですが、3台補償対象として登録して利用すれば1台あたり月額234円で済むため、非常に安価で利用できるサービスです。
iPhone SE(第3世代)に保険は必要?
保険はトラブルが起きたときに備えて利用するサービスです。
ただトラブルが起きる確率というのは人によって異なりますので、一概に誰にでもオススメできる保険というものはありません。
また、トラブルが起きたときの損害が大きいかどうかも、保険の利用を決める重要な要素です。
故障してしまう可能性が高いか低いか、またその際の損害が大きいかどうかを考えたうえで、保険サービスの費用と補償内容がそれに見合っているかどうかで判断するのが望ましいといえます。
iPhone SE(第3世代)は、iPhoneとしては安価なため、修理価格そこまで高くはなく、他のモデルと比べると必要性は薄いでしょう。
ただ、それでも数万円はかかってしまうので、サービスを選んで加入する価値は十分あります。
ドコモ以外のキャリアの補償は使いづらい
まずキャリアの補償ですが、ドコモ以外の補償は使いづらいと言わざるを得ません。
理由は月額の利用料金です。
キャリアの補償は、補償内容自体はAppleCare+と大きな差がありません。
キャリアとしてのサポートの厚さがウリとなりますが、利用料金との差が大きく、費用に見合うだけのプラス要素があるとは言いづらいです。
ドコモ以外のキャリアの補償は料金のテーブルが機種ごとに細かく分かれていないため、AppleCare+が安価なiPhone SEの場合は割高な状態になっています。
スマホに関する料金の支払や手続きをひとまとめにする、キャリアショップ店頭のサポートがどうしても必要という場合を除いて、他のサービスを選んだ方が無難です。
他の通信機器も持っているのであればモバイル保険がオススメ
モバイル保険は、同時に3台まで補償することができるサービスです。
3台で利用すると1台当たりの利用料金は非常に安価で、AppleCare+の半分以下となります。
補償サービスを1つにまとめたい、単体では補償に入れるほどではないもののついでに補償できるなら補償したいという場合には、非常にオススメです。
まとめ
iPhone SE(第3世代)の情報と利用できる保険について解説をしました。
スマホとしては安価ですが、高価な家電製品であるのは間違いないので、保険の利用もおススメです。
各サービスを比較する参考になれば幸いです。