アップルウォッチにAppleCare+は必要? 補償の内容や利用料金などをまとめました!
- 2024年08月09日
- AppleWatch
2021年10月15日にApple Watch Series 7が発売しました。
同年8月にはApple Watchのユーザー数が世界で1億人を突破したという調査結果も公表されました。
街中でもApple Watchを身に着けている人を見かけることが多くなってきており、今後ますますユーザー数は増えていくと予想されます。
そろそろ購入を考えている人も多いのではないでしょうか。
本記事ではApple Watchを購入する際に気になるAppleCare+の必要性について、情報を整理して論じていきます。
目次
AppleCare+でできること
1. 保証期間の延長
2. 過失や事故による損傷にも対応
3. 劣化したバッテリーの無償交換
4. エクスプレス交換サービスを利用できる
AppleCare+は、Appleが提供する自社製品の延長保証サービスです。
通常、家電製品には1年間のメーカー保証がついており、自然故障に対して修理や本体交換といった対応を依頼することができます。
AppleCare+はこの保証期間を延長するもので、保証の適用範囲も広げて過失や事故による損傷でも保証を受けることができるようになります。
さらにバッテリーの蓄電量が本来の性能の80%を下回った場合に、無償で交換を依頼することも可能です。
いずれにしても、Apple Watchを正常かつ十分なパフォーマンスを発揮できる状態を保つためのサービスといえます。
AppleCare+の料金と保証期間
AppleCare+は元々加入時に一括で料金を支払って2年間利用できるサービスでしたが、現在では月払いのプランも用意されており、解約するまで保証期間を延長することが可能です。
一括購入した場合にも、保証期間が切れたタイミングで月払いに移行することが可能で、実質期限はありません。
シリーズ | 月額料金 | 一括料金 |
---|---|---|
Apple Watch Ultra | 740円 | 14,800円 |
Apple Watch Series 9 | 580円 | 11,800円 |
Apple Watch SE (第2世代) | 340円 | 6,800円 |
Apple Watch Hermès Series 9 | 740円 | 21,800円 |
Apple Watchの修理料金
AppleCare+により、Apple Watchの故障時の修理料金が安くなります。
AppleCare+に加入している場合としていない場合とで、どの程度金額が異なるか整理しました。
尚、Apple Watchは、同じシリーズでも材質やGPSモデルかGPS+Cellularモデルかなど種類が多いため、正しい金額を参照できるよう持っているApple Watchの機種は正確に把握しておくことが望ましいです。
もし分からない場合には、下記のページを参考に確認してみてください。
「Apple Watch のモデルの調べ方」(Appleのサイトへリンクします)
シリーズ | モデル詳細 | AppleCare+未加入時 | AppleCare+加入時 |
---|---|---|---|
Apple Watch Ultra | Apple Watch Ultra 2 (GPS + Cellular) (チタニウム) | 75,800円 | 10,700円 |
Apple Watch Ultra (GPS + Cellular) (チタニウム) | |||
Apple Watch Series 9 | Apple Watch Series 9 (GPS) (アルミニウム) | 45,800円 | 9,200円 |
Apple Watch Series 9 (GPS + Cellular) (アルミニウム) | 53,800円 | ||
Apple Watch Series 9 (GPS + Cellular) (ステンレススチール) | 61,800円 | ||
Apple Watch Hermès Series 9 (GPS + Cellular) | 61,800円 | 10,700円 | |
Apple Watch Series 8 | Apple Watch Series 8 (GPS) (アルミニウム) | 45,800円 | 9,200円 |
Apple Watch Series 8 (GPS + Cellular) (アルミニウム) | 53,800円 | ||
Apple Watch Series 8 (GPS + Cellular) (ステンレススチール) | 61,800円 | ||
Apple Watch Hermès Series 8 (GPS + Cellular) | 61,800円 | 10,700円 | |
Apple Watch Series 7 | Apple Watch Series 7 (GPS) (アルミニウム) | 45,800円 | 9,200円 |
Apple Watch Series 7 (GPS + Cellular) (ステンレススチール) | 61,800円 | ||
Apple Watch Series 7 (GPS + Cellular) (アルミニウム) | 53,800円 | ||
Apple Watch Nike Series 7 (GPS) | 45,800円 | ||
Apple Watch Nike Series 7 (GPS + Cellular) | 53,800円 | ||
Apple Watch Hermès Series 7 (GPS + Cellular) | 61,800円 | 10,700円 | |
Apple Watch Edition Series 7 (GPS + Cellular) (チタニウム) | 73,400円 | ||
Apple Watch Series SE | Apple Watch SE (GPS) (アルミニウム) | 31,400円 | 9,200円 |
Apple Watch SE (GPS + Cellular) (アルミニウム) | 36,400円 | ||
Apple Watch Nike SE (GPS) | 31,400円 | ||
Apple Watch Nike SE (GPS+Cellular) | 36,400円 | ||
Apple Watch SE (第2世代) (GPS) (アルミニウム) | 31,400円 | ||
Apple Watch SE (第2世代) (GPS + Cellular) (アルミニウム) | 35,800円 | ||
Apple Watch Series 6 | Apple Watch Series 6 (GPS) (アルミニウム) | 45,800円 | 9,200円 |
Apple Watch Nike Series 6 (GPS) | 45,800円 | ||
Apple Watch Series 6 (GPS + Cellular) (アルミニウム) | 53,800円 | ||
Apple Watch Nike Series 6 (GPS + Cellular) | 53,800円 | ||
Apple Watch Series 6 (GPS + Cellular) (ステンレススチール) | 61,800円 | ||
Apple Watch Hermès Series 6 (GPS + Cellular) | 61,800円 | 10,700円 | |
Apple Watch Edition Series 6 (GPS + Cellular) (チタニウム) | 73,400円 | ||
Apple Watch Series Series 5 | Apple Watch Series 5 (GPS) (アルミニウム) | 45,800円 | 9,200円 |
Apple Watch Nike Series 5 (GPS) | 45,800円 | ||
Apple Watch Series 5 (GPS + Cellular) (アルミニウム) | 53,800円 | ||
Apple Watch Nike Series 5 (GPS + Cellular) | 53,800円 | ||
Apple Watch Series 5 (GPS + Cellular) (ステンレススチール) | 61,800円 | ||
Apple Watch Series 5 Hermès | 61,800円 | 10,700円 | |
Apple Watch Edition (チタニウム) | 73,400円 | ||
Apple Watch Edition (セラミック) | 112,000円 | ||
Apple Watch Series Series 4 | Apple Watch Series 4 (GPS) (アルミニウム) | 45,800円 | 9,200円 |
Apple Watch Nike+ Series 4 (GPS) | 45,800円 | ||
Apple Watch Series 4 (GPS + Cellular) (アルミニウム) | 53,800円 | ||
Apple Watch Nike+ Series 4 (GPS + Cellular) | 53,800円 | ||
Apple Watch Series 4 (GPS + Cellular) (ステンレススチール) | 61,800円 | ||
Apple Watch Series 4 Hermès | 61,800円 | 10,700円 | |
Apple Watch Series Series 3 | Apple Watch Series 3 (GPS) (アルミニウム) | 22,600円 | 9,200円 |
Apple Watch Nike Series 3 (GPS) | 22,600円 | ||
Apple Watch Series 3 (GPS + Cellular) (アルミニウム) | 31,800円 | ||
Apple Watch Nike Series 3 (GPS + Cellular) | 31,800円 | ||
Apple Watch Series 3 (GPS + Cellular) (ステンレススチール) | 46,000円 | ||
Apple Watch Series 3 Hermès | 46,000円 | 10,700円 | |
Apple Watch Series 3 Edition (セラミック) | 112,000円 |
Apple Watchのバッテリー交換料金
AppleCare+に加入している場合、一定以上消耗したバッテリーの無償交換を受けることが可能です。
消耗の基準は「バッテリーの蓄電量が本来の80%未満に低下した場合」で、基準を満たしていない場合にはAppleCare+未加入の場合と同じく有料となります。
AppleCare+未加入時 (その他) | 15,800円 |
---|---|
AppleCare+加入時 | 0円 |
Apple Watchのバッテリー消耗具合の確認方法
1. Apple Watchの「設定」を開く
2. 「バッテリー」を選択
3. 「バッテリーの状態」を選択
4. 「最大容量」と書かれた部分の数値を確認
バッテリーの消耗具合は、上記の手順で確認することができます。
「最大容量」が80%を下回っている場合、無償交換を受けることが可能です。
エクスプレス交換サービス
AppleCare+に加入している場合、エクスプレス交換サービスを利用することができます。
Apple Watchが故障したとき、通常はApple Storeや正規修理店に持ち込んで修理してもらうか、郵送で端末を送り修理後に返送してもらうという手順をとることになり、いずれも正常なApple Watchが使える状態になるまで多少の時間がかかります。
これに対し、エクスプレス交換サービスは、申し込み後即座に交換用の端末を郵送してもらうことが可能で、受け取り時に配達員に故障した端末を渡して回収してもらうという流れとなっています。
交換用端末の到着までにデータのバックアップをとっておくなど準備も必要ですが、Apple Watchが使えない時間を極力減らすことができるのがメリットです。
AppleCare+以外の端末補償サービス
Apple Watchは、Apple Storeだけでなくキャリアや家電量販店でも購入することができますが、キャリア独自の補償や家電量販店の延長保証は、基本的にApple Watchは対象外です。
AppleCare+以外の選択肢としては、保険会社の提供する補償サービスが挙げられます。
モバイル保険
モバイル保険はさくら少額短期保険株式会社の提供する保険サービスです。
このサービスのポイントは、1契約で3端末まで同時に補償できることです。
Apple Watch専用のサービスではなくWi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信機器全般が対象となっているため、例えば【iPhone・iPad・Apple Watch】といったように、身の回りの通信機器をまとめて補償することが可能になっています。
月額料金は700円(非課税)ですが、3端末登録すると1台あたり234円で利用できることになるので、モバイル通信機器を複数持っている人にオススメのサービスです。
Apple WatchにAppleCare+は必要?
端末補償の加入で最も気になるのは料金だと思います。
掛け捨てのサービスであり、故障せず無事に使い切れた場合それまでの利用料金が還ってくることはありません。
そのため、加入した場合の利用料金と、加入しなかった場合の修理費用と故障するリスクとを比較して、判断することになります。
Apple Watch Series 9で考えると、Apple Watchの未加入時の修理料金は4万~6万円ほどです。
この金額は、修理時の自己負担金の約1万円を加味しても、AppleCare+数年分にあたります。
つまり、一度でも故障するという前提に立つなら、間違いなくAppleCare+に入っていた方がおトクです。
また、利用期間が長ければ長いほど故障するリスクは高く、例えば2年程度使えれば十分という場合と4年は使いたいという場合とでは、故障のリスクは大きく異なります。
長らく使おうと考えているのであれば、補償に入る意義がさらに大きくなるでしょう。
これまで一切壊したことがない、壊さない自信があるなど、あまり高いリスクを感じず迷っている場合には、上で紹介したモバイル保険を利用するのも有効です。
月額料金は高くなるものの、同時に3台まで補償できるため故障のリスクも3倍と考えることができ、有効に使える可能性も高くなります。
いずれにしても、端末補償や保険というものは「何かあっても大丈夫」という安心を買うためのサービスです。
損得ではなく、「故障したときにかかる費用が高い」「その金額に対して補償の利用料金が安い」と感じたのであれば、利用することをオススメします。